ローズマリーを挿し木で増やそう!適した土や時期などをご紹介!

ローズマリーはスッキリとした香りで、キッチンハーブとして鑑賞も楽しみながら収穫ができる人気のハーブです。実はハーブの中でも育てやすく、簡単に挿し木で増やしてどこでも楽しめます。ローズマリーはポイントをさえ押さえておけば、失敗しないで挿し木で増やせるんです。

目次

  1. ローズマリーの種類には3タイプの系統
  2. 育てたローズマリーを増やしたい
  3. 挿し木ってどうすればいいの?
  4. ローズマリーの挿し木を失敗しないコツ
  5. ローズマリーの挿し木で準備するもの
  6. ローズマリーの挿し木にチャレンジ
  7. ローズマリーを水差しで楽しむ
  8. ローズマリーを土で挿し木する
  9. ローズマリーを挿し木で増やしてみよう!

ローズマリーの種類には3タイプの系統

ローズマリーの栽培には、立性・ほふく性・中間タイプと3タイプの系統があり、好みや場所によって選ぶことができます。どのタイプでも病気や害虫は発生しにくく、初心者でも簡単に育てることができます。その上、ローズマリーはどのタイプの系統でも、柔らかい枝を除けば簡単に挿し木で増やして育てることができます。タイプ別で特徴と品種をご紹介します。

①勢い良く伸びる立性タイプ

勢いよく上へと生育するタイプで、地面から出た中心の枝は高さ2mくらいにもなります。大きくなると横に出た枝は斜め上に伸びるか、垂れ下がります。葉は大きくて幅広い形になっています。品種はトスカナ・ブルー(日本人に最も好まれる香りで料理用として使われています)、ミス・フェサップ、アルプ、マリンブルーなどが日本で多く栽培されるローズマリーの立性タイプになります。

立性タイプのローズマリーを挿し木で増やして、可愛くカットすればインテリアに。丸型はもちろん、好きなモチーフにカットして、キッチンでもリビングのちょっとした場所でもおしゃれに飾って楽しめます。大きな気になると迫力も出ます。

②地面に這うように広がって伸びるほふく性タイプ

若い苗は地面を這って伸びていきますが、古くなると枝は盛り上がっていきますが30~50㎝と高さがなく株の高さも低いままです。葉も同じように見えますが、ほふく性のローズマリーの葉は肉質・棒状になります。品種は、プロストラータム、タンタバーバラなどがあります。石垣を覆い隠すように垂れ下がり、花もたくさんつけています。

ほふく性のローズマリーは、プランターなどに挿し木してそのまま育てて鉢から下がる葉や花を楽しむこともできます。伸びた枝を好きな型の骨格に這わせて、好きな形にかたつくって育てて楽しむことができます。伸びた枝は、リースなどにすれば飾りも香りも楽しむことができます

③少し高く広く伸びる中間タイプ

立性とほふく性の混ざった中間タイプです。高さが30~80㎝で横に広がり、伸びた後に上方向に伸びていきます。横にも上にも伸びていきます。品種は、ウッドローズマリー、ブルーボーイなどがあります。横にも縦にも育つのでどこでも場所を気にせずに植えて育てることができます。

ローズマリーは、ハーブの中でも育てやすく大変強い植物です。地植えでは、環境次第でとても大きな木になるものもあります。暖かい場所を好みますが、冬でも緑の葉のままで枯れることなく越冬することもできます。

育てたローズマリーを増やしたい

ローズマリーを育てていたら、匂いがいいのはもちろんですが、葉っぱも花もかわいくて「もっといろんな場所に飾って楽しみたい」と思えてきます。料理にも使えて、ドライフラワーにしたりリースなどにアレンジして飾ったり楽しみ方はたくさんあります。そんなローズマリーを挿し木で増やしてみましょう。

挿し木で増やせるハーブは、気軽に育てられて、生活に取り入れて楽しむことができます。生活にハーブを取り入れていろいろ楽しんでみませんか?

はじめにローズマリーの種類3タイプご紹介しましたが、どのタイプでも同じように挿し木で増やせます。日光と水さえあれば基本元気に育つ初心者でも育てやすいハーブなので、栽培に慣れてきたら苗を増やすして楽しんじゃいましょう。

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挿し木ってどうすればいいの?

ローズマリーを増やす方法は種から増やす方法もありますが、挿し木することで早くたくさん増やすことができます。では、挿し木の方法を、知らなければいけません。方法は2つ、水差しから根が出て土に挿し木する方法と土に植えて根が張るのを待つ挿し木の方法があるようです。まずは、分かりやすく動画でご紹介します。

ローズマリーの挿し木を失敗しないコツ

ローズマリーは、挿し木で増やすために重要なのは、根っこをはやすことです。根っこが生えてこないと、育つことができず、枯れてしまします。根っこを生やすために重要なのは、時期・土・場所についての3つのポイントをおさえておくことです。

1.挿し木する時期を守る

ローズマリーは、一年中緑の葉っぱを生やしています。そのため、勘違いしやすいですが、挿し木にできる時期は決まっています。5月~6月、か、9月から10月の気候の穏やかな時期が挿し木にぴったりの時期です。
 

寒い時期でも、水に挿し木する場合は暖かい室内なら根出るようです。しかし、いくら寒さに強いように見えても土に根付くのは難しく、失敗につながります。ローズマリーの挿し木を成功させるには、時期は気を付けた方がいいといえます。

2.肥料の入っていない土を使う

土に含まれる肥料は、雑菌や微生物を引き寄せてしまいます。すると、根っこが生えにくくなります。特に、市販の培養土は挿し木に向かないので注意しましょう。また、古い土も雑菌が潜んでいるので使わないほうがいいでしょう。
 

3.挿し木したローズマリーは、明るい日陰で管理する

強い日差しは、ローズマリーの葉を傷つけてしまいます。挿し木して植え替えた鉢は、屋外の明るい日陰に置きます。室内の場合は、カーテン越しの窓辺や日差しの強すぎない、明るい場所に置き管理します。

しっかりとローズマリーが根付いたら、日差しの下に出すこともできます。ローズマリーは、育てやすく日の当たる玄関や好きな場所に移動しても大丈夫です。

ローズマリーの挿し木で準備するもの

準備するものは、切れ味の良いはさみ。挿し木したい、ローズマリー。水揚げのための器。無菌の土が入った器。たった、4つだけです。
 

ローズマリーの挿し木にチャレンジ

挿し木というと、普通は長くしっかりした枝が必要だと思います。しかし、挿し木にするローズマリーの枝は、10~15cm程が適当です。ハサミを入れる瞬間は緊張しますが、勢いの良い枝を選んでカットしましょう。そしたら、下の部分の葉を取り除きます。

ローズマリーを水差しで楽しむ

水で根を生やす場合は、このまま水差しで育てることができます。ローズマリーの香りや緑を、器や差し方を考えて楽しむこともできます。水はこまめにかえて雑菌に気をつけます。全てに根が生えるわけではないのでよく見て観察してみましょう。

水差しで根が出たローズマリーを土に植えるときは、根を傷つけないように土を掘り優しく土をかぶせて覆います。植えた後は、しっかり水をあげて、明るい日陰に置くか、室内のカーテン越しの窓辺などに置いて土に根付くまで管理します。

ローズマリーを土で挿し木する

挿し木にするローズマリーの枝を、10~15cm切り取り、下の葉を取り除きます。土に挿し木する、ローズマリーの枝は、これから水を十分に吸い上げられない時間を過ごします。その為、あらかじめ枝に水分を補給してあげます。1時間以上は枝を水に浸けておきます。

後は、ローズマリーの枝を無菌のきれいな土に挿せば、挿し木の作業は終了です。枝が細いので、土の表面にぷすっと挿すと簡単に立って安定します。挿し木したあとは、しっかりと水をあげましょう。

挿し木が終わっても、根が生えるまでは、まだ気は抜けません。早く根が生えてほしいからと、毎日の水やりはNGです。水が少し足りないほうが、根っこは水を求めて生長が促されます。土の表面が乾いたら水やりをしていきましょう。

ローズマリーを挿し木で増やしてみよう!

ハーブにはたくさんの楽しみ方があります。まずは、育てやすいローズマリーを育ててみてはいかがでしょうか?大きく育てていれば、摘み取った枝を楽しめる幅も増えます。挿し木にして増やす楽しみが増えてきます。失敗することもありますが、元々が強い木ですので枝が増えれば安心して挿し木にしてみることができます。

ローズマリーをたくさん増やして、育てて様々な方法でたのしみましょう。キッチンにおいて、フレッシュハーブを料理で楽しんだり、リースやスワッグリースなどでアレンジして香りも見た目も全部楽しむことができます。今回の記事を参考に、ローズマリーを挿し木で増やしてみましょう!

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