お食い初めとは?いつやるの?やり方やおすすめメニューなどもご紹介

お食い初めは赤ちゃんの成長を祝う行事の一つです。お食い初めとは一体何でいつやるものなのか、初めての育児ではお食い初め自体を知らないものですよね。お食い初めとはいつ、どんなやり方でやるのか、メニューはどんなものか、やり方やメニューに対する疑問にお答えします!

目次

  1. 赤ちゃんの成長を祈るお食い初め
  2. お食い初めとは?やり方(1)いつやるの?
  3. お食い初めとは?やり方(2)どこでやる?
  4. お食い初めとは?やり方(3)誰とやる?
  5. お食い初めとは?やり方(4)どんな流れ?
  6. お食い初めとは?やり方(5)メニュー
  7. お赤飯
  8. 尾頭付きの焼き魚
  9. 汁物
  10. 煮物
  11. 香の物
  12. 歯固めの石
  13. やり方は地域によって変わることも
  14. それぞれのお食い初めの形がある
  15. 自宅でのお食い初めのやり方
  16. ホテルや食事処でのお食い初めのやり方
  17. お食い初めはいつ?どこで?よりも気持ちが一番大事!

赤ちゃんの成長を祈るお食い初め

いつだって新しい命の誕生は喜ばしいものですよね。それが初めてのお子さんであれば、なおさらのことだと思います。赤ちゃんをお迎えすると、初めての体験がたくさん!初めての育児にてんやわんやするだけではなく、頭を悩ませるのが日本に伝わる赤ちゃんの成長を喜び、祈る行事の数々です。その中でもお食い初めは、お宮参りの次に行われる大きな行事です。

お食い初めとはいつ?やり方は?

しかし、お食い初めという行事は実際に赤ちゃんをお迎えするまで名前も知らなかった!という人がほとんどではないでしょうか?お食い初めとは一体どんな行事で、いつ、どんなやり方でやるものなの?と、忙しい育児の中で悩んでいる新米パパやママは少なくありません!

赤ちゃんの成長を喜び、祝う行事はなによりも気持ちが大切です。そうはいってもできる限りのことはしてあげたい!そんな皆さん、お食い初めとはどんな行事なのか、お食い初めについての疑問を一緒に解決していきましょう!

お食い初めとは?やり方(1)いつやるの?

お食い初めとは、平安時代から行われている子供の成長を祝う行事の一つです。「子供が一生食べ物に困ることがありませんように」という願いを込めてお食い初めが行われます。古来から行われている伝統的な行事なんですよ。

お食い初めはいつ?生後何日?

いつお食い初めを行うかは地域によって変わることもありますが、生後100日目としているところがほとんどです。110日目や120日目とする地域もあります。生後100日目のお祝いごとなので、百日(ももか)祝いと呼ばれることもありますよ。

お食い初めはいつ?生後100日の赤ちゃんの様子

生後100日目は月齢で言うと3ヵ月半ごろで、首が座るか座らないかといった時期になります。体重がぐんぐん増える時期で、産まれたときの二倍の体重になっていることも少なくありません。新生児期のフニャフニャ感やモロー反応などの反射の動きがなくなり、反対に表情が出始めふっくらとした赤ちゃんに近づき始めています。

お食い初めはいつ?生後100日のママの様子

生後100日目ごろになると昼夜の区別がつき始めるものの、まだまだ頻回授乳が必要な時期で、睡眠不足のママがほとんどです。育児に慣れてきたからこそどっと疲れがでるタイミングでもあり、体調を崩してしまうこともよくあります。

お食い初めはいつ?やり方を守らなきゃだめ?

お食い初めは生後100日目に行うとされていますが、必ずしも100日目に行う必要はありません。100日目が平日であれば休日にずらしてもいいし、家族のスケジュールに合わせて日程を調整して構わないんですよ。特に初めてのお子さんの場合日付にこだわりたくなりますが、大事なのは「いつ」ではなく、成長を祝う気持ちです!

これは何もお食い初めに限ったことではなく、お宮参りをはじめとするすべての行事に共通して言えることです。出産した時期が真冬ならお食い初めとお宮参りを一緒に行ったって構いませんし、お食い初めの時期に体調不良が続いたのであれば、離乳食を始めるタイミングに合わせたって大丈夫です。赤ちゃんやママの体調、家族の予定をみて準備しやすい時期を選びましょう!

お食い初めとは?やり方(2)どこでやる?

お食い初めとはどこで行うものかというと、決まった場所はありません。自宅をはじめ、食事処やホテルなど家族が準備、開催しやすい場所で行いましょう。生後100日頃はようやく育児が日常になってきたぐらいの頃ですので、かえって自宅よりも外で行ったほうが楽かもしれませんね。

食事処やホテルによっては、お食い初めプランを用意している場所もあります。お食い初めに必要な食事のメニューを準備してあったり、中にはお食い初めの進行について、やり方を教えてくれるような場合もあります。生後100日でまだまだ授乳が必要な時期ということも考慮し、自宅と外出、どちらが自分たちに都合がよいか考えて選択してくださいね。

お食い初めとは?やり方(3)誰とやる?

お食い初めとは子供の成長を祝い、祈る行事なので、家族を招待して行うケースが一般的です。赤ちゃんと両親に加え、祖父母を招待し開催することが一番多いでしょう。ですが、これは決まったルールではないので、両親と赤ちゃんだけでお食い初めを行ってももちろん大丈夫ですよ!

お食い初めなどのお祝い事は、土地柄が大きく反映されることも少なくありません。夫婦の出身地が別の場合、お食い初めに対する地域柄の意見がないか念のため確認しておくと良いですよ。特に特別な事項がある場合、配慮しなかったことで後々トラブルにつながることもあります。夫婦と赤ちゃんだけで行うにしても、祖父母への配慮は行っておく事をお勧めします。

お食い初めとは?やり方(4)どんな流れ?

お食い初めは子供が食べ物に困らないようにとの願いを込めた行事なので、赤ちゃんに食べさせるまねごとをさせます。まだ生後100日なので、実際に何口も食べさせることはしません。どんな風に、誰が食べ真似をさせるのか、お食い初めの流れをご紹介します!

お食い初めとはこんなやり方で行う行事!

お食い初めはお食い初めのために用意したメニューを「ご飯→汁物→ご飯→魚→ご飯→汁物」の順番に3回食べ真似をさせます。その後、歯固めの儀式を行います。他にもメニューが用意されていることも多いので、あまり形式にとらわれずやりやすいやり方で行っても良いでしょう。メニューや歯固めについては後ほど詳しくご紹介します!

食べさせる人にもやり方はある?

お食い初めに参加した人の中で、赤ちゃんと同性かつ最年長の人が食べ真似をさせるのが正式なやり方です。これは最年長の人を「養い親」とみなし、長寿にあやかるという意味から来ています。男の子なら祖父、女の子なら祖母というケースが多いですね。

しかし、最近ではこの形式に限らず自由なやり方でお食い初めを行うことが多いです。参加した人全員が一度ずつ食べ真似をさせる、というパターンは特に人気のやり方で、参加してくれた人の思い出もなることからおすすめのやり方ですよ。どうしても正規のやり方で、というこだわりがなければ、ぜひ取り入れてみてくださいね。

お食い初めとは?やり方(5)メニュー

続いてはお食い初めに必要なメニューについてご紹介します!お食い初めとは食べるものに困らないように願う行事なので、メニューにもそれぞれ願いが込められているんですよ。自宅で行う場合、すべてを用意する必要はありませんが、特に重要なものは押さえておくと良いですね!

メニューの前に!食べ真似のやり方、食器はどうする?

食器は漆の器を使用します。男の子の場合朱塗り、女の子の場合外側が黒塗りで内側が朱塗りの器で、器を載せるお膳は男の子の場合足の低いもの、女の子の場合足の高いものを使うとされています。しかし、お食い初めのためだけに用意するのも中々大変なので、形式にこだわらず離乳食にも使える器を準備してもよいですね!

食べ真似のやり方、こんなメニューで行われる!

基本のメニューは一汁三菜とされ、ご飯、魚、汁物、煮もの、香の物+歯固めの石を準備すれば間違いありません。自宅で行う場合、ご飯、魚、汁物、歯固めの石を用意できるといいですね!それぞれに込められた意味がありますので、一緒に学んでいきましょう!

お赤飯

祝い事の席でよく用意されるお赤飯は、お食い初めにおいても必ず用意してほしい一品です!食べ真似をさせる際、米粒を一粒程度赤ちゃんに食べさせる地域もありますよ。まだ生後100日なので、欲しがってもたくさん挙げてしまわないように気を付けてくださいね。そんなお赤飯に込められた意味や願いをご紹介します。

お食い初めとは?メニュー①お赤飯

お食い初めとは子供が食べ物に困らないよう、健やかに成長することを祈る行事です。健やかな成長を祈り、お赤飯には「魔除け」や「邪気を払う」といった意味が込められています。赤色は古来よりそういった力をもつとされているので、まさしくぴったりなメニューというわけですね!

尾頭付きの焼き魚

お食い初めに欠かせないメニューの一つが、尾頭付きの焼き魚です!一般的には「めでたい」に掛けて「鯛」の尾頭付きを用意しますが、ほうぼうという魚を用いる地域もありますので、確認してみましょう。

お食い初めとは?メニュー②尾頭付きの焼き魚

鯛は昔からお祝いごとには欠かせない魚として、祝い事の席に用意されるメニューになっています。先にご紹介した語呂合わせに加え、立派な赤と白い身が紅白カラーでお祝いにぴったりですよね。自宅でお食い初めを行う場合、スーパーや魚屋でお祝い用と注文すれば見栄えの良いようにあつらえたものを用意してもらうことができますよ!

汁物

続いてぜひとも用意してほしいのが、汁物です。お食い初めに用いられる汁物はハマグリのお吸い物が一般的ですが、ハマグリはいつでも簡単に手に入るものでもないので、準備しやすいものを使って大丈夫ですよ。

お食い初めとは?メニュー③汁物

汁物は吸って飲むことから、吸う力が強くなるようにとの願いが込められています。具に用いられることが多いハマグリですが、ハマグリは決まった貝としか合わさることができないので「良い伴侶に巡り合えるように」という意味があるんですよ。

煮物

お食い初めの際に用意されることが多いメニューとして煮物があります。煮物に用いられる野菜一つ一つに願いを込めて、子供の成長を願うんですよ。それぞれの野菜に込められた意味をご紹介します!

お食い初めとは?メニュー④煮物

お食い初めとは子供の成長を願う行事なので、これからの成長に向けた願いが込められている野菜を準備します。紅白カラーの人参、大根や、蓮根、里芋、筍、そしてかぼちゃといった野菜が定番メニューです。

蓮根は穴が開いていることから「先を見通せる力が付くように」、里芋は育てた際に小芋がたくさんつくことから「子宝に恵まれるように」、筍はまっすぐに伸びていく様から「生き生きと、スクスクまっすぐ成長していくように」という意味が込められています。また、かぼちゃは亀の甲羅の形にカットすることで紅白カラーと同様お祝いのめでたい雰囲気を添えてくれますよ。
 

香の物

香の物はお食い初めのメニューの色合いを華やかにするメニューです。一般的に好まれるのは「紅白なます」や「蛸の酢の物」ですが、特に決まったメニューはありません。季節の野菜の漬物が用意されることもありますよ。

お食い初めとは?メニュー⑤香の物

紅白なますはその色合いがおめでたいことからよく用いられるメニューです。自宅でお食い初めをする場合、煮物にも使える食材なので紅白なますをおすすめします!また、蛸には歯固めの意味があります。地域によっては歯固めの石代わりに蛸を用いるケースもあるので、確認してみてくださいね。

歯固めの石

歯固めの石はその名の通り、歯固めの儀式として用いるための石です。お食い初めでは食に困らないよう「強く丈夫な歯が生えるように」という願いを込めて歯固めの儀式を行います!自宅で行う場合、お宮参りに伺った神社の境内にある石を用意するのが良いとされていますが、川辺などで用意しても大丈夫です。神社からお借りした石は、お食い初め後に返却しましょう!

お食い初めとは?メニュー⑥歯固めの石

歯固めの石は黒・白・赤の3つを用意するとされていますが、自分で用意するとなるとそう簡単に3つ見つかるものではありません。そのため、2つでも1つでも、用意されていれば大丈夫です。儀式の際には、石を赤ちゃんの口にあてるなど地域によってやり方が変わりますが、相手は生後100日ほどの赤ちゃん、何かあっては大変です。誤飲を防ぐために別の方法をおすすめします。

歯固めの石を直接赤ちゃんにあてるのではなく、お箸を歯固めの石に触れ、その箸で赤ちゃんの歯茎に触れます。このやり方なら赤ちゃんへの危険も少なく、安心して行うことができますよ!何事も気持ちが大事なので、たっぷりの気持ちを込めて行ってくださいね。

やり方は地域によって変わることも

先に挙げた蛸の酢の物など、お食い初めのメニューは地域によってスタンダードが異なる場合もあります。地域性を重んじてお食い初めを行いたい場合は、祖父母に確認してみましょう。インターネットでも調べることができますよ。

お食い初めとは?メニュー⑦梅干し

梅干しにはしわがたくさんあることから、梅干しのようにしわしわになるまで長生きすることを願ってお食い初めのメニューに加える地域があります。歯固めの石の代わりとして用いることもあるので、お住いの地域の習わしを確認してみましょう!

お食い初めとは?メニュー⑧餅

餅、特に紅白餅はお食い初めのメニューとして登場することのある食材です。紅白カラーに加え、「もちがいい」という語呂が縁起が良いとされることから、歯固めの代わりに餅を使う地域もあります。昔は歯固めの石ではなく、餅が使われていたという説もあるんですよ。

それぞれのお食い初めの形がある

ここまで「お食い初めとは?」という疑問について説明をしてきましたが、これはあくまで一般的なやり方であって必ずしもこうしなければいけないというわけではありません。お食い初めの形は家庭の都合によって変化して良いもので、準備や環境に合わせた今できるお食い初めをしてあげればそれでよいんですよ!

ホテルや食事処、仕出し料理を使うことに否定的な意見が親族からあがることもあると思います。しかし、主役はあくまで赤ちゃんであり、赤ちゃんの両親である方が良いと思う方法で行うことが一番ですよ。どういった思いでそのやり方を選択したのかを伝え、理解してもらえるように働きかけましょう。

自宅でのお食い初めのやり方

自宅でお食い初めを行う場合、準備などで当日はかなり忙しくなることが予想されます。お食い初め用のお膳を自分たちで用意するのであれば参加者の食事は仕出しにするなど、すべてを自分たちでやろうとせず、力を抜くことも大切ですよ!お食い初めが終わっても育児はまだまだ続きます。上手く折り合いをつけて準備してくださいね!

いつ?どんなメニューで?自宅でやった実際の声①

実際に自宅でお食い初めを行った方の声をご紹介します!大変だった意見から、やってよかった!という意見まで様々ですよ。自宅でのお食い初めを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

こちらの方はお食い初めのメニューを自分で準備されたようです!初めての経験でも、しっかり調べてチャレンジした分達成感もあり、とても良いお食い初めの思い出ができたのではないでしょうか?初めての経験にはハプニングもつきもの!自宅でのお食い初めを検討している方は、こんなトラブルがあるかもしれないことを覚えておきましょう!

いつ?どんなメニューで?自宅でやった実際の声②

こちらは大変な尾頭付き焼き魚を魚屋さんにお願いしたようです。おっしゃる通り、尾頭付きの焼き魚は下処理など手間がかかるものです。一部だけでも外にお願いすることで、準備を少しでも手軽にすることができますね!自分でうまく調整していくことも自宅でのお食い初めには欠かせない配慮ですよ。

いつ?どんなメニューで?自宅でやった実際の声③

お食い初めの大変なところは、どうしてもおもてなしをせざるを得ないところですよね。友人ではなく両親や義理の両親といった相手のため、普段よりも気を遣って掃除をしたり、準備をしたりするため、終わったあとにどっと疲れてしまったという意見もよく聞かれます。自宅でのお食い初めは良いところも大変なところもありますので、自分にとってはどうなのかを良く想像して決めてくださいね。

ホテルや食事処でのお食い初めのやり方

ホテルや食事処でお食い初めを行う場合、店舗によってコースの内容が異なります。お食い初めプランで大人の食事までついてくるものもあれば、赤ちゃんの分とは別に大人の料理を頼むケースもあるので、よく確認しておきましょう。表向きにはお食い初めプランがなくても、実際にはやっていることもあるので、希望の場所があるのであれば確認してみてくださいね。

いつ?どんなメニューで?外でやった実際の声①

ここからは、実際にホテルや食事処でお食い初めを行った方の声をご紹介します!ホテルや食事処でのお食い初めは、自宅ではない分融通が利きづらいデメリットはありますが、準備をはじめ片付けなどをせずに済むメリットもありますよ。

こちらはしゃぶしゃぶで有名な「木曽路」でお食い初めを行った方の声です。木曽路ではお食い初めのやり方まで丁寧に説明をしてくれるので、やり方がわからない!という場合でも安心してお任せすることができます。せっかくの鯛を持ち帰れるのもうれしいですね!

いつ?どんなメニューで?外でやった実際の声②

ホテルの場合、こういった名前入りの看板を出してもらえるケースもあります。特別感があるので、参加者全員の記憶に残るお食い初めになりますよね。ホテルでは閑散期などにお得プランとしてお食い初めプランを販売することもあるので、チェックしてみましょう!

いつ?どんなメニューで?外でやった実際の声③

ホテルや食事処でお食い初めを行う上でのデメリットといえば、融通が利きづらいというところです。自宅であれば直前でも日程の調整ができますが、ホテルや食事処の場合そうはいきません。希望する時期に予約が取れないこともあります。そのためある程度早い時期からの検討・予約が必要です。また自宅で行う場合に比べ価格も高いので、労力と費用のどちらを重視するか、夫婦で相談してみてくださいね。

お食い初めはいつ?どこで?よりも気持ちが一番大事!

自宅やホテル、食事処、どんな場所でお食い初めを行っても気持ちがあれば問題ありません!お食い初めとは子供が食に困らないでスクスクと成長できるよう、心を込めて祈るための行事です。その時できる精いっぱいのお食い初めができれば、それで良いんですよ!家族で相談して、やりやすい形でお食い初めを楽しんでくださいね。

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