ゴーヤの苦味は下処理で消える!子供が嫌いな苦い成分の取り方を紹介!

子供嫌いな野菜ランキング上位には必ずランクインしてしまうゴーヤ。あの苦味がたまらない!という大人は多いですが、どうも子供にはあのゴーヤの苦味は受け入れられないようです。ゴーヤは栄養がたっぷり含まれているので、下処理で苦味を抑えて、パクパク食べてもらいましょう!

目次

  1. 子供が嫌いなゴーヤの苦味の取り方をご紹介!
  2. ゴーヤの苦味成分とは
  3. ゴーヤの栄養素とは
  4. 子供も食べられる!ゴーヤの苦味を取るための下処理方法
  5. ゴーヤの苦味を取る切り方
  6. 子供におすすめゴーヤレシピ①ツナ入りゴーヤチャンプルー
  7. 子供におすすめゴーヤレシピ②ゴーヤの甘辛おかか炒め
  8. ゴーヤは下処理で苦味を取ってから保存しよう
  9. 下処理で苦味を取ってゴーヤをいっぱい食べよう!

子供が嫌いなゴーヤの苦味の取り方をご紹介!

子供が嫌いな野菜といえばピーマンや人参など味や香りにちょっと癖のあるものが多いですよね。夏野菜のゴーヤもそのひとつです。でも子供が嫌いな野菜に限って栄養価が高いので、やっぱり食べてもらいたいですよね。ゴーヤは苦いものだからといってそのまま調理して食卓に出しても、やっぱりその苦味から子供はゴーヤを食べてくれません。

ゴーヤの苦味は癖になる苦味だと感じる大人も多いですが、大人の中にもあの苦味が苦手という方も少なからずいますよね。苦味が苦手な子供や大人もゴーヤを美味しく食べるには、調理の前に下処理をして苦味を取り除いておくことが大切です。そんなゴーヤの苦味を取る下処理方法をご紹介します。ゴーヤを好きになること間違いなしですよ!

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ゴーヤの苦味成分とは

ゴーヤの独特の苦み。その苦味が「癖になって大好き」という方と、「苦くて食べられない」と好き嫌いが分かれる野菜です。ゴーヤには「モモルデシン」と「チャランチン」という成分が含まれているんですが、この2つの成分があのゴーヤ独特の苦味を生み出しているんです。下処理でもモモルデシンとチャランチンを取り除けば良いんです。

モモルデシンやチャランチンは単に苦味を生み出すだけでなく、嬉しい効果も期待できる成分です。モモルデシンは胃粘膜を強化したり、食欲を増進させたり、腸内環境を整える効果があります。夏の食欲がないときにピッタリですよね。

チャランチンは膵臓の機能を正常化させ、血糖値の上昇や下降を抑制する効果があります。生活習慣病が気になる方におすすめの成分です。どちらの苦味成分も健康効果の高い成分なので下処理で取り除いてしまうのはもったいないですが、まずは食べてくれることが大切ですね。

ゴーヤの栄養素とは

ゴーヤは非常に栄養価の高い野菜のひとつです。モモルデシンやチャランチンだけでなく、ゴーヤにはビタミンCやカルシウム、カリウム、鉄分、βカロチン、ビタミンEなどの栄養素が豊富に含まれています。一般的にビタミンCは熱に弱く、加熱調理で壊れてしまうのですが、ゴーヤに含まれるビタミンCは熱に強く加熱調理で壊れにくいのが特徴です。

ビタミンCはシミやシワの予防改善やアンチエイジングにも効果のある栄養素です。免疫力を高める効果もあるので、風邪予防にも効果が期待できます。また蛋白MAP30という聞きなれない栄養素も含まれていて、これはナチュラルキラー細胞を活性化させてがんを予防する効果も期待できるといわれています。とにかく栄養豊富なゴーヤは積極的に食べたい野菜なんです!

子供も食べられる!ゴーヤの苦味を取るための下処理方法

ゴーヤの苦味を取る下処理にはいろいろなやり方があります。どれも効果がありますから、自分に合った方法を取り入れてください。

苦味の取り方①塩でもむ

ゴーヤをスライスしたものに適量の塩をふりかけてもんで10分ほど置きます。塩の量はゴーヤ1本に対して小さじ1程度です。10分置くとゴーヤから水分が出てきます。この水分の中に苦味成分が含まれているんです。塩では完全に苦味は取れませんがマイルドになります。適度な苦味を楽しみたい方は塩もみがおすすめです。

苦味の取り方②油で揚げる

ゴーヤを油で揚げると、苦味成分が和らぎます。これは苦味成分のチャランチンが脂溶性だからです。油で炒めても同じように苦味は和らぎますが、油で揚げる方が効果は高いです。天ぷらにして食べる以外は、素揚げにすると良いですよ。

苦味の取り方③お酢になじませる

スライスしたゴーヤをお酢になじませます。お酢になじませると苦味成分がゴーヤから出ていくので苦味を抑えることができます。酢の物としてゴーヤを食べるときにはこの下処理がおすすめです。

苦味の取り方④砂糖でもむ

ゴーヤをスライスしたものに砂糖をまぶしてもみます。もんだら10分ほど置き苦味成分が含まれた水分を出します。砂糖での下処理は口に入れたときの苦味は取れますが、後味として苦味が残ります。塩でもむ下処理同様に、苦味を少しマイルドにしたいという方におすすめです。

苦味の取り方⑤塩と砂糖でもむ

スライスしたゴーヤに塩と砂糖を1:2の割合でまぶしてもみ、10分ほど置いて水分を出します。しっかりとゴーヤの苦味が取れるので、ゴーヤの苦味が苦手な方や子供におすすめの下処理です。

ゴーヤの苦味を取る切り方

ゴーヤは塩やお酢、油で揚げるなどいろいろな下処理で苦味を取ることはできますが、切り方によっても苦味を抑えられることをご存知でしょうか。ゴーヤは厚めに切ると苦味が強くなり、薄く切ると苦味が少なくなるんです。だから切り方を工夫するだけでも苦味を和らげることができますよ。

もっとも苦味が抑えられるのは2mm幅に切るのが効果的です。苦味を抑えたい場合は、2mm幅に切ってからお好みの下処理を行うと、苦味はかなり抑えられますよ。切り方も工夫してみましょう!

子供におすすめゴーヤレシピ①ツナ入りゴーヤチャンプルー

嬉しい栄養素がたくさん含まれるゴーヤは、子供にも食べてもらいたいですよね。切り方や下処理で苦味を取り除いた後は、美味しく子供好みに調理しましう!家庭で作るゴーヤ料理の代表といえばゴーヤチャンプルーです。子供にパクパク食べてもらうには、ツナやコーンを入れるのがおすすめですよ。

材料は、ゴーヤ、木綿豆腐、ツナ、コーン、ニンジン、玉ねぎ、卵です。下処理したゴーヤ、ニンジン、玉ねぎを炒め、ある程度火が通ったら木綿豆腐とツナ、コーンを入れます。全体的に火が通たら最後に卵を入れて混ぜます。味付けは塩コショウと和風だし、しょうゆ、ごま油をお好みの量で。ツナの香りがしっかりするので子供も喜んで食べてくれるのではないでしょうか。

子供におすすめゴーヤレシピ②ゴーヤの甘辛おかか炒め

子供におすすめのゴーヤレシピ2つ目はゴーヤの甘辛おかか炒めです。簡単にできてお酒のおつまみとしても最適です。子供が食べるときはしっかりとした処理で苦味を取って、苦味が気にならない大人が食べるときはちょっと苦味を残すようにすると良いですよ。材料は、ゴーヤ、鰹節、白ごま、砂糖、しょうゆ、みりんです。

作り方は、まずフライパンを温めてサラダ油を敷き、スライスしたゴーヤを炒めます。火が通ったら砂糖、しょうゆ、みりんを入れて甘辛い味をつけます。火を消したら白ごまと鰹節を入れてしっかり混ぜます。甘辛い味が癖になる一品の出来上がりです。材料も少ないですしすぐにできるので、あと一品欲しいときにも便利ですよ。

ゴーヤは下処理で苦味を取ってから保存しよう

最近ではエコのためにグリーンカーテンを作っているご家庭も多いですよね。グリーンカーテンによく利用されているのがゴーヤです。たくさん収穫できたと喜んでも、食べられる量には限りがありますから、傷んで捨ててしまうことも。でもこんなに栄養満点のゴーヤを捨ててしまうのはやっぱりもったいないので、苦味を取る下処理をしてから冷凍保存するのがおすすめですよ。

あらかじめ苦味を取る下処理をしていると、さっと使えてとっても便利です。保存方法は、まず縦半分にゴーヤを切ってワタと種を取り出します。薄くスライスしたら塩でもみ、さっと茹でます。そのあとキッチンペーパーなどでしっかり水分を取り除いてから、冷凍できる保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。約1か月ほど日持ちしますよ。

下処理で苦味を取ってゴーヤをいっぱい食べよう!

ゴーヤには嬉しい栄養素がたくさんつまっています。だから苦味が原因でゴーヤを食べないというのはとてももったいないですよね。ゴーヤは切り方は下処理を工夫すれば、独特の苦味をしっかり取り除くことができます。苦味を取るとモモルデシンやチャランチンといったありがたい成分も流れてしまいますが、ゴーヤには他にも嬉しい栄養素がたくさん!

下処理で苦味を取ったら、子供が喜びそうな具材や味付けで美味しく調理してあげましょう。パクパクゴーヤを食べてくれるようになりますよ。

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