バジル収穫の時期と方法は?長く楽しむための摘芯のやり方もご紹介!
家庭菜園で人気のバジルは、少しのコツでぐんぐん成長します。種をまいてから収穫までの世話も比較的簡単で、家庭菜園初心者も気軽にチャレンジできます。バジルの摘芯のやり方もご紹介していますので参考にして収穫からお料理まで楽しんでみましょう。
目次
バジルを育てて収穫してみよう!
家庭菜園初心者でもバジルは簡単に育てることができます。種まきの時期や育て方のコツはある程度必要ですが長く収穫を楽しめるのでぜひ試していただきたハーブです。バジルの世話の方法や収穫のやり方までご紹介していきますのでぜひ参考にしてください!
バジルの種まき時期はいつ?
バジルの種まき時期は3~6月頃です。気温が20度位で発芽しますので、肌寒い時期はなるべく日当たりの良い場所か室内に植木鉢を置くようにしましょう。土の表面が渇かないように水やりには注意してください。発芽後はジョーロで葉の部分にもたっぷりと水をかけるやり方で水やりすると良いでしょう。
バジルの収穫時期はいつ?
早くに種まきをすると6月頃から収穫できるようになり、10月肌寒くなる時期までは収穫を楽しめます。花が咲くと葉が固くなり収穫時期も終わってしまいますので、こまめに摘芯などをしながら世話をするようにしましょう。方法については順に説明しますので参考にしてくださいね。

摘芯って何をするの?
バジル摘芯がてらがっつり摘んだった。
— 和佐 (@wasa_373) July 18, 2016
ソース作るかね pic.twitter.com/sJPmdNCydy
「ピンチ」「芯止め」「摘心」などとも呼ばれる「摘芯」は、先端の芽を摘むことによって脇芽が出て株を大きくする方法です。摘心をしないやり方で育てると、ひょろひょろっと縦に細長い株に育ってしまい、たくさん収穫することができません。慣れるとやり方も簡単ですのでぜひ方法を覚えて大きな株に育てていきましょう。
バジル摘芯したー。
— おきゃんな (@canna1107) May 22, 2016
かわいそう(´;д;`) pic.twitter.com/i0lRuo9TH2
バジルを摘芯しないで育てるとすぐに花が咲いて終わってしまいます。どうせならたくさん収穫したいですよね。摘芯のやり方ですが、15~20センチくらい育ってきて少し葉がついてきた頃に摘芯するようにしましょう。葉の付け根部分からとても小さな葉が出ている箇所が見つけられると思うので、その少し上の部分の茎から摘むようにしましょう。
摘芯する方法は簡単なので、葉を収穫するついでにぜひ行うようにしましょう。収穫しながら葉が増えていきます。日当たりなどの発育条件も影響しますが、よっぽど日陰でない限りはバジルは育てやすいです。どうせなら、市販のバジルを購入する必要がなくなるくらい立派な株に育ててみたいですよね。

バジルに付く害虫って?
バジルに付く主な害虫は「ベニフキノメイガ」です。「ベニフキノメイガ」は蛾の幼虫で、湿度や気温の上がる夏の夜に活発に動き、バジルの葉の裏に卵を産み付けます。家庭菜園ではなるべく殺虫剤などのような薬剤を散布したくないという人も多いですよね。気になるときは時々葉の裏側を確認して、卵のようなものがついていたらすぐにちぎるようにすると良いでしょう。
また、「ヨトウムシ」「ハダニ」「カイガラムシ」「アブラムシ」など、バジル以外の野菜にも着く害虫がつく場合もありますので、水をやるときは葉の状態をよく観察しておきましょう。
せっかく育てたバジルが害虫にやられるのは嫌ですよね。害虫対策として防虫ネットをかけるのもひとつの手段です。また、植物の多くは根からだけでなく葉からも水分を吸い上げます。葉に水を与えることで虫がつきにくくなりますので、水をやる際にはジョーロで全体的に葉にも水を与えるようにすると良いですね。

バジルの収穫時の切り方
@kinjuri_kiyo
— ジャム is a ティモンズ (@jam_NY) August 2, 2015
き〜よおはよ〜!
ライブエンジョイ✨
今日の朝バジル摘芯して水耕栽培始めたよー
増殖作戦🌿 pic.twitter.com/TfvM4B1Ziy
茎の細い葉部分だけを摘む場合は手で摘んでも問題ありません。摘芯のように太い茎から摘む場合は、手だとうまく摘めないことがあります。その場合は園芸用のハサミなどでそっと摘むと良いでしょう。
バジルを収穫するときは、下の葉から順番に収穫して葉が少なくなってきたら摘芯するようにすると、摘芯したところから葉が伸びてきます。そうするとで、株も大きくすることができますので、収穫量を増やすためにも収穫する位置は少しだけ注意するようにしましょう。
バジルの収穫はいつまでできる?
肌寒くなってくる10月頃まではバジルを楽しむことができますが、花が咲いてきたらそろそろ終わりだと目安にすると良いでしょう。ですが、摘芯をせずにそのまま育てるとひょろひょろと細長く育ち、すぐに花が咲いて種になってしまいますので、適度な摘芯は必要と言えます。
また、バジルは葉が大きくなる下部分から順番に収穫していくと良いでしょう。直射日光が当たりすぎる場所での育成は、葉が固くなってしまいますので、日当たりに少し気をつけてあげると美味しいバジルに育ちます。夏場はどんどん成長していきますので、成長にあわせてどんどん収穫します。葉が密集してくると成長しにくくなりますので、水やりのついでに収穫すると良いですね。
バジルの収穫は何回できるの?
バジルは葉の部分を食べるので、収穫してもまた葉が出てきます。何度でも収穫すると良いでしょう。食べたい時に食べたい分を収穫すると良いでしょう。冷蔵庫に保管すると葉が黒くなってきますので、新鮮なうちに調理するのがおススメです。
バジルの葉は下の方から収穫していき、葉が少なくなったら摘芯することによって、また葉が増えてきますので、何度もそれを繰り返して収穫量を増やすことができます。ベランダや窓際で気軽に育てられ、いつでも食べたい時に収穫できるというのが良いですよね。初心者向けとも言えます。
収穫してバジルペーストを作りたい!
バジルを植えるのは観賞用ではなくもちろん食べるため!収穫したら調理して美味しくいただきましょう。サラダやパスタにバジルの葉をそのまま添えても良いですが、せっかくなのでジェノベーゼ(バジルペースト)を作ってみませんか。ミキサーやブレンダーがあれば簡単にできますし、消毒した瓶につめておけば保存もきくのでぜひ試してみたいレシピのひとつです。
今週もやってきましたバジル摘芯デー。今回は温かいパスタ、美味しい。 pic.twitter.com/d0z2LKXlJz
— マッツォ@smile_mammy (@matuda_morikazu) June 23, 2017
基本の作り方です。「バジル50g・松の実20g・粉チーズ20g・にんにく1かけ・塩小さじ1・オリーブオイル大さじ6」材料すべてをミキサーに入れて、ガーするだけ!簡単ですよね。作ったらすぐ食べられるのでジェノベーゼのパスタや、マルゲリータピザにして美味しくいただきましょう!
バジルでジェノベーゼソースを作り、多めにできたときは保存しておきましょう。煮沸した瓶に入れて、上からオリーブオイルで蓋をする要領でオリーブオイルをかけておくと変色しにくくなります。必要量を使ったらまたオリーブオイルをかけて保存しておくと長持ちしますよ。
収穫後のバジルを保存しよう!
収穫後のバジルを一度に使いきれないときは保存しておきましょう。バジルは冷凍保存ができます。よく洗い水分を拭き取ってからビニール袋に入れて冷凍すると良いでしょう。使うときは使う分だけを取り出して、つぶして乾燥バジルのように使用すると良いでしょう。冷凍バジルは乾燥バジルと違い、少し香りが落ちますので、時間があるようでしたら乾燥バジルを作るのがおススメです。
乾燥バジルを作る際は、よく洗ったバジルをお皿に並べてレンジでチンしましょう。500wで約1分半でできあがりです。簡単にできますよね。こちらも煮沸消毒した瓶に入れて保存しておくと良いでしょう。
バジルの収穫後の種取り方法
バジルは1年草ですので、毎年育てるには毎回種をまく必要があります。育てたバジルから種をとっておけば良いでしょう。花の咲いたバジルの株を花が終わる頃まできちんと水やりをしてから、実がなってきたら自然と枯れるのを待ちます。枯れて乾燥してきたら、種の入った実がはじけて飛ぶ前にとっておきましょう。密封容器に保管して、来年の3~6月に種まきしてくださいね。
菜園初心者におススメなのはやっぱりバジル!
種まきから収穫まで、難しい世話もなく簡単に育てられるので家庭菜園が初めての人にもおススメのバジル。グリーンは見ているだけでも気持ちが安らぎますし、食べられるものを育てると収穫の楽しみもできます。癒しと美味しさと一石二鳥で楽しめますよね。誰でも簡単に育てられるバジルを、ぜひ日常生活に取り入れてみてくださいね。