日焼け止めSPF50の意味を知ってる?正しい知識で一年中美肌!
日焼け止めは一年中必要なアイテムです。日焼け止め効果の高いSPF50が人気ですが、その意味をご存知ですか?そこで今回は日焼け止めSPF50の意味や効果の違い、選び方について紹介します。正しい知識で一年中紫外線対策をしっかり行いましょう。
目次
紫外線による肌ダメージについて正しく知ってる?
紫外線は肌に悪いということはよく知られています。しかしどのように肌に影響を与えるのかということは、案外知らない方も多いようです。紫外線による日焼けというと、赤くなりピリピリする状態を思い浮かべますが、それ以外にも紫外線による肌ダメージはあります。紫外線による肌ダメージについて正しく知りましょう。
紫外線には、A波(UVA)、B波(UVB)、C波(UVC)の3種類があります。それぞれ波長の長さや作用が違います。それぞれについて見てみましょう。
紫外線B波(UVB)
紫外線B波(UVB)は、肌表面が赤くなる炎暑を起こし、シミ・そばかすの原因となる紫外線です。夏場の日差しの強い時期によく経験する日焼けの症状ですね。
紫外線A波(UVA)
A波(UVA)は、真皮まで届き、内部の細胞まで傷つけます。DNA・コラーゲン・エラスチンを破壊し、シワ・タルミなどの肌老化を起こします。紫外線A波は、春・夏以外でも、そこそこの量、一年中降り注いでいます。浴び続けることで、肌の張りが失われ、シワ・タルミを起こします。
紫外線C波(UVC)
有害性の高い紫外線です。通常は、オゾン層で吸収されて地上に届くことが無かったのですが、近年のオゾン層の破壊により、地上まで届くことが心配されています。
紫外線対策が必要なのは夏だけじゃない!
年間の紫外線量測定結果では、紫外線B波は、3月~9月の量が多いのですが、A波は年間を通して安定した量が降り注いでいます。ですから、実は、美肌を保つためには、紫外線対策は一年中必要なのです。
陽射しが強くて顔が真っ赤に焼けてしまいました。゚(゚´Д`゚)゚。
— キャスキャス(キャスカ) (@tukinousamimi) April 30, 2018
昨日、日焼け止めクリームいいのを買いました~(*´ω`*)
皆さんも日焼け止め対策してGW楽しみましょうねヽ(*´∀`)ノ♪😃🎶 pic.twitter.com/tkVYCoXcjj
紫外線ダメージから肌を守る効果的な方法
屋内や日陰への避難、帽子・サングラス・日傘などでの物理的防御で、紫外線ダメージをある程度防ぐことができます。帽子は、紫外線カットできるだけでなく、おしゃれにも見えるので、春夏にはぜひ積極的にコーデに取り入れるようにしましょう。サングラスや日傘をプラスすれば、より安心ですね。
しかし窓ガラスを通過する紫外線や四方八方に散乱する傾向がある春先の紫外線は、物理的防御だけでは防ぎきれません。室内にいれば紫外線対策になると考えるのはちょっと危険です。室内にいる時でさえも、SPF数値の低い日焼け止めなどで、しっかりと日焼け止め対策を行うことをおすすめします。
日焼け止めクリームを上手に利用しよう!
見た目・暑さなどの理由から物理的防御が難しいこともあるでしょう。そんな時、日焼け止めクリームは、紫外線による肌ダメージから守ってくれる強い味方となります。紫外線による肌ダメージからの物理的防御が難しい時の効果的なアイテムとして、日焼け止めクリームを上手に利用しましょう。
自分の肌に合う日焼け止めクリームの選び方
紫外線による肌ダメージを防ぐために有効なアイテムである日焼け止めクリーム。自分に合った日焼け止めクリームがあれば、紫外線による肌ダメージを防ぐためにとても心強い味方となります。でも、自分に合ったものを選ばないと十分な効果が得られません。日焼け止めのSPFの意味を理解し、日焼け止めクリームの選び方にも注意しましょう。
日焼け止めクリームのSPFとPAとは?
日焼け止めクリームに表示されているSPFとPAという言葉の意味をご存知ですか?SPFとPAは、紫外線に対する防御力を表す指標です。SPFは、紫外線B波に対する防御力を表し、PAは紫外線A波に対する防御力を表します。
SPFについて
SPFは、サン・プロテクション・フアクター(Sun Protection Facter)の略で、紫外線B波(UVB)の防御力を表しています。紫外線B波(UVB)は、肌表面が赤くなる炎症を起こし、シミ・そばかすの原因となる紫外線です。
SPFの表示方法について
SPFは、防御しないで20分間紫外線に当たった素肌と比べ、何倍の時間「日焼け」を防御できるかという目安です。この場合の「日焼け」とは、紫外線が当たることで肌が赤く炎症を起こす状態のことです。
SPFの数値の見方
例えば、SPF20は、20分×20=400分(6時間40分)の間、防御しないで20分間紫外線に当たった素肌と比べて20倍の時間、SPF50は、20分×50=1000分(16時間40分)の間、防御しないで20分間紫外線に当たった素肌と比べて50倍時間、「日焼け」を防御できるということです。
SPF50の日焼け止めなら安心?
計算上は、SPF50の日焼け止めを塗っていれば、16時間40分の間、一日の日照時間のほとんどをカバーできますから、一日中紫外線B波による日焼けを防げることになります。一般に市販されている日焼け止めは、SPF50までのものがほとんどです。
数値だけを過信するのはダメ!
SPFで表す「日焼け止め効果」は、紫外線が当たり始めてから赤く炎症を起こし始めるまでの時間を表しています。SPFで表示されている日焼け止めクリームの効果は、紫外線を100%カットできるということでは無く、紫外線による肌の炎症が起きるまでの時間を遅らせるということです。
PAについて
PAは、ProtectionGradeofUVA(プロテクション・グレードオブUVA)の略です。紫外線A波(UVA)の防御効果を表す指標です。
PAの表示方法と数値の見方について
PA+効果がある PA++かなり効果がある、PA+++非常に効果がある 、PA++++極めて高い効果がある の4段階の表記をしています。
PA値も大切
PA値は紫外線A波(UVA)への防御効果を示す指標。紫外線A波(UVA)は、真皮まで届き、肌内部の細胞まで傷つけます。DNA・コラーゲン・エラスチンを破壊し、シワ・タルミなどの肌老化を起こします。(UVA)は、春・夏以外でも、そこそこの量、降り注いでおり、(UVB)以上に一年中油断できません。
日焼け止めクリームはSPF数値が高ければいいの?
紫外線防御力の高い日焼け止めクリームは、肌を紫外線ダメージから守る心強い味方です。SPF値・PA値が高い方が紫外線対策としては安心ですが、それだけで日焼け止めを選んではいけません。SPF値が高い日焼け止めには、肌への負担が大きいものも多いのです。日焼止めクリームによって、肌が乾燥したり、荒れたり、かぶれたりすることがあります。
日焼け止めクリームによる肌トラブルに気をつけよう
潤いのある、きめの整った健康な肌は、紫外線を防御する力やダメージからの回復力が高いのですが、乾燥したり荒れたりかぶれている肌は、紫外線を防御する力もダメージからの回復力も衰えています。日焼け止めクリームによって、肌ダメージを受けたのではなんにもなりません。
自分の肌に合った日焼け止めクリームを使おう
自分の肌に合う日焼け止め効果の高い日焼け止めクリームを使用できれば、紫外線ダメージを恐れずに生活を楽しむことができます。日焼け止めの効果の違いを理解し、より自分にあった日焼け止めクリームを選ぶようにしましょう。
日焼け止めの選び方:紫外線吸収剤・アルコールフリーの製品を選ぶ
一般的に、紫外線吸収剤・アルコールなどが 含まれた製品は、肌が乾燥したり、肌が刺激を受けたり(ピリピリ痛い・赤くなるなど)しやすい傾向があるようです。紫外線吸収剤フリー・アルコールフリーの製品を選ぶことも一つの目安になります。
アルコールについて
アルコールは、使用感のベタつき防止などのために使用されていることがありますが、肌の乾燥・肌への刺激の原因になることがあります。
紫外線吸収剤について
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し、熱エネルギーに変えて放出する作用があります。肌の水分も一緒に蒸発させ、肌が乾燥することがあります。紫外線を熱に変える際に作られる化学物質によって肌が刺激を受ける場合もあります。紫外線吸収剤が含まれていないものを選ぶと無難でしょう。
その他の成分と保湿剤について
日焼け止めクリームには様々な成分が含まれています。今まで自分がかぶれたことのある成分が含まれた物は避けた方が無難でしょう。また、化粧下地用の日焼け止めクリームなどには、保湿剤・美容成分が含まれ、保湿効果の高い日焼け止めクリームもあります。
日焼け止めクリームには顔用とからだ用がある
日焼け止めの選び方:どこに使うかで選ぶ
日焼け止めクリームには、「顔用」「からだ用」があります。顔と身体併用可能な物もありますが、顔の皮膚は、薄くてデリケートなので、顔には「顔用」と書かれたものを使用しましょう。「顔用」の物を体に使用しても大丈夫ですが「顔用」の方が「からだ用」より価格が高価な場合が多いので、使い分けするのが良いでしょう。
サンプルなどで自分に合っているかどうかを試してから購入しましょう。いきなり顔に付けず、まず体の中でデリケートな部分(腕の内側など)で試し塗りをしてみます。かぶれ・乾燥などを起こさないか数時間様子を見て、大丈夫なら顔に塗って一日様子をみてみましょう。
日焼け止めの選び方:生活スタイルにあうSPF値を選ぶ
SPF値・PA値が高ければ、日焼け止め効果は高く、SPF50以上でPA値の高い日焼け止めクリームなら、計算上は、一日の日照時間のほとんどをカバーできることになります。しかし、SPF値・PA値が高い日焼け止めクリームは、肌への負担が大きいものも多いので、自分の生活スタイルを考慮して選びましょう。SPF値の違いや意味を知ることはとても大切です。
生活スタイル別のSPF値・PA値の目安
目安として、通勤・買い物などの1時間以内の外出ならSPF35程度、レジャー・スポーツなど紫外線の強い場所に長時間外出する場合はSPF50が目安になります。PA値は、通勤・買い物などの1時間以内の外出でPA+ PA++ レジャー・スポーツなどの場合PA++ PA+++ PA++++が目安になります。日焼け止めのSPFやPAの意味や違いをしっかり理解しておけば、選び方も容易になりますね。
日焼け止めクリームは塗り方も大切
SPF値・PA値は、効果のある十分な量を適切に塗っている場合の目安です。使用料・塗り方、汗や水で洗い流さるなどの条件により、効果は格段に低くなります。SPF値が低い日焼け止めクリームや汗・水で流れやすい日焼け止めクリームは、塗り直しが必要です。
日焼け止めは塗り直しも必要
日焼け止めクリームに表示されているSPF値・PA値は、あくまで十分な量を適切な塗り方で使用した場合に期待できる効果であり、汗や水で流れてしまった場合には数値通りの効果は期待できません。効果を持続させるためには、塗り直しも必要です。
日焼け止めクリームの上手な使い方
せっかく自分に合った日焼け止めクリームがあっても、塗るタイミング、塗る量、塗り方の違いによって、効果が大きく違ってきます。効果的な使い方で、しっかり紫外線ダメージを防御しましょう。
日焼け止めクリームを塗るタイミング
ほんのわずかな時間だからと洗濯物を干すときなど、油断してすっぴんでベランダや庭に出ていませんか?朝日が射した時から紫外線は注ぎ始めます。朝起きたら、日焼け止めクリームは、できるだけ早いタイミングで塗った方が効果的です。紫外線の怖さや意味を理解しておけば、日焼け止めの塗り忘れなども減るでしょう。
日焼け止めクリームの使用量
日焼け止めクリームの効果を引き出すには、十分な量を使用することが大切です。使用量の目安は、1㎠あたり2mg(顔だけで500円玉大の量が目安)です。また、首・手の甲など見落としがちな場所にも忘れず塗ることで、5年後10年後の肌の状態に大きな差が出てきます。塗る量の違いで差が出てきますから、たっぷりと塗るように心がけましょう。
肌を保湿してから日焼け止めクリームを塗ろう
日焼け止めクリームは、肌が保湿された状態で塗ることで、肌によくなじみ日焼け止め効果に違いが出ます。。化粧水やファンデーションを使用する場合の使用順は、化粧水→保湿クリーム→日焼け止めクリーム→化粧下地→ファンデーションの順になります。
効果をアップする日焼け止めクリームの塗り方
その塗り方では意味が無い!?日焼け止めの役割と正しい使い方 - ウェザーニュース https://t.co/QQVttNumOz
— お空シャヲルクラブ受付/Osora sh (@osorashawolclub) April 27, 2018
塗り方は、①手の平に適量を取ります。②手の平から指先まで広げます。③ 頬・おでこ・鼻・顎につけます。④手の平から指先を使って、顔の内側から外側に向けて、やさしく伸ばします。⑤手の平でやさしくパックするように肌になじませます。
日焼け止め塗るとむらとかが酷いんだけど、、塗り方悪いのかな、、え、むり、、、つっら🤦♀️
— BLACK . (@BLACK_RED_901) May 1, 2018
日焼け止めクリームの効果をアップさせよう
日焼け止めクリームとファンデーションを併用することで、日焼け止めクリームの効果がアップします。日焼け止めクリームが肌になじんでから、ファンデーション・おしろい粉などを重ねると汗や水で流れにくくなります。日焼け止め効果のあるファンデーション・おしろい粉を重ねれば、日焼け止め効果倍増です。
日焼け止めクリームの持ちをよくするには
日焼け止めクリームの効果を持続させるためには、塗り直しも必要と述べましたが、日焼け止めクリームの上にファンデーションやおしろい粉を重ねることで落ちにくくすることもできます。ウォータープルーフの日焼け止めクリームもありますが、肌に刺激が強いものも多いので、自分の肌に合ったものを選んでください。
自分に合った日焼け止めでしっかり予防しよう!
紫外線ダメージ、紫外線ダメージを防ぐ方法やSPF値・PA値と日焼け止めクリームの違いや選び方・使い方について紹介しました。自分の肌や生活スタイルにあったSPF値の高い日焼け止めクリームを使えば安心です。今回ご紹介した選び方や使い方などを参考に、正しく日焼け止めを使用して、美肌をキープしましょう。