大人の塗り絵まとめ!塗り方のコツや色鉛筆のおすすめ紹介!

大人の塗り絵は色鉛筆で塗るだけでリラックス効果があるといわれています。色合いや塗り方を気にせず、自由に色を重ねていけるのも魅力です。そんな大人の塗り絵を趣味として始めてみませんか?初めての方でも綺麗に仕上げられる塗り方のコツや、おすすめの色鉛筆もご紹介します。

目次

  1. 大人の塗り絵を趣味にしよう!
  2. 大人の塗り絵の魅力って?
  3. 大人の塗り絵の選び方
  4. 色鉛筆の選び方
  5. コストをかけたくない方でも大人の塗り絵は楽しめる!
  6. 花や自然が好きな方におすすめな大人の塗り絵
  7. 動物が好きな方におすすめな大人の塗り絵
  8. ファンタジーが好きな方におすすめな大人の塗り絵
  9. マンダラ模様が好きな方におすすめな大人の塗り絵
  10. アニメが好きな方におすすめの大人の塗り絵
  11. ゲームが好きな方におすすめの大人の塗り絵
  12. 塗り方のコツ①色鉛筆の本を参考にする
  13. 塗り方のコツ②色鉛筆はカッターで削ろう
  14. 塗り方のコツ③色鉛筆のカラーチャートを作ろう
  15. 塗り方のコツ④水彩色鉛筆は塗る前に水張りをしよう
  16. 塗り方のコツ⑤先におおまかなバランスを整えよう
  17. 塗り方のコツ⑥薄い色から先に塗る
  18. 塗り方のコツ⑦色を重ねて混ぜ合わせよう
  19. 塗り方のコツ⑧グラデーションで濃淡をつけよう
  20. 塗り方のコツ⑨色鉛筆の赤色をうまく利用する
  21. 塗り方のコツ⑩ハイライトを入れよう
  22. 大人の塗り絵をコツコツと楽しもう

大人の塗り絵を趣味にしよう!

「大人の塗り絵」は「コロリアージュ」とも呼ばれ、日本だけではなく世界でも人気があります。とても繊細で美しい絵柄が特徴的な塗り絵です。塗り絵は子どもの遊びと感じている方もいるかもしれませんが、大人でも楽しめるようにおしゃれなイラストがたくさん描かれています。また、大人の塗り絵はアートセラピーとしても注目されています。

大人の塗り絵は、絵を描くことに自信がない方でも、色を塗るだけで色鮮やかで美しいイラストができあがります。スマートフォンなどで画像にして、SNSに投稿する方も増えているようです。そんな大人の塗り絵を趣味として楽しんでみませんか?塗り絵が初心者の方でも楽しめるように、今回はおすすめの大人の塗り絵や色鉛筆、塗り方のコツをご紹介していきます。

大人の塗り絵の魅力って?

芸術を趣味にするには敷居が高く感じられるかもしれません。ですが、塗り絵は色鉛筆などを使って好きなように色を塗るだけなので、気軽に始められます。大人の塗り絵はきらびやかなイラストが多く、着色を終えたときは綺麗なイラストを描いたような気分になれます。手先を動かすことが好きな方にはうってつけの趣味になりますが、大人の塗り絵の魅力はそれだけではありません。

色鉛筆などで自由に塗れる

大人の塗り絵にはすでに美しいイラストが描かれています。そしてそのイラストの着色の仕方は自由です。最初のうちはうまく塗れないこともあるかもしれませんが、続けていくと自然と色彩感覚が磨かれていきます。イラストが苦手でも、色鉛筆などで色を塗っていくだけでアートを楽しめるのが、大人の塗り絵の魅力のひとつといえるでしょう。

リラックス効果でストレス解消

大人の塗り絵はリラックス効果や、ストレス解消などの効果があるといわれています。手先を動かして塗り絵をするという単純作業は、集中しやすく自律神経を整えてくれます。時間を忘れて大人の塗り絵に没頭できるため、自然と呼吸が整っていきます。いつの間にか心が軽くなってリラックスできるのも、大人の塗り絵の魅力です。

脳の老化防止

手先を動かすということは、脳の働きを活性化させます。そのため、大人の塗り絵は脳の老化防止や、認知症予防にも効果的といわれています。塗り絵には「つかむ」、「握る」、「むまむ」といった、日常生活には欠かせません。この細やかな動きが脳を活性化させるということから、大人の塗り絵は脳のリハビリとしても取り入れられています。

大人の塗り絵の選び方

ひと言で「大人の塗り絵」といっても種類が多くて、どう選んでいいのか戸惑ってしまいますよね。好みの塗り絵を選んでも、難しすぎて途中で挫折してしまったらと考えるともったいないです。できるだけ塗り絵の初心者でも、おしゃれで取りかかりやすい大人の塗り絵があればうれしいですよね。初心者でも失敗しない、大人の塗り絵の選び方をご紹介します。

基本的には気に入った塗り絵を

最近の大人の塗り絵は、花や動物などだけではなくマンダラなど幾何学模様や、アニメのキャラクターなど様々です。基本的には初心者かどうかにはこだわらず、自分の好みに合った大人の塗り絵を選びましょう。ただ、線が細かいものは色塗りをするときに根気がいるため大変です。初心者の方は、できるだけ余白が大きい塗り絵を選ぶと、今後も続けやすくなりますよ。

塗り方のテクニックが付属してる塗り絵

塗り絵を楽しみながら、色鉛筆で綺麗に塗れる方法を学べるとうれしいですよね。大人の塗り絵には、塗り方のコツが記載されているタイプや、DVDなどを付属させ、実際に手元を映して塗り方を解説しているタイプもあります。テクニックをひとつでも多く身につけたい方は、塗り方のコツが書かれている大人の塗り絵を選ぶようにするといいでしょう。

初心者は背景が多い塗り絵がおすすめ

背景がモチーフになった大人の塗り絵は、初心者にもおすすめです。ひとつひとつのパーツの面積が大きいため、塗りやすく色鉛筆を使う練習にもなるからです。背景が描かれている塗り絵も、リアルな風景画からポップでおしゃれに描かれているものまで幅広く取り扱っています。初心者の方は、背景の描かれた大人の塗り絵も検討してみるのもおすすめですよ。

色鉛筆の選び方

色鉛筆は大きく「油性色鉛筆」と「水彩色鉛筆」のふたつに分かれています。大まかな違いは水に溶けるかどうかです。油性色鉛筆は小学生の頃に使っていたような、いわゆる普通の色鉛筆です。一方で水彩色鉛筆は、芯が水に溶けるため水彩画のようなタッチを楽しめます。色鉛筆の種類によって描き心地や仕上がりが異なるので、購入の際はどちらのタイプか確認するようにしましょう。

コストをかけたくない方でも大人の塗り絵は楽しめる!

書店で大人の塗り絵を見てみると、価格が2000円前後の商品が多く並んでいますよね。はまるか分からないものにあまりお金をかけたくない、という方におすすめなのが100円均一ショップです。大人の塗り絵は、塗り絵と色鉛筆があれば誰でも手軽に楽しめます。100均でも大人の塗り絵や色鉛筆を扱っていますので、買い物ついでに探してみてはいかがでしょうか。

おすすめの大人の塗り絵:100均の大人の塗り絵

100均にも大人の塗り絵が販売されています。冊子になっているタイプだけでなく、切手を貼ればポストカードとして使えるタイプもあります。ダイソーでは、300円ほどかかりますがもっと本格的でおしゃれな大人の塗り絵も購入できます。

おすすめの色鉛筆:100均の色鉛筆

大人の塗り絵だけでなく、色鉛筆も100均で販売されています。色の数は12色と一般的な本数ですが、最初のうちは12色あれば十分楽しめます。色鉛筆の単色は一般的に1本100円前後ですので、欲しい色があったらその都度、単色で購入していけば出費も少なくすむでしょう。

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花や自然が好きな方におすすめな大人の塗り絵

大人の塗り絵は、花などの自然が描かれている商品が数多く販売されています。色を塗る面積が大きくて塗りやすいため、初心者の方にも向いています。完成したときもとても華やかで、ポストカートにできたりする塗り絵も出ています。書店に出向いて好みの大人の塗り絵が見つかったら、ぜひ購入を考えてみてはいかがでしょうか。

おすすめの大人の塗り絵:ルドゥーテの花ぬり絵

宮廷画家ルドゥーテの美しい植物画が、大人の塗り絵「ルドゥーテの花ぬり絵」として販売されています。ルドゥーテはバラ好きで有名なマリーアントワネットや、ナポレオン1世の皇后ジョセフィーヌに仕えた、日本でも人気の高い画家です。オリジナルカラー原画もついているため、塗り絵の見本としてだけではなく、原画の美しさも楽しむことができます。

おすすめの色鉛筆:IROJITEN第1集

花や自然といった淡色系を中心とした塗り絵には、トンボ鉛筆の「IROJITEN(いろじてん)第1集」をおすすめします。色鉛筆が30色あるため初心者の方でも扱いやすい本数です。塗り心地も滑らかで重ね塗りもしやすいです。また、エコロジーカラーの渋みを中心とした「第2集」、色鉛筆には比較的珍しい蛍光色を中心とした「第3集」が各30色で販売されています。

動物が好きな方におすすめな大人の塗り絵

大人の塗り絵には、動物をモチーフにした塗り絵も販売されています。陸を走る動物、空を舞う動物、水中を泳ぐ動物など様々なテーマに沿って展開される場合もあります。初心者の方は、毛並みなどをしっかり表現することは難しいかもしれませんが、塗り方にこだわる必要はありません。インスピレーションを大切にしながら、自由に大人の塗り絵を楽しんでくださいね。

おすすめの大人の塗り絵:アニマルキングダム

世界中で大ヒットした大人の塗り絵、ミリーマロッタの「アニマルキングダム動物たちのぬり絵ブック」を動物好きの方にはおすすめします。ヨーロッパでは塗り絵のことを「幸せをもたらすノート」として呼ばれることもあり、アートセラピーとしても活用されています。エキゾチックな動物たちがいる不思議な世界観に魅了されながら、色鉛筆で色を重ねて心を癒していきましょう。

おすすめの色鉛筆:カリスマカラー48色セット

動物などの毛並みを綺麗に表現したい方には、サンフォードの「カリスマカラー48色セット」がおすすめです。滑らかな塗り心地と鮮やかな発色性が魅力的で、イラストレーターの方にも好まれて使われている商品です。芯が柔らかく色鉛筆の減りが早いので、お気に入りの色は予備の準備も忘れないでくださいね。色味にもっとこだわりたい方は、72色セットも販売されています。

ファンタジーが好きな方におすすめな大人の塗り絵

花や動物は好きでも、実在するものでは色や形にとらわれてしまってうまく楽しめない、と感じる方も中にはいるのではないでしょうか。そういったときは、思いきってファンタジーな世界観の大人の塗り絵に挑戦しましょう。ファンタジーと聞くと子どもっぽいイメージがあるかもしれませんが、大人の塗り絵ならではのおしゃれでメルヘンな世界が楽しめますよ。

おすすめの大人の塗り絵:おとぎ話のぬり絵シリーズ

ファンタジーが好きな方には、童話やおとぎ話がモチーフになった大人塗り絵「おとぎ話のぬり絵シリーズ」がおすすめです。緻密な線でイラストが描かれているため色塗りは大変ですが、色鉛筆にありがちな塗りむらを少なくすることができます。重ね塗りしない場合、できるだけ同じ筆圧で塗っていくと全体的に綺麗にまとまりますよ。

おすすめの色鉛筆:ヴァンゴッホ水彩色鉛筆60色

細かな主線が引かれている場合、あえて大胆に色を重ねていくのもおすすめです。「ヴァンゴッホ水彩色鉛筆60色」は退色しにくく、鮮やかな発色が維持できるのが特徴です。ヴァンゴッホの水彩色鉛筆は芯が柔らかく、水でぼかすと描いた線が残りにくいため、水彩画のような繊細なタッチも楽しめます。こちらのセットはピンク系が少ないので、必要に応じて単色で買い足しましょう。

マンダラ模様が好きな方におすすめな大人の塗り絵

左右対称が美しい幾何学模様のマンダラ。色にとらわれることなく、心の赴くままに色鉛筆を走らせていくには最適でしょう。心を落ち着かせたい、無心になりたいという方にマンダラの描かれた大人の塗り絵はおすすめです。じっくりと時間をかけて塗り絵を楽しんでくださいね。

おすすめの大人の塗り絵:フラワーマンダラ

マンダラの大人の塗り絵として「フラワーマンダラ」をおすすめします。花をモチーフにしたマンダラが多く描かれていて、完成したときはとても華やかな色合いになるでしょう。額に入れてアートとして部屋に飾る方もいるようですよ。時間を忘れて、マンダラの大人の塗り絵で心に癒しを与えましょう。

おすすめの色鉛筆:クーピーペンシル60色

子どもの頃、サクラクレパスの「クーピーペンシル」を一度は触ったことがあるのではないでしょうか。マンダラ模様の大人の塗り絵には「クーピーペンシル60色」をおすすめします。クーピーはクレヨン発色の良さと、色鉛筆の描きやすさと両方の特徴を兼ね備えています。また、軸そのものが芯になっているので、通常の色鉛筆よりも長く使えて経済的です。

アニメが好きな方におすすめの大人の塗り絵

最近はアニメや漫画などのキャラクターが、大人の塗り絵として登場しています。好きなアニメの作品や、キャラクターが登場しているとうれしくなりますよね。子ども用の塗り絵とはひと味違う、華やかなキャラクター塗り絵を、ぜひ堪能してみてくださいね。

おすすめの大人の塗り絵:大人ディズニー

数々の名作アニメ映画を生み出しているディズニーから「大人ディズニー素敵な塗り絵ブック」をおすすめします。意外と厚みがありますが、ガッツリとページを見開くことができるため塗り絵に差し支えありません。練習用としてコピーを取る場合も、影が入りにくくなっています。塗り方のコツが丁寧に書かれているため、初心者にも取りかかりやすい大人の塗り絵です。

おすすめの色鉛筆:ファーバーカステル水彩色鉛筆24色

大人ディズニーの塗り絵ではファーバーカステルの「ファーバーカステル水彩色鉛筆24色」を使って解説しています。まだ色鉛筆を持っていない方は、同じものを用意すると塗りやすいのではないでしょうか。アクセントとして、シグノのカラーペンやオイルパステルを使用していますが、水彩色鉛筆のみでも綺麗に仕上げることが可能です。

ゲームが好きな方におすすめの大人の塗り絵

大人の塗り絵の人気はとどまるところを知りません。人気のゲームも大人の塗り絵として登場することも珍しくなくなりました。最近のゲームのイラストは線も細やかで色鮮やかです。そんな緻密なイラストを、塗り絵では好きなように塗ることができます。大好きなゲームが塗り絵として出ていないかぜひチェックしてみましょう。

おすすめの大人の塗り絵:大神

カプコンの大人気ゲーム「大神」が、2017年に10周年を迎えた記念として「大神塗絵草子」が販売されています。大神は日本神話や昔話がモチーフになっているため、和風テイストが好きな方にもおすすめです。ゲームに登場するメインキャラクターはもちろん、可愛らしいけど少し不気味な妖怪なども登場します。色鉛筆の温かみのあるタッチで、線画に色を吹き込んでくださいね。

おすすめの色鉛筆:色鉛筆880級36色

大神は筆を扱って進めていくゲームです。筆ペンをおすすめしたいところですが、ここでは三菱鉛筆の「色鉛筆880級36色」をご紹介します。芯が柔らかいため、余計な力を入れずにしっかりと色を塗ることができます。発色のコントラストが強く、メリハリのある色塗りを楽しむことができます。全体的に淡い色が多いですが、茶色系統も充実しているのでうまく利用してくださいね。

塗り方のコツ①色鉛筆の本を参考にする

大人の塗り絵と色鉛筆を用意してさっそく塗り絵を始めようと意気込んでも、塗り絵をどこから手をつけていいかわからずに困ってしまったことはないでしょうか。そんな場合は、色鉛筆の本を参考にしましょう。「こんな感じに塗りたい」や「この人のように塗ってみたい」と感じたら、塗っている人の書籍を図書館などで調べてみましょう。塗り方のコツが書いてあるかもしれません。

憧れている人がプロとして活動していなくても、最近はSNSや動画などでコツを紹介している場合もあります。塗り方のコツを知って少しずつ実践していくだけでも、上達していきます。焦らずに少しずつ塗り方のコツをつかんでいきましょう。

塗り方のコツ②色鉛筆はカッターで削ろう

色鉛筆は先が鋭利に尖っている方が塗りやすいですよね。こまめに色鉛筆を削っていく必要がありますが、鉛筆削りで削っていると途中で芯が何回も折れてしまうという経験はありませんか?そんなときは少し時間がかかってしまいますが、カッターで削るのがおすすめです。カッターの刃を色鉛筆に対して寝かせて削りましょう。芯折れを防いでくれるので、経済的に使えますよ。

塗り方のコツ③色鉛筆のカラーチャートを作ろう

12色や24色などの色鉛筆はどの色がどんな色味になるか把握することができますが、36色、48色など数が増えていくにつれて把握が難しくなりますよね。ノートやスケッチブックにカラーチャートを作っていけば、すぐに把握することが可能です。濃く塗ったとき、薄く塗ったときなどを、ひと目で分かるように作っていくと、色鉛筆を使う練習にもなるのでおすすめです。

塗り方のコツ④水彩色鉛筆は塗る前に水張りをしよう

水彩色鉛筆を水で伸ばしていくと、用紙ふにゃっと波打って次の色が塗りにくくなることもありますよね。塗る前に「水張り」という手間を加えると、用紙が波打たなくなります。水張りは基本的に水彩画など絵の具を使うときに行うものですが、波打ちが気になる方は試してみてくださいね。油性色鉛筆を使用する場合は、水張りをする必要はありません。

まずは大人の塗り絵を冊子から切り離します。次にベニヤ板などの板に大人の塗り絵を乗せ、四隅をテープで貼り、たっぷり水を含ませた筆で用紙を塗ります。用紙が十分に乾いたら塗り絵に取りかかりましょう。テープは塗り絵が完成してから、はがすようにしてくださいね。水張りは奥が深くやり方も様々です。自分に合うやり方を探してみてください。

塗り方のコツ⑤先におおまかなバランスを整えよう

自由に塗れるのが魅力的な大人の塗り絵ですが、思い描いていたイメージとかけ離れたものが完成してしまうと、どうしても気落ちしてしまいますよね。そういったときは、薄く全体を色づけていきましょう。全体のバランスが見えるため、完成したときのイメージを近づけることが可能です。力を入れてしまうと軌道修正が難しくなるため、力を抜いて薄く色づけていくことがコツです。

バランスの整え方:面積が広い部分から整えていく

自由に塗っていけるとはいっても、完成したときにある程度の統一感がほしいときもありますよね。面積が広い部分から先に塗っていくと、初心者の方でもバランスを整えやすくなるでしょう。大まかな部分を塗り終えたら、あとはバランスを調整しながら好きな色を加えていくだけです。細かな部分は根気がいりますが、ゆっくりと焦らずに色を塗っていきましょう。

バランスの整え方:フリクション色鉛筆を使う

色鉛筆は鉛筆と違い、なかなか消しゴムでは消せません。失敗すると修正ができず困ってしまいますよね。そんなときは、消しゴムで簡単に消せる「フリクション色鉛筆」を使ってみましょう。簡単に色を消すことができ、初心者の方でも安心して色を加えることができるようになりますよ。重ね塗りには向かないため、下塗りをする際は力を入れずに薄く塗っていきましょう。

塗り方のコツ⑥薄い色から先に塗る

色鉛筆は濃い色から塗ってしまうと、ほかの薄い色と混ざりやすくなってしまいます。最初は薄い色や、鮮やかな色から塗っていくと綺麗にまとまります。余白を少し残すように塗ると、すべて塗りつぶしたときとはまた違った仕上がりを楽しむことができますよ。中心からではなく外側から塗っていくと色味のバランスを整えやすくなり、綺麗に完成させることが可能です。

塗り方のコツ⑦色を重ねて混ぜ合わせよう

例えば花などの葉っぱを緑色のみで塗っていくのと、緑色や黄色、茶色など複数の色で塗っていくのとでは、質感の厚みが異なります。イラストの奥行きが増しながらも、色鉛筆ならではのふんわりとした柔らかい雰囲気も残ります。重ね塗りをするだけで完成したときのクオリティも上がるため、初心者の方も少しずつチャレンジしていってくださいね。

混色の塗り方:薄い色から塗る場合

基本的に色鉛筆は薄い色から色を重ねていきます。できるだけ力を入れずに少しずつ塗っていきましょう。色を重ねていくうちに自然とメリハリのある色合いになっていきます。色を塗っていく方向をそろえると、初心者の方でも綺麗に塗ることができますよ。

混色の塗り方:濃い色から塗る場合

色鉛筆によっては芯が硬く、重ね塗りがしにくいタイプもあります。そんなときは濃い色や、メインとして塗っていきたい色を先に塗るようにしましょう。そのあとで薄い色で塗っていくとテカテカせずに、綺麗に重ね塗りができるようになります。境目がわからないように徐々に力を抜いていくのがコツです。

塗り方のコツ⑧グラデーションで濃淡をつけよう

色から色へと変化していくグラデーションは、目を引きますよね。グラデーションは難しく感じられるかもしれませんが、初心者でもコツとやり方さえわかれば意外と簡単に塗ることができます。背景にグラデーションを入れるだけでも綺麗に仕上がります。コツとやり方を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

グラデーションの塗り方:色鉛筆の芯を削ってぼかす

色鉛筆の芯のみをカッターで細かく削り、綿棒やティッシュなどでポンポンと軽く伸ばしていくと、柔らかく温かみのあるグラデーションに仕上がります。細かなカスが出るため片づけは少々手間がかかりますが、初心者の方でも簡単に試せるのではないでしょうか。強くこすってしまうとムラができてしまうので、力を入れずに優しくなぞっていくことが綺麗に塗るコツです。

グラデーションの塗り方:色鉛筆の筆圧を調整する

芯を削る方法は綺麗に仕上がりますが、色味が淡く強い発色を求める場合には不向きです。しっかりグラデーションを出したいときは、筆圧を調整していきましょう。徐々に色鉛筆の力を抜いていくと綺麗にグラデーションを描くことが可能です。同じメーカーの色鉛筆でも色によって発色の仕方が異なるため、筆圧の入り抜き加減は慣れてく必要があります。

グラデーションの塗り方:色鉛筆の色を組み合わせる

面の外側と内側で色を変えていくと、単色のグラデーションとはまた違った色味の魅力が生まれます。グラデーションの入れ方は単色のときと変わらず、筆圧で調整しましょう。色鉛筆の塗り方の向きをそろえると、統一感が出ますよ。また、色と色の余白の残し方でグラデーションの仕上がりが異なってきます。余白をうまく利用しながら素敵なグラデーションを描いてくださいね。

塗り方のコツ⑨色鉛筆の赤色をうまく利用する

油性色鉛筆でも水彩色鉛筆でも、赤という色はとても鮮やかに発色します。失敗してしまうと赤色だけが妙に浮いてしまってちぐはぐな出来栄えになりますが、効果的に使うととてもメリハリが効いて艶やかに完成します。ぜひ赤という美しい色を効果的に使って、高いクオリティで大人の塗り絵を仕上げましょう。

塗り方のコツ⑩ハイライトを入れよう

仕上がった塗り絵にキラキラとしたハイライトが入っていると、質感にリアルさが増しますよね。ハイライト用に余白を残しながら色鉛筆で塗っていても途中で色がつぶれてしまい、イメージしていた完成図とはかけ離れてしまうこともあるのではないでしょうか。初心者でも簡単にできるハイライトの入れ方のコツがあるので、参考にしてみてくださいね。

ハイライトの塗り方:白色のカラーインクを使う

初心者の方でも簡単でおすすめのハイライトの塗り方は、白色のボールペンやカラーペンを使うことです。たくさんの色を重ね塗りしたあとに、色鉛筆の白色という薄い色をあとから重ねて塗ることは、とても難しいですよね。ですがボールペンなら、色鉛筆の上からでもしっかり白色が反映されます。ペン先も細いボールペンは、ハイライトを入れたい場合にとても重宝しますよ。

ハイライトの塗り方:白色の色鉛筆で重ねる

色鉛筆の芯が柔らかく重ね塗りしやすい色鉛筆は、白色の色鉛筆を直接塗り込むことでハイライトを入れられます。水彩色鉛筆は芯が柔らかく重ね塗りがしやすいため、ハイライトを入れやすいでしょう。完成を色鉛筆で統一したい場合は、水彩色鉛筆もうまく活用してくださいね。

大人の塗り絵をコツコツと楽しもう

素敵な大人の塗り絵は見つかりそうでしょうか。気になる塗り絵があったら、どんどん手にしてみてくださいね。細かいイラストが多く描かれている大人の塗り絵は、コツコツと少しずつ楽しむことが一番です。テレビを観ながら、コーヒーを飲みながら、ゆったりとした気分で塗り絵に取りかかってくださいね。

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