スコーンの食べ方&マナー!ジャムの付け方などアフタヌーンティーの作法

アフタヌーンティーには必ず用意されるスコーン。美味しいけれどボロボロこぼれて食べ方に困りますね。そんな時スコーンの食べ方やマナーを知っておくと安心です。こちらではスコーンの正式な食べ方やマナーを解説します。これからアフタヌーンティーの予定がある方必見です!

目次

  1. スコーンの食べ方とマナー
  2. アフタヌーンティーとは?
  3. アフタヌーンティーでの注意ポイント
  4. アフタヌーンティーの主役スコーンとは?
  5. スコーンの正しい食べ方
  6. スコーンの食べ方のNG
  7. スコーンの美味しい食べ方
  8. スコーンには美味しい紅茶が欠かせない
  9. アフタヌーンティーでスコーンを楽しもう!

スコーンの食べ方とマナー

もともとはイギリスの貴族の社交の場として広まったアフタヌーンティー。最近では私たちも優雅なお茶タイムとしていただく機会も増えてきました。その中に必ず用意されてるのがスコーン。ボロボロこぼれるし、どうやって食べたらいいのか困りますよね。そこでアフタヌーンティーや正式の場で困らないようにスコーンの食べ方のポイントとマナーを解説していきます。

アフタヌーンティーとは?

アフタヌーンティーとは1840年頃にイギリス発祥の喫茶習慣です。といっても社交の場として使われ、マナー、室内装飾、食器、花、会話の内容など高度な知識や教養が要求されます。日本の茶道のようなものですね。しかし現代は本場イギリスにおいては上流階級から労働者階級まで広く普及している習慣で、高級なホテルやレストラン以外では礼儀作法など気どったものは一切ありません。

アフタヌーンティーは午後に紅茶をメインにしてお菓子や軽食を楽しむ優雅なお茶会です。お皿を3段置ける専用のスタンドにケーキ・サンド・スコーンが並べられます。特に最も重要なのがスコーンで、アフタヌーンティーの評価が決まる大事な要素の一つだとされています。スコーンにはイチゴジャムやクロテッドクリームが添えられます。現在日本では正式なアフタヌーンティーはほとんどなく簡略化して行われています。

アフタヌーンティーでの注意ポイント

大事なことはマナー

英国の上流階級分化の一つとして知られているアフタヌーンティーは、堅苦しい作法や決まり、食べ方が要求されそうです。しかし現在日本のアフタヌーンティーは厳しい形式ばった決まりや食べ方など特にはありません。それよりも重要なのはマナーです。

やはり同席した人に不快な思いをさせないように最低限のマナーは身につけておきましょう。意識しておきたいのが“音をたてない。大声を出さない、笑わない。相手に迷惑をかけない。”です。少しだけ「上品」を意識してみましょう。

三段ケーキスタンドの料理の食べ方

アフタヌーンティーといえば3段のケーキスタンドです。一般的には下段にサンドイッチ、中段にスコーン、上段にケーキが置かれて、紅茶と一緒に楽しむのが正式とされています。アフタヌーンティーはもともとは最初にサンドイッチ、次にスコーン、最後にケーキと一皿ずつ運ばれるコース仕立てでした。三段スタンドでも食べる順番は同じで、下の段から食べていきます。

全員が食べ終わるまで次のお皿に移ってはいけません。自分勝手に進めることはみんながオードブルを食べているときに、自分だけメインをくださいと言っているのと同じことです。次に進むタイミングは一緒にアフタヌーンティーを楽しんでいる人と合わせましょう。

アフタヌーンティーの服装

アフタヌーンティーは優雅なお茶会なので、特にドレスコードを設けていない場合でもジーンズなどのカジュアル過ぎる服装、胸元や背中が大きく開いた露出度の高い服装は避けましょう。そこまで堅苦しくなく、清潔感や上品さがある服装「スマートカジュアル」が推奨です。

アフタヌーンティーの主役スコーンとは?

アフタヌーンティーといえばスコーンが真っ先に頭に浮かぶ方も多いでしょう。日本人にとっては好き嫌いが分かれますが、イギリスの代表的なお菓子です。単なるお菓子というよりある程度空腹を満たす役割のある食べ物で、アメリカでは「ビスケット」とも呼ばれます。

スコーンは小麦粉を練って焼いただけのシンプルで家庭的なお菓子です。スコーンを楽しむのに大事な存在がクロテッドクリーム。スコーンの苦手な人の「スコーンのパサパサ感」は、このクロテッドクリームをたっぷりのせて食べればパサパサ感なんて少しもありません。

スコーンの正しい食べ方

スコーンは崩れやすく食べ方に困ってしまうお菓子ですが、日本でもスコーンの食べ方やマナーがあります。現代人の私たちとすれば豪快にかぶりつく食べ方もスマートでいいですが、公の場ともなるとそうもいきませんね。食べ方のポイントをおさえて美しく食べましょう。

スコーンはお店によって形がさまざまで四角いスコーンや丸いスコーンもありますが基本の食べ方は同じです。それから自分が口をつけた部分は自分に向けて置くのがマナーのポイントですよ。

スコーンの食べ方:スコーンを割る

スコーンはそのまま食べるのではなく一度お皿にとります。そしてスコーンを上下にカットします。ナイフかスプーン、または手で真ん中の辺りから横に上下半分に切ってからジャムやクロテッドクリームなどをのせていただきます。もしスコーンが小さいサイズの場合は割らなくても大丈夫です。テーブルに置いてあるナイフは中段のスコーンを食べるときに使います。

スコーンの食べ方:ジャムとクリームをのせる

スコーンを割ったら、次はジャムとクリームです。ジャムとクリームもスコーンに直接つけるのではなく、備え付けのスプーンでつける分だけ必ず一度自分のお皿に移します。たっぷりのせていいだきましょう。ただしのせるのは一口で食べられる分だけがルールです。スコーンはそれ以上割らずに一口ずついただきます。

スコーンの食べ方のNG

ナイフとフォークで細かく切ったり丸ごとかぶりついたりするのはマナー違反です。スコーンを食べるうえで気をつけることはテーブルを汚さないこと。細かくしたり丸ごとかぶりつくとボロボロこぼれてしまうことがあるのでNGです。それからスコーンをサンドイッチのようにジャムゃクリームをはさむ食べ方は間違いです。横に半分に切ってひとつずつ食べましょう。

スコーンの美味しい食べ方

せっかくなので通販やお店でスコーンを買ってお家で楽しむとき、美味しくいただく食べ方のポイントを紹介しておきますね。

食べ方のポイント:トーストする

スコーンはふわふわな状態で食べるのがベストです。オーブンかオーブントースターで温めると表面がさっくり、中はしっとりと焼きたてのような美味しさが味わえます。食べ方のポイントは食べどきのベストタイミングで食べること。

オーブンから出したら少し待ちます。そして全体の粗熱が取れて触ってみるとほんのり温かいくらいがベストタイミングです。スコーンが熱すぎると味が感じにくく、冷めていくうちに味がやさしく調和して美味しくなるそうです。食べ方にひと手間かけて美味しくいただきましょう。
 

食べ方のポイント:クロテッドクリーム

スコーンの美味しい食べ方のもう一つのポイントはクロテッドクリームです。クロテッドクリームとは生クリームとバターの間のようなクリームで濃厚でコクがあるのにサラリとしているのが特徴です。スコーンにジャムとクロテッドクリームをたっぷりのせるのが食べ方のポイントです。

アフタヌーンティー好きの間ではスコーンにジャムを先にのせるかクロテッドクリームを先にのせるかで長年議論されていますが、その食べ方は完全に好みの問題ですよね。ただスコーンの魅力を最大限に味わうゴールデン比率というものがあって、スコーン:ジャム:クロテッドクリームの比率が「2:1:1」だそうです。機会があれば確かめてみてくださいね。

スコーンには美味しい紅茶が欠かせない

スコーンは紅茶とセットでいただくのが基本です。スコーンに合うのは伝統的なイングリッシュブレックファーストだと思われがちですが、他にも相性のいい紅茶はたくさんあります。たとえばジャムやクリームをたっぷりつけたスコーンには、アッサムやルフナのミルクティーが最高の組み合わせです。いろんなフレーバーを試してスコーンを楽しんでみましょう。

アフタヌーンティーでスコーンを楽しもう!

いかがでしたか?アフタヌーンティーの食べる順序や食べ方のマナーを知っておくと、横目でチラチラ周りを確認しながら食べる必要もなく食事も心から楽しめますね。だけどホテルのラウンジで友達とのお茶会だとしたら、食べ方やマナーに縛られることはありません。食べる順番も気にしないで好きに楽しく食べるのが一番です。ホテルのアフタヌーンティーは優雅な気分になれて自分へのご褒美として最適ですね。

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