ローリエの効果・効能って?基本的な使い方や保存方法もご紹介
煮込み料理に欠かせないローリエ。使うと使わないとでは味や風味が全然違いますよね。そんなローリエは健康や美容に嬉しい効果効能があるって知ってますか?そこでローリエの基本的な使い方や、風味を損なわずに保存する方法をご紹介します。
目次
料理に欠かせないローリエのことを詳しく知りたい!
カレーなどの煮込み料理に入れると、非常に風味や味が良くなり、家で作ったものでも一気にプロの仕上がりになりますよね。ローリエはスーパーでも簡単に購入できるので、料理には欠かせないという方も多いのではないでしょうか。そんなローリエは、料理の風味付けとしての役割だけではなく、健康や美容にとっても非常に嬉しい効果効能があるんですよ。
料理が美味しくなって、さらに健康や美容にも効果効能があるなんて嬉しいですよね。ローリエは乾燥しているものを購入する方がほとんどですが、乾燥しているからこそ、風味を損なわないように上手に保存する必要があります。保存方法を間違ってしまうと、ローリエの独特の風味を損なうことに。知らない方も多いローリエの効果効能や基本的な使い方、保存方法をご紹介します。
ローリエとは
ローリエとはクスノキ科の常緑樹の葉で、原産地は地中海沿岸です。ローリエというのはフランス語で、日本語では月桂樹、スペイン語ではローレルと呼ばれます。非常に香りが豊かなので、煮込み料理に使われるなど古くから利用されてきました。ローリエというと煮込み料理に使う香辛料のひとつとしてのイメージが大きいですが、それだけではないんですよ。
ローリエは古代ギリシャでは「妖精の生まれ変わり」ともいわれていました。古くからいろいろな分野の勝利者への冠に使う材料として利用されてきました。テレビなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか。ローリエの花言葉は、「勝利」「栄光」なので、勝利者へ送る冠としてはふさわしい花言葉ですよね。
ローリエは風味は豊かですが、その味は?というと苦味がありますから、料理で使うときには注意が必要です。ビタミンやカルシウム、鉄、マグネシウムなどの栄養をたくさん含んでいますよ。
ローリエの効果効能
ハーブ☆月桂樹(ベイリーブス、ローリエ)の効能:鬱やパニックの時に、情緒を安定させる。消化不良、食欲不振などを改善する。関節の痛みを和らげる。にきび、水虫、肌のかゆみを改善する。髪の成長を促進し、フケを抑える。
— ☆なっつ☆ (@jollibee7) August 12, 2011
ローリエは単に煮込み料理に使う香辛料と思っている方も多いと思いますが、実に様々な効果効能があります。ローリエの葉は古くは生薬として利用されてきました。それはローリエには様々な健康効果が期待できるからです。ローリエには「シオネール」「リナロール」「オイゲノール」という精油成分が含まれています。この精油成分に健康や美容に嬉しい効果が含まれているんですよ。
ローリエには「シオネール」「リナロール」「オイゲノール」という3種類の精油成分が含まれています。この精油成分に健康や美容に嬉しい効果が含まれているんですよ。
炎症を抑える
ローリエ:神経痛、関節痛、防虫効果
— 浅川まみ (@ma_bo5329) November 9, 2011
ローリエには炎症を抑えたり、痛みを和らげてくれる効果効能があります。そのため関節痛や神経痛、リウマチによる痛みを緩和する効果効能が期待できます。
消化を促進する
ローリエには胃の働きを良くしてくれる効果効能があります。消化を促進したり食欲を増進させる効果だけではなく、胃痛や胸やけ、膨満感といった胃の不調を改善してくれる効果が期待できますよ。
抗菌作用
抗菌作用があるので、風邪やインフルエンザなどのウイルスに対する抗ウイルス効果が期待できます。風邪をひきやすい季節の変わり目やインフルエンザが流行する冬の強い味方です。
生活習慣病の予防改善
ローリエには血圧の上昇を抑えたり、コレステロール値の上昇を抑える効果効能があります。そのため、高血圧や高コレステロールなど生活習慣病を予防改善する効果が期待されます。
アンチエイジング
ローレルには血液をサラサラにしてくれる効果効能があります。血行が良くなることで冷え性が改善されたり、育毛や発毛といった美髪効果や美肌効果が期待できます。代謝も良くなるのでターンオーバーの正常化にも一役買ってくれます。抗酸化作用もあるので、活性酸素を除去してくれ、アンチエイジング効果も期待できます。
ローリエの基本的な使い方【料理編】
ローリエの料理での基本的な使い方をご紹介します。ローリエには香辛料のひとつなので、肉や魚介類のニオイけしや煮込み料理の香りづけに使います。煮込み料理に使う場合は、ローレルの葉を1枚~2枚ほど一緒に煮込見ましょう。ローリエには苦味があるので、長時間煮込んでしまうと料理に苦味が移ってしまうので、ある程度煮込んだら途中でローレルを取り出してください。
煮込み料理以外ではマリネにもおすすめです。マリネを作るときにローリエの葉を1枚具材と一緒にお酢に漬けます。そうするとローリエの豊かな香りが具材全体に広がり、美味しい香り漬けが出来上がりますよ。乾燥したローリエの葉が使いにくいなら、パウダー状になったものもありますから、そちらを利用すると便利ですよ。
ローリエ、タンスとかに米びつとかに入れとくと虫除けになっていいらしいですよ
— まめ (@mame_metro) June 13, 2014
料理ではありませんが、米びつの中にローリエの葉を1枚いれておくだけで唐辛子同様の虫よけ効果がありますから、ぜひお試しくださいね。
ローリエの基本的な使い方【美容編】
ローリエは料理以外にも美容に効果のある使い方があります。それが入浴剤として使う方法です。香りが豊かなローレルですから、お風呂場がとても良い香りに包まれますよ。ローリエは精油としても使われますが、お風呂に入れることで精油と同じ効果があるんです。
入浴剤として使う場合は量がたくさん必要になるので、たくさんローレルが手に入ったときなんかに使って見ましょう。入浴剤として必要な量は100gほどです。大きなガーゼなどで包むと後片付けが楽です。ローレルを入浴剤として使うと、血行が促進され体が芯から温まるので、腰痛や肩こりの改善、疲労回復に効果がありますよ。
ローリエと和食の相性は?
ローリエは煮込み料理やマリネに使われるのが一般的です。少し変わった使い方としては粉末にしてパンに練りこんだりすることもあるようです。そんなローリエと和食との相性はどうなのでしょうか。和食にも煮物がありますので、和食にもローレルが使えると嬉しいですよね。
和食にもローリエを活用したいところですが、残念ながら和食とローリエの相性はあまり良くありません。和食は基本的に素材そのものの味を楽しむものです。ローリエの強い香りは素材の味を消してしまうため、和食にローリエは向いていないようです。カレーなど洋食の煮込み料理に活用しましょう。
ローリエの保存方法
ローリエは正しく保存しないといざ使おうと思ったときに香りが逃げてしまっていることがあります。乾燥しているローレルは腐ることはありませんが、香りが逃げていたり味が悪くなってしまうとせっかくの料理が台無しになってしまいますね。
ローレルの保存方法は熱や水分を与えないようにすることです。食品保存バッグや密閉できるガラス容器などにローレルの葉を崩さないように入れて、冷蔵庫で保存するのがベストです。ローレルは葉が折れてしまうとそこから苦味が出やすくなるので、葉が折れたり細かく砕けたりしないようにやさしく扱ってあげてくださいね。
もしローリエがなかったら何で代用できる?
煮込み料理に欠かせないローレルですが、使おうと思ったらうっかり切らしていたり、保存状態があまり良くなく使えないこともありますよね。そんなときローレルの代わりになるものがあると便利です。ローレルは他のハーブを代用品として使うことができますよ。
ハーブなら何でも良いわけではなく、ローズマリーやタイム、バジル、セロリの葉が代用品として使えます。いずれも香りが良く、ローリエと同じような効果効能が期待できます。特にバジルやローズマリーにはローリエと同じ精油成分シネオールが含まれていますので、消化促進や食欲増進や冷え性の改善などの効果が期待できますよ。もちろん香りも非常に豊かです。
香り豊かなローリエで健康美容効果を!
ローリエは煮込み料理に使うものということくらいしか知らなかったという方も、ローリエの効果効能を知って積極的に使って見たくなってのではないでしょうか。料理が美味しくなって健康や美容にも嬉しい効果が期待できるローレル、さっそく今晩の料理に使ってみましょう。
