ウイスキーとブランデーの違い!お酒好きなら知っておきたい歴史や製法!

ウイスキーとブランデーの違いや特徴についてまとめました。お酒好きなら知っておきたい歴史や製法などをご紹介していきます。また、ウイスキーとブランデーを使ったおすすめのカクテルなども紹介するので、是非お酒を飲む際の参考にしてみてください。

目次

  1. ウイスキーとブランデーって何が違うの?
  2. ウイスキーとは?
  3. ブランデーとは?
  4. ウイスキーとブランデーの種類
  5. 甘く香ばしいバーボンの特徴
  6. 多様な味を秘めたスコッチの特徴
  7. 香りを楽しむコニャックの特徴
  8. 日本で作られているウイスキーやブランデー
  9. ウイスキーやブランデーを使ったおすすめのドリンク
  10. ウイスキーとブランデーを飲み比べよう

ウイスキーとブランデーって何が違うの?

アルコールと聞いて思い浮かぶドリンクにはビールや焼酎、日本酒などがありますが、そのアルコールドリンクの中にはウイスキーとブランデーがあります。お酒は作り方で蒸留酒と醸造酒にわかれており、ウイスキーとブランデーはどちらも蒸留酒に分類されます。ウイスキーとブランデーは見た目も雰囲気もとても似ていますが、この2つにはどんな違いがあるのか、またどのような特徴があるのかそれぞれ見ていきましょう。

ウイスキーとブランデーの大きな違い

ウイスキーとブランデーは製造過程はほとんど同じなため、大きな違いは原料にあるでしょう。ウイスキーは大麦やライ麦などの穀物から作られていますが、ブランデーはブドウやリンゴなどの果実が原料となっています。またよく聞くバーボンやスコッチはウイスキー、コニャックはブランデーに分類されます。これらの違いは作る工程に定められている厳しい条件にあります。このような違いについて次からさらに詳しく見ていきましょう。

ウイスキーとは?

ウイスキーは蒸留酒の一つで、大麦やライ麦、トウモロコシなどの穀物が原料となっています。これらの穀物のでんぷんはそのままではアルコール発酵することがありません。穀物を麦芽の酵素の働きで分解させ、糖に変え、これを発酵させ蒸留したものがウイスキーとなります。詳しい製造方法については後程紹介していきます。

ウイスキーの歴史

ウイスキーという名称が歴史上に初めて登場したのは、1405年のアイルランドであると言われています。しかし、このころはドリンクとしてではなく薬として使われていました。また日本の歴史上に初めて登場したのは、1853年の黒船来航の時に江戸幕府の役人がサスケハナ号に乗船した時に振る舞われたことであると言われています。

ブランデーとは?

ブランデーとは果実から作られた蒸留酒の一つです。主に白ブドウが原料となっていますが、リンゴやサクランボなどほかの果実が原料となっているものもあります。ブランデーの詳しい製法についても後程詳しく紹介しますが、基本的にはワインを蒸留して熟成したものであると、覚えていればいいでしょう。

ブランデーの歴史

ブランデーの歴史は7、8世紀頃からスペインで蒸留されていたとされています。まこの最初はドリンクとしてではなく薬として処方されていた点については、ウイスキーの歴史と同じであると言えるでしょう。そして日本の歴史上ブランデーの製法が知られるようになったのは少なくとも19世紀末であると言われています。

ウイスキーとブランデーの味の違い

ウイスキーとブランデーは原料が違うということは分かりましたが、見た目も味もよく似ているので、何がウイスキーで何がブランデーなのか分からないなんてこともあるのではないでしょうか?そんなウイスキーとブランデーの味のおおきな違いは、ウイスキーは重厚で芳醇な味わいに特徴があり、ブランデーは芳醇さの中に果実によるまろやかさやフルーティーな香りを感じることができるでしょう。

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ウイスキーとブランデーの種類

ウイスキーとブランデーの大きな違いは分かりましたが、さまざまな種類があるので、どれがウイスキーでどれがブランデーなのか疑問に思ったこともあるのではないでしょうか?そこでよく聞くバーボン、スコッチ、コニャックについて製法や味の違いについて紹介しましょう。

甘く香ばしいバーボンの特徴

まずはバーボンについてですが、バーボンはウイスキーの仲間でもともとはケンタッキー州で作られていたものでした。現在ではケンタッキー州で作っていなくても、バーボンと呼ぶことができます。またバーボンには定義があり、原料にトウモロコシが51%以上使用されていること、アルコール分40度~80度で蒸留していることなどが定義に含まれます。

味の特徴

バーボンの味にはバニラやカラメルのような甘く、香ばしい香りに大きな特徴があると言えるでしょう。バーボンがこのような味の特徴を持つようになるのはオーク樽の中で熟成させるという製法にあります。オーク樽で熟成させることで、オーク材からその色味や香りを強く取り込むからです。それにより素朴な中にある深いコクが味わい深くさせています。

多様な味を秘めたスコッチの特徴

スコッチもウイスキーの仲間で、大麦麦芽から作られます。定義としてはスコットランドの蒸留所で作られていること、大麦麦芽と水のみが原料とされていることが前提にあります。そしてアルコール度数は94.8%未満であることや、700リットル以下のオーク材でスコットランドの消費税保税倉庫で3年以上寝かせること、原料の味、香り、色を保っていることなどがあります。

味の特徴

スコッチの味の特徴は、ピート香と呼ばれるようなスモーキーな香りにあると言えるでしょう。ただしこの印象はスコッチと聞いて一番最初に思い浮かぶであろうものであり、他にもさまざまな香味があり、一概にまとめることはできませんが、この多様な味も魅力の一つでしょう。

香りを楽しむコニャックの特徴

コニャックは上記の2つと違いブランデーの仲間で、果実から作られます。単式蒸留器で2回蒸留されアルコール度数70%ほどの精留分をフランス国内産のオーク樽で2年以上熟成させ、40度まで希釈させたものがコニャックと呼ばれます。またコニャック地方で作られたものしかコニャックと呼ぶことができません。さらに製法にある原料や木材なども国外のものは使えないため、規定が厳しいと言えるでしょう。

味の特徴

コニャックは味を楽しむというよりは香りを楽しむお酒で、まろやかな風味と芳醇な香りが特徴です。また産地や熟成年数により違いが大きく出てきますので、いろいろ飲んで好みのコニャックを見つけてみるのがいいでしょう。

日本で作られているウイスキーやブランデー

ウイスキーやブランデーと聞くとつい外国のものを思い浮かべがちですが、日本にも美味しいウイスキーやブランデーを作っているところもあります。国内のおすすめのウイスキー、ブランデーのメーカーをご紹介していきます。

角瓶

日本のウイスキーで最も有名であるとも言えるのが、このサントリーの角瓶ではないでしょうか。甘い香りとドライな後口のバランスのとれたウイスキーで、よくハイボールで飲まれています。

サントリー山崎

こちらもサントリーの商品ですが、大阪府三島郡にある「水生野」と呼ばれる名水の地で生み出されたシングルモルトウイスキーです。華やかで甘い香りとどっしりとした味わいの逸品です。

ジャパニーズグラッパ

このジャパニーズグラッパは、大阪府堅下で作られたブドウ100%のブランデーです。無添加で作られており、樽熟成をしていないため、色が白くなっています。ホワイトブランデーと呼ばれ、自然な香りを楽しむことができます。

ウイスキーやブランデーを使ったおすすめのドリンク

ウイスキーもブランデーも一般的には、ほとんどの場合ストレートやオンザロックで飲まれるでしょう。おすすめの飲み方としても、よくストレートが紹介されています。ですが、ストレートやオンザロックではアルコールがきついと感じる人もいるのではないでしょうか。そんな人のためにここでは、ウイスキーやブランデーを使ったおすすめのドリンクを紹介しましょう。

マンハッタン

カクテルの女王と呼ばれるほどメジャーなカクテルで、甘くほろ苦い高貴な味が特徴です。カクテルピンに刺さったマラスキーシェリーもこのカクテルのワンポイントです。

ニューヨーク

アメリカ生まれのカクテルで、ウイスキーベースにライムの酸味とシロップの甘味で仕上げた深みのある一杯です。

アイリッシュコーヒー

コーヒーにアイリッシュウイスキーを注いだ、なめらかで甘いホットカクテルです。アルコール感が少ないので、お酒が苦手な人でも飲みやすいカクテルです。

サイドカー

ブランデーベースのカクテルで、飲み口がやさしくお酒の弱い女性でも飲みやすくなっています。ブランデーの香りと柑橘の酸味が引き立ちます。

カフェロワイヤル

コーヒーの飲み方の一つでもあると言われ、ブランデーを染み込ませた角砂糖に火をつけコーヒーに落として飲むカクテルです。

ホーセズネック

馬の首のようなレモンの皮が特徴のカクテルです。ブランデーの香りが特徴的な少し甘めのカクテルです。

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ウイスキーとブランデーを飲み比べよう

ウイスキーとブランデーの違いについて理解することができたでしょうか。理解できたという人も、いまいちわからなかったという人も、一度ウイスキーとブランデーを飲みくらべてみてはいかがでしょうか。また種類も多くありますので、いろいろな種類のものを飲んで自分の好みの一品を見つけてみましょう。

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