パセリの育て方!栽培のコツ・種まき・肥料や水やりについてなど

パセリはいつも料理の彩りや添え物の役目なのですが、実はパセリには女性に嬉しい美の栄養素がたっぷり!そんなパセリを自宅で栽培してみませんか?育て方や栽培のコツ、種まきから収穫までをご紹介します。育て方も簡単ですので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

目次

  1. パセリの栄養価がすごい!
  2. パセリの育て方と栽培のコツ:準備
  3. パセリの育て方と栽培のコツ:種まき
  4. パセリの育て方と栽培のコツ:水やりと肥料
  5. パセリの育て方と栽培のコツ:間引きと剪定
  6. パセリの育て方と栽培のコツ:病害虫対策
  7. パセリの育て方と栽培のコツ:収穫
  8. パセリの育て方と栽培のコツ:保存方法
  9. 自家製パセリを楽しもう!

パセリの栄養価がすごい!

料理に添えられてくるパセリ、好んで食べる人はなかなかいないのでは?そんな避けられがちのパセリ、実は栄養価はどの野菜にも負けない位高く、女性には嬉しいキレイになる栄養成分がとても多く含まれています。今回はそのパセリの代表的な栄養成分や、自宅でも簡単にパセリを栽培できる方法などをご紹介していきます!

βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜を健やかに保つ働きがあります。肌荒れやシミ・ソバカスも防いでくれるので、女性には嬉しい栄養成分です。また視力の維持やがんの予防にも効果があるので、積極的に摂取したいですね。

ビタミンC

パセリにはビタミンCがたくさん含まれており、含有量は野菜の中でいつも上位をキープ。コラーゲン生成に欠かせないビタミンCは、肌のハリやしわ予防に効果があり、サプリや女性用栄養ドリンクにもよく入っていますね。いつまでもハリのあるお肌でいたい人には欠かせない栄養成分です!

鉄分

パセリには鉄分も多く含まれており、こちらも野菜の中ではトップクラス。鉄分はビタミンCによって吸収を高めてくれるので、まさに一石二鳥の野菜ですね。貧血の方には進んで取って貰いたい栄養成分です。

パセリの育て方と栽培のコツ:準備

パセリは植木鉢やプランター、露地植えも可能です。どちらも日当たりが良く、風通しの良い場所にしましょう。プランターや植木鉢は小さなものでも大丈夫ですが、根が下にどんどん伸びていくので深さが15㎝以上ある方が良いです。

土はプランターや植木鉢の場合は、市販の野菜用培養土等を使用しても良いですし、配合して土を作る場合は赤玉土7:腐葉土3の割合で準備しておきます。露地植えの場合は土をよく耕しておき、酸性土壌の場合は石灰を混ぜるなどして中和しておきましょう。

どの植え方においても、水はけがよい土にしておかなければなりません。土が乾いたらすぐに水をあげるようにすることが、パセリの成長には大切です。プランターや鉢植えは、底にネットをする等して土流れをしないようにして下さい。

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パセリの育て方と栽培のコツ:種まき

パセリの種まきは春か秋が望ましいです。露地植えの場合は、種まきをする1~2週間前から土にたっぷりと肥料を加えて耕しておきます。種まきの前には畝を作って準備しておきましょう。上に2~3mm土がかぶる程度に種まきをし、種が出てこないように霧吹き等でたっぷり水やりをして下さい。

プランターや鉢植えに種まきをする場合は、20㎝位の間隔をあけながら種まきをしましょう。プランターや植木鉢の端には、2㎝位のウォータースペースを取り、こちらも土が上に2~3㎜かぶる位にし、霧吹き等で水をたっぷりあげておきます。

どちらの植え方においても、風通しと日当たりが大切です。夏の直射日光には弱いので、夏は日陰に置いておく方が葉が固くなったり成長が早まったりしません。冬の寒さにも弱いので、気温が5℃以下になりそうな場合は不織布で覆うなどして保温してあげましょう。

パセリの育て方と栽培のコツ:水やりと肥料

パセリはとても育ちやすい野菜ですので、水やりはあまり気を使わなくても大丈夫です。プランターや鉢植えの場合は、土が乾いた時にたっぷりと水やりをして下さい。露地植えの場合も、土が乾いてからの水やりで大丈夫です。夏場などの熱い時期は、水やりを欠かさないようにしましょう。

肥料はパセリが弱って来ていたり、成長が進んでない時に化成肥料や液体肥料を使いましょう。2週間おきに化成肥料を施し、液体肥料は成長具合を見て1週間おき位にあたえて下さい。土に野菜用の培養土を使っている場合は肥料を施さなくても大丈夫です。

パセリの育て方と栽培のコツ:間引きと剪定

パセリの成長には風通しが大切です。その為に間引きや剪定が重要になってきます。パセリは成長するにつれて、どんどんと葉が茂ってきます。横の株と当たってしまうと成長にも影響が出てくるので、早めに間引きが必要です。

横のパセリとの間隔は、20㎝~30㎝開けることが理想です。プランターや鉢植えの場合は、最終的には数株だけ残す形になります。露地植えでも同じで、株が近いものは間引きするようにして下さい。本葉が10枚位に成長した時に間引くのがベストです。

また剪定もタイミングが重要です。葉が20枚近くになってきたら剪定をして下さい。剪定した葉は大きく育っていたら食べる事ができますが、小さいものや育ち過ぎているものは、苦みが強くなっていたりあまり美味しくない可能性があります。料理に使う時は、どうぞお気を付け下さい。

葉が茂りすぎたとしても、一度にたくさんは剪定しないようにして下さい。株が弱ってしまう事があるので、10枚位は残しておきましょう。外側の葉から順に剪定するようにすれば、バランスよくパセリを保てます。

パセリの育て方と栽培のコツ:病害虫対策

パセリのお世話は簡単なのですが、害虫の被害をあっという間に受けることがあります。アブラムシやキアゲハの幼虫、ネキリムシが発生してパセリを蝕んでいきます。よく観察して、見つけたらすぐにパセリから取り退治するようにして下さい。

ヨトウムシのような夜行性の害虫もパセリに寄ってきます。昼間は存在が気づきにくいので、野菜用の殺虫剤を散布しておくことをお勧めします。早めの対策で、パセリを守ってあげましょう。

パセリは病気にも気をつけなければなりません。うどんこ病やべと病、軟腐病等によくかかります。葉の裏に白いカビが現れたり黄色い斑点ができたりしたら、その株は抜いて処分しましょう。病気にかからないようにするには、枯れた葉や余分な葉を取り除き風通しを良くし、水はけのよい土で育てることが大切です。

パセリの育て方と栽培のコツ:収穫

パセリは2年草なので自然と枯れてくる時期は来ますが、収穫時期は長めでたくさんの収穫が見込まれます。外側の大きくなった葉から順にとっていきます。剪定の所でもお伝えしましたが、一度にたくさん収穫せずに必ず10枚位は残しておくようにしましょう。また内側にある新芽はこれから育っていく部分なので、取らないように気をつけましょう。

熱い時期になると葉が大きく固くなってくるので、こまめにチェックして葉が柔らかいうちに収穫しましょう。次に生えてくる葉もその方が生えやすくなり、どんどんと葉を茂らしていきます。収穫には先の細いハサミを利用したり、手で取る場合は爪の先を使うと収穫しやすいですよ。

またパセリはずっと育てていると花が咲いてきます。そうすると葉や茎が固くなってくるので、そうなる前にも早めに収穫する事をお勧めします。種を採取したい時は、パセリが花を咲かせて実をつけるまで育て、そのまま置いておき1ヶ月半位で花傘の部分が黄褐色になるので、熟しすぎる前に種を収穫しましょう。

パセリの育て方と栽培のコツ:保存方法

収穫したパセリをそのまま保存する時は、水を入れた容器にパセリを入れておきます。夏場などは冷蔵庫にいれておきましょう。熱い時期以外は、涼しい場所に置いておけば1週間位は保存できます。

冷凍保存する場合は、パセリをまずしっかり洗います。葉と茎の部分に分けてキッチンペーパーで水をふき取ります。水気が残らないように、しっかりとふき取って下さい。フリーザーバッグに入れて、始めは空気を入れた状態で冷凍し、翌日以降にしっかり冷凍できているのが確認できたら、空気を抜いて袋の上から軽く揉むと、微塵切りの冷凍パセリが完成です。

乾燥パセリを作る事もできます。まず、しっかり水洗いし太い茎だけを取り水気をしっかりとキッチンペーパーでふき取ります。クッキングシートをレンジの天板に敷き、パセリを重ならないように並べます。600Wで2分、パセリを裏返して更に1分加熱し指で潰すとパラパラになります。消毒した瓶などに入れて保存しておきましょう。

自家製パセリを楽しもう!

パセリは自宅でも簡単に栽培でき、葉もどんどん茂ってくるので収穫も楽しめて料理にも役立ちそうですね。美の栄養価も高いので、スムージーに入れてみたり普段の食事に取り入れてたり、どんどん使っていきたいですね。自家製パセリの栽培、ぜひお試し下さい!

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