ローズマリーの剪定作業!時期ややり方・お手入れ方法など紹介!
家庭菜園でも人気のローズマリーは、とても良い香りで育てやすいハーブなのですが、剪定は苦手という人が多いです。ローズマリーは放っておくとどんどん増え、見た目も悪くなってしまいます。今回はローズマリーの剪定やお手入れ方法をご紹介しますので、挑戦してみてくださいね。
目次
ローズマリーってどんなハーブ?
【ローズマリー】
— 創作に使える花ことば (@flower_painful) December 19, 2017
ヨーロッパでは神秘的な力をもつ花として扱われ、祝福の場や冠婚葬祭に欠かせない植物といわれています。
花言葉は『思い出を抱いて』 #花言葉 #花ことば pic.twitter.com/rhTtGM0ixn
ローズマリーは地中海原産の常緑植物です。1年中葉をつけており、寒さに強く過湿以外の暑さや乾燥にも強いので、時期に左右されることがありません。放置で育つと言われ、植物の栽培が初めての人にも比較的育てやすいハーブです。その手軽さと、収穫してから食事や美容にといろいろと楽しめるので人気も高く、観葉植物として育てている人がとても多い植物です。
ローズマリーをいただいたので、
— Sachiyo (@papiyo28apple) December 14, 2017
煮出してみました。そのままでは濃いので、お湯を加えて飲むローズマリーティーがとても美味しいです♪また、保湿剤を加えて化粧水、柚子酢を加えてリンスを作り使い始めました。 pic.twitter.com/EE4oPQhvtQ
ローズマリーには、記憶力や集中力を高めたり、頭をすっきりさせる作用があると言われています。また消臭効果や抗菌効果に加えて、アンチエイジング効果が期待できるハーブとして、血行促進や抗酸化作用が注目されています。キッチンでは肉の鮮度を保つ効果が古くから知られており、肉料理のスパイスハーブとして使われています。
ローズマリーに剪定が必要な理由
ローズマリーの葉が増えたから剪定。乾燥させて袋に入れて車に置く。 pic.twitter.com/JCGPJxCDbh
— フロロ (@CD5RA) October 10, 2017
ローズマリーは1年中葉や茎が枯れることなく成長しています。放っておくと木としてどんどん成長してしまい、1〜2mの高さになることもあります。育てていくと大きくなりすぎて困ってしまうこともあるので、しっかりと剪定をして、手入れをする必要がでてくるのです。またローズマリーは過湿を嫌うので、風通しを良くするために剪定は必須です。
木質化と老化を防ぐ
ローズマリーは上手に剪定していないと、上の方にばかり花が咲き、下の方は葉が無くなり木になってきます。これを木質化と言い、枝が老化したことをあらわします。きちんとした方法で剪定すれば葉は新しいものが出てきますし、ローズマリーは新しい茎も伸ばします。そして剪定することは株に刺激を与えて、次の花を付きやすくする役割もあります。
また葉が増えすぎると空気の通りが悪くなってきてしまい、過湿状態......つまり蒸れやすくなってしまいます。蒸れた状態はローズマリーにとっては、とても環境が悪い状況です。乾燥を好むローズマリーは水が苦手で、水のあげすぎは根腐れの原因になるほか病害虫の被害の確率が高まってしまうので、過湿状態を無くすためにも剪定をすることが必要なのです。
見栄えを良くする
ボサボサのローズマリーを剪定。やりすぎたか?でも良い香りだ pic.twitter.com/LufiEATsw1
— たかぎりりあん (@ringleeha) October 4, 2017
剪定にはもちろん見栄えを良くするという理由があります。ただしローズマリーは枝先だけチョキチョキと切って剪定してもうまくいきません。また、株の途中から全体的にきれいに剪定しても、後から切ったところから枝分かれをしてどんどん増えていくので、きれいに見栄え良くしたと思うのもつかの間です。すぐにボリュームが驚くほど増えていきます。
ローズマリーを剪定する前に
ローズマリー、枯れた部分をプチプチ切ったりしたけど、全く復活の気配がない。ここ1週間、太陽も出てない。 #家庭菜園 #ローズマリー #ベランダ菜園 #ハーブ pic.twitter.com/quxgRdrAaR
— ☚sHIn☛ (@fukomg) December 12, 2017
ローズマリーを剪定する前に、まずはローズマリーの枯れ枝や枯れ葉、枯れ花を取り除きます。これにより混み合っている葉の風通しと日当たりを良くします。また、いつまでも枯れた葉や花などを残しておくとカビの原因になったり、5〜6月頃にはうどん粉病の被害にあったりします。うどん粉病の予防になるのできちんと取り除きましょう。
特に根元の部分はたくさんの枝や葉があり、日当たりが悪いので良くありません。また、しなりが悪く折れやすい枝は枯れているので剪定で取り除きます。弱々しい枝や茶色の枝、変色している葉っぱも取ってしまって大丈夫です。軍手を使いざっと擦ると簡単に取れます。
ローズマリーの剪定と収穫
ローズマリーは放っておくとどんどん大きくなってしまい、観葉植物として置いておくのには残念ながら見た目が悪くなっていきます。そのため定期的な剪定が見た目を整えるためにも必須となってくるのですが、この剪定と収穫を一緒にすることを意識して行うと手間が少なく、剪定しなくてはいけないことを忘れづらくなり効率が良いのでおすすめです。
ローズマリーの収穫は1年中行うことができます。伸びた先の約15cmを切り取り、収穫しましょう。収穫するときは他の枝も見て、剪定を一緒に行っていきます。7〜9月の夏の暑い時期はローズマリーの苦手な時期なので、剪定しすぎないように注意しながら下向きの枝や細すぎる枝、伸びてこない枝などを取り除いていきます。

ローズマリーの剪定のポイント
ローズマリーの剪定/お手入れ ~ https://t.co/XUfYGCrWv4 pic.twitter.com/E0fHsvXXUG
— 家づくりと暮らしかた (@kurashikata_jp) December 10, 2017
ローズマリーは切ったところから枝分かれをして成長していくので、枝先だけを切っているとボリュームが出てきます。かといって太い枝を切ったり、剪定の時期を間違えてしまうと弱ってしまいます。まずは枝分かれしている箇所を探します。2つに分かれているところを見つけたら、どちらか一方を切ってしまいます。几帳面にならず、混み合ってる箇所を探して剪定してみてください。
全体の風通しと日当たりを意識しながら、葉が混み合っているところを剪定していきましょう。目安としては鉛筆よりも太い枝は切らないようにします。また、一気に剪定してしまうよりは、少しずつこまめに剪定していく方が、ローズマリーへの負担も少なくおすすめです。最後の微調整として、飛び出している枝を切ると見栄えがよくなります。
ローズマリーの剪定の時期
何年か経った丈夫なローズマリーであれば、大きさも高さも出てきます。毎年10月の寒くなる前に、枝の根元の方から剪定することをおすすめします。梅雨時期には育つので、その前に軽く剪定をして風通しを良くしてあげましょう。真夏はローズマリーの苦手な時期なので、夏前に大掛かりな剪定は弱ってしまう可能性が高いので気をつけましょう。
ローズマリーのお手入れ方法
ローズマリーは剪定したからといって、特にいつもとかわったことをする必要はありません。日当たりが良く、風通しの良い場所に置いてあげましょう。基本的には放置で大丈夫なのがローズマリーの頼もしいところです。逆に水をあげすぎたりすることで枯れてしまうので、水やりもほとんどしなくて大丈夫です。
水に注意
ローズマリーは水はけの良い場所を好みます。土が乾いた時だけ、たっぷり水をあげてください。それ以外は葉が細くなったなと思う頃にあげるイメージで大丈夫なほど、すこぶる乾燥には強い植物です。雨もできれば当たらないようにするのが良いですが、風通しが良ければ問題ありません。庭植えしているのであれば水やりは不要です。
大きくなったローズマリーの剪定
今朝、ローズマリーの生垣剪定した。30Lのゴミ袋ひとついっぱいになった。北側の木香薔薇も少し切った。薔薇はまた真冬に切るけどね。 pic.twitter.com/L95DeHJ2dh
— みなま 塔 京都文フリ【け-11、12】 (@minama6481) November 20, 2017
大きくなりすぎてしまったローズマリーは、全体の1/4の枝を減らしていくイメージで剪定するのがおすすめです。まずは、枝の中央のあたりにあり鉛筆ほどの太さの枝を切るようにします。切りたい枝を見つけたら、下の方に枝分かれしている箇所を見つけます。木全体の高さや横への広がりのバランスを見ながら2本の枝のうち1本を選んで切り取ります。
ローズマリーは常緑低木といって背丈の低い木なのですが、成長すると柔らかい緑色をした枝が茶色になって、固くなります。これを木質化と言いますが、木質化したところからは新しい茎は出てきません。木質化したところでローズマリーを剪定してしまうと、今までのようにどんどん生えてくるどころか、その場所からはもう生えてきませんので注意が必要です。
上手に剪定してローズマリーを楽しもう!
剪定とはいえ、みなさん収穫と同じようにローズマリーを楽しんでいます。塩と細かくしたローズマリーでハーブソルトにしたり、ドリンクに入れたり、小さな袋に詰めて消臭効果のあるポプリとしてクローゼットやカバンの中に忍ばせます。そしてたくさんのローズマリーが剪定出来た日にはリースを作り、良い香りとともにお部屋の中のインテリアに取り入れています。
ローズマリーは剪定することで新しい茎が出て、葉が出てきて、花を咲かせます。剪定時期や方法を覚えてしまえば簡単な植物ですので、毎年収穫を楽しめるようになります。収穫したローズマリーは、お茶や食事に使ったり、化粧品の材料にしたりと使い方もたくさんあります。毎日の暮らしにとても役立つハーブですので、ぜひきちんと育て楽しみましょう。