爬虫類のペットでおすすめは?初心者にも飼いやすい人気の種類紹介!
代表的なペットといえば犬や猫ですが、その影で密かに人気があるのがトカゲやカメレオンなどの爬虫類です!そこで今回は、爬虫類初心者の方とペットとして爬虫類を飼いたい方に向けて、おすすめの爬虫類の種類と飼い方をご紹介していきます。
目次
爬虫類はペットにできる?

人によっては、少し抵抗があるかもしれない爬虫類…しかし、近年では初心者でも飼いやすいペットとして人気が上昇しています。今回は、爬虫類初心者の方や少し爬虫類に抵抗がある方に向けて、爬虫類の良いところや種類別の飼い方、ペットとしておすすめの爬虫類をご紹介していきます。
ペットとしての爬虫類

爬虫類とは、トカゲやヤモリ、カメ、ヘビなどを指しますが、本来は野生で生息する生き物です。しかし、人間の手で卵から育てた個体はペットとして販売されており、近年では飼いやすいと人気のペットとなっています。一度餌をあげれば次の餌は数日後で良いということもあり基本的にあまり手がかからない、初心者でも飼いやすいペットとして認知されています。
爬虫類は懐く?
さて、これから初めて爬虫類を飼ってみようという初心者の方が気になるのは、「爬虫類って懐くの?」ということではないでしょうか。爬虫類は種類によっては人に慣れて、芸を覚えてくれる頭の良い種類も存在します。ですが、基本的に犬や猫ほどの反応は期待できません。
ペットとして飼える爬虫類は?
お昼はぐっだぐだなトカゲ君で癒されてください!!!
— きゃんち@マリオデチューバーなう (@kyanchiaki) November 14, 2017
手が可愛い。
これなんて種類だろう?(看板撮り忘れてしまいました) pic.twitter.com/yAPRXYpwGl
爬虫類とひとえにいっても、その種類は様々です。もちろん、中にはペットとしては飼えない危険な種類も存在します。この項目では、ペットとして飼いやすい種類をご紹介していきます!
ペットとして飼える爬虫類:トカゲ
爬虫類といえば、まず思いつくのがトカゲでしょう。トカゲにも様々な種類がいますが、爬虫類の中ではペットとしてはポピュラーで人気があります。比較的おとなしく、懐けば餌をもらいに寄って来るなど可愛い一面も持っています。初心者の方には飼いやすい一番おすすめの爬虫類です。
ペットとして飼える爬虫類:ヤモリ
トカゲに非常によく似ているヤモリも非常に飼いやすい爬虫類です。トカゲとの一番大きな違いは、足の吸盤でしょう。壁に張り付くことができ、野生のヤモリは家の壁などによく張り付いていますね!
ペットとして飼える爬虫類:カメ
普段動物園などでよく目にするカメも、ペットとして人気のある爬虫類の1種です。のんびりと餌を食べる姿がとても可愛らしいですね!カメも人間にはよく懐くと言われているため、初心者でも飼いやすいペットとしておすすめの爬虫類といえます。
ペットとして飼える爬虫類:ヘビ
多くの人があまりいい印象を持っていないであろうヘビも、ペットとして飼える爬虫類になります。中でも、「コーンスネーク」という種類のヘビは人に懐くので初心者でも飼いやすい、可愛らしいと評判のおすすめのヘビです。
ペットとして人気の爬虫類は?
今関西の実家に帰っているのですが、ペットの爬虫類が恋しくなります。お世話頼んでるお友達から写真がくるとはやく会いたくなる。ってか本州でウィットブリッツ5万円…安すぎてびっくりしました。北海道に持って帰れたらなあ…お尻の間に挟んで飛行機乗れないかなあ… pic.twitter.com/X4AzNA44o2
— とかちゅう (@tokotokosan1985) November 18, 2017
前の項目では、ペットとして飼える爬虫類をご紹介してきましたがこの項目では、その中で特にペットとして人気の爬虫類をご紹介していきます。
人気のペット:トカゲ類
松ぼっくりみたいな可愛いトカゲ、マツカサトカゲが本日入荷‼︎
— 爬虫類ショップ マスターオブドラゴン (@MOD_yokohama) November 18, 2017
そして本日は急なお休み大変ご迷惑をおかけしました。また明日14時から皆様のお越しをお待ちしております! pic.twitter.com/I2MOZPwYtX
爬虫類の一番人気はトカゲ類でしょう。専門のショップもあるほどで、種類も大変豊富です。また、大きさやその姿からは想像しにくいかもしれませんが、カメレオンやイグアナもトカゲに種類分けされます。価格も安価で、お世話に手間がかからないのも人気の理由となっています。
ユニークな歩き方とクリッとした目、体の色が変わることで人気を博しているカメレオンも、トカゲと並んでペットとして人気のある種類の爬虫類です。比較的大型ですが性格は穏やかで、触れ合いも抵抗がなくとても癒されるペットです。
また、カメレオンと並んで人気のあるトカゲ類にイグアナも含まれます。イグアナも大変人に懐き、自分から寄ってくることも珍しくないようです。こちらも種類によっては安価に購入できるので、初心者におすすめの爬虫類です。
人気のペット:カメ類
続いてのペットとして人気の爬虫類は、カメです!こちらもペットとして飼っている方も多く、稀に大きい亀を散歩させている方も見かけるほどです。その人気故に問題となっているのが、ペットとして飼っていたカメが野生に放され、その場所の生態系を破壊してしまうということです。初心者でもお手軽に飼える反面、逃さないように注意しましょう!
ミドリガメは元は外来種なので本来日本にいない種類のカメですが、現在では川などに大量発生してしまって生態系に悪影響を与えてしまっているのが大問題となっています。
人気のペット:ヘビ類
最後にご紹介するペットとして人気の爬虫類は、ヘビ類です。ヘビも大変種類が豊富で、もちろん毒を持つ種類は販売されておらず、噛みつくこともそうそうないので、初心者の方でも飼いやすい種類です。しかし、餌は生きているラットを与えるので、少々慣れが必要かもしれません…
爬虫類の餌は?
爬虫類はもちろん、どんな種類のペットを飼うときでも大事なのは餌ですよね!爬虫類は、他のペットのように1日3食などコンスタントに与えなくても平気ですが、種類によって餌をきちんと把握してあげないといけません。基本的に何を食べるかというと、生きている虫やネズミ、野菜などです。この項目では、爬虫類の種類ごとによく食べられている餌をご紹介していきます。
トカゲ類の餌:人工飼料
トカゲの餌には、人工飼料と生きている虫が主に与えられています。小さめのトカゲであれば、虫が苦手な方はこのトカゲ用のフードを与えるのがおすすめです。栄養を考えて作られているので、偏ることもないでしょう。大型になると、栄養を補うために生きた虫を与える必要もでてきます。
トカゲ類の餌:生きている虫
トカゲが好んで食べる虫は、コオロギ、クモやミルワーム、餌用のゴキブリなどです。ゴキブリは抵抗がある方が多いでしょう…場合によっては、餌用の虫を飼育しなくてはいけないこともあります。
カメ類の餌:人工飼料や雑草
続いて、カメの餌についてです。カメはペットとしての歴史が長いので、餌も豊富に販売されています。基本的に人工飼料を与えますが、大型の種類になるとタンポポなどの雑草なども食べます。カメは雑食なので、果物などを食べるシーンもよく見られます。
ヘビ類の餌:ラット
少しショッキングかもしれませんが、ヘビはラットを餌としています。このラットを丸呑みにするので、ラットを捌く必要はありませんが、少々慣れが必要だと言えるでしょう。ただ、餌の頻度は1、2週間に一度とそこまで多くありません。種類によってはコオロギなどの昆虫を食べる種類もいますが、ほとんどラットを与えるという認識でいた方が確実です。
爬虫類は長生きする?
爬虫類は長生きをするのか、初心者の方は気なるポイントなのではないでしょうか。種類によって寿命はまちまちですが、きちんとお世話をすれば概ね10年前後は生きます。ゾウガメやムカシトカゲなどの種類は数百年生きる生き物として有名です。
爬虫類を飼うときの注意
爬虫類を飼うために、いくつか注意しなければならない点があります。種類ごとに異なりますが、爬虫類に共通する基本的な注意点を見ていきましょう。
温度や湿度管理はしっかりすること
気温の変化に付いてけない。笑
— ちゃ (@uuuauau) October 6, 2017
うちのおチビ達は元気〜
あ、爬虫類用の簡易温室作りましたん〜 pic.twitter.com/pqFbyoU73g
爬虫類は気温の変化に敏感です。人間や犬猫と異なり、体温を一定に保つ機能を持っていないためです。特に寒さには弱いので、ケージに保温球やUVライトを設置してあげましょう。常に一定の温度に保つことが大事です。また、種類によっては湿度にも気をつけないといけない爬虫類もいるので注意しましょう。
爬虫類特有の病気に気をつける
FF外から失礼します。
— 干し芋(爬虫類ちゃん)@受験生 (@i_love_reptiles) October 5, 2017
家に爬虫類の病気ハンドブックという本があるので皮膚の感染症などをみてみました。
詳しくは分からないので病院に行くことをお勧めします😖 pic.twitter.com/kygoOleZzQ
爬虫類は気温も含め環境の変化に敏感です。餌を食べなくなったり、骨や甲羅に異常が見られたりということがあります。栄養管理や日光浴、室内でも定期的に紫外線に当てるなどの健康管理をしっかりとしましょう。
爬虫類を飼うための準備
また爬虫類ケージがたくさん届きました💦 pic.twitter.com/tsTQJyax3D
— 🍺こう🍶11/19とんぶり市出店 (@WING_21) November 7, 2017
爬虫類を飼うためには、他のペットを飼うときとは異なるいくつかの準備が必要になります。この項目では、どんな準備が必要なのかをご紹介していきます。
準備したい物:ケージ
まず第一に必要なのは、爬虫類の家となるケージです。小型の種類であれば、虫かごなどのプラスチックケースでも代用ができます。中型以上を飼う時は、大きめのケージを用意した方が飼いやすいでしょう。
準備したい物:保温設備
爬虫類は、自分で体温を調整できない変温動物です。外気温がそのまま爬虫類の体に影響してしまいます。なので、ケージ内の気温を一定に保つための保温球や紫外線を当てて光合成をさせてあげるためにUVライトが必要になります。また、お迎えをする前に適正な温度を保てるかを試すのも大事です。
準備したい物:餌
爬虫類を飼うのに欠かせない餌も、なるべく飼い始める前に用意しておきましょう。飼いたい種類が好む餌を調べて適量用意しておき、また餌やり用のピンセットなども用意しておきましょう。
初心者におすすめの爬虫類
この項目では、初心者の方におすすめの飼いやすい爬虫類の種類を紹介していきます。多くいる種類の中ではどの種類が飼いやすいのでしょうか?
初心者におすすめの爬虫類:トカゲ
爬虫類の入門におすすめできるのは、トカゲでしょう。お世話に手間がかからず、安価で購入ができるので、爬虫類ライフの第一歩にトカゲを選ぶ方は多いです。また、近年では爬虫類カフェが流行しており、爬虫類に触れられる機会が増えてきました。その影響もあってか、ペットとしての人気も上昇しています。
爬虫類をお迎えするには
おすすめの爬虫類を紹介したところで、自分が飼いたい爬虫類はどこで飼うことができるのかを見ていきましょう。
ペットショップ
一般的なのは、やはりペットショップでしょう。どこの店舗にも小動物コーナーが設けられているので、そこで購入することができます。しかし、販売している種類は少なめです。
爬虫類専門ショップ
本日、単為生殖サルファモニター国内CBに家族が決まりました。素晴らしいオオトカゲファンのもとに行くのが決まったので、販売したこちらとしても非常に嬉しいです。元気に立派にそして美しく育てて下さい! pic.twitter.com/A4OPkHNUZW
— 爬虫類ショップ マスターオブドラゴン (@MOD_yokohama) November 18, 2017
ペットショップほどの店舗数はありませんが、豊富な種類が販売されており、専門知識を持った店員が在籍しているので、飼いやすい種類や飼うときの注意点なども丁寧に教えてくれるのがメリットです。初心者の方は、最初に専門ショップを訪れてみるのが良いでしょう。
爬虫類の価格帯
ブッラドパイソン
— 爬虫類ショップ ワイルドファミリー (@qazwqzwsdexfe) August 24, 2017
マレーシアを代表のヘビです
約8キロ 今の所噛まれた事は有りません
販売価格4万円交渉あり
#ブッラドパイソン
#千葉爬虫類
#爬虫類
#ヘビ
#ワイルドファミリー pic.twitter.com/zAAFcXEya9
爬虫類がどこで購入できるのかを見ていきましたが、次は気になるその価格を見ていきましょう。人気の種類はどのくらいの価格なのでしょうか…
トカゲの平均価格
一番初心者が飼いやすい爬虫類のトカゲですが、最初に飼うのにおすすめな小型のトカゲの平均価格は5000円ほどです。カメレオンやイグアナなどの大型になればその分価格も上がりますが、それでも数万円程度です。
カメの平均価格
カメにも様々な種類が存在しますが、数百円から2万円ほどまでが価格の相場です。ペットとして一般的なミドリガメは500円程で購入することができますが、お世話に非常にお金がかかるという点に注意しましょう。
ヘビの平均価格
最後に、ヘビの平均価格を見ていきましょう。ヘビは一見高そうと思われがちですが、一般的なペットのサイズであれば5000円から1万円程度と、お手軽に購入することができます。大きい種類だと最低でも数万円の値段がつきます。
爬虫類のお世話にかかるお金
前の項目で、爬虫類がどのくらいの価格で購入できるのかがわかりました。次に、爬虫類のお世話には月々でどのくらいお金がかかるのかを見ていきましょう。爬虫類を飼うときは犬や猫と異なり、設備の維持にお金がかかってきます。ライトの光熱費や床に敷く板を定期的に取り替えたりと、ケージの環境を維持するための資金も用意しておきましょう。
トカゲ類
トカゲの飼育費は、餌やケージの維持で多く見積もって月々に5000円を見ておけば大丈夫です。一番のウェイトは餌代で、おおよそ半分を見ておきましょう。コオロギやゴキブリなど生き餌の方が値段が高くなります。しかし、生き餌だけを与え続けても栄養に偏りが出てしまうので、トカゲ用の人工飼料などもバランスよく与えてあげる必要があります。
カメ類
続いてカメ類のおおよその飼育費ですが、餌に関してはフードも数百円と安く、人間が食べるような野菜を与えても問題ないので、そこまでかかりません。一番のウェイトを占めるのは水槽やエアコンの維持費で、電気代の負担が大きくなります。多いと電気代だけで月に1万を超えてしまうこともあるようです。
ヘビ類
最後に、ヘビ類にかかるお金を見ていきましょう。ヘビはケージの維持費が月々の電気代にプラス1000円程度を見ておき、餌代もラットのまとめ買いで5000円程度します。しかし、ヘビは大半の種類で餌を与える頻度が週に1回と少なくてよいので、餌代はラット50匹の場合、約半年で5000円と見てよいでしょう。
爬虫類を飼いはじめたら
飼育部屋の環境です。
— ♂えのき♂@松茸に憧れて (@ENOKI_KENJI) November 15, 2017
エアコン一+加湿器年中使用。室温25~26度前後
湿度50~60%
キッチンペーパーに見えますが爬虫類の床材に使用してるのは布に近い保湿力のある紙を使用してます。
日常生活+パネルヒーター +保温球 暖突など使用
電気代 13000円前後(関東)になります。参考までに pic.twitter.com/lxqoLULt36
さて、ここまで爬虫類を飼うときの注意点や維持費について見てきました。爬虫類は、どの種類でもとにかく温度や湿度といった飼育環境の管理が重要なので、飼い始めたら必ず意識をしましょう。管理ができていないと、爬虫類は病気になってしまいます。飼っているペットにとっての適温適湿を把握しておき、維持することが非常に大切です。
ペットとして人気の爬虫類の品種をご紹介!
この項目では、爬虫類の種類別の人気品種を見ていきましょう。人気であるということは、飼いやすい品種でもあるということになります。
ペットとして人気の品種:ヒョウモントカゲモドキ
その給水マットの座布団気に入ってるね(﹡ˆ﹀ˆ﹡)♡#ヒョウモントカゲモドキ#レオパ#レオパのベンテン pic.twitter.com/tatEJBajib
— アズキヨ (@nerium09) November 11, 2017
まずご紹介するのは、ヒョウモントカゲモドキという種類のトカゲです。こちらはその愛らしい見た目と人懐っこさ、飼いやすさから大人気の品種で、価格も5000円ほどとなっています。爬虫類を最初に飼うならこの品種、と言われています。
ペットとして人気の品種:フトアゴヒゲトカゲ
このフトアゴヒゲトカゲも、トカゲの中では抜群の人気を誇っています。こちらも非常に飼いやすく、可愛らしい外見、仕草とお世話に手間がかからないことが人気の理由です。価格は1万円前後が相場となっています。
ペットとして人気の品種:パンサーカメレオン
続いては、のんびりと木の上を歩く仕草に癒される、パンサーカメレオンです。慎重に歩く姿や、体色の変化、舌を伸ばして餌を食べる姿…大変ユニークな生態が、実は女性に人気が出てきています。価格は5万円ほどとなります。
ペットとして人気の品種:コーンスネーク
ヘビの中で一番人気を誇るのが、このコーンスネークです。北米原産ということもあって寒さにも強く、比較的人に触れられるのが苦手ではないので、容易に触れ合うことができます。価格は模様や色によって大きく変動しますが、ノーマルタイプならば1万円ほどで購入ができます。
スキンシップをして健康管理をしよう
爬虫類は、基本的に触れられるのはストレスになってしまいます。しかし、飼い始めると懐いてくることもあり、少なくとも触られても嫌がる素振りを見せなくなります。普段からスキンシップの際に体に異変がないかをよくチェックしておくことで、万が一病気になった時に早期発見ができます。
爬虫類は生態系を壊す?
爬虫類は、お手軽に飼うことができる種類が多くいます。しかし、安いからといって無責任に飼ってはいけません。飼えなくなったから逃した、という飼い主が後を絶たないのが現実です。そして、それが生態系を破壊してしまっていることが大問題となっています。飼い始めたら、必ず最期まで面倒を見ましょう。飼えなくなったとしても、逃がすことだけはしてはいけません。
爬虫類を飼ってみよう!
今回は、初心者向けの飼いやすい爬虫類についてご紹介をしてきました。犬や猫のペットに比べて、飼育環境の準備や維持が少し難しいですが、爬虫類はとても可愛らしく魅力のある生き物です。飼うかどうか悩んでいる方は、一歩踏み出して一度飼ってみてはいかがでしょうか?