しその栽培!種まきや苗について・肥料や水やりのタイミングも

料理のアクセントにしそを使うと見た目がとても華やかになりますよね。しそがあればと調理中に思うことも多いのではないでしょうか?そんな時にすぐ使えるよう、しそを自分で栽培しましょう。ここでは、自宅でできるしその栽培方法をご紹介します!

目次

  1. しそを栽培するのは意外と簡単!
  2. しそにはどんな種類があるの?
  3. 栽培をはじめる前に用意する物
  4. しその栽培方法①種まき
  5. しその栽培方法②水やり
  6. しその栽培方法③肥料
  7. しその栽培方法④摘芯と収穫
  8. しそを上手に栽培するポイント
  9. しそを栽培してみよう!

しそを栽培するのは意外と簡単!

野菜や植物などを自家栽培してみたいとお考えの方に、ぜひおススメしたいのが「しそ」の栽培です。しそは、生育が早く、虫が湧きづらいので無農薬でつくることができます。また、栄養価も非常に高いので、食材としても非常に優れています。

英語では「Japanese basil(ジャパニーズバジル)」とも呼ばれており、日本食では洋食におけるハーブのような役割を担います。とくに薬味として幅広く使われていますね。自宅で栽培するのも比較的簡単で、とても育てやすい食材なんですよ。

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しそにはどんな種類があるの?

縮緬しそやマダラしそなど、しそにはいろいろな種類があります。なかでも食用として一般的に知られているのは、青しそ(大葉)と赤しそです。青しそは、天ぷらやお刺身のツマにするなど、みなさんが食べる料理の中によく用いられていますよね。赤しそは、梅干しの色付けやふりかけ、しそジュースなどによく用いられています。どちらも身近な存在ですね。

最近では普通の葉しそ以外に、「青しそのスプラウト」なるものも存在するようです。元は青しそですので、スプラウトも、しその種類に含めて良いでしょう。スプラウトは酵素を多く含む食材として注目されていますし、香りは青しそと変わらないということですので、こちらを薬味として料理に用いても問題はありませんよ。

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栽培をはじめる前に用意する物

まずは、土と植木鉢(プランターやポットなど)、しその種を用意しましょう。土は普通に売られている園芸用のものを使います。次に植木鉢ですが、大きなものを栽培するわけではありませんので、小型や標準サイズで十分です。その中に土を入れて少し湿り気をもたせたら、いよいよ、しその種まきをします。

土は使わず水耕栽培でしそを育てるのなら、ペットボトルや瓶など、外から水の量や状態がよくわかるものを用意しましょう。水耕栽培の場合は種から育てることはせず、しその苗を用いるのが一般的なようです。しそは低温に弱いので、水温が下がらないようにアルミ箔などで水面を覆うとさらに良いでしょう。

土や植木鉢を用意するのが面倒な方には、しその栽培キットも販売されています。コンビニでもネット通販でも購入することができますし、種類も豊富で、とても便利です。植木鉢がリサイクルペーパーでつくられているなど、環境に配慮した商品もありますので、お気に入りを探してみてくださいね。
 

最近では、淡水魚と植物を一緒に育てることができるものも販売されています。しかも、循環型なので肥料も水替えも不要です。循環型とは、水槽の下に住んでいる魚のフンを微生物が分解し、それを栄養として水槽の上で栽培されている植物が育ち、さらには微生物と植物が水槽の水もキレイにしてくれる、その循環を指すそうです。生態系を上手に利用した画期的な商品ですよね。

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しその栽培方法①種まき

しその栽培は、種からでも苗からでも始めることができます。種から始める場合は、種まきの前日に種を水につけておきましょう。水をたっぷり吸わせた方が良いですよ。種まきをする時は、10粒ほどを重ならないようにまいてくださいね。

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種まきの適期は4~5月ですが、室内で栽培するのであれば時期はいつでもかまいません。ただ、しその発芽適温は22℃前後ですので、室内や土の温度には十分注意しましょう。種まきはせずに苗から始める場合は、苗を購入時のポットから新しい鉢に植え替えましょう。苗は春になると種苗店などに出回りますので、探してみてくださいね。
 

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ポットでの栽培なら、1鉢に1株が適当です。苗が4~5枚ほど葉をつけたら、植え替えてください。苗を使って水耕栽培を始める場合は、苗を購入時のポットから出して土をキレイに洗い落してから、栽培用のペットボトルや瓶にセットします。こちらも1瓶に1株が適当です。必ず苗の茎が水に浸かっている状態にしてくださいね。

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しその栽培方法②水やり

しそは乾燥を嫌い湿気を好みますので、土が乾いていると感じたら、たっぷり水やりをしましょう。葉に水をかけると害虫予防にもなりますよ。水やりは毎日した方が良いですが、やり過ぎるのは良くありません。気温とともに湿度も下がる朝方や夕方などに、土の乾燥具合を確かめながら水やりをすれば、すくすく育ってくれること間違いなしでしょう。

しそが立派に育つには水やりは当然大事ですが、もっと立派に育てたい場合は「間引き」もしてみましょう。種まきをした後、毎日水やりをすると、しそは発芽して葉をどんどん増やしていきます。しかし、よく見ると葉の発育状態には差がありますね。発育状態の良くない葉は、思い切って摘み取りましょう。すると、その分の栄養をもらった他の葉が、よりすくすくと育ちますよ。

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しその栽培方法③肥料

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しそを栽培するときの肥料については、少し注意が必要です。何故なら肥料を与えすぎると、しその味が薄くなったりエグミが出たりするのです。しかし、肥料は発育を促進するためには絶対必要なものでもあります。例えば、最初に用意した土に化成肥料をいくらか混ぜておいても良いですし、水やりを兼ねて液肥を与えるという方法もあります。

一度液肥を与えたら、その後は7~14日の間隔で、肥料の追加として液肥を与えると良いようです。ただ、「肥料を与えて過ぎているのではないか」と心配になりますよね。出来れば、美味しいしそを育てたいものです。肥料の追加を悩むときは一度、しその味を確認してからの方が良いかもしれません。

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しその栽培方法④摘芯と収穫

草丈が15~20㎝に育ったら、株の頂点を摘み取りましょう。これを「摘芯」と言います。この作業をすると、葉が増えますし、収穫を長く楽しむことができます。逆に、摘芯をしないと穂が出て枯れてしまうので、出来れば摘芯をすることをおススメします。ただ、摘芯をすると、しその葉が小さくなってしまうため、大きなサイズの葉が欲しい場合は摘芯をしない方が良いかもしれませんね。

さらに成長して草丈が20㎝以上になったら、食べるのに適度なサイズのしそは摘み取ってしまいましょう。しその収穫は株の下の方から行ないますが、1番下の葉は土から養分を吸い上げる役目をしています。出来れば下に葉を1、2枚残して、その上から摘み取るのが良いでしょう。

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しそを上手に栽培するポイント

しそにあてる光の量

しそは湿気も好きですが、光や日光も大好きです。ただし、日光をしっかり浴びてしまうと、しその葉が厚く硬くなり、食べるには適さないものになってしまいます。半日陰や木漏れ日くらいの光で育てるのが丁度良いでしょう。きっと美味しいしそを栽培することができますよ。

しそを栽培する場所の温度

しそは繁殖力が強く、水と肥料をしっかり与えれば、必ず美味しく育ってくれます。ただ、温度には少し注意が必要かもしれません。とくに寒さには弱いので、ほぼ光のあたらない日陰で育てたり、低温の室内で育てたりすると、しそを育てるのに失敗してしまうおそれがあります。しその栽培には、常に「20℃以上」を心がけた方が良いでしょう。

しそにつきやすい害虫

しそは想像以上に丈夫な植物で、病気にも強いです。害虫にさえ気をつければ、順調な生育が望めます。しそにつきやすい害虫には、アブラムシやヨトウムシ、葉ダニなどがいます。害虫よけの薬剤やネットも売られていますので、困ったときはそれらを利用すると良いでしょう。

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しそを栽培してみよう!

ここでは、自宅でできるしその栽培方法をご紹介しました。土や植木鉢など、ガーデニングに基本的なものさえあれば、明日からでも簡単に栽培できてしまいます。興味のある方は、しその栽培を是非試してみてくださいね。育てて楽しい、美味しくて嬉しい気持ちになれること、間違いありません!

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