卵味噌は青森の郷土料理!作り方やアレンジレシピをご紹介!

日本には地域によって様々な郷土料理が存在しますが、青森には卵を使って作る卵味噌という料理があるのをご存知でしょうか?地元の方達に親しまれながら知っている方の少ない卵味噌ですが簡単に作ることが出来ます。そんな卵味噌の作り方やアレンジレシピをお教えします!

目次

  1. 卵味噌とは
  2. 郷土料理ってどんなもの?
  3. 卵味噌を作るための準備
  4. 卵味噌の作り方
  5. 卵味噌の種類
  6. 卵味噌の保存方法
  7. 卵味噌の楽しみ方
  8. 卵味噌を使ったアレンジレシピ
  9. 卵味噌は調味料にもおかずにもなる万能な食べ物

卵味噌とは

卵味噌とは卵に味噌と出汁を加え鍋で煮立てて作る青森県の郷土料理のひとつです。津軽地方出身なら知らない方は1人もいないというほど有名で各家庭にはオリジナルの作り方や味付けが存在し、ただご飯にかけるだけでなくおかずの一品として食べたりと卵味噌は昔から様々な料理に加えてアレンジしたりお酒の席で親しまれてきたそうです。

昔の卵味噌は今とは姿が少し違う

卵と味噌と出汁を使うなど卵味噌はとてもシンプルな料理ですが、古い時代には青森ホタテを使い貝柱を加えたり殻を入れ物に使うなどもしていたようです。しかしホタテが高級品であることから一般家庭では使われなくなり、現在は貝焼き味噌という別の料理になっていったようです。そのことから家庭で作る際は貝を使用しないものを卵味噌と呼び広まっていったといわれています。

郷土料理ってどんなもの?

郷土料理とはその地域で主に採れる食材を使って独自の調理法で作られるもののことを言います。その場所でしか名が知られていなかったり古くからの習わしにそってその調理法が確立されていたりと、歴史がとても重要視され現代にも受け継がれるその地域にのみ伝わる食べ物のことです。伝わり方によってはその姿形から作り方まで変化しているものも多くあります。

卵味噌は青森の代表的な郷土料理なので晩ご飯などの際にも普通に食卓に並びます。白米に鮭のほぐしやふりかけなど、何かをかけて食べることが多い方は卵味噌をレパートリーに加えてみるのも新たな発見があり食事の時間がさらに楽しく過ごせそうですね。

卵味噌を作るための準備

卵味噌を作るための材料はとてもシンプルで揃えやすい物ばかりです。卵は1個ではなく多めに使うために5個ほど用意し味噌と出汁の素は自分好みの量でかまいません。甘いものが好きな方は砂糖を加えてみてもいいですが甘すぎるとご飯には合いにくくなるので注意が必要です。卵味噌という名前の通り味噌と卵が入っていればいいのでその他の材料は自分の好きなものを加えましょう。

卵味噌を作る際に卵をといて別で置いておくために大きめの容器を準備しておきましょう。卵を多めに使用するのでボウルなどに割り入れたほうが混ぜやすくなるのでおすすめです。あとは煮るために鍋を使いますがフライパンでも簡単に調理できますし、土鍋などを利用しても卵味噌を美味しく作ることができます。

卵味噌の作り方

卵をボウルなどに割り溶き卵の状態にしておいてから、次に鍋やフライパンなどを用意し中に出し汁と味噌をお好みで入れ火にかけていきます。火加減に注意しながら焦げないようにゆっくりと混ぜて煮立ってきたら溶き卵を追加しそのまま混ぜていると熱によって卵が固まってくるので、自分がいいと思ったタイミングで火を止めます。水分が多い方がいいという方はある程度卵が固まったらすぐに火から離すといいでしょう。

煮込むだけでなく炒り卵にしてもOK

卵味噌はペースト状になるまで練って作りますが炒り卵の状態にしても味噌と出汁の味が効いていて美味しく食べる事ができるので固さは自分で好きなように調整しましょう。何に使うかによっても食感を変化させることで卵味噌は美味しい調味料として大活躍できます。

料理が苦手でも簡単にできる

卵味噌は必要な材料も少なく調理工程も難しいことはないので料理があまり得意ではない方や、普段料理をしない男性でも簡単にできます。面倒な方は鍋ひとつで済むので洗い物も少なくなるので作る前からやる気がなくなるのを防ぐことができますね。

卵味噌の種類

卵味噌は材料がシンプルでそれだけでも美味しいですが、物足りない方は人参や玉ねぎなどの他の野菜を細かく切って加えても食べ応えと栄養価もアップします。味噌と出汁を使っているので味付けをする必要が少なく済みすでに卵味噌を作り置きしているなら切った具材を混ぜるだけで食べられるのでとても簡単です。

ネギなどを加えてアレンジする方法もあります。さらに味噌の分量を多くすると一味違った卵味噌が出来上がりますし味付けが濃くなるのでご飯などの上にのせて食べると味が中和されるのでおすすめです。

同じ様に味噌の分量を多くし炒り卵にする卵味噌の作り方もあります。ペースト状の卵味噌とは違う食感が楽しめてお弁当などに卵味噌を入れたい場合は傾いても液だれしないこの方法が適しています。

たらこなど他の具材を混ぜても美味しい

小魚やその他の魚の身を混ぜたりしてもカルシウムなどの栄養素が一緒に摂れるのでさらに体に優しい料理として美味しく食べられます。

卵味噌の保存方法

卵味噌は作り置きしても大丈夫ですがタッパーなどの密閉容器に入れて冷蔵庫などの温度が低い場所にしまって保存しましょう。遅くても1週間ほどで食べ切るのが理想なのであまり多く作りすぎると消費するのが大変になるので材料を用意する時は気を付けましょう。

卵味噌の楽しみ方

卵味噌は作り置きに適している料理です。週の初めに調理し密閉容器に保存しておくとおかずが物足りない時や体を壊して調子が悪い時などにすぐ取り出して使えるのでひとつ作っておくと何かと便利ですね。

味噌と出汁の風味が効いているのでお酒のつまみとしても楽しむことができます。短時間で調理できるので食べたいと思った時にもすぐ用意できますし材料もほとんど家にある物だけで済むので作り方を覚えておくと役に立ちます。

晩ご飯の時のおかずとしてお豆腐の上に乗せたりしても美味しいですね。卵のまろやかさと味噌のコクが味わえていつもの冷奴に飽きてきたらチャレンジしてみましょう。

おにぎりの具としても使えるのが卵味噌です。ペースト状にしたものは中に入れたり味噌の分量を少な目にし、炒り卵にして作った卵味噌は上に乗せて並べると黄色が加わってお弁当も華やかになるのでおすすめです。

体調が悪い時におすすめ

風邪をひいた時などに食べるお粥に入れる方法もあります。卵だけを入れたお粥では味気ない時は卵味噌を入れると味噌の味も加わって味に深みが増します。体が温まり消化にもいいのでお酒の後やダイエットなど様々な食べ方をすることができますし体を休めたい時に最適な食べ方ができますね。

卵味噌を使ったアレンジレシピ

卵味噌を調味料として使いさらに卵を足して別の料理にアレンジすることもできます。めんつゆと一緒に煮込んでご飯にかけると卵丼のように食べられて美味しいですよ。

カレーを作る時にコクを出すために味噌やソースを隠し味で入れたり、食べる際に生卵をのせたりする方も多いと思われますが卵味噌も混ぜて食べるとカレーの味に深みが出るのでおすすめです。特に辛いものに入れると味がマイルドになるので苦手な方は卵味噌を混ぜてみると辛さを気にせず食べることができそうですね。

卵味噌を使って雑炊も作れます。野菜などの他の具材と一緒に煮こんでも美味しいですが出来上がった雑炊に足して食べることで味噌や出汁などの旨味も一緒に味わうことができます。卵味噌だけでは味付けが物足りないという方はめんつゆなどを加えるとさらに美味しく食べることができます。

卵液に甘納豆を混ぜて作った卵味噌をご飯にのせれば美味しいご飯のお供としても使える万能な食材なのが卵味噌です。このように何を混ぜて作るかによって様々な味や食感になり大人から子供まで楽しめる味に変えることができます。ですが卵を多く使用するのでアレルギーなど苦手な方は卵味噌を食べる時に注意することが大事です。

青森の昔ながらの郷土料理としての卵味噌のようにホタテを使って作るのもおすすめです。入れ物として殻を使うだけでも昔ながらの雰囲気が味わえますし卵味噌を作る際に一緒に煮こんでも貝の旨味が溶け出し美味しい卵味噌が完成します。

卵味噌は調味料にもおかずにもなる万能な食べ物

青森の郷土料理として親しまれている卵味噌ですが作り方や材料が簡単なことから大人だけでなく子供でも作ることができる料理です。味噌の量を多くしてみたり色々な具材を追加してみたりと人の数だけ様々なアレンジレシピがあるので、基本的なレシピで作った卵味噌を楽しんでから自分好みの味を探してみるのも美味しい食べ方が見つかるかもしれませんね。

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