羊毛フェルト猫の作り方!顔や耳が上手く仕上がるコツをご紹介
ふわふわとした羊毛フェルトで作られた猫のマスコットやアクセサリーを雑貨屋さんで見かけたことはありませんか?最近は100均でもキットが販売され、ハンドメイドする人が増えているんです。はじめて羊毛フェルトで猫を作る人も顔や耳が上手く仕上がるコツをご紹介します!
目次
羊毛フェルトでかわいい猫を作りたい!
ふわふわとした毛の質感が温かみを感じる羊毛フェルト作品。最近では100均のお店にも羊毛フェルトキットが販売されるようになり、手作りする人が増えています。羊毛フェルトの質感が猫のふわふわな毛を連想させるので、よりリアルに感じますね!
こちらは愛らしいフォルムが魅力の羊毛フェルト猫です。違う素材のものを組み合わせることでフェルトの温かみのある素材が際立ちますね。今回はこんなリアルでかわいらしい猫の作り方や上手く仕上げるコツをご紹介します!
羊毛フェルトって?
お仕事終わりにスタバとダイソーさんととーかいさんに行ってきました。羊毛フェルトとかぎ針はダイソーさん、毛糸はとーかいさんでーす。なんかネットショップ専用割引券貰ったけど何かいるものあったかしら。まぁいいや、さて今から初羊毛フェルト!何作ろっかなぁ。 pic.twitter.com/RSFrT0oSaB
— 珱 (@ou0508) November 10, 2017
羊毛フェルトは最初はふわふわとした綿のような状態で販売されています。それを使う分量に分け、折り畳んだり丸めたりした後ニードルという特殊な針を使って刺し固め、フェルト状にしたものを羊毛フェルトと呼びます。
羊毛フェルトでかわいい猫を作るために必要なもの
羊毛フェルトの猫を作るときに必要なのは、羊毛フェルトと特殊な針(ニードル)、針が刺さっても大丈夫なスポンジマットやはさみなど。他に、羊毛以外のもの(プラスチックやガラスでできている目やキーホルダーなど)を付けるなら手芸用ボンドやニッパーなどを用意しましょう。
羊毛フェルト
羊毛フェルトは最初はふわふわの綿のようになっています。それを折り畳んだり丸めたりしてからニードルという特殊な針で刺し固め、フェルト状にします。100均でも手に入りますので、はじめて羊毛フェルトを扱う方はこちらで練習されるがおすすめですよ。慣れてきたら手芸屋さんで販売されている羊毛フェルトを使ってみてはいかがでしょうか。羊毛ではありませんが、アクリル繊維でできている「アクレーヌ」という商品も人気です。
ニードル
羊毛フェルトで猫を作るときに欠かせないのがニードルという特殊な針です。針が一本のものから、複数セットになっているものまで様々な種類のニードルがあります。羊毛フェルトで猫を作る時はとにかくチクチクすることが大事なので、針の本数が多いものを使うのが作業時間短縮のコツです。今は100均でもニードルが販売されているのが嬉しい!
羊毛フェルトで猫を作るのは細かい作業なので、気を抜くとすぐに指に針が刺さってしまいます。キャップ状の指ぬきを使うなどして指をガードしましょう。この方は指サック2枚重ねで防御されています。
スポンジマット
悔しさは明日晴らすのよー!٩( 'ω' )و
— かいり (@kairiiiiii0303) October 6, 2017
あ、羊毛フェルト作る時に針当たっても良い台が要るよ。ダイソーに羊毛フェルトスターターセットなるものが売ってるから、一緒に買うと良いかも(・ω・)ノ pic.twitter.com/VU5QllIOhu
羊毛フェルトを刺す時に土台となるスポンジマットも必要です。100均のダイソーにはスターターセットとしてニードルとスポンジマットがセットになっている商品があるので、まずはこちらから試してみてはいかがでしょうか。代用品として食器洗い用のスポンジを使う人もいるようですが、小さくて安定しないのであまりおすすめしません。
キットを使えば羊毛フェルトで猫を作るのも簡単!
ダイソーの羊毛フェルトキットの猫
100均の代表格であるダイソーの羊毛フェルトキットの猫です。羊毛フェルトに加えてニードルもついているので、このキットとスポンジマットがあればすぐに作ることができます。作り方の説明書も入っているのではじめて羊毛フェルトで作品を作る人も安心!下の動画で羊毛フェルトで猫を作るときのコツなども紹介されていますので、確認してみてくださいね。

ハマナカの羊毛フェルトキットの猫
羊毛フェルト初心者さんにオススメという事でハマナカさんのキットを購入しました〜!
— カンナ (@gottani_desu) October 19, 2017
夜にでもゆっくりチクチクしたい☺️✨ pic.twitter.com/s78ZeOcp7r
こちらは大手手芸用品会社ハマナカの羊毛フェルトキットの猫です。作り方の説明書も同封されています。猫はころんとした丸いフォルムのボディからしっぽが生えていてかわいらしいデザイン。丸などの単純な形から作ってみる練習の意味でも、材料が揃っているこのキットは嬉しいですね!ただこちらはニードルが付属していないので忘れずに買っておきましょう。
羊毛フェルトでかわいい猫の作り方①顔を作る
羊毛フェルトで猫を作るなら一番大事にしたい顔。作り方の第一歩は土台となる羊毛フェルトをくるくると端から巻いていきます。その時左右の羊毛フェルトを中に折り畳むようにしながら巻いていきましょう。巻き終わったらニードルで丁寧に刺し固めます。均等に伸ばした羊毛フェルトを土台に重ねていき、たまに手のひらでころころ転がして圧縮しながらきれいな丸を作ります。
土台ができたら、目の位置を決めます。その前に耳のパーツを作っておくとバランスを見る時に便利ですよ。耳は羊毛フェルトを三角に刺し固めますが、頭につける部分は固めずにふわふわのままにしておくと後でくっつけやすいです。
バランスよく猫の目や耳をつけられたら、鼻や口の部分に羊毛フェルトを足して肉付けしていきます。模様もその時に刺し固めていきます。アイラインがある猫の場合、目の周りにぐるっと黒い羊毛フェルトを一筋入れると猫っぽくなります。
羊毛フェルトでかわいい猫の作り方②ボディを作る
猫のボディも同様に丸く刺し固めていきます。土台の表面がでこぼこしているときはニードルの刺し方が甘いということなので、広く浅く何度も刺しましょう。指に刺さらないように気を付けてくださいね。
猫のしっぽなど後からつける根元の部分はふわふわさせておいて、他の部分はチクチクと刺し固めたりころころ転がしたりして形を作っていきます。色の違う羊毛フェルトを重ねて、猫らしい模様を作りましょう。

羊毛フェルト作家さんが作るリアルな猫
羊毛フェルト作家:Hinali(Instagram@hinali_felt)さん
テレビなどで取り上げられて一躍注目を浴びた羊毛フェルト作品ですが、羊毛フェルト作家といえばとてもリアルな猫を作成されるHinaliさんが有名です。2016年には「うちのコにしたい!羊毛フェルト猫のつくり方」という本を出版されました。この本は海外でも話題を呼び、英語版も出版されたそうですよ!
Hinaliさんはオーダーを受けて猫作品を作っていらっしゃるのですが、モデルになった猫の本物の毛と飼い主さんからの手紙をハートに閉じ込め、羊毛フェルトで作った猫の心臓部分に埋め込んだ作品も作られています。亡くなった愛猫の分身のような羊毛フェルトの猫がいれば飼い主さんのそばにずっといられますね。
こちらがHinaliさんの作品です!右が羊毛フェルトの猫で、左がモデルとなった猫ということですが、そっくりすぎてどちらが本物かわからなくなりそうですね!Hinaliさんの作品はとてもリアルで、モデルの猫をじっくり観察されているのが作品から伝わってきます。気になる方はInstagramをチェックしてみてくださいね。
羊毛フェルト作家:ミメット(Instagram@Mimetto Art Felting )さん
東京羊毛猫本社のはちわれ支店で活動されている羊毛フェルト作家のミメットさんの作品です。ノルウェージャンフォレストキャットの気品あるお顔立ちとぴんと立った耳、凛々しい表情がとてもリアルで美しい!長毛猫独特のふさふさした毛並みも見事に表現されています。
こちらはロシアンブルーの羊毛フェルト作品です。頭にちょこんと王冠が乗っていて、なんだか自慢げな表情の猫がとても愛らしいですね!耳が少し大きめなロシアンブルーの特徴を再現されていて、今にも動き出しそう!ミメットさんもInstagramをされていますので、ぜひチェックしてみてください。
猫の顔や耳を作るときに上手く仕上がるコツ
ここで作るのが難しい猫の顔や耳の作り方のコツを見ていきましょう。リアルな猫を作るのであれば立体感が必要です。目や耳、模様などの肉付けを丁寧にしていきましょう。
ニードルはまっすぐ!が基本
ニードルは折れやすいので、羊毛フェルトに対して針をまっすぐ刺しこむようにします。引き抜くときも、まっすぐ引き抜くようにしましょう。
まち針を活用する
猫の顔を作る時に大切なのは目や耳などのパーツのバランスを整えることです。顔の土台ができたら、まち針などで目や耳の場所にあたりをつけておくとわかりやすいですよ。
羊毛フェルトを使って世界に一つだけの猫をハンドメイド!
たくさんの羊毛フェルト猫の作品をご紹介しました。最初は難しくて思い通りの猫にならないかもしれません。そんな時に手軽にチャレンジできる100均のキットなどが便利です。いくつか練習して、あなただけの猫を作ってみてくださいね!