しらすって冷凍できるの?保存&解凍方法・賞味期限について
小さいけれどカルシウムやミネラルが豊富なしらす。安価で手に入るしらすですが、傷みやすいのが難点ですよね。冷凍保存できれば便利ですが、しらすは冷凍保存できるのでしょうか?今回はしらすを上手に活用するために、賞味期限や冷凍保存や解凍の方法について解説していきます。
目次
しらすを上手に保存しよう
しらすは魚類の中でもリーズナブルで、スーパーなどでも手軽に購入できますよね。カルシウムやミネラルも豊富で栄養価が高く、調理の際は下処理も手軽で便利な食材です。しらすは骨も内臓も気にすることなく食べることができるため、魚類が苦手な方でも比較的食べやすいのではないでしょうか。薬味などで活躍するしらすですが、魚類ということもあり傷みやすいのも特徴です。
しらすは意外と賞味期限が短く、気づいたら期限が過ぎてしまい泣く泣く処分してしまうという経験もあるのではないでしょうか。そんなときは冷凍室で保存できると便利ですが、しらすは冷凍保存が可能なのか気になりますよね。今回はしらすの保存方法や、冷凍の仕方や解凍の方法などを解説していきます。上手に冷蔵庫を活用して、食材の無駄を減らす参考にしてみてくださいね。
しらすは冷凍保存できる?
結論から先に述べると、しらすは冷凍保存が可能な食材です。冷蔵室で保存するよりも長く鮮度を保つことができるため、すぐに使用しない場合は冷凍室を利用しましょう。しらすは購入してすぐに冷凍室で保存したり、調理の下処理をすませてから冷凍保存することもできます。ですが冷凍室で保存したからといって、永久的に保存がきくわけではありませんので注意してくださいね。
しらすの味や香りが落ちる前に早めの消費を!
相模湾の生しらす~!これから冷蔵ケースに並ぶところだったしらすだったので、もしかするととれたてだったのかな。柔らかいんだけど、パリッとしてる pic.twitter.com/0AkHJwrLHa
— みょ~こ (@matari_yukuri) October 10, 2016
冷凍室で保存したしらすの鮮度を長く保つことは可能ですが、時間が経つとどうしても乾燥してしまいます。しらすが乾燥すると味や香りが落ち、せっかくのしらすを美味しく食べることができません。冷凍室に保存したからといって安心せず、できるだけしらすの風味を活かせる内に食べきるようにしましょう。
しらすは1か月ほど冷凍室で保存できる
しらすは約1か月間、冷凍室で保存が可能です。それよりも長い期間、冷凍室でしらすを保存しても食べることはできますが、風味が落ちてしまいます。しらすはダシとしても、料理にうま味を加えてくれる食材です。食感を楽しむだけではなく、しらすは味の深みを堪能することもできます。冷凍室で眠らせたままにせず、できるだけ早めに美味しく食べるようにしてくださいね。
しらすの賞味期限はどのくらい?
冷凍保存の方法を紹介する前に、まずはしらすの賞味期限がどの程度なのかを把握しておきましょう。冷凍すれば長く保存できるしらすですが、新鮮なうちに冷凍保存しておきたいですよね。主にイワシの稚魚として知られているしらすは、生のものや釜揚げされたものなど種類がいくつかあります。大きな違いは乾燥で、この乾燥の程度によって名称も賞味期限も変わってきます。
生しらすの賞味期限
生しらすは乾燥されておらず、賞味期限は1日~2日ととても短いです。しらすは水分量が多く傷みやすいため、冷蔵室で保存をしても劣化は進んでいきます。基本的に生しらすは水揚げ、または購入したらすぐに食べることをおすすめします。どうしても食べきれなかったときは、冷蔵室ではなく冷凍室で保存するようにしましょう。
釜揚げしらすの賞味期限
釜揚げしらすは、文字通りしらすを塩ゆでしたものをいいます。火を通しているため、生しらすよりも賞味期限は長く、冷蔵室で3日~5日ほど保存することが可能です。それでもしらすは傷みやすいため、購入したらすぐに冷蔵保存をするように心がけることが大切です。食べるときは食事の直前に、冷蔵室から必要な量を取り出すようにしましょう。
ちりめんじゃこの賞味期限
ちりめんじゃこは、釜揚げしらすをアメ色になるまで乾燥させたしらすのことをいいます。しっかり乾燥させているため賞味期限は冷蔵保存で1週間ほどですが、あくまでも密閉された状態での期限です。開封したらできるだけ早めに食べきるようにしてくださいね。また、乾燥されているとはいえ、ちりめんじゃこは常温保存ができないため注意しましょう。
しらすの賞味期限が過ぎてしまったら
しらすは比較的お手ごろな価格で購入できますが、賞味期限が短いところが難点ですよね。食べきれずに冷蔵室にしまったまま、賞味期限が切れてしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。とりあえず冷凍しておこうと考えるかもしれませんが、一度落ちた鮮度は元には戻りません。匂いなどで状態を判断して、違和感を抱いたら処分するようにしましょう。
劣化したしらすは生臭さや悪臭が出る
10日程前に買ったしらす
— ポピー♡jksと一緒にLEZGO♡ (@ykoykojunjunJKS) June 9, 2016
怪しいと思いながら食べてみると
何故かしらすがペットリしてるww
食べてみると生臭い感じが(Ŏ◊Ŏ ‧̣̥̇)
腐っとるざねーか‼︎
高かったのにぃぃ(T_T)
水分量が多いしらすは、劣化したら生臭さや悪臭がします。それからぺっとりとした粘りや変色などを起こします。ひどくなるとカビが生えてしまう場合もあるため、しらすの賞味期限の管理は忘れないようにしてくださいね。密閉していた状態で賞味期限が1日程度過ぎているくらいであれば、匂いなどで判断し、しっかりと加熱処理をして食べるようにするといいでしょう。
食中毒の危険があるため早めの処分を!
しらすが傷むと腸炎ビブリオやらその他の好塩性細菌が繁殖して面倒なことになるから処分したほうがいい。
— いつもカピバラ (@a_Capy) September 4, 2013
傷んだしらすを食べてしまうと腹痛を起こしたり、食中毒になってしまう恐れがあります。賞味期限が過ぎたしらすを長く冷蔵庫に置いていたとしても、もったいないからとむやみに食べるのではなく、まずは状態を確認するようにしましょう。少しでも違和感を抱いたり、不安を感じた場合は処分するようにしてくださいね。
しらすを冷蔵室で保存するコツ
しらすは購入したらすぐに冷蔵室で保存するようにしましょう。また、毎日しらすを食べる習慣がある方は冷蔵室に密閉しないでザルなどに入れたり、ふたやラップをしないで保存しておくと、美味しく食べることが可能です。その方法で保存する場合は、下の方にあるしらすが傷みやすくなるため、毎日まんべんなくかき混ぜることを忘れないでくださいね。
しらすの冷凍保存方法
しらすの賞味期限や冷蔵保存のコツをご紹介してきましたが、毎日しらすを食べる習慣がない方はしらすの賞味期限は短いと感じてしまうのではないでしょうか。そんなときに頼りになるのは冷凍室の存在ですよね。しらすは先述の通り、冷凍保存が可能です。冷凍保存の方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
買ったその日に冷凍保存を心がける
@noriko7004 ちりめんじゃこより、しらすの方が断然美味しいですよね。生では持ちがよくないからすぐに冷凍保存します。(^^)/
— MMK (@coolest_sister) February 24, 2012
しらすは水分量が多いため、傷みやすい食材です。食べきれなかった分を冷凍保存するのではなく、購入したその日にすべて冷凍した方が鮮度を保てるためおすすめです。密閉された容器に入っているしらすの場合は、未開封の状態で冷凍しておくと、小分けにしやすくなるため便利ですよ。
小分けにする
社販で買ったしらす。いつものように小分けして冷凍保存😄
— chako (@mobileochako22) September 10, 2016
たたみいわし風にしてみた😋お酒飲まないけど酒の肴になるね(笑) pic.twitter.com/7TNQepPfeJ
少し手間はかかりますが、小分けにしておくと必要な量だけ解凍できるため便利です。必要な量のしらすを小分けにしたあと、ラップをしてその上からアルミホイルで包みましょう。ラップの上からアルミホイルで包むと急速冷凍の効果が期待できるため、鮮度を保つことができます。小分けにしたものをなるべく平らにして、フリーザーバッグに入れて冷凍保存しましょう。
フリーザーバッグなどで密閉保存をする
しらすに限ったことではありませんが食材は空気に触れると酸化が進み、劣化していきます。フリーザーバッグなどで、密閉してから冷凍保存するようにしましょう。フリーザーバッグにしらすを入れたあとはしっかりと空気を抜くことを心がけてくださいね。真空パックをできる機械を持っている方は、そちらを積極的に利用しましょう。
冷凍したしらすの解凍方法
パックのまま冷凍した場合、大きさがあるため解凍には多少の時間がかかりますが、小分けにしておけば解凍時間も少なくすませることができます。それでも冷凍したしらすは少し揉めばパラパラと簡単にほぐせます。ほかの食材と比べて解凍が手軽なのもしらすの魅力です。
熱を通す場合は凍ったまま使用できる
チャーハンやきんぴらなど熱を通す料理にしらすを使用する場合は、基本的に解凍は必要ありません。凍ったままの状態で火にかけましょう。火を通すとしらすから水分が多く出るため、しっかり水気を飛ばすようにしてくださいね。ごま油などでよく炒ってから調味料で薄く味つけをして、冷ややっこなどの薬味にしても美味しいですよ。
冷蔵室や冷水で解凍する
冷蔵室に移して解凍するという方法もあります。水気を取りたい場合はキッチンペーパーを敷いて解凍しましょう。冷水で解凍する場合はフリーザーバッグのまま冷水にさらし、しらすをほぐしたあとでキッチンペーパーで軽く押えて水分を取ります。時間をかけられないときは、電子レンジを使用する方法もあります。電子レンジを使う際は、アルミホイルを忘れずに外してくださいね。
冷凍したしらすを常備食材に!
しらすはいろいろな料理のアクセントになる万能の食材です。値段も安価で購入できるのもうれしいですよね。いつも同じ味つけでは物足りないというときなどに、冷凍保存しておいたしらすはとても役に立ちます。しらすはカルシウムも豊富に含まれているため栄養面でも充実していますし、ダシもしっかり出るためうま味も楽しむことが可能です。
お弁当用にしらすとカツオ節でふりかけを手作りしたり、食パンにしらすとマヨネーズを乗せてトーストで食べても美味しいです。しらすをすり潰せば、赤ちゃんの離乳食としても使えます。冷凍すれば長く保存も可能ですし、この機会に常備食材としてしらすを活用してみてはいかがでしょうか。

冷凍室を上手に活用してしらすを無駄なく食べよう!
安価で手に入り、栄養価も高いしらす。普段の食事にあと1品ほしい、そんなときはしらすを活用しましょう。傷みやすいしらすですが、冷凍室を上手に使えばしらすも長く保存できます。しらすを新鮮な状態で冷凍保存をして、食材の無駄をなくしながら食卓を楽しく囲みましょう!
