カレーを圧力鍋で作るには?レシピや水の量・具材の加熱時間など
子供も大人も大好きなカレーですが、普通に作ると煮込む時間がかかってしまうので、急いでいるときには難しいですよね。それでも今日はカレーが食べたい!というときは圧力鍋を使うのがおすすめ。圧力鍋を使えば煮込む必要がないので、あっという間に美味しいカレーが作れますよ。
目次
圧力鍋を使った美味しいカレーの作り方をご紹介
カレーは子供も大人も大好きで、無性にカレーを欲するときってありますよね。そんな代表的な国民食のカレーですが、食べたいと思っても作るのに時間がかかってしまいます。具材を炒めてから煮込む時間やカレーのルーを溶かしてから煮込む時間などを入れると、カレー作りは長時間かかります。時間がなくてほどんど煮込まずにパパっと作ったカレーはあまり美味しいとはいえません。
「今日の晩ご飯はカレーを食べたい」というときにはいつもの晩ご飯の支度の時間よりも早くからカレー作りの準備しなければなりませんが、なかなか忙しくてそんな余裕がないこともあるでしょう。そんなときに活用したいのが圧力鍋です。圧力鍋は怖くて使ったことがないという方もいるようですが、圧力鍋は正しく使えば怖くないばかりかとても便利な調理器具なんですよ。
そこで今回は圧力鍋を使った美味しいカレーの作り方や、圧力鍋を使うときの水の量や具材の加熱時間などをご紹介します。キッチンの隅に使わないままの圧力鍋が放置されているという方はぜひ活用してくださいね。

圧力鍋とは?
怖いというイメージを持っている方も多い圧力鍋。そもそも圧力鍋とは何なのでしょうか?圧力鍋は簡単にいうと圧力を調節する機能がついた鍋のことです。通常は水は100度で沸騰しますが、圧力鍋では120度で沸騰します。鍋の中の圧力を高めることによって高温高圧の状態を作り出し、通常は長時間かかるカレーなどの料理を短時間で作ることができるという便利な鍋です。
圧力鍋が何だか怖いといわれるのは、鍋を密閉して圧力を上げるので爆発しそうなイメージがあるからです。もちろん完全密閉状態だと危険ですが、圧力鍋は蓋に蒸気の逃がす穴が開いているので、正しく使えば安全に使うことができます。
圧力鍋の歴史は古く、日本では江戸時代にフランスの物理学者が発明しました。最近出てきた新しい鍋というイメージがありますが、300年以上も前に作られていたんですね。そして年々圧力鍋は進化して使いやすくなっています。
圧力鍋のメリット・デメリット
メリット①時短調理になる
「一家に1つあると便利」といわれる圧力鍋のメリットやデメリットをご紹介します。まずメリットとしては短時間調理ができることです。仕事が忙しい方や家事や育児に追われている方はなかなか長時間じっくり煮込まないといけない料理を作るのは難しいですよね。でも圧力鍋を使えばカレーなども短時間で美味しい料理が出来上がります。
メリット②光熱費の節約になる
短時間調理が可能だから光熱費も抑えることができます。圧力鍋を使うことでガス代や電気代が節約できるなんて嬉しいですよね。どんなものを作るかにもよりますが、カレーは普通の鍋で調理するよりも1/3~1/4くらい加熱時間が短縮できるので、光熱費もその分抑えられます。
メリット③栄養がしっかり補給できる
圧力鍋は高温高圧で調理ができるので、魚は骨まで柔らかくなって丸ごと食べることができます。骨はカルシウムが豊富なので一緒に食べることで、カルシウムを補給することができます。特に将来的に骨粗しょう症になりやすい女性や、成長期のお子さんには必要不可欠な栄養素なので嬉しいですね。
デメリット
こういったメリットがある反面、デメリットもあります。デメリットは途中で味見ができないことが大きいでしょう。圧力が下がるまでは蓋を取ることができないので、蓋を閉める前の味付けで味が決まってしまいます。作り慣れれば大丈夫ですが最初はレシピを参考にして調味料を入れましょう。
圧力鍋ならカレーが短時間で作れる!
昨日のカレー。牛スジトマトカレー。圧力鍋で作ったので短時間で肉がとろとろ!(下処理にかかった時間は聞くな?)
— ぱんだ番長(カレー部副部長) (@panda_no_ossan) November 19, 2017
トマト缶、玉ねぎ、人参、各1個ずつ使用です。ルーは7個。#おうちカレー部 pic.twitter.com/7DuUFZCIJv
短時間調理が得意な圧力鍋を使えば、時間がかかるカレーだって短時間で作れます。カレーの作り方は、まず具材を炒めて水を入れ、具材に火が通るまで15分~20分ほど煮込み、そのあとにカレーのルーを入れてさらに煮込みます。じっくり煮込んだカレーは美味しいですよね。そうなると実際に火にかける時間は1時間30分以上にもなります。
ところが圧力鍋を使えばカレーの具材を炒めずに作ることもできますから、圧が下がる時間を入れても30分程度で美味しいカレーが出来上がります。しかも実際に火を使う時間はもっと短いので、火をあまり使いたくない夏場でも快適調理ができますよ。
圧力鍋を使った基本的なカレーの作り方
それでは圧力鍋を使った基本的なカレーの作り方をご紹介します。まず必要な材料はお好みの肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、カレーのルーです。必要な人数分用意してください。玉ねぎは串切りに、じゃがいもや一口大にカットします。
圧力鍋にカレーの具材をすべて入れ、水を入れて蓋をしっかり閉めて加熱します。沸騰すると蓋についているおもりがふれるのでふれたら火を弱火にして5分煮込みます。5分経ったら火を止め圧が下がるのを待ち、蓋を開けてカレーのルーを入れれば出来上がりです。
もらってずっと放置していた圧力鍋を使ってカレーを作ってみた。
— 苗坊 (@haruhi0815) January 7, 2018
野菜をぶつ切りにして水を入れて、炒めもせずにちょっと火にかけて放置するだけでこんなに柔らかくなるのか…!じゃがいもも人参もトロトロ。玉ねぎも溶けている^^;こんな簡単にできるのかと衝撃!!頑張って使っていこう。
カレーの具材は炒めても炒めなくても良いですが、炒めたい場合は圧力鍋に油を敷いて火にかけ、温まったら肉、にんじん、玉ねぎ、じゃがいもの順に炒め、水を入れて蓋をしましょう。
圧力鍋でカレーを作るときの水の量は?
圧力鍋でカレーを作るときに気をつけたいのが水の量です。通常カレーを作るときは、カレーのルーのパッケージに書かれた量の水を入れますよね?でもその分量のままだと水が多すぎてシャバシャバのカレーが出来上がってしまいます。普通の鍋と圧力鍋では必要な水の量が違うんです。
理由は圧力鍋は水の蒸発が普通の鍋よりも少ないからです。普通の鍋では10分煮ると約100mlが蒸発するといわれていますが、圧力鍋ではほとんど蒸発しないので、パッケージに書かれているよりも量を減らすとちょうど良い量になります。
カレーの具材を煮込むときに20分ほど煮込むので、約200mlの水が蒸発することを想定した水の量がカレーのルーのパッケージに書かれているので、パッケージの水の量よりも200ml少なくすればOK!カレーのルーのパッケージに1300mlと書かれていれば1100mlといった具合に調節しましょう。
圧力鍋でカレーを作るときの加熱時間は?
圧力鍋でカレーを作るとき、加熱時間はほんの数分でOKです。高温高圧調理ができる圧力鍋で、具材を20分も煮込んでしまうと、野菜はドロドロに溶けてしまいます。加熱時間は圧力鍋によっても変わってきて、中にはたった1分の加圧でOKというものもあります。お手持ちの圧力鍋に合わせて加熱時間を調節してくださいね。
数分の加熱でお肉はホロホロ、野菜もとろけるような美味しいカレーが出来上がりますよ。具材をトロトロにしたい場合は加熱時間を若干長めに、しっかり食感を残したい場合は短めに、そして野菜は大きめにきるようにすると良いですよ。
圧力鍋でカレーを作るときのポイント
圧力鍋でカレーを作るときのポイントは、水の量と加熱時間を調節することです。水の蒸発が少ない圧力鍋は水の量はカレーのルーのパッケージよりも200mlほど少なめにすること、加熱時間が長くなるとせっかくのカレーの具材がドロドロに溶けてしまうので、5分程度にしておくことがポイントです。
圧力鍋の蓋開けるの早過ぎて熱湯ぶわーってなって火傷した…あわや大惨事。。気をつけないと。油断してた。。
— えーや (@ayankey114) September 10, 2011
カレーに限らず圧力鍋を使うときのポイントですが、圧が下がるまで決して蓋は開けてはいけません。重りが下がるまではまだ鍋の中は圧がかかっていることです。火を切っていてもこの状態で蓋を開けてしまうと、中身が噴出してきてとても危険です。しっかり圧が下がるのを待ちましょう。
圧力鍋を使って短時間で美味しいカレーを味わおう!
みんなが大好きなカレーは、普通の鍋で長時間煮込むよりも、圧力鍋を使って短時間で作るのがおすすめです。忙しくて時間がない方でも調理時間が短い圧力鍋ならあっという間に美味しいカレーが完成しますよ。普通の鍋では大変なお肉をホロホロにすることだって簡単!早速圧力鍋で美味しいカレーを作って味わいましょう。