シンデレラのガラスの靴はなぜ消えないの?魔法が解けない理由を調査
女の子の大好きな童話といえばシンデレラ!映画化もされ話題になりましたよね。シンデレラといえばキーになるのがガラスの靴ですが、このガラスの靴がシンデレラ最大の謎といわれているのをご存知でしょうか。なぜ12時を過ぎてもガラスの靴だけは消えなかったのでしょうか。
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ガラスの靴の魔法が解けない理由を知りたい!
子供から大人まで女の子が大好きな童話といえばシンデレラを上げる方が多いのではないでしょうか。みんなに愛されるシンデレラ、ストーリーがとても魅力的ですよね。悲劇のヒロインが幸せを手にするといったサクセスストーリーは女の子が憧れる要素がたくさん盛り込まれていますから、昔も今も時代が変わってもシンデレラの人気は衰えることを知らず、映画化もされましたね。
そんなシンデレラの最大の謎とネット上などでも話題になっているのが、あのガラスの靴です。「あんな靴が欲しい」「1度で良いからガラスの靴を履いてみたい」と憧れている方も多いと思いますが、シンデレラに欠けられたすべての魔法は解けてしまったのに、ガラスの靴だけなぜ魔法が解けないで王子様の手元に残ってしまったのでしょうか。不思議に思いませんか?
「シンデレラという話を盛り上げるためのちょっとした演出?」ととらえている方もいるかもしれませんね。そこで今回は、女の子が大好きなシンデレラのガラスの靴の謎を徹底調査しました!
シンデレラのあらすじをおさらい
シンデレラのガラスの靴の謎に迫る前に、まずシンデレラのお話をおさらいしてみましょう。はじめは両親と幸せに暮らしていたシンデレラですが、お母さんが亡くなってお父さんが再婚したことからシンデレラの不幸が始まります。お父さんの再婚相手は意地悪で、しかも同じように意地悪な娘がいたからです。
お義母さんは一切の家事を自分や自分の娘たちにはやらせず、シンデレラにやらせます。料理も洗濯も掃除もシンデレラが1日をかけて一生懸命行っていました。心優しいシンデレラは文句も言わずにお義母さんに従っていましたが、ある日お城で舞踏会が行われることになり、お義母さんと義姉たちはキレイなドレスを着てお城の舞踏会に行くことになりました。
ところがというか案の定というか、シンデレラはお城の舞踏会には連れて行ってもらえず、留守番をさせられ悲しんでいるところに魔法使いが登場し、ネズミを馬に、かぼちゃを馬車に、ボロボロの洋服をキレイなドレスに魔法をかけて舞踏会へ行かせてくれることに。12時に魔法が解けるのでそれまでに帰るように言われていたんですが、時間はギリギリ!
急いで帰る途中、お城の階段でガラスの靴を片方落としてしまい、後日シンデレラを気に入った王子様がそのガラスの靴に合う女性を探しに街へ来て、見事シンデレラの足が合い、王子様とお城でいつまでも幸せに暮らすといったお話でした。
ガラスの靴を履いたシンデレラとはどんな人物?
お父さんの再婚相手のお義母さんや義姉たちからこき使われいじめられていたシンデレラ。シンデレラは理不尽な命令やいじめに耐え抜いてきたことから、我慢強く逆境にも負けない強い心を持った女性であることがうかがえますね。でもけなげな女の子が最後に幸せになるという皆さんが良く知るシンデレラのお話はディズニー版のシンデレラです。
グリム童話に出てくるシンデレラは皆さんが良く知る心が優しく我慢強いけなげな女の子ではなかったようで、自分をこき使っていじめたお義母さんや義姉たちにしっかり仕返しをしています。原作を読むとちょっと驚いてしまいますが、逆境に耐えるけなげなシンデレラの方がやっぱり魅力的だという方が多いでしょうね。
ガラスの靴で有名なシンデレラはバリエーションが豊富!
ガラスの靴で有名な女の子の憧れのシンデレラですが、シンデレラの話にはいろいろなバリエーションがあります。有名なのはディズニー版のシンデレラで、最後は王子様と結婚してハッピーエンドになるものですよね。シンデレラの原作はグリム童話にある「灰かぶり姫」やシャルル・ペローの「サンドリヨン」だといわれていますが、それらの元になる物語もありはっきりしません。
現在語り継がれているシンデレラの話は世界中に似ている・元になったのではといわれている話がいろいろあります。1番古いものでは「ロードピス」という話で、紀元前1世紀に記された古いお話です。
世界中にバリエーションがあるだけあって、ストーリーも様々です。お城でのパーティーが3日3晩あり、毎回急いでシンデレラが帰っていたというものや、ドレスは魔法使いではなく鳥からもらっていた、わざと靴を脱げやすいように王子が細工をしていたなどといったバージョンも。バリエーション豊富な世界中のシンデレラを読んでみるのも楽しいのではないでしょうか。
シンデレラ最大の謎はガラスの靴の魔法が解けないこと!
なんでシンデレラのガラスの靴は12時を過ぎても消えないの?
— 渉太 (@akinosyota_1227) April 22, 2017
ってのがスゲー気になったんだけど#シンデレラ #ガラスの靴
シンデレラのお話で最大の謎といわれてネットでも話題になっているのが、なぜかガラスの靴だけ魔法が解けないということです。子供のころから不思議だったという方もいるはず!シンデレラのもとに現れた魔法使いのフェアリー・ゴッドマザーがネズミやカボチャなどに魔法をかけて、シンデレラを素敵な女性にしてくれましたが、魔法は12時の鐘が鳴り終わると解けてしまいます。
ところがどういうわけか、ガラスの靴だけは掛けられた魔法が解けずに、お城の階段で落とした片方のガラスの靴は消えないんです。この消えないガラスの靴がシンデレラ最大の謎!「魔法使いがガラスの靴だけ別の魔法をかけたのでは?」などネット上でもいろいろ物議が繰り広げられています。ガラスの靴が消えないで残ったのでシンデレラは無事王子様と結婚できたわけですが。
ガラスの靴が消えないのは魔法をかけられていないから!
12時を知らせる鐘が鳴り、シンデレラは慌ててお城から飛び出します。そのとき階段に片方のガラスの靴を落としますが、なぜガラスの靴だけが消えないのかというと、実はガラスの靴はフェアリー・ゴッドマザーの魔法にかけられたものではないからなんです。
シンデレラのフランス語原文は
— *amour (@amour04_m) April 21, 2017
馬車、馬、従者、ドレスの動詞が「être changê(変わる)」
だけどガラスの靴は動詞は「donna(与える)」
だから、ガラスの靴は消えなかった。
これを知った時、鳥肌たったし
原文を読みたいと思った✨#シンデレラ
魔法でかぼちゃは馬車に、ボロボロの洋服はドレスにといった具合に変身させられていますが、ガラスの靴だけはシンデレラのボロボロの靴をガラスの靴に魔法で変身させたものではないんです。魔法で変身させたものではなく、フェアリー・ゴッドマザーから与えられたものだったんです。つまり魔法は関係ないので、12時になっても消えないんです。
シンデレラのガラスの靴は実は毛皮の靴だった?
シンデレラに出てくるガラスの靴はとてもキレイで履いてみたいと、女の子なら誰でも1度は思ったことがあるはず!そんなシンデレラの物語の象徴ともいえるガラスの靴は、実はガラスの靴ではなく毛皮の靴だったといわれています。
紀元前1世紀に記された物語「ロードピス」。これを元にしてフランスの童話作家のシャルル・ペローの「サンドリヨン」ではガラスの靴ではなく毛皮の靴を履いていたそうです。その話をフランス語から英語に訳すときに訳し間違いが起こって、毛皮からガラスの靴になったんだとか。でも毛皮の靴よりもガラスの靴の方がロマンチックでシンデレラの物語には似合っていますよね。
シンデレラのガラスの靴はインテリアにもピッタリ!
子供から大人まで大人気のシンデレラ。そのシンデレラを代表するものといえばガラスの靴ですよね。そんなガラスの靴はインテリアとしても高い人気があるんですよ。またインテリアとしてだけでなく、実際に履けるガラスの靴もあるんです。オーダーメイドで自分のサイズに合ったガラスの靴を作ってくれるので、それで歩くことはできませんが、座って足に合わせてみたり素敵ですね。
実際に履けるガラスの靴は、プロポーズや結婚式、誕生日といったシーンで使われることが多いようで、芸能人も購入してプロポーズしたカップルもいるようですよ。もちろん日常使いできる靴ではなりませんが、そのままインテリアとして飾っておくと、まるで自分がシンデレラになったような気持ちになれます。
シンデレラのガラスの靴の魔法が解けない謎まとめ
女の子なら誰しもが憧れたことのあるヒロインのシンデレラ。なぜガラスの靴だけ魔法が解けないで王子様の手に渡ったのか、フェアリー・ゴッドマザーの魔法で変身させられたものではなく、与えられたものだったからなんです。この「なぜ」をきっかけにバリエーションの多いいろいろなシンデレラを読んでみてはいかがでしょうか?
