浴衣に下駄を履きたいけど痛いのは嫌!痛くならない方法&選び方を解説
夏の風物詩といえば浴衣に下駄ですよね。花火大会や夏祭りなど浴衣や下駄で出かける機会が盛りだくさんです。でも下駄は履くと痛くなるのが悩みという方も多いんですよね。サンダルも可愛いですがやっぱり下駄を履きたい!痛くならない方法や選び方をご紹介します。
目次
痛くならない浴衣時の下駄の履き方や選び方をご紹介!
夏は夏祭りや花火大会など浴衣を着る機会が増えますよね。浴衣は女性を妖艶に美しく見せてくれるので、友達と出かけるときでも彼氏とのデートのときにもやっぱり着たいもの。浴衣を着るとなると足元はやっぱり下駄を履くのが理想です。でも下駄を履くときの悩みといえば痛くなってしまうことではないでしょうか。普段履きなれていないだけにどうしても痛くなりやすいですよね。
せっかくキレイな浴衣でも下駄を履いていて「足が痛い!」となっては、花火も夏祭りも十分に楽しむことができませんよね最近では下駄っぽい雰囲気のサンダルやミュールなどが登場しているので、どうしても足が痛いならそういったものを履くのも方法ではありますが、やっぱり浴衣にはちゃんとした下駄を履きたいものです。
下駄は選び方や履き方、歩き方などで感じる痛みが違ってくるんですよ。浴衣と一緒に履きたい下駄の痛くならない方法や下駄の選び方、歩き方などをご紹介します。

浴衣に下駄:痛くなる原因
慣れない下駄を履いて、鼻緒の当たった所が痛いです(TдT)#城崎温泉 #下駄 #痛い https://t.co/vhn2tVbjOt pic.twitter.com/c2gH3NfXXu
— 花1 (@ha_n_a19) May 8, 2017
浴衣といえば下駄。でも足が痛いという大きな問題があるんですよね。「浴衣は楽しみだけど足が痛い」と悩んでいませんか?下駄で足が痛くなることを「鼻緒ずれ」という言い方をします。普段履きなれていない靴を履くと、アキレス腱のあたりの靴が当たる部分を靴擦れしてしまいますよね。それの下駄バージョンが鼻緒ずれです。
下駄を履いたときに足が痛いのは「下駄の形が合っていない」「下駄の鼻緒が合っていない」「歩き方が悪い」の3つが原因として考えられます。自分の足の形に合っていない下駄を選んでいたり、痛みの出やすい鼻緒を選んでいたり、靴を履いているときと同じように歩いてしまうことが鼻緒ずれで足が痛い原因なんです。
下駄はきちんと足に合わせて購入するのがベストですが、最近ではネットなどで購入する方も多いので、自分の足に合っていない下駄を選んでしまうことが多いようです。鼻緒の中身は麻ひもを撚ってそれを芯にして、その周りをボール紙と綿で覆っているものが最近では多いようです。
ボール紙を使わずに麻ひもと綿だけで作られている鼻緒もあります。いずれにしても芯を覆っている綿が少ないものを選ぶと、足当たりが硬くなってしまい、鼻緒ずれしてしまいます。
浴衣に下駄:痛くならない下駄の選び方
下駄/雪駄のジャストサイズは、履いて踵が少し出るくらい。これは皆さん御存知かも。#下駄
— cody (@cody_sakeguy) June 5, 2013
浴衣を着るときに履きたい下駄の痛くならない選び方ですが、かかとが2cm~3cm出る長さで、鼻緒が太いものを選ぶようにしましょう。鼻緒が細いとどうしても足が痛くなりやすいので、理想は2cm以上の太さがあるものを選んでください。そしてふっくら柔らかいものがベストです。
そして鼻緒以外にも注目したいのが、前坪です。前坪とはちょうど下駄から出て2股に分かれる前の部分で、親指と人差し指の股が触れる部分です。この部分は最近ではビニール製のものがありますが、ビニール製のものだと鼻緒ずれになりやすいので、きちんと前坪部分も布でできているものを選ぶようにしましょう。鼻緒と前坪の選び方を知っておくことが大切です。
浴衣に下駄:正しい履き方
浴衣に合わせて素敵な下駄を選んだら、正しい履き方をマスターしましょう。浴衣に合わせる下駄は、履き方にちょっとしたコツがあるんです。パンプスやサンダルのような履き方とは少し違うので、気を付けてくださいね。
浴衣に合わせた下駄の履き方でよく見られる間違いが、足の指を前坪にガッツリ押し込んでいる履き方です。ビーチサンダルだとガッツリ押し込みますが、ビーチサンダルと浴衣時の下駄を同じように履くのはNGです。正しくは、指をギュッと入れずに、指1本ほど前坪と指の股にスペースがあるように履きます。
指と指の股で前坪を挟むのではなく、指の股を前坪に触れさせないようにして履くのがポイントです。最初は少し難しいですが、浴衣で下駄を履いたときに、定期的に指の股を意識して足を後ろにずらすようにしましょう。前坪と足の指の股に指1本入るスペースを開けて、かかとが2cm~3cmほど出ているのが正しい状態ですよ。
浴衣に下駄:痛くならない方法①鼻緒をほぐす
浴衣を着るときに履く下駄の痛くならない方法、まず1つ目はしっかりと鼻緒をほぐすことです。新しい下駄を買ったら当日まで大切に箱に入れたままにしていませんか?いきなり浴衣を着る当日に下駄を履いてしまうと足が痛いのは当然です。できれば下駄を履く予定の1週間くらい前から鼻緒をほぐしてあげてください。下駄の鼻緒のほぐし方は簡単ですよ。
まず、下駄の鼻緒部分に手を差し込んで、前坪をしっかり上に引き出します。そのあとに鼻緒を左右に開いて広げ、鼻緒を良くもんで柔らかくしておきます。当日やっても良いですが、毎日ちょっとずつやっておくほうが鼻緒が柔らかくなるので、できるだけ当日ではなく前もってやっておくのがおすすめですよ。
浴衣に下駄:痛くならない方法②ろうそくを塗る
浴衣に下駄を履くときの痛くならない方法2つ目は、ろうそくを鼻緒に塗るというものです。子供のころ新しいスニーカーを買ったときに、お父さんやお母さんからろうそくを靴に塗られたことはありませんか?新しい靴は靴擦れしやすくなるので、靴擦れしやすいかかと部分にろうそくを塗りつけて足を守るというやり方ですが、これは下駄にも使えるんですよ。
ろうそくを塗ると滑りが良くなるので、鼻緒ずれを予防することができます。ろうそくがなければ固形石鹸でも同じ効果がありますよ。下駄でろうそくや石鹸を塗っておきたい部分は、前坪と鼻緒の足に直接当たる部分ですね。ろうそくや石鹸は塗っても色が付くわけではありませんから、塗っていることは周りにはバレませんから安心ですよ。
浴衣に下駄:痛くならない方法③ベビーパウダーをはたく
浴衣に下駄を履くときに痛くならない方法3つ目はベビーパウダーをはたくというものです。ベビーパウダーも要はろうそくや石鹸と同じなのですが、滑りを良くすることで鼻緒ずれを防ぎます。前坪や鼻緒が当たる部分に直接パタパタとベビーパウダーをはたいてから下駄を履きましょう。
ベビーパウダーは滑りを良くして鼻緒ずれを防ぐだけでなく、足の汗を抑えてくれる効果もありますから、足のニオイが気になっている方にもおすすめの方法なんです。下駄は靴のように密閉されないので足の汗やニオイは抑えられますが、彼氏とのデートだとやっぱり足のニオイは気になるもの。ベビーパウダーをすべての足の指の股につけて汗とニオイを抑えましょう。
浴衣に下駄:痛くならない方法④前傾姿勢で小さく歩く
浴衣に下駄を履くときの痛くならない方法4つ目は歩き方です。鼻緒ずれの原因のひとつに歩き方が悪いことがあげられます。普段浴衣をはじめとする和装に縁がないと、どうしても洋装と同じ歩き方をしてしまいますよね。でも浴衣を着て下駄を履いたときには、浴衣に下駄の歩き方というものがあって、一層女性らしさを際立たせてくれるんです。浴衣と下駄のときは意識しましょう。
浴衣と下駄のときには、少し前傾姿勢になって歩幅は小さく歩きます。決して大股にならないように内股気味に太ももから軽く足を上げて歩くと、下駄のカランコロンという音がしますよ。歩き方を気を付けることで鼻緒ずれを防ぐだけでなく、下駄の音も鳴り「キレイに浴衣を着こなしている女性」を周りに印象付けることができ、一気に浴衣美人に近づけますよ。
夏の風物詩!浴衣と下駄を素敵に着こなそう
夏の風物詩といえば浴衣。日本の素敵な文化ですよね。浴衣に下駄を履いたとき鼻緒ずれを防ぐにはいろいろな方法があります。まずは自分に合った下駄を選んで、正しい履き方や歩き方を意識することが浴衣美人への第一歩です。ろうそくやベビーパウダーなどのアイテムでサポートしながら、浴衣と下駄を素敵に着こなしましょう。