桃のコンポートの作り方は意外と簡単!美味しいアレンジレシピも紹介
初夏が旬の甘くて美味しい桃。傷みが早いのが困りものですね。桃はそのままでは傷みが早いので、甘くてアレンジのきくコンポートにするのがおすすめです。桃のコンポートは作り方も簡単で、保存もきくので長い間甘い幸せを味わえますよ!
目次
桃のコンポートの作り方や美味しいアレンジをご紹介!
桃は水分が多くジューシーで美味しいフルーツのひとつです。美味しい桃は皮を剥いてそのまま食べるのも美味しいですが、たくさん買ってしまったときやいただいたときなどは、日持ちしないので、食べ切れる前に傷んでしまうことが多いですよね。美味しい桃を無駄にしないためには、コンポートにしておくと常温保存よりも日持ちするのでおすすめです。
しかも桃はコンポートにすることでより甘みが増し、美味しく食べられますよ。桃をコンポートにする目的は保存期間を延ばすだけでではなく、いろいろとアレンジしやすくするのにもおすすめの方法なんです。でもコンポートという名前からも「自分で作るにはちょっとハードルが高そう」だというイメージを持ってしまいますよね。しかも材料もいろいろ必要そうです。
ところが難しそうに見えて簡単なのが桃のコンポートです。桃のコンポートの簡単な作り方やコンポートを使ったアレンジをご紹介します。アレンジは無限大にたくさんあるので、自分でどんどん発見していくのも桃のコンポートを作る楽しみのひとつですよ。ぜひお試しください!

コンポートとは?
コンポートってご存知ですか?スイーツ店などでよく耳にするこのコンポートですが、実はあまりよく知らないという方もいるのではないでしょうか。普段なんとなく使っていると、今更人には聞けませんよね。コンポートというのは、フルーツを砂糖で煮たもので、ヨーロッパ伝統のフルーツの保存法のことなんです。
保存法といってもコンポートは1ヵ月も2ヵ月も長期的な保存ができるものではありません。保存食というよりも常備食といった方が近いかもしれません。コンポートにはいろいろなフルーツが使われますが、よく使われるのは桃やミカン、リンゴ、イチゴ、アンズなどです。砂糖で煮るので、甘味が加わって美味しく、シロップまで飲み干してしまいたい衝動にかられますね。
コンポートとジャムと並んで耳にするのがコンフィチュール。コンフィチュールはジャムのことで、ジャムをフランス語でいうとコンフィチュールになります。コンポートにするフルーツはジャムにできるフルーツなら何でもOKですよ。お好きなフルーツで作ってみましょう。
コンポートとジャムの違い
コンポートと煮たものにもっとなじみの深いジャムがあります。フルーツを煮るという部分では似ていますが、コンポートとジャムには大きな違いがあります。ジャムはフルーツと砂糖を煮詰めて作る保存食です。砂糖を保存料の代わりとして使うので、大量の(フルーツと同量くらいの)砂糖が必要になります。焦がさないようにフルーツをつぶしながら煮詰めていくのがジャムです。
一方コンポートは砂糖で煮ますが、ジャムほど大量の砂糖を使いませんし、形も残っているので、パンやヨーグルトなどにつけたり混ぜたりしなくてもそのまま食べることができます。日持ちするのは大量に砂糖を入れてしっかり煮詰めたジャムの方です。
桃のコンポートの簡単な作り方
桃のコンポートの作り方:材料
桃のコンポートは材料さえあれば初心者さんでも簡単に作れます。必要なものは桃、水1カップ、砂糖70g~80g、レモン汁15gです。少し大人っぽい味に仕上げたいなら、白ワインを少し入れると良いですよ。あとは鍋、煮沸消毒した保存容器があれば作れます。水1カップに対して桃は2個程度がちょうど良いです。桃の数によって加える水の量や砂糖の量は調節してください。
桃のコンポートの作り方:作り方
洗濯回してる間に桃のコンポート作り中🍑桃食べきれないときに便利ね👌✨#桃 #日本自炊協会 #Twitter家庭料理部 #プレママ #専業主婦 #料理好きと繋がりたい pic.twitter.com/8EbnRtSjdj
— ちびまる®🍼 (@chibicham79) August 29, 2017
まずは桃を洗って割れ目に沿って包丁を種に当たるまで入れます。そのまま桃を1回転させて手で持ってひねると簡単に2つに割れます。スプーンや包丁のあごで種を取り除きます。桃が入る鍋に水と砂糖を入れて火をつけて砂糖を溶かします。水が沸騰したらレモン汁と一緒に桃を入れます。最初は切り口が上に来るように入れておきましょう。
レモン汁と桃を入れると温度が下がるので、再沸騰したら弱火にして8分ほど煮ます。似ている途中で桃をひっくり返しましょう。8分経ったらそのまま冷まし皮を剥きます。皮は簡単に剥けますよ。保存容器に桃とシロップ(煮汁)を一緒に入れて冷蔵庫で保存しましょう。最初に桃の皮を剥いても良いですが、その場合は桃の皮も一緒に煮てください。シロップが可愛いピンクに!
桃のコンポートの保存期間
桃のコンポートはヨーロッパ伝統のフルーツの保存法です。ですがジャムと違って長期間日持ちさせることはできません。手作りで保存料も入りませんから、冷蔵庫で保存してもだいたい1週間くらいを目安に食べ切ってください。桃のコンポートをもっと日持ちさせたい場合は、冷蔵庫よりも冷凍庫での冷凍保存がおすすめです。シャーベットのようになって美味しいですよ。
冷凍庫で冷凍保存する場合には、シロップごと保存容器に入れて保存します。冷凍保存すれば1か月ほど日持ちしますよ。ただし、保存期間が長くなればなるほど、桃の食感が悪くなってくるので、冷凍保存してもなるべく早めに食べ切ることをおすすめします。
桃のコンポートの美味しいアレンジ:アイスクリーム
ここ数年、桃の時期の定番になっているおやつ。
— むく食堂 (@mukusyokudo) August 18, 2016
【桃のコンポート バニラアイス添え】
今年も頂きました(o^^o)#むく食堂 #おやつ#桃#コンポート#バニラアイス pic.twitter.com/5LASC0fnGz
桃のコンポートはそのまま食べても良いですが、いろいろなアレンジができるのが魅力です。桃のコンポートを使った美味しいアレンジの1つ目はアイスクリーム添えです。アイスクリームに桃のコンポートをプラスすると桃のフルーティーさと甘さが加わって、とても美味しくなりますよ。コーンフレークなどをを入れて、パフェにして食べるのも良いですね。
とにかくアイスクリームと桃のコンポートとの相性は抜群です。アイスクリームもいろいろな味がありますが、桃の美味しい甘みを活かすためには、アイスクリームはバニラがおすすめです。白いバニラアイスクリームとピンクの桃で、見た目もとても可愛くなりますよ。アイスクリームに桃のコンポートのシロップも一緒にかけてしまいましょう。
桃のコンポートの美味しいアレンジ:タルト
桃のコンポートの美味しいアレンジ2つ目はタルトです。タルト生地を作るのが難しい場合には、タルト生地だけをスーパーで購入しましょう。タルト生地を作るのが1番難しいので、タルト生地を買ってくればあとはとても簡単に作れますね。
タルトの上に薄くスライスした桃のコンポートを並べれば、見た目も可愛いですし、ジューシーな桃をたっぷり堪能することができて、贅沢気分を味わえます!タルト生地と桃のコンポートの間にはスフレチーズをたっぷり詰めてチーズの酸味が加わっても美味しいですし、桃のムースを詰めて「オール桃」にしても美味しいですよ。
桃のコンポートの美味しいアレンジ:ゼリー
桃のコンポートの美味しいアレンジ3つ目はゼリーです。桃のゼリーは美味しいですが、コンポートがあれば簡単に美味しい桃ゼリーが作れますよ。桃のゼリーは材料を入れて冷蔵庫で冷やすだけで簡単にできるので、初めてのスイーツ作りにもおすすめです。桃のコンポートのシロップと同量の水で作りますが、水をサイダーに変えるのも美味しくて良いですよ。
サイダーで桃のゼリーを作ると、食べたときにシュワシュワと炭酸を感じることができ、口の中が爽やかになるので、甘いものが苦手な男性にもおすすめです。寒天でもゼラチンでも使いやすい方を使ってください。桃のコンポートだけでなく他のフルーツを一緒に入れてもカラフルで可愛いゼリーが作れますよ。少し酸味のあるグリーンキウイやグレープフルーツがおすすめです。
甘くて美味しい桃をコンポートして美味しく食べよう!
そのまま食べても甘くてジューシーな桃ですが、コンポートにすることで日持ちするうえに、いろいろなスイーツなどにアレンジができるようになります。美味しい桃がたくさん手に入ったときには、ぜひコンポートにしてより甘さを加えた美味しい桃にしましょう!