離乳食にヨーグルトはいつから与える?量や注意点・おすすめレシピも
ヨーグルトを使った離乳食を紹介していきます。離乳食は赤ちゃんがおっぱいやミルクを離れて、普通の食事から栄養を摂れるようになるための大切なプロセスです。栄養たっぷりのヨーグルトを離乳食に加えて、赤ちゃんの健康管理をしっかりしてあげたいですね。
目次
ヨーグルトを使った離乳食なら手間いらず!
ヨーグルトなどの乳製品はアレルギーの可能性もあるので離乳食には使えないと思っていませんか?実はヨーグルトは立派な離乳食のお助けアイテムなので、使わないのはもったいないですよ。ヨーグルトは何といってもすりつぶしたり、みじん切りにしたりといった下準備が不要なので、そのまま食べさせられとっても便利です。
離乳食はいつからスタートさせればいいの?
離乳食は早すぎるとアレルギーリスクが高まるといわれています。「いつから」は気になりますね。活動量が増えてくる生後5~6か月頃からスタートさせるようにしましょう。最初は1日1回のみ食べ物に慣れさせるように食べさせ、月齢とともに徐々に1日2回、1日3回と増やしていきます。離乳食を始めても、離乳食から必要な栄養はすべて補えないので、おっぱいやミルクは必要です。
離乳食にヨーグルトはいつからOK?
離乳食に便利な食材のひとつがヨーグルトです。「いつから」食べさせていいのか気になりますが、ヨーグルトは牛乳よりもアレルギーのリスクが低いといわれているので、アレルギーがなければ離乳食初期から食べさせても心配いらない食材です。そのまま食べさせたり、アレンジを加えていろいろな食べさせ方をしていきましょう。もちろん注意点もあります。
離乳食に使えるヨーグルトって?
離乳食にヨーグルトを使えますが、どんなヨーグルトでもOKというわけではありません。離乳食に使えるヨーグルトは「全脂無糖」のものです。スーパーのヨーグルト売り場で売られているものの中で、甘みのあるものやフルーツが入っているものは当然食べさせることはできません。全脂無糖のものであれば離乳食開始後いつから食べさせてもOKです。
おすすめは赤ちゃんも食べられる専用のヨーグルトです。赤ちゃん用のヨーグルトなら、離乳食にも使えますし、中にはたくさんの野菜で作られたソースが添付されているものあります。野菜嫌いの赤ちゃんにも好まれる味のソースになっているので、こういったものの栄養を利用するのも方法ですね。
ヨーグルトの効能とは
ヨーグルトには様々な効能があります。まずひとつが腸内環境を整え、便秘を解消してくれるというものです。便秘に悩んでいる赤ちゃんは意外と多く、便が数日出なかったり、出ていても量が少なかったりと、快便でないと赤ちゃんの機嫌も悪くなってしまいます。腸内環境を整えて、便秘を解消してあげましょう。
昨日の離乳食、朝はかぼちゃミルクオートミール粥・きな粉サツマイモヨーグルト、夜はBFのチキンと野菜のリゾット・清見オレンジヨーグルト。朝は1/3ぐらい食べたところで寝た。便秘ぎみなので夜もヨーグルトを。BFはチキンブイヨンやチェダーチーズも入っていて、かなりしっかりした味で完食。 pic.twitter.com/bi8ERD1oXs
— みゆっこ (@miyucco) March 20, 2017
便秘気味なら食事のたびにヨーグルトを加えるといった方法も。2回食・3回食と進んだら試しましょう。ただし1回の量は減らしてくださいね。
他にもヨーグルトには免疫力をアップさせる働きがあります。これは腸内環境が整うことで得られる効果ですが、ママからもらった免疫は生後6か月ほどでなくなるといわれているので、このくらいから風邪をひきやすくなったりと免疫の低下を感じることもあります。ヨーグルトで免疫力を高め、ウイルスや細菌から赤ちゃんを守ってあげましょう。
赤ちゃんに与えるヨーグルトの量は?
ヨーグルトを初めて食べさせるときには、赤ちゃん用のスプーン1杯から始めます。それで体調が変化したり、アレルギー症状が出ないようであれば、1匙ずつ増やしていきましょう。ヨーグルトばかりでお腹いっぱいにならないように、いろいろな食材を食べさせましょう。
ヨーグルトを使った離乳食のおすすめレシピ
ヨーグルトはそのまま食べる以外にも、実に様々なおすすめレシピがあります。手間がかからず赤ちゃんにも喜んでもらえるヨーグルトを使った離乳食のレシピを「いつから」食べられるかとともにご紹介したいと思います。
野菜とヨーグルトの和え物【初期】
煮込んでつぶした野菜とヨーグルトを和えるだけの簡単レシピです。野菜を食べさせようとすると顔を背けてしまう赤ちゃんも多く、赤ちゃんの野菜嫌いに悩んでいるママも多いと思いますが、ヨーグルトと野菜を和えると、野菜独特の青臭さが緩和されるので食べやすくなります。
ヨーグルトポテトサラダ【初期】
離乳食に使える調味料は限られています。できるだけ薄味を基本にしなければいけないので、マヨネーズはまだまだ使えません。そんなときにはヨーグルトをマヨネーズ代わりに使ってみましょう。ジャガイモやニンジンをマッシュして混ぜてもボソボソになるだけで赤ちゃんも食べにくいですが、ヨーグルトを混ぜると食べやすくなりますよ。ヨーグルトの量は控えめがおすすめ。
バナナヨーグルト【初期】
ペースト状にしたバナナにヨーグルトを混ぜた簡単レシピです。バナナの甘みが加わるので、ヨーグルトの酸味が苦手という赤ちゃんにもピッタリです。月齢があがればバナナはペースト状にしなくても食べられるようになります。柔らかいので多少塊があったとしても大丈夫です。いろいろな果物でも作れますが、安くて栄養価の高いバナナが1番おすすめです。
サツマイモヨーグルト【初期】
茹でてマッシュしたサツマイモにヨーグルトを混ぜるだけの、こちらも簡単レシピです。サツマイモの甘みが出るので、野菜でありながらデザートとして出しても良いかもしれません。より甘みを出したいときには、砂糖を加えるのではなく、サツマイモの種類を変えるのがおすすめですよ。安納芋は糖度が高いのでヨーグルトの酸味もちょうどいい感じに。
きな粉ヨーグルト【初期】
ヨーグルトにきな粉を混ぜた簡単レシピのきな粉ヨーグルトがおすすめです。きな粉を使う注意点は砂糖が入っていない、大豆を粉にしただけのものを選ぶということです。ミキサーやあれば家でも簡単にきな粉は作れますよ。きな粉の量はお好みで。
食パンヨーグルト【中期】
少し硬いものも食べられるようになる離乳食中期には、食パンも食べられるようになります。一口サイズに切った食パンを使ったレシピがおすすめです。ヨーグルトの中に食パンを混ぜるだけというこちらも簡単レシピです。食パンだけでなく、バナナを加えても美味しいですよ。
ヨーグルトサンドイッチ【中期】
サンドイッチで使うヨーグルトは、ヨーグルトをマヨネーズの代わりとして使った簡単レシピです。サンドイッチ用の薄い食パンに、茹でて小さく刻んだ野菜や果物とヨーグルトを混ぜたものを乗せ挟みます。ヨーグルトがしっかり「のり」の役割を果たしてくれるので、形も崩れずに食べやすいのでおすすめです。
バナナヨーグルト蒸しパン【後期】
離乳食後期になると食べられるものが増えますね。この頃におすすめなのがこちらのレシピです。ホットけーっきミックスにヨーグルトと刻んだバナナを混ぜて、カップに入れて電子レンジで加熱すれば出来上がり。ホットケーキミックスは通常牛乳を入れますが、代わりに粉ミルクを溶いたものを使ってもOKです。
ヨーグルトを使った離乳食は冷凍保存できる?
離乳食は多めに作って製氷皿をうまく活用して冷凍保存しているママも多いですね。忙しいときやママの体調が良くないときでも解凍するだけで良いので冷凍保存はおすすめなのですが、「全脂無糖」のヨーグルトは残念ながら冷凍保存ができません。1回分ずつ冷凍して使うときに解凍するということができないので、余ったものはママやパパが食べてください。
そのままでは冷凍保存できない「全脂無糖」のヨーグルトも、糖分が加われば分離せずに冷凍することができます。冷凍保存する場合には、ジャムや砂糖といった糖分を加えて冷凍すると良いでしょう。ただし、赤ちゃんに糖分はあまりおすすめできないため、冷凍保存したものはママやパパが食べるようにしたほうが良いでしょう。
ヨーグルトを使った離乳食を食べさせるときの注意点
離乳食にヨーグルトを食べさせるときにはいくつか注意点があります。まず注意点の1つ目が食べさせる前にしっかり常温に戻しておくことです。冷蔵庫から出したばかりのヨーグルトは赤ちゃんには冷たすぎるので、お腹を壊して下痢を引き起こす可能性があります。
そして注意点の2つ目が食べる量です。赤ちゃんが離乳食を食べてくれるのはママにとって嬉しいことですが、あまりたくさん食べさせ過ぎると下痢を引き起こしてしまいます。またヨーグルトだけでお腹がいっぱいになって他の食材が食べられなくなってしまうことも。
注意点3つ目がアレルギーです。牛乳と比較してもヨーグルトはアレルギーを引き起こしにくいといわれていますが、それでも他の食品と比較するとアレルギーが起こりやすい食品です。「特定原材料7品目」という重篤なアレルギー症状が出る食品にも数えられています。初めて食べさせるときには注意しましょう。
ヨーグルトを離乳食に使って健康な赤ちゃんに!
ヨーグルトにはタンパク質やカルシウム、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。整腸作用もあるので、アレルギーがなければ離乳食にも積極的に使いたい食材です。離乳食開始いつからでも食べられるヨーグルトを加えて風邪知らずの健康な赤ちゃんに!