キャベツの賞味期限・保存方法は?冷凍・冷蔵の違いまでご紹介
ロールキャベツや揚げ物の添え物、サラダなど食卓に並ぶことの多いキャベツですが、どんなふうに保存していますか?身近な野菜ですが意外と賞味期限や保存方法は知らない方も多いはず。今回はキャベツの賞味期限や保存方法についてご紹介します。
目次
キャベツの賞味期限や保存方法をご紹介
メインのおかずにも添え物にも大活躍のキャベツ。スーパーでは頻繁に購入するという方も多いのではないでしょうか?そんな大活躍のキャベツですが、賞味期限や長持ちさせる保存方法を知っているという方は少ないでしょう。キャベツを買ってもすぐに傷んでしまうという方は、スーパーから買ってきてラップ等で包まれた状態のまま冷蔵庫の野菜室へ放り込んでいるのでは?
スーパーから買ってきたまま冷蔵庫の野菜室へ放り込むのは、キャベツの賞味期限を早めてしまうことになるのでおすすめできません。少し手間ですが正しい方法でキャベツを保存すると、美味しい状態が長持ちしますよ。そこで今回はキャベツの賞味期限や、常温、冷蔵、冷凍それぞれの保存方法などについてご紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね。
キャベツの栄養と効能
ロールキャベツやサラダ、揚げ物の添え物として食べることが多いキャベツ。緑黄色野菜ではないので、それほど栄養価は高くないイメージがある方もいるかもしれませんね。キャベツは確かに緑黄色野菜ではありませんが、さまざまな栄養素を含んでいます。
キャベツに含まれる「ビタミンU」は胃腸の粘膜を修復再生する働きがあるので、胃潰瘍や十二指腸潰瘍予防に効果が期待できます。ビタミンUは総合胃腸薬にも配合されている成分なんですよ。また美白効果のあるビタミンCや傷の治りを早くするビタミンK、カルシウム、βカロチン、カリウム、葉酸などが含まれています。
健胃腸効果や美肌効果、疲労回復、免疫力アップ、便秘改善、がん予防などキャベツを食べると嬉しい効果が!キャベツは栄養素が豊富ですが、カロリーは100g当たり23kcalととても低カロリーなので、ダイエット中でも安心して食べられますよ。
日持ちさせるキャベツの保存方法
保存前の下準備で賞味期限を延ばそう!
キャベツ保存方法
— 壮快生活 池袋店•町田店 (@SlcYokohama) January 5, 2018
芯をくりぬいて、
くりぬいた所にしめったキッチンペーパーを
詰めておくといいです(^^♪ イイノ
キャベツは保存するとき、下準備が必要です。丸ごとキャベツの場合は包丁で芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰めます。霧吹きなどで軽く湿らせた新聞紙やキッチンペパーでふんわり包み、ポリ袋へ入れます。ポリ袋の口はきっちり閉じて密閉状態にならないように軽く結ぶ程度にしましょう。
1/2や1/4にカットされたキャベツは、買ってきたときのラップを外し、霧吹きなどで湿らせた新聞紙やキッチンペーパーでふんわり包んでポリ袋へ入れましょう。丸ごとキャベツもカットキャベツも保存の下準備が面倒なら、キャベツを水洗いしてから軽く水分を切り、そのままポリ袋へ入れましょう。新聞紙などで包むよりも賞味期限は短くなりますが、それでも十分日持ちします。
キャベツの常温保存方法
まとめ買いをしたときなど、冷蔵庫の野菜室はいっぱいでキャベツが入らないということもありますよね。常温保存できたらベストですが、キャベツは基本的には常温保存には向きません。キャベツは温度の低いところで保存するのがベストで、適温は0度~5度です。
常温保存するなら冬限定でなら大丈夫です。ただしエアコンで室温が高くなるならNGですよ。直射日光の当たらない風通しが良いところで、芯を下にして保存しましょう。
キャベツの冷蔵保存方法
キャベツを保存する適温は0度~5度なので、常温保存よりも冷蔵保存の方が向いています。丸ごとのキャベツの場合は、芯を下向きにして冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。芯に詰めたキッチンペーパーは乾かないように時々チェックし、乾いていたら新しく濡らしたキッチンペーパーに交換しましょう。
キャベツは冷凍保存でグンと長持ちする!
キャベツなどの野菜も茹でたり一手間加えれば、冷凍保存が可能である
— pazzdoragirl (@pazzdoragirl) January 4, 2018
キャベツは冷凍可能な野菜です。冷凍保存することで常温保存や冷蔵保存よりもグンと長持ちしますよ。キャベツや安くて1玉買ってしまったときなど、賞味期限内に食べ切れずに腐らせてしまうこともよくありますが、冷凍保存しておけば安心ですね。冷凍保存するときは、常温や冷蔵保存と同じようなやり方では保存ができません。
キャベツの冷凍保存方法は、まずキャベツをざく切りか千切りにしておきます。そして15秒ほどの短時間だけ茹でてしっかり水気を切ります。しっかり水が切れたらそのままフリーザーバッグに入れて、空気をできるだけ抜いた状態で冷凍室で保存しましょう。茹でずに生で冷凍しても問題ありません。冷凍保存した場合は、生で食べずに炒め物などにして使うようにしましょう。
キャベツの保存方法別の賞味期限
保存方法で賞味期限は変わる!
キャベツは常温か冷蔵か冷凍かの保存方法によって賞味期限が変わってきます。丸ごとキャベツの場合の賞味期限ですが、常温保存では1週間~2週間ほど、冷蔵保存では2週間~1ヵ月、冷凍保存では2週間~1ヵ月ほどになります。
冷蔵保存と冷凍保存では賞味期限に差はありませんが、芯の部分の詰め物が乾燥しないようにチェックしたり、する手間もかかりませんし、ざく切りや千切りにしてから冷凍保存するので、冷凍室から取り出してすぐに使えて時短になるので手間がかかりません。忙しい方にもピッタリの保存方法です。
丸ごとキャベツよりもカットキャベツの方が賞味期限は短くなります。常温保存なら3日~4日程度、冷蔵保存なら1週間程度しかもちません。切り口が黒く酸化してくるので使うときには切り落としましょう。
爪楊枝で刺してキャベツを長持ちさせる裏ワザ
爪楊枝を刺して賞味期限を延ばそう!
キャベツは芯をくり抜いて濡らしたキッチンペーパーを詰め、霧吹きで軽く湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包んでポリ袋へ入れるという下準備が面倒ですが、ここで手間をかければグンと長持ちさせることができます。ですが、「そんな面倒なことできない!」という方もいるでしょう。そこまで手間をかけなくても長持ちさせる裏ワザがあります。
やり方は爪楊枝を3本~4本用意し、キャベツの真の部分にただ刺すだけという簡単なものです。丸ごとキャベツだけではなくカットキャベツにも使える裏技です。カットトマトは爪楊枝の本数を少なくしましょう。芯の部分を爪楊枝で刺すと、生長をストップさせることができるので結果長持ちするんです。
この裏ワザはキャベツだけではなく、レタスや白菜にも使えるものです。レタスや白菜もすぐに傷んだり、葉がシナシナになりますよね。そのまま冷蔵保存すれば2週間~3週間は新鮮な状態を保ちます。手間がかからず便利ですよ。
賞味期限を切れたキャベツはどうなる?
朝から度々お腹痛いんだけど、傷んだキャベツを無理やり煮込んだものがダメだったのだろうか…
— こみむし (@comimushi) December 23, 2017
賞味期限を過ぎたキャベツは全く食べられないのでしょうか?いえ、賞味期限を過ぎたからといって食べられないわけではありません。逆に賞味期限内であってもキャベツの状態によっては食べられないこともあります。
賞味期限内であっても賞味期限を過ぎてしまっていても、キャベツの状態によって食べられるかどうかが決まります。悪くなっているキャベツの特徴ですが、「赤みが出る」「黒くなる」「異臭がする」「ヌルヌルする」の4つを目安にしましょう。
明らかに異臭がしたりヌルヌルしたキャベツを食べようという方はいませんが、赤みが出たり黒ずんでいる程度ならまだいけるのでは?と思いがちです。ですが、こういった状態が見られたら賞味期限に関係なく食べるのはやめておきましょう。
長持ちする新鮮なキャベツの選び方
新鮮なキャベツを選べば賞味期限は長くなる!
キャベツはサラダや添え物などで生で食べることも多い野菜なので、安心して食べるには新鮮なキャベツを選ぶことが大切です。また新鮮なキャベツを選ぶと賞味期限も長くなりますよね。新鮮なキャベツは外の葉が緑いろをしています。丸ごとキャベツを買う場合は外の葉が緑色のものを選びましょう。
カットキャベツは芯の長さが長い方がおすすめです。切り口を見てキャベツの芯が半分より長いものを選びましょう。そして芯の切り口がみずみずしく、ずっしり重いものを選びましょう。春キャベツはふんわりと葉が巻いているものがおすすめですよ。
キャベツは上手に保存して賞味期限まで美味しく!
いろいろな料理に大活躍のキャベツは保存方法によって賞味期限が変わってきます。サラダなどできるだけ生で食べたい場合は冷蔵保存が、手間をかけずに炒め物やスープなど加熱して使いたいなら冷凍保存がおすすめです。上手に保存して賞味期限をできるだけ長くのばし、賞味期限まで美味しく食べましょう!
