なんで牛乳はペットボトルで販売しないの?使わない理由を調査

牛乳といえば牛乳パックや瓶入りで販売されているものは見かけますが、ペットボトルに入った牛乳は見かけませんよね。他の飲み物のように牛乳もペットボトルで販売されていれば便利だと思いませんか?なぜペットボトル入り牛乳が販売されていないのか、その理由を調査しました。

目次

  1. 牛乳をペットボトルで販売しない理由を調査!
  2. 日本での牛乳の販売スタイル
  3. ペットボトル入り牛乳があったら買う?
  4. ペットボトル入り牛乳は販売は許可されている!
  5. ペットボトル入り牛乳を販売しない理由①雑菌の繁殖
  6. ペットボトル入り牛乳を販売しない理由②コストがかかる
  7. ペットボトル入り牛乳を販売しない理由③ニーズがない
  8. ペットボトルOK?海外の牛乳販売スタイルは?
  9. 牛乳は新鮮なうちに飲むのが1番!

牛乳をペットボトルで販売しない理由を調査!

スーパーやコンビニなどに並んでいる牛乳。牛乳パックや瓶に入ったものは見かけますが、ペットボトルに入った牛乳って見かけませんよね。ほとんどの飲み物がペットボトルに入って販売されている中、どうしてペットボトル入りの牛乳って販売されていないんでしょうか。最近ではペットボトル飲料をバッグに入れている方も多いので、牛乳もそうなればうれしい方も多いのでは?

ニーズのありそうなペットボトル入り牛乳ですが、どうしてメーカーはペットボトル入り牛乳を販売しないのか、それにはメーカー側のいろいろな理由があるようです。便利だからニーズはありそうなのにメーカーがペットボトル入り牛乳を販売しない理由を調査しました。

日本での牛乳の販売スタイル

日本での牛乳の販売スタイルといえば、紙パックに入ったものか瓶に入ったものになりますよね。すぐ飲むのなら紙パック入り牛乳でも瓶入り牛乳でも問題はないのですが、紙パックや瓶は保存温度にも気を付けなければいけませんし、何より長期保存することができません。ペットボトルなら開封しなければかなり長期間常温で保存することができるのでとても便利ですよね。

またパックや瓶に入った牛乳では持ち運びにも不便です。パックや瓶に入った牛乳をずっと手で持って移動するというのは邪魔ですし、ちょっとした衝撃でもこぼれてしまうので、現実的ではありませんよね。持ち運びにはしっかりキャップが締められて、万が一落としても割れないペットボトルが一番です。便利なはずのペットボトル入り牛乳が販売されていないなんて不思議ですね。

ペットボトル入り牛乳があったら買う?

便利でニーズがありそうなのに販売されていないペットボトル入り牛乳ですが、消費者のニーズとしてはどうなんでしょうか。スーパーやコンビニで販売されていれば購入する方が多いんでしょうか。

こちらの方は、ペットボトル入り牛乳が販売されていないということで、自ら空のペットボトルに牛乳を移して飲んでいるそうです。ペットボトル入りの牛乳が販売されていればわざわざ自分で牛乳をペットボトルに移すという手間は省かれますよね。ペットボトル入り牛乳を希望する声は確かにあるようです。

こちらの方は、牛乳パックの独特のニオイが苦手なんだそうです。確かに紙パックは独特のニオイがありますから、どうしても中の飲料にもついてしまいますよね。なぜ日本の牛乳は紙パックが主流でペットボトルがないのか疑問に感じていらっしゃるようです。

牛乳パックが苦手な方やペットボトルの方が便利で都合のいい方にとっては、やはりペットボトル入りの牛乳は販売を希望される方が多いようです。実際ペットボトル入りの牛乳が販売されれば購入する方が多そうですね!

ペットボトル入り牛乳は販売は許可されている!

牛乳は紙パックや瓶が主流の日本。「販売が許可されていないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんね。ここまで見かけないと、法律で制限されているのでは?と疑問が出るのも当然ですよね。許可されていないのかと思いきや、実はちゃんとペットボトル入り牛乳は食品安全に員会より製造販売の許可がおりているんですよ。

ペットボトル入り牛乳は、確かに2006年までは許可されていませんでした。ですが2007年に食品安全委員会より「乳及び乳製品の成分規格等による省令」改正により、販売しても良いということになっているんです。許可されてから今日まで10年以上が経過していますが、どのメーカーからも販売される気配は全然感じられませんよね。

ペットボトル入り牛乳を販売しない理由①雑菌の繁殖

ペットボトル入り牛乳をメーカーが販売しない1つ目の理由は、牛乳は雑菌が繁殖しやすいからです。技術的には当然紙パックや瓶を使わないでペットボトルで製造することは可能ですが、牛乳は他の飲料よりも雑菌が繁殖やすいんです。なぜ雑菌が繁殖しやすいかというと、牛乳はとても栄養価が高いからです。栄養価が高いと雑菌が繁殖しやすいんです。

また牛乳の栄養価が高いだけではありません。ペットボトルは基本的にそのまま口をつけて、いわゆる「ラッパ飲み」をしますよね。封を開けて直接口をつける飲み方では、さらに雑菌を繁殖させますし、牛乳は10度以下で保存しなければなりませんが、ペットボトルの特性上、持ち歩くことになります。持ち歩くと当然10度以上の環境で長時間保存されるので衛生的に良くないんです。

牛乳にペットボトルを使わないのは、雑菌繁殖による食中毒を防ぐという、消費者の健康のことを考えての理由もあったんですね。

ペットボトル入り牛乳を販売しない理由②コストがかかる

ペットボトル入り牛乳を販売しない理由の2つ目は、コストが非常にかかるということです。紙パックや瓶を使わないでペットボトルを使うとなると、まず設備を整える必要があります。その設備を整えるのにかかるコストは何と十数億とも数十億ともいわれています。このように非常にコストがかかってしまい、採算が見込めないという理由があるんです。

牛乳をペットボトルに充填するには、「他の飲料を牛乳に変えれば設備費用はかからないのでは?」と誰しもが思ってしまいますが、そのまま使えないようで、新たに開発しなければいけないようです。またペットボトル入り牛乳だけでなく、並行してこれまでの販売スタイルの紙パックや瓶も製造しないといけないので、非常にコストがかかってしまい、採算が見込めないんです。

ペットボトル入り牛乳を販売しない理由③ニーズがない

ペットボトル入り牛乳を販売しない3つ目の理由が、ニーズがないことです。確かにペットボトルで牛乳を販売してほしいという声はたくさんあるんですが、ペットボトル入り牛乳を実際に販売するとなると、製造にコストがかかるため、当然販売価格も上がってしまいます。ペットボトル入りのジュースや炭酸飲料よりもずっと販売価格が高くなってしまいます。

当然、ペットボトル入り牛乳と合わせて、紙パックや瓶入りの牛乳の価格も上がるでしょう。そうなると「牛乳は高いからやめておこう」と牛乳を買う人自体が少なくなってしまいますよね。それではどんどん牛乳の売り上げが落ちてしまいます。

SNSなどでは紙パックが苦手だったり、ペットボトルが便利だったりで、ペットボトル入り牛乳を熱望する声もありますが、瓶入り牛乳が好きという声もあります。強いニーズがあるペットボトル入り牛乳も、メーカーや消費者全体で見れば、低いのかもれしません。

ペットボトルOK?海外の牛乳販売スタイルは?

日本では、衛生面やコスト、ニーズにより販売されていないペットボトル入り牛乳ですが、海外ではどうなのでしょうか。海外では日本のように紙パックや瓶ではなく、ペットボトル入り牛乳が主流のようです。中でもアメリカでは牛乳がペットボトルで普通にスーパーで販売されています。日本ではペットボトルは使わないのに、海外だと使えるのは不思議ですね。

海外ではペットボトルは超高温殺菌処理がされているので、雑菌が繁殖しやすい栄養価の高い牛乳でもペットボトル販売ができるんです。ペットボトルに入っているので、未開封なら常温で数か月保存することができるんですよ。数か月常温保存ができるならまとめ買いだってできますから、牛乳をたくさん使うご家庭にはありがたいですよね。

牛乳は新鮮なうちに飲むのが1番!

牛乳販売に日本でペットボトルを使わない理由は、雑菌が繁殖しやすいから、コストがかかるから、ニーズがないからという3つの理由があります。ペットボトルを使わない日本の販売スタイルは、温度管理が必要で日持ちもあまりしないので不便ではありますが、裏を返せばいつも新鮮な牛乳を飲んでいるということです。それはとても幸せなことかもしれませんね!

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