芋焼酎のカロリーが低い?糖質制限には米・麦より芋の理由を検証!
ダイエット中でもお酒を飲みたいという方は多いですよね。お酒はカロリーや糖質が高いイメージがありますが、ダイエット中に飲むなら芋焼酎がおすすめなんです。今回は芋焼酎のカロリーや糖質、ダイエット中の飲み方のコツなどをご紹介していきます!
目次
芋焼酎のカロリーは低いのか?
芋焼酎はサツマイモを原料としている焼酎のことで、鹿児島県や宮崎県といった南九州地方で盛んに製造されています。芋焼酎はサツマイモの甘みと風味が感じられる味わいですが、強くて特徴的な香りを持っていることから水割りやお湯割りで飲まれることが多いです。
芋焼酎のカロリーは100gあたりで146kcalほどになります。同じ100gでくらべるとビールが約40kcal、ワインは約73 kcal、日本酒は約109 kcalとなっており、カロリーは芋焼酎が最も高い結果となりました。また米焼酎や麦焼酎のカロリーは、芋焼酎と同程度です。
焼酎のカロリーは種類によっても変わる
焼酎には甲類焼酎・乙類焼酎と分類分けされます。甲類焼酎は蒸留処理を何度も行って作られる焼酎のことで、チューハイやリキュールの割りものとして主に使用されており、大量生産・低コストなことからスーパーでも安価に手に入れることができます。
一方、乙類焼酎は蒸留処理が一度で終わる製法の焼酎で、居酒屋などでも多く飲まれている焼酎です。黒霧島や一刻者など、有名な銘柄がある焼酎はこの乙類焼酎に分類分けされます。前述で紹介した芋焼酎のカロリーは乙類焼酎のカロリーとなりますが、乙類焼酎よりも甲類焼酎のほうがカロリーは低くなっています。
甲類焼酎のカロリーは低いですが、割りものと一緒に使用するのでジュースや炭酸などの高カロリーな割りものと合わせると当然カロリーは高くなります。芋焼酎のカロリーは他のお酒とくらべて高いことが分かりましたが、ダイエット中におすすめできる理由があるんです。その理由を次の章から詳しくお伝えします!
芋焼酎のダイエット効果はカロリーよりも糖質にあった!
芋焼酎は飲んでよし、調理してよし、です。 <RT
— 木村圭助 (@sksk_kmr) August 8, 2017
酒類の中ではカロリーも糖質もあまり気にしなくていいですし、少量でも気持ちよく酔える。日本の種類なので日本人の体質にも合うし
芋焼酎は健康に良い?知られざる芋焼酎の効能について解説! https://t.co/OEcT2XM7hG
芋焼酎がダイエット中でもおすすめできる理由は、カロリーよりも糖質にあるのです。なんと、芋焼酎の糖質はゼロなんです!芋焼酎の原料であるサツマイモには糖質が含まれているのに、芋焼酎になると糖質がゼロになるのはなんだか不思議ですよね。
おかわりは芋焼酎にします。
— スズディ@我が子達が恋人 (@SuzuSuzaku2) November 28, 2017
もう糖質は体が受け付けないですよw
やっぱり糖質0のお酒が一番ですね()
芋焼酎の糖質がゼロになっているのはなぜかというと、芋焼酎の製造工程にその秘密があります。芋焼酎は醸造したあとに蒸留処理がされますが、この蒸留処理の際に原料のサツマイモに含まれる糖質やたんぱく質が除去されるのです。
芋焼酎の糖質がゼロになっているのは製造工程が要因になっていますので、同じ工程で製造されていれば焼酎の種類は麦・米・そばなどでも結果は同じとなります。
ちなみに、他のお酒に含まれている糖質を見てみると、ビールが100gあたり約3.5g、日本酒が100gあたり約3.6g、赤ワインが100gあたり約1.5g、白ワインが100gあたり約2gとなっています。他の主要なお酒には糖質があることが分かりますので、糖質の綿でいうと芋焼酎はダイエットに最も向いていると言えますね。
芋焼酎のカロリーにもダイエット効果はある
芋焼酎は糖質ゼロで高カロリーということが分かりましたが、芋焼酎に含まれるカロリーにもダイエットに嬉しい効果があるのです。焼酎のアルコールに含まれるカロリーはエンプティカロリーと言われていますが、このエンプティカロリーがダイエットに役立つ働きをしてくれます。
エンプティカロリーは体内に摂取されるとすぐにエネルギーに変わって消費されます。そのため、芋焼酎に含まれるカロリーは脂肪として体内に残りにくいと言われています。加えて芋焼酎には糖質や脂質が含まれていないので、体に脂肪となって蓄積されることが少ないお酒と言えるのです!
このエンプティカロリーの効能は芋焼酎だけでなく米焼酎や麦焼酎にも当てはまります。カロリーが高いからと言って芋焼酎や米焼酎、麦焼酎を避けるのはもったいないかもしれませんね。
カロリーや糖質以外にも芋焼酎の効能はある!
芋焼酎がダイエット中にも飲むことができることをお伝えしてきましたが、その他にも芋焼酎を飲むことで得られる効果はたくさんあるんです。
まず芋焼酎のアルコールには、血液の中にある血栓を溶かすために必要な酵素の働き(プラスミン)を増やす効果があると言われています。他のアルコールの中でも、芋焼酎は特にプラスミンを増やす働きが多くあるのです。血液中に血栓が詰まると脳梗塞や心筋梗塞といった病気を招く原因になりますが、芋焼酎はこの血栓を溶かす作用をもたらしてくれるのです。
また芋焼酎には血液をサラサラにする酵素の働き(ウロキナーゼ)を増やす効果もあると言われています。血液がサラサラになれば体の内側から健康が保たれて美肌効果にも作用するかもしれません。他にも芋焼酎にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。アントシアニンは目に良いだけでなく抗酸化作用から老化防止まで期待できる成分なのです。
芋焼酎は自身が持つ香りにも効能があると言われています。芋焼酎の独特な香りにはリナロールと言われる成分が含まれています。リナロールは鎮静作用や抗不安作用があると言われていて、バラやラベンダーといった植物の香りを構成する成分の一つなんです。落ち着きたいときにはお湯割りの芋焼酎を飲むのがおすすめです。リラックス効果が得られぐっすり眠れる効果が期待できます。
芋焼酎のカロリーを抑えて飲む方法
芋焼酎はカロリーが高めのため、ダイエット中にはなるべくカロリーを抑えて飲むことがポイントになってきます。まずは飲み方に注意しましょう。芋焼酎の飲み方にはロック・水割り・お湯割りといった飲み方がありますが、もちろんロックのカロリーが最も高くなります。カロリーを抑えるなら水割りやお湯割りで飲む方が良いでしょう。
芋焼酎を飲む際の適量は、0.6合くらいが目安です。水やお湯などでうまく割りながら、目安を参考にして飲むようにしてみてください。糖質ゼロと言ってもアルコールですから、飲みすぎてしまうと脂肪肝などの病気を発症してしまいますので気をつけましょう。
また、芋焼酎と合わせて食べるおつまみにも注意が必要です。芋焼酎は糖質がゼロであることが特徴ですから、一緒に食べるおつまみが糖質の高いものだと台無しになってしまいます。ポテトフライや唐揚げといった定番おつまみは高カロリーなので避けるようにしましょう。
芋焼酎と一緒に合わせるおつまみは、例えばお刺身やサラダといったあっさりとしたものや枝豆、焼き魚、焼鳥(塩味)などを選ぶようにすると良いでしょう。また、低カロリー・低糖質なおつまみを選んでも大量に食べてしまっては太る原因になってしまいます。お酒を飲むとついたくさん食べてしまいたくなりますが、量にも気をつけるようにしましょう。
芋焼酎のおすすめ銘柄:赤霧島・黒霧島・白霧島
芋焼酎と一口に言っても、銘柄は数えきれないくらいありますよね。今回は、芋焼酎を飲んだことが無い方も知っておくべき定番の芋焼酎銘柄をいくつかご紹介していきます。
まずご紹介するのは霧島シリーズです。霧島は鹿児島県で製造されている銘柄で、赤霧島・黒霧島・白霧島の3種類があります。よく居酒屋などでも見かけるのは黒霧島ですよね。黒霧島は黒麹由来で仕上がっており、黒麹のコクと甘さ、トロっとしたまろやかな風味が特徴です。定番の銘柄から挑戦したい方は、まず黒霧島から飲むのがおすすめですよ。
赤霧島はうま味と甘味の強さが特徴のある芋焼酎です。赤霧島の由来は、原料である芋のムラサキマサリに含まれるポリフェノールが麹の酸と反応して赤色に変色することから来ているそうですよ。白霧島は赤霧島・黒霧島に比べると非常にあっさりしていて飲みやすいのが特徴です。飽きの来ない味わいのため、日頃から晩酌する方にはおすすめです。
芋焼酎のおすすめ銘柄:一刻者
一刻者は京都府で作られている芋焼酎の銘柄です。缶チューハイやハイボールでも有名な宝酒造から出ている銘柄になります。焼酎には大抵米麹が使われているのに対し、一刻者は芋100%で製造されているという驚きの全量芋焼酎なのです!
一刻者は全量芋焼酎というだけあって、芋の香りや風味、味わいをたっぷりと味わうことが出来ます。米や麦の焼酎よりもこっくりとした焼酎を楽しむことができますよ。芋由来の甘みのある香りを存分に楽しむなら、お湯割りでいただくのがおすすめです。
ダイエット中もカロリーを抑えて芋焼酎を楽しもう
ここまでお伝えしてきた通り、ダイエット中に飲むなら芋焼酎がおすすめです。芋独特の香りや味が苦手だという方は、米や麦の焼酎のほうが飲みやすくておすすめです。焼酎にはリラックス効果など他の効能もありますので、適度な量で楽しんで飲むようにしましょう。