レモングラスの育て方!種・苗での栽培や肥料についてもご紹介!
レモンに似た香りのするハーブ「レモングラス」をご存じでしょうか。レモングラスは自宅でも簡単に育てられ、料理やハーブティーの活用方法も豊富です。育て方のコツや栽培方法についてご紹介していきますので、育て方を覚えて自宅でトライしてみましょう。
目次
レモングラスは栽培しやすいハーブ!
タイ料理の「トムヤムクン」に使われていることで広く知られるレモングラス。レモングラスはイネ科の一年草です。東南アジアやスリランカ、南インドなどで自生しているハーブで、レモンに良く似た香りがするのが特徴です。ハーブティーやスープなどに使われるのが一般的で、シーフード料理との相性は抜群です。また、精油としては、鎮痛・殺菌効果のなどの効果があり、とても人気のハーブです。
レモンに似た香りは「シトラール」と呼ばれる成分で、レモンにも含まれており、そのため似たような香りがします。虫よけにも効果があり、ハーブティーや料理以外にもたくさんの用途があるレモングラス。ここではレモングラスの育て方や、種・苗からの栽培方法や肥料の与え方などについてご紹介していきます。

レモングラスの育て方・種まき
元々はあたたかい地域の植物ですので、種まき時期は4~6月、暖かくなってから種まきをします。発芽温度は20~25度です。①育苗ポットに数粒ずつ種をまく②種が隠れるくらいに土をかけて、土が乾かないように水を与える②発芽後は、5センチ程度に育つまで育苗ポットで栽培する③5センチ程度育ってきたら、一番元気そうな芽以外は、間引く④その後、植え替えする
育苗ポットで、ある程度栽培してから鉢植えまたは地植えをします。その際、株間は50センチ程度あけるようにしましょう。冬の寒さには弱い植物ですので、鉢植えの場合は室内のあたたかく日当たりの良いところで栽培するようにしてください。

レモングラスの育て方・苗を買う
【レモングラス】
— 植物庭園 (@PlantaHortus) December 18, 2017
イネ科。健胃、駆風、抗菌、矯味、矯臭。食欲不振、消化不良、風邪に。飲用の場合は特に禁忌は無し。ティーでの使用は細切りしたものをティースプーン山盛り1杯に熱湯150ml、蓋をして5~10分抽出。1日数回服用。
育苗ポットに種をまく方法で、種から栽培するのが面倒なときは、レモングラスの苗を購入すると良いでしょう。ホームセンターなどで気軽に購入できます。地植えや鉢植えしやすい大きさまで栽培されていますので、栽培初期の育苗ポットでの世話の手間がはぶけます。購入して植え替えする際は、ついている土を落とさず、根を傷つけないように優しく植え替えするようにしましょう。
室内ではなく、屋外または地植えで育てる際は、日当たりがよく水はけの良いところで栽培するようにしましょう。寒さには弱い植物ですので、冬の季節のことも考え、栽培する場所はなるべくあたたかい場所を選んでおくようにしてください。

レモングラスの育て方・水やり
レモングラスは極端な水分不足や乾燥を嫌います。植木鉢の場合は、表面の土が乾いてきたらジョーロでたっぷりと水を与えるようにしましょう。
地植えの場合は、植え替えをしてからしっかりと根が張るまでは、土の表面が乾いたらたっぷり水をやるようにするようにしてください。根付いたあとは、まめな水やりは必要ありません。雨や湿気がが苦手な植物ですので、土の表面が乾いたときに少しだけ水を与えるようにすると良いでしょう。

レモングラスの育て方・肥料について
今年も#レモングラス は花瓶で越冬させる。#無農薬栽培 #家庭菜園
— A-rue (@arue_jpn) December 7, 2017
#キッチンガーデン#ハーブ#越冬 pic.twitter.com/aQwLdDQgMk
育苗ポットから植え替えする際、植える側の土に、堆肥などの肥料をまぜてから植え替えしてください。植え替え後は、月に一度程度でかまいませんので、液体の肥料を与えると良いでしょう。
基本的に世話がかからず育てやすい植物ですが、肥料が不足してくると、葉の状態が変化してきますので注意して観察するようにしてください。葉が黄色くなったり、細くなったりするのが目安です。そうならないように、定期的に月に一度は液体肥料を与えてください。

レモングラスの育て方・害虫・病気
レモングラスは実は、病気や害虫に大変強い植物です。それが人気の秘密とも言えます。植物を育てるのは難しいと感じている菜園初心者にも、安心しておススメできる植物がレモングラスです。虫が苦手な方も大丈夫ですね。
ただし、レモングラスは湿気を嫌う植物ですので少し注意が必要です。水のやりすぎや水はけの悪い場所での栽培は、根腐れを起こしてしまうことがありますので気をつけましょう。

レモングラスの育て方・収穫
レモングラスは、湿気や水はけに多少注意が必要ですが、大変育てやすい植物です。すくすく元気に育ってきたら、イネ刈りの要領で収穫してみましょう。収穫後は少し乾燥させてハーブティーで楽しんだり、お料理に使うと良いでしょう。また、イネの藁編みと同じ要領で作ったレモングラスの藁編みなども楽しめます。香りが広がりリフレッシュできますので器用な方にはおススメです。
根がしっかりと張っていたら、刈り取ったあとのレモングラスからもまた葉が伸びてきます。地植えだと根がしっかりと張っているので強く育ちやすいです。根は残して、引き続き栽培していきましょう。収穫したレモングラスは、乾燥させてハーブティーや、お料理に使うと良いですね。

レモングラスの育て方・レシピ
松記鶏飯で海南鶏飯 肉増し
— 友福☭ (@yufuku_tea) December 11, 2017
鶏肉はむね肉でしっとりしてて美味しい
米が長粒米なのが良い
レモングラスとニンニクとココナッツジュース?で炊いてあるのかな
超うまかったけど打ち合わせ前に食べるものではなかった pic.twitter.com/eWr7iApGz9
タイ料理の「トムヤムクン」は大変有名ですが、それだけではありません。レモングラスは、魚などの魚介類にも大変相性が良いです。いつもの料理に少し加えるだけで、プロの味にアレンジでき、異国情緒も楽しめますのでいろんな料理に応用していきましょう。
前菜に地鶏のスパイシー何ちゃら?
— わんこオヤジ (@bodhisattva9981) December 15, 2017
エビとレモングラスのアヒージョ
メインは鴨にしてみましたぁ pic.twitter.com/RF6cJcBR8L
トムヤムクン以外では、主に東南アジアで、魚介類を揚げたものに甘辛ソースをかけ、レモングラスを加える料理があり人気です。また、レモングラスは鶏肉などにも合いますので、今まで料理にレモングラスを使ったことのなかった方も、積極的に活用していってください。疲れた時は、気分転換にハーブティーもおススメですよ。
レモングラスのハーブティーでおススメなのは、ローズやペパーミントハーブとのブレンドです。レモングラスはクセがなく大変飲みやすいハーブですので、ハーブティー初心者にこそ試していただきたいハーブです。すっきりした味わいにローズの華やかさを加えると、また一味変わり、気分転換になるレシピです。

レモングラスの育て方・冬越しについて
レモングラスは害虫や病気に強い植物で、菜園初心者にも育てやすくおススメです。ただし、寒さには弱いので冬が苦手。特に寒い地域で越冬させたい場合は、霜よけやビニールなどをかぶせておくようにしましょう。無事に春を迎えたら、またレモングラスを楽しめます!越冬させる前は、20センチほどにレモングラスを刈っておくようにすると良いでしょう。
暮らしにハーブを取り入れよう!
レモングラスは水やりがほとんど必要ないので、無精さんにもおススメのハーブです。害虫の心配や病気もないので、簡単で育てやすく、お料理などでも対活躍!立派に育てて、お料理にハーブティーにと活用してみてくださいね。
