煮物は冷凍できる?賞味期限はいつまで?お弁当にも便利な保存方法!
煮物はたくさん作った方が美味しいので、ついつい作り過ぎることもありますよね。でもどんなに美味しい煮物も3日も続くと家族から「また煮物?」と苦情が。たくさん作った煮物は冷凍保存すると便利ですよ。煮物の冷凍保存方法やお弁当に便利な保存方法をご紹介します。
目次
お弁当にも大活躍!煮物の冷凍保存方法をご紹介
せっかく作った煮物を捨ててしまうなんてもったいないですよね。煮物の保存方法は常温や冷蔵、冷凍とありますが、常温や冷蔵ではあまり日持ちしないので、日持ちさせるには冷凍保存するのがおすすめです。冷凍しておくと食べたいときに解凍して食べられますし、お弁当のおかずにも活躍しますよ。今回は煮物の冷凍保存方法や解凍方法、お弁当に便利な保存方法をご紹介します。
海外からも注目される和食。ヘルシーで美味しいのでついつい作り過ぎてしまいますよね。たくさん作ってタッパーなどで作り置きしておくと、忙しくても一品として食卓に出せるのでとても便利です。でも同じ煮物が毎日食卓に並ぶとだんだん飽きてきますし、家族からも苦情がでます。せっかく作ったのに食べ切れずに捨ててしまったという経験も多いのはないでしょうか?
煮物は冷凍できる?
煮物の中では作る頻度が高いひじき煮。
— SAE (@SAE_COOK) October 16, 2017
乾燥ひじきを使っても
戻す時にお水に少しお酒を加えて戻すと
お酒の保水性でふっくら仕上がります☺️
冷凍保存もできるのでぜひ。 pic.twitter.com/iiTGLACGwO
煮物を冷凍したら「べちゃべちゃになりそう」「スカスカになりそう」ということで、冷凍保存には向かないと思われがちです。ですが、煮物は冷凍できます。基本的にほとんどの煮物を冷凍することができます。冷凍保存ができれば、たくさん作っても飽きずに、そして家族からの苦情も出ないように、ちょこちょこ出すことができるのでとても便利です。
出来上がった煮物を冷凍するので、後は解凍して器に盛って出すだけですから、忙しくて料理ができない日や、体調が悪くて料理ができない日に助かりますよね。また冷凍した煮物はお弁当にも大活躍です。おかずに困ったときは冷凍保存している煮物を入れれば良いので、煮物を冷凍すると何かととても便利なんです。
冷凍できない煮物もある!
一言で煮物といっても、肉じゃがやひじきの煮物、筑前煮、切り干し大根の煮物、かぼちゃの煮物など使う具材はさまざまです。煮物は基本的に冷凍できますが、一部冷凍保存に不向きなものもあります。冷凍保存に向かない食材があるので、冷凍保存するときはその食材を取り除いて冷凍すれば大丈夫です。
冷凍保存に不向きな食材といえばじゃがいもです。じゃがいもは冷凍してしまうと、食感が変わってスカスカになってしまいます。非常に味や食感が落ちるので冷凍には不向きです。じゃがいもを使った煮物といえば肉じゃがですが、肉じゃがを冷凍する場合は、じゃがいもをマッシュして冷凍しましょう。そしてコロッケやオムレツなどのアレンジ具材として活用しましょう。
他にもこんにゃくも冷凍保存には不向きな食材です。じゃがいもと同じように冷凍保存することで味や食感が落ちてしまいます。肉じゃがのしらたきや筑前煮のこんにゃくなど、意外とこんにゃくを使う煮物は多いので、冷凍保存する前に取り除いておきましょう。
煮物の冷凍保存方法
煮物の保存方法としては、冷凍保存以外では常温保存や冷蔵保存があります。冬場は気温も室温も低いので、冷蔵庫に入れずに常温保存している方もいるのではないでしょうか?煮物は季節に関係なく常温保存は避けましょう。煮物は冷ましている間に菌が繁殖してしまいます。根菜類を多く使うので、カレーに繁殖する菌で話題になっているウェルシュ菌が繁殖しやすいんです。
たくさん作った煮物は、好きなときに食べられるように冷凍保存しましょう!冷凍保存方法は、煮物を作り終わったら完全に冷めるのを待つ必要はありません。菌の繁殖を抑えるためにできるだけ早く冷やしたいので、粗熱が取れたら、フリーザーバッグや冷凍できるタッパーなどの容器に汁ごと煮物を移します。冷めたら冷凍庫で保存しましょう。
別の容器に移して冷めるのを待つなら、鍋の中で冷めるのを待って冷凍すれば良いのでは?となりますが、中心部分が完全に冷めるまでにはとても時間がかかります。温度が下がるのに時間がかかると菌が繁殖しやすくなるので、別容器に移すのがベストです。フリーザーバッグなら、厚みが出ないので温度も下がりやすくなるので煮物の冷凍に向いています。
冷凍した煮物を最後まで美味しく食べるには、ちょっとしたコツがあります。それは小さめのフリーザーバックに小分けにして冷凍することです。小分けにして冷凍した方が解凍しても味が落ちにくいですし使いやすいんですよ。
煮物の賞味期限
ついついたくさん作ってしまう煮物。賞味期限が気になるので、余った煮物は毎日食卓に並ぶことになるので、どんなに煮物が好きでもやっぱり飽きてしまいますよね。かといって毎日煮物をアレンジするのも面倒ですし、アレンジできる煮物もあればできない煮物もあります。煮物の賞味期限は保存方法によって変わってきます。
煮物は常温保存はNGですから、冷蔵や冷凍しないのであれば作った当日に食べ切らないといけません。冷蔵保存した場合の賞味期限は3日ほどです。ひじきの煮物など汁気が少ない煮物なら4日~5日ほど日持ちします。冷蔵保存で賞味期限を長くしたいなら、「味付けを濃くする」「水分を極力少なくする」ことを意識しましょう。
冷蔵保存した場合でも、賞味期限よりも早く傷んで食べられなくなることもあります。具材が溶けていたり、異臭がしたり、糸を引いていれば明らかに傷んでいる証拠です。その場合は食べずに処分しましょう。
煮物を冷凍保存したときの賞味期限
たくさん作った煮物は冷凍保存がおすすめです。冷凍保存した場合は、冷蔵保存よりもかなり賞味期限は長くなります。冷凍室で2週間~1か月ほどは日持ちししますから、2週間~1ヵ月分の煮物を時間があるときに作って冷凍しておくと、毎日のご飯作りがとても楽になりますよ。
冷凍した煮物は、1ヵ月を過ぎると急に傷んでしまうわけではありませんが、冷凍保存している期間が長くなるほど味や食感が悪くなってきますので、美味しさは落ちてしまいます。冷凍保存していてもできるだけ早めに食べた方が美味しく食べられますよ。
煮物を冷凍保存したときの解凍方法
煮物を冷凍保存した場合、解凍方法はどうしたら美味しく食べられるのでしょうか?煮物を冷凍保存した場合の解凍方法は、「自然解凍」「電子レンジ解凍」「鍋で温める」方法があります。自然解凍する場合は、室温で解凍するよりも冷蔵庫の中で解凍させるのがおすすめです。冷凍室から取り出したフリーザーバッグや容器ごと冷蔵庫へ移します。前日から解凍しておきましょう。
冷凍した煮物を冷蔵室に移し忘れた場合や今すぐ煮物を使いたい場合には、電子レンジ解凍や鍋で温めて解凍するのがおすすめです。加熱もできるフリーザーバッグならそのまま電子レンジで解凍しましょう。鍋で温めて解凍する場合は、鍋に凍ったままの煮物を直接入れて加熱します。いずれの方法でも解凍できますが、味や食感が変わりにくいのは自然解凍と鍋で温める解凍方法です。
お弁当のおかずに便利な冷凍保存方法
お弁当のおかずに煮物はピッタリです。ご飯との相性もバッチリですよね!冷凍した煮物をお弁当のおかずに使うなら、フリーザーバッグやタッパーなどで保存すると使いにくいので、お弁当のおかず用として別に冷凍保存するのがおすすめです。
まずは大きめのタッパーなど冷凍できる容器を用意します。そこへお弁当用のおかずカップを並べます。おかずカップに合った量の煮物を入れ、しっかり蓋をして冷凍保存します。使うときはそのままおかずカップを取り出してお弁当箱に詰めるだけです。冷凍されて凍ったままの煮物を入れればランチタイムには解凍されています。夏は保冷剤代わりにもなりますよ。
お弁当のおかずに使う場合は、おかずカップに煮物の汁を入れないようにしましょう。煮汁が入ってしまうと、お弁当から汁がこぼれてしまい、バッグの中が大惨事に。煮汁が気になるならおかずカップに鰹節を入れてから煮物を入れると、万が一汁が出ても鰹節が吸収して、お弁当から汁がこぼれるのを防いでくれます。
煮物はたくさん作って冷凍保存しよう!
たくさん作った方が美味しい煮物は、毎日続くと飽きてしまうのが難点です。冷凍してしまえば2週間~1ヵ月日持ちするので飽きずに食べ切ることができますね。料理の時間を短くするためにも、たくさん作って冷凍し、お弁当にも活用しましょう!
