お宮参りの赤ちゃんの衣装は?祝い着は必要?着せ方や注意点もご紹介!

一生の思い出になる我が子のイベント、お宮参り。赤ちゃんの衣装は何を着て行けばいいの?準備するものは?新米ママさんは知っておきたい!お宮参りでの赤ちゃんの衣装や着せ方をご紹介します。日本の習わしをおさえつつ、自分たちに合った装いにしましょう!

目次

  1. お宮参りとは?
  2. お宮参りでの赤ちゃんの正式な衣装とは?
  3. お宮参りで祝い着を着るなら!準備するもの
  4. 祝い着は購入する?レンタルする?
  5. 「祝い着」の着せ方は?
  6. そもそも正式な衣装「祝い着」って必要なの?
  7. 赤ちゃんの衣装は分かったけど父親・母親の衣装は?
  8. お宮参りで準備するもの
  9. 習わしを考慮しつつ自分たちらしいお宮参りにしよう!

お宮参りとは?

そもそもお宮参りってどんなことをするの?新米ママさんにとっては初めてのことだらけですよね。新米ママさん、パパさんの衣装もふまえつつ、赤ちゃんの衣装もご紹介していきます!

本来、お宮参りとは、我が子の誕生を生まれた土地の産土神(うぶすながみ)へ報告し、健やかな成長を願い神社へお参りをする行事のことです。地域によって風習が異なるので、注意しなければなりませんが、最近では、お宮参りは生まれた土地の神社ではなく、好きな神社へお参りする事が多くなってきているようです。

Thumbお宮参りとは?時期や衣装・やり方やマナーについても紹介![ジェリー]

お宮参りでの赤ちゃんの正式な衣装とは?

お宮参りでの赤ちゃんの衣装は「祝い着」という着物が正式です。本来母方側が用意する「祝い着」。男の子は熨斗目模様(のしめもよう)、女の子は友禅模様(ゆうぜんもよう)の祝い着を着用させてあげるのが日本の風習のようです。価格相場はだいたい3万円~5万円ほどです。

お宮参りでの男の子の祝い着

お宮参りでの男の子の衣装として選ばれているのは、兜、鷹、龍などの柄の黒系の着物だそうです。また、男の子の場合には祝い着に家紋を入れます。両胸2か所、背中の真ん中に1か所、両袖の裏側に2か所の計5か所に家紋を入れます。
 

お宮参りでの女の子の祝い着

お宮参りでの女の子の衣装は、女の子らしくお花があしらわれている御所車手鞠などのの赤系の着物が多く選ばれているようです。女の子は男の子と違って家紋を入れなくても良いそうですが、希望があれば入れてくれる所もあるようです。
 

お宮参りで祝い着を着るなら!準備するもの

いわゆる「祝い着」だけを準備すればいいものではありません。祝い着はあくまでも最後に赤ちゃんの上から掛けてあげるものなので、以下のものが必要になってきます。
 

準備するもの

祝い着の着物。祝い着の下に着るでんちセットか洋服、またはセレモニードレス。縁起物の小物。以上の三つが赤ちゃんの衣装で揃えていくものになってきます。

祝い着の下に着るもの

でんちセットというのは、赤ちゃんが実際に着る着物のことです。お宮参りの祝い着の下に着させるだけでなく、お正月や節句の時に着させます。ただ、多くの方は、セレモニードレスか、よそ行きの洋服を着させ、ママが抱っこしてから祝い着だけを上から掛けてあげるそうです。

お宮参りでの縁起物の小物

お宮参りの縁起物の小物には、犬張り子、でんでん太鼓、扇子(末広)、お守り袋、紐銭などがあります。それぞれの小物には意味があります。すべての縁起物をつけなければいけない訳ではありません。この縁起物も地域の風習や、嫁ぎ先のしきたりが関わってくるので、よくご夫婦で確認し合ってください。
 

こちらは犬張り子です。子犬のように病気にならず元気に育ってほしいという意味が込められています。昔は、犬のようなお産になるようにと分娩室に飾られていたそうです。お宮参りのタイミングで購入する方もいますが、安産祈願の戌の日のお参りでももらいますよね。

こちらはでんでん太鼓です。丸い形から、角がないやわらかい性格で表裏がないように育ってほしいという意味があります。また悪霊を祓うという効果もあるそうです。お宮参りの時だけに活躍するというよりは、赤ちゃんのおもちゃとしてもプレゼントされる方が多いみたいですね。
 

こちらが扇子(末広)です。男の子用、女の子用と種類があります。お宮参りでの扇子には赤ちゃんの名前、生年月日を書き、のし袋に入れて麻の緒を添えたものです。結婚式でもご新郎が持つように末広がりで幸せも広がるようにという意味があります。

こちらがお守り袋です。お宮参りの神社でもらったお守りをいれる袋です。神社によって形は異なりますが、お守り袋には房がついており、男の子は白い房、女の子は赤い房がついてます。柄には長寿の意味のある鶴があしらわれいるものもあるそうです。

こちらが紐銭です。一生お金に困らないようにという意味が込められています。特に関西圏の地域でみられる風習で、赤ちゃんへの最初のお小遣いとも言われているそうです。
 

祝い着は購入する?レンタルする?

最初のイベントお宮参りだからこそ赤ちゃんの衣装の祝い着は購入する!

百貨店やベビー用品店、最近ではもっぱら通販サイトでの購入も増えているようです。着物店でのサイトでは、細やかに説明の記載があり見やすいです。賛否両論のようですが、柄や雰囲気はインターネット上の写真では、分かりにくいようで、できれば目の前でものを見て購入する方がおススメだそう。
 

決して安い値段ではない祝い着ですが、お宮参り後では七五三のお祝いの時に再利用をされる方や、兄弟、姉妹、いとこ、孫へ代々引き継いでいく方も多いようです。

レンタルならコスパも安心!

レンタルのメリットは何よりも価格ですね。上記でお伝えした祝い着の相場が3万円~5万円に対して、レンタルの相場は1万円以下。ネットレンタルでも送料やクリーニング代等は無料のところが多いようです。また、ママのお下がり、パパのお下がりをお宮参りで着る赤ちゃんもいるみたいですね。

「祝い着」の着せ方は?

お宮参りの神社に行くまでは「祝い着」はつけません。神社へ行く際の正式な衣装はでんちセットという赤ちゃんが実際に着用する用の抱き着を着させるようですが、よそ行きの洋服やベビードレスを着させる方が大半のようですね。神社へ着いてから「祝い着」を掛けます。

神社境内へ着いたら「祝い着」に付属している紐を肩から背中にまわしてぎゅっと結びます。その際に紐の所へお宮参り用の縁起物の犬張り子や末広やお守りを吊るしていきます。(吊るすのは絶対ではありません。)また、赤ちゃんが吐いてしまっても祝い着が汚れないように、祝い着の上からよだれかけを掛けてあげてください。

そもそも正式な衣装「祝い着」って必要なの?

絶対必要なんてことはありません。再三お伝えしているように地域や嫁ぎ先のしきたりがあるので、要確認ですが、最近では、退院時に着せたセレモニードレスのみでお宮参りされる方や、きちんとしたおしゃれ着を着させて参拝される方が多くなってきているようです。

セレモニードレス

出産の退院時に用意する方もいらっしゃるかもしれません。ママがドレスを手編みされる方、ベビー服店や通販サイトで購入される方と様々かと思いますが、「神様の前にお参りするまでは何にも染まらない色」というゲン担ぎがあるので、白色が基本です。退院時とお宮参りでセレモニードレスは活躍できますね。相場はピンキリですが、2000円~上は50000円のものもあるようです。

ちなみに、赤ちゃんが男の子だった場合…フリフリなセレモニードレスを着せるイメージがつかないママも多いかと思います。セレモニー用なので、男の子でも着させる方が大半のようですが、最近ではあまりフリフリなドレスだけでなく、セーラー風やタキシード風のドレスも通販サイトを中心に出回っているなので、チェックされてもいいかもしれません。

おしゃれ着

ちょっとしたお出かけや写真スタジオの撮影でも使えるので、手堅いのはこのおしゃれ着。安価でも購入が可能ですし、プレゼントされることも多いようなので、お宮参りで着せてあげてもプレゼントしてもらった方へのお返しにもなりますね。

赤ちゃんの衣装は分かったけど父親・母親の衣装は?

母親の衣装・服装

昔からの習わしとしては、お宮参りでは赤ちゃんから見て母親と父方の祖母は黒留袖が通例でした。最近では、少しフォーマルなワンピースや授乳しやすいワンピースを着用するそうです。もし祝い着を着させたいと考えているママさんは、祝い着の色目を考慮した着物、ワンピースを選ぶと写真映えもしていいかもしれませんね。
 

父親の衣装・服装

昔でも現代でもやはりスーツが一般的です。スーツもビジネス用のスーツではなく、冠婚葬祭用のスーツが基本です。カジュアルにしたいという事であれば、ジャケット・パンツといったカジュアルな恰好にし、Tシャツ短パンなどは避けたほうがいいでしょう。
 

祖父母の衣装・服装

祖父は赤ちゃんのパパに合わせてスーツ。祖母は留袖かワンピースが基本。もし赤ちゃんのママが着物であっても、それに合わせて祖母は着物にしなければいけない訳ではありません。厳格にしきたりを重んじるようであれば、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするのが正しいそうなので、赤ちゃんに着物と祝い着を着させるという事であれば、祖母も合わせて色留袖などの着物が正式です。

お宮参りで準備するもの

初穂料(玉串料)が必要となってきます。その場で現金で払うというものではなく、しっかりとのし袋に入れて納めます。のし袋は蝶結びのものを選び、書く際には、蝶結び(水引)の上に「初穂料」もしくは「玉串料」。蝶結びの下には赤ちゃんの名前を書いてお納めしましょう。納める金額は神社にもよりますが、大体5000円~10000円です。

習わしを考慮しつつ自分たちらしいお宮参りにしよう!

日本は様々なイベントに伴って昔からの風習や習わし、地域性が出てくる国です。現代では、そこまで硬くならずにカジュアルにお宮参りをしたい!という方が増えています。大事な赤ちゃんのファーストイベント、お宮参り。新米ママさんは育児と何から何までわからないことだらけですよね。パパとよく相談し、周りの先輩ママさんの声も聞くなどして、可愛い我が子の大切なお宮参り!楽しんでくださいね。

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