包丁の種類と用途!各種ごとの違いや使い分け・使用法等を紹介

皆さんは色々な種類の包丁をうまく使い分けができていますか?場面によって使う包丁の種類はさまざまですよね。そこで、ここでは包丁の種類や用途を一挙に紹介してそれぞれの種類でどう違うのか、どう使い分けたらいいのかまでをわかりやすくご説明します!

目次

  1. 包丁の種類はさまざま!
  2. 包丁の種類①三徳包丁
  3. 包丁の種類②牛刀
  4. 包丁の種類③ペティナイフ
  5. 包丁の種類④出刃包丁
  6. 包丁の種類⑤菜切り包丁
  7. 包丁の種類⑥パン切り包丁
  8. 包丁の種類⑦刺身包丁
  9. 包丁の種類⑧中華包丁
  10. 包丁の種類と用途のまとめ!

包丁の種類はさまざま!

包丁には用途によって様々な種類があり、その数は実に数十種類に及びます。食材にそれぞれ適切な包丁が作られていて中には豆腐切りや餅切りなど特定の食材を切るためだけの特殊な包丁もあるんです。ここでは、皆さんがキッチンでよく使用するものに絞って紹介していきます。そしてその包丁の違いや用途、使い分けについて見ていきましょう。

包丁の長さ

まず、包丁には同じ種類でも長さによる違いがあります。大きければ良いというわけでもなく、大きい包丁は大きい食材を切ることに役立ちますが、小さい食材や細かく切るという作業には向いていません。一般にキッチンで使いやすいとされるサイズは刃渡り15~18cmの包丁です。扱いに慣れている方は色々な種類の包丁を使い分けるのがおすすめです。

包丁の材質

包丁の材質は主に「チタン」「ステンレス」「セラミック」の3種類です。同じタイプの包丁でも材質によって特徴が変わるので違いを知っておいて決して損はないです。ここからはそれぞれの特徴について簡単に紹介します。

まずチタンの包丁は、錆びにくいです。それでいて後述のステンレスより軽量で使いやすいです。しかし、切れ味ではステンレスには及びません。また、刃こぼれも起こしやすいのが特徴です。

次に、ステンレスの包丁です。ステンレスは一般的な包丁の素材で切れ味が鋭く、丈夫にできています。重量はありますが食材を切るときには重みにより切りやすくなるのでおすすめです。金属でできているので金属アレルギーの方は注意してください。

最後はセラミックの包丁です。セラミックの包丁はチタンよりも軽いので取り回しやすいのが特徴です。切れ味も落ちづらいので、ほとんど研がなくても大丈夫です。しかし、ステンレスの包丁と比べると刃こぼれを起こしやすいです。

セラミック製の包丁は小さめ~普通のサイズの包丁を検討している方には良いのですが、サイズが大きな包丁などではそもそも発売されていません。大きい包丁を検討している方は上記のチタンとステンレスの2種類から違いを比べてみることをおすすめします。

包丁の種類①三徳包丁

三徳包丁は、皆さんもよく知るごく一般的な包丁です。これ一本で野菜、肉、魚を切ることが出来るところから「三徳」という言葉がついています。

刃渡りも短めでどの食材にも使いやすいのでキッチンには欠かせない存在ですね。皆さんのキッチンでも一本目にこの包丁を使用している方が多いのではないでしょうか。大きな食材を切るときには少々不便に感じるかもしれませんが、どの食材でも切れるオールラウンダーなのでおすすめです。

包丁の種類②牛刀

三徳包丁と並んでキッチンで一般的に使用されているのがこの牛刀です。プロの料理人は牛刀を使っていることが多く、さまざまな刃渡りの牛刀を使い分けているそうです。三徳包丁と比べると先端が少し尖っていて、刃渡りも長いなどの違いがあります。

牛刀をメインの包丁として使うことも可能ですが、大きな肉を仕分けするために作られたものなので肉を切るときにはおすすめです。刃渡りが長いので大きな食材を扱うときにも活躍してくれます。

包丁の種類③ペティナイフ

野菜や果物の皮をむくといった用途の時に活躍するのがペティナイフです。刃渡りも短く、先端が尖っているため細かい作業をする場合におすすめです。フルーツアートと言って果物を綺麗に盛り付けるアートを行う方もこのペティナイフを使っています。一般家庭でも何かと使う用途が多いので一本は持っておくと良いのではないでしょうか。

小さいナイフのため、当然大きな食材を扱うときには一回で切ることが難しく適していません。また軽いので切るときに力を込めづらいので注意が必要です。

刃渡りの比較的長いものを選べば、これをメインの包丁として使う方もいます。三徳包丁などより小さいものが多いので大きい包丁が心配な女性の方にも安心ですね。少しだけ食材を切りたいときなどにも手軽に使えるのでおすすめです。

果物ナイフとの違いは?

同じような形のものとして果物ナイフが挙げられます。ペティナイフと果物ナイフではっきりとした基準はないそうなのですが、一般的に刃に厚みがないものをペティナイフ、刃の厚みがあるものを果物ナイフと呼ばれていることが多いです。

包丁の種類④出刃包丁

出刃包丁は魚などを裁くときにキッチンで活躍する包丁です。刃も分厚くて重量感があり魚を切るという用途に特化している包丁です。刃は片側だけのいわゆる片刃で、切るとやや斜めに包丁が入ります。なので魚の身をそぐ作業におすすめです。ちなみに片刃は右利き左利きそれぞれの商品があるので購入する際には気をつけてください。

しかも他の包丁と比べると頑丈で、魚を骨ごとぶつ切りにするなどの用途にも使えます。出刃包丁は刃渡りによって細かく種類があり、料理人は切る魚の大きさによって使い分けています。

一方で大きくて重量感があるために包丁をあまり扱ったことがない人にとっては少々使いづらいものです。また、片刃という性質上野菜を綺麗に切り刻むのは難しいので三徳包丁の代わりとして購入するのはおすすめできません。あくまで魚を捌くことが目的の包丁なのでそこだけは注意してください。

包丁の種類⑤菜切り包丁

菜切り包丁は、主に野菜などを切るための包丁です。以前は一般家庭のキッチンで広く用いられていました。刃は薄めで四角い形状をしています。

菜切り包丁はその名の通り野菜を刻む用途で活躍します。刃渡りは短めなので扱いやすく頑丈なのでおすすめです。素早く簡単に刻むことができるのでプロの料理人は菜切り包丁でキャベツの千切りなどを行います。

しかし、当然ながら肉や魚を切る用途にはあまり適していません。刃の幅もあり、先端はカーブを描いているものが多いので細かい作業を行うことも難しく、キッチンの包丁を収納するスペースに入らないおそれがあります。

包丁の種類⑥パン切り包丁

パンのような柔らかいものを切るときには、このパン切り包丁です。刃は薄くて波を打った形をしており刃渡りが長いためパンをとてもスムーズに切ることができます。刃には凸刃と凹刃の2種類の違いがあります。ちなみに凸刃のほうがパンを切ったときの断面が綺麗になります。

柔らかいパンでも形や食感を崩すことなく切ることができる上、切れ味も落ちづらいのでおすすめです。しかし波刃という性質上パンをひっかくように切るためパンくずが多くでます。

包丁の種類⑦刺身包丁

刺身包丁はその名の通り、刺身を切るときに使います。寿司屋の板前などが綺麗に切り分けてくれる時に使っているのは皆さんも見たことがあると思います。切るときには刃を奥から手前へ引くように動かすと綺麗に切ることができます。

こちらも出刃包丁と同様片刃であるために利き腕に合った商品を選ぶ必要があります。そして、上から下に押すような切り方には適しておらず刃こぼれを起こしやすいので注意してください。

包丁の種類⑧中華包丁

最後は中華包丁です。皆さんも中華包丁といえば大きい長方形をした包丁を簡単にイメージできると思います。菜切り包丁と形が似ていますが、菜切り包丁よりも大きくて角ばっているという違いがあります。

中華包丁は包丁の重みで食材を切断する仕組みのため、他の包丁と違いかなり重量感があります。しかし、大きい食材の切断はもちろんのこと通常の肉や野菜、魚を切ることに加えて幅が広いため食材をつぶすことにも適しており、刃先で細かい作業も行えるなど意外にも様々な食材にも万能です。


デメリットとしてはその大きさや頑丈さがかえって仇となり慣れないと重くて扱いづらく、怪我にも注意しなければなりません。また、大きいので切れ味が落ちたときにはかなり力を込めなければならず、刃を研ぐのも一苦労です。ジャガイモなどの皮をむくこともできなくはないですが、非常に大変です。

包丁の種類と用途のまとめ!

様々な種類のある包丁とその選び方、用途などを簡単にですが紹介してきました。包丁による違いはこれでバッチリですね。しかし、ここで紹介したのはあくまで一般的に使うことの多い包丁なのでこの記事を見て包丁により興味を持った方は、紹介しきれなかった他の種類も是非調べてみてください。

食材に合わせて賢く使い分けることが出来るようになれば、より料理がやりやすくそして綺麗に仕上げることが出来ます。皆さんもさまざまな包丁の使い分けにチャレンジしてみてください。

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