はちみつ(蜂蜜)が固まる本当の理由!溶かし方と結晶化対策のポイントも!
そのままかけても美味しいはちみつはお茶に入れたりお菓子作りの材料にしたりと使い道も沢山ありますが、固まるのを知らずにいざ使用しようとしたら結晶化していたなんてこともありますね。はちみつが固まる原因や溶かし方などのアドバイスを紹介します!
目次
はちみつ(蜂蜜)とは
はちみつ(蜂蜜)とはミツバチが様々な植物や果実などから吸い取った蜜を巣に貯め込み、それを人間が採取し加工して食べられる食品にしたも物をいいます。糖分と水分で出来ていてさらにビタミンやミネラルが含まれていることから民間療法などで昔から使われてきました。
咳がとにかく酷い💧
— とと (@Yp_1129) November 15, 2017
のどは咳込んでるとき以外は痛くもないし元気なんだけど、朝は咳き込んで目が覚める…
蜂蜜柚茶飲んで、加湿器をつけて保湿マスクして、ネックウォーマーして、薬も飲んだ!寝る! pic.twitter.com/7imnEglkRW
はちみつの成分はブドウ糖と果糖です。体の中に取り入れると胃に負担をかけることなく吸収されるので病気などで弱った体にも安心して使える数少ない食品になります。さらに殺菌効果も高いので咳などが出てしまう喉にも優しいです。蜜を舐めるだけの簡単な方法でも喉のケアができるので飴など色々な製品が販売されています。
はちみつの種類
はちみつはミツバチがどんな物から蜜を採取してきたかで味や色など品質に差が出ます。香りも変わるので人それぞれ好きなはちみつが違うかもしれません。はちみつの種類を知っていると合う料理などが分かるので自分に適している物を見つけてみましょう。
普段目にするのはレンゲ蜜とアカシア蜜
スーパーなどで簡単に買える日本で1番有名である蜂蜜はレンゲから採れた蜜で出来ています。淡い色をしていて甘みも強く何に入れても美味しく食べることができます。
レンゲ蜜に次いでアカシア蜜もよく見かけることができる蜂蜜です。この2つは味や色など似た部分も多くどちらを使うかは好みによって分かれます。
クローバー蜂蜜は海外で人気
幸運を運んでくれる四つ葉のクローバーが有名ですが、この白い花から採れる蜜もあります。色もメープルシロップのように濃く、他の物より味がマイルドでクセも少ないため蜂蜜に慣れていない方にも食べやすい口当たりとなっています。
その他の様々な蜂蜜を紹介
トチ蜂蜜は別名マロニエとも呼ばれるトチの木から採れる蜂蜜です。透明度が高い金色をしていてトチの花のフローラルな香りも楽しむことが出来ます。味もスッキリとしていて初心者におすすめです。
みかんやリンゴなどの果物の蜂蜜もあります。花の蜜でいいのでソバやクリといった変わった蜜も売っていて蜂蜜だけでもその種類はとても沢山あるようです。
はちみつが固まる原因は?
はちみつを買ってきてもそれほど頻繁に使用しない方の中には気付いたら白く固まるので驚いてしまったという声もあります。透明だった蜜が白く濁り固まることを「結晶化」といい見た目の変化はありますが、品質などに問題はありません。元に戻して再び食べることができるので捨てないように気を付けましょう。
固まる原因のひとつは温度にあり
蜂蜜を1ヶ月冷蔵したら全部結晶化した
— sakuya (@ruriwo1119) October 2, 2017
品質に問題は無いらしいが pic.twitter.com/K1VHkt1Ekm
様々種類が販売されているはちみつですが、ブドウ糖が多い品種は結晶化しやすい傾向があります。また冬場など寒い場所に置いておくと白く固まってしまうこともあり気温の温度差が大きすぎると固まることが多いようです。
はちみつは賞味期限が近付いてくることも固まる原因になるようです。もともと殺菌力が高いので腐ったりすることは稀ですが年数が経ってくると寒くない夏場でも固まることがあり風味も落ちてくるので長くても2年くらいで消費するのが適しているそうです。
固まるのは偽物って本当?
天然のはちみつは固まりやすい傾向にあるのですが、だからといって市販されている安いはちみつが偽物かというと必ずしもそうだとは言い切れません。固まりやすい物はブドウ糖が多いものがほとんどで色も濃く、逆に固まりにくいはちみつは果糖が多く含まれていて蜜の色も薄いものが多いです。
固まる時の対処法をご紹介!
実際にはちみつが固まってしまった時はどうすればいいのでしょうか?ここからは固くなってしまったはちみつの簡単な溶かし方を紹介していきます。
はちみつが固まる理由は色々ありますが、元の液体に戻す簡単な溶かし方は湯銭にかけることです。容器はそのままで50度くらいのお湯の中に蓋が開いた状態で浸けておくと徐々に本来の色を取り戻していきます。
温まればいいという理由から電子レンジを使った溶かし方も簡単に出来そうだと考えてしまいますが、これはあまりおすすめできません。急速に高温になることで水分が飛んでしまい風味やはちみつの中の栄養素が薄まってしまうからです。多少面倒ですがぬるめのお湯から戻すのが適しています。
はちみつが固まるのを防ぐ保存方法
基本的なはちみつの保存方法は常温で置いておくことです。これは開封後も変わらず同じで直射日光が当たらない涼しい場所での保存が適しています。湿気にはあまり強くないので出来るだけ高い位置に置いておきましょう。
はちみつを使う時にも注意が必要です。舐めたスプーンなどをそのまま容器の中に突っ込んで使用するとそこから雑菌が入り込みカビなどが発生する原因になってしまうことがあります。食べるスプーンとはちみつを取り出すスプーンは別々に用意しておきましょう。
振動も固まる原因になるので注意しよう
はちみつが固まる理由のひとつに振動や衝撃に弱いというところがあります。中々出てこないからと容器を振ったりしているとそこから空気が入り込み結晶化が進んでしまいます。使う時は揺らさないことを心掛けましょう。
冷凍庫に入れて固まるのを防ぐ
気温の変化で固まるはちみつですが、寒さに弱いことから冷凍庫に入れたら固まってしまうのではと心配される方もいますが心配はいりません。冷凍庫の温度は-18度ほどなので、はちみつが結晶化しやすい5度~14度からは離れています。はちみつは水分よりも糖分のほうが高いので凍るためには冷凍庫の温度が-20度~25度必要です。寒い時期でも冷凍庫に入れておけば固まらずに使えますが、水あめのように多少硬くなるので気を付けましょう。
はちみつは美容にも効果あり
はちみつは食べるだけでなく毎日のスキンケアにも取り入れることができます。肌にハリと潤いを与えてくれてしっとりしますし、いつもの洗顔にはちみつを1、2滴加えて洗うと殺菌効果があるのでニキビなども予防できます。こうした理由からはちみつコスメは女性の間ではとても身近な化粧品なのです。
はちみつを配合したコスメも数多く販売されています。化粧水や乳液、クリームなど様々な物がありますがどれも中身は黄色で出来ていてはちみつが入っているのが分かります。食べるだけではなくこうした使い道があるのもはちみつが愛されている理由かもしれませんね。
はちみつを食べて楽しむ
はちみつはスイーツにかけて食べることが多い食品です。ホットケーキにそのままたっぷりかけて頬張れば口いっぱいに味が広がり幸せな気分になれます。
朝におすすめなのはトーストしたパンの上にかけて食べる方法です。熱いパンに染み込み噛むとじゅわっと甘い香りが広がります。
プリンやヨーグルトにそのままかけても美味しく食べることができます。無糖のものにかけるとまろやかで優しい味わいを楽しむことができます。
はちみつを使ったアレンジレシピを紹介!
固まることがあるはちみつですが、湯銭ではなくそのままをお湯などに入れるといった溶かし方もあります。喉の調子が悪い時や風邪ぎみの時などに飲むと体も温まり、はちみつの殺菌効果で喉を健康へ導いてくれます。
家庭で作ったカレーなどにそのまま入れても簡単にコクが出せていつもの料理に深みを加えることができるのでおすすめです。
お肉料理にかけるソースを作る時にもはちみつが活躍します。コクのあるまろやかな甘みのあるソースはてりやきなどに最適です。
酸っぱいレモンをはちみつに漬けて作る方法も有名です。スポーツをやっている方には手軽に糖分と水分が補給でき、簡単に作ることができるので子供でもできますね。
はちみつを使って美味しい毎日を過ごそう
はちみつは食べるだけで簡単に栄養がとれるので大人から子供まで楽しめる食品です。固まる原因も色々あって溶かし方にも工夫が必要ですが、使い道の多さも長年親しまれている理由かもしれませんね。日々の生活にはちみつを取り入れて健康的な毎日をすごしましょう。