チャイブを料理に使おう!効能・基本的な使い方・育て方なども

チャイブはネギに似た香りのハーブ初心者でも使いやすいキッチンハーブです。様々なレシピに活用できるチャイブの基本的な使い方やアレンジレシピ、驚きのチャイブの効能や、意外に簡単な育て方などをご紹介しましょう。今日からチャイブのある暮らしを始めてみませんか?

目次

  1. チャイブとは?
  2. チャイブの栄養成分は?
  3. チャイブの効能
  4. どんな料理にもチャイブが合う理由は?
  5. 定番!薬味としてチャイブを活用
  6. どんな料理にも合うシブレットバターの作り方
  7. チャイブ加えて本格的な味に!
  8. 実は簡単!チャイブの育て方
  9. チャイブはキッチンハーブの万能選手

チャイブとは?

チャイブの葉っぱにはネギよりもややマイルドな味と香りがあり、料理の風味付けに多く使われます。一般にはまだ馴染みの薄いハーブですが、実は意外にもどんな料理にも使える万能選手。その使い方や驚きの効能など、チャイブについてご紹介しましょう。

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チャイブの栄養成分は?

見た目は青ネギによく似ているチャイブですが、栄養成分も青ネギとよく似ておりβカロチンやカルシウムが豊富です。更にはビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、ミネラル、鉄分などもたっぷり含まれています。

そしてチャイブの特徴であるネギのような香りの理由は、ネギ属の代表成分と言えるアリシンが豊富に含まれているため。アリシンの香りの成分には、様々な健康効果があるといわれています。
 

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チャイブの効能

古代から薬用ハーブとして使用されてきたチャイブは、私たちの健康に大きな効能があると言われています。西洋のイメージが強いチャイブですが、13世紀に中国で薬用として使われていたものをマルコ・ポーロがヨーロッパに持ち帰ったことがきっかけで世界中に広まりました。マルコ・ポーロを感動させたというチャイブの驚きの効能をご紹介しましょう。

食欲増進・消化促進

チャイブに含まれるアリシンは消化促進効果があります。胃腸機能すべてのサポート効果が期待できるため、食欲増進効果もあると言われています。

食中毒の予防

チャイブに含まれるアリシンは強い抗菌・殺菌効果があり、食中毒の予防に大きな効果があります。また、風邪の原因となる病原菌や、チフス菌、サルモネラ菌などの感染予防にも効果があると言われています。

貧血予防

チャイブはビタミンCや鉄分を豊富に含んでいるため、貧血予防にも効果があります。またアリシンを加熱すると生成されるアホエンという物質には強力な抗血栓効果があるため、血液サラサラにして心筋梗塞や脳梗塞を防いでくれます。血液がサラサラになることで、冷え改善効果も期待できます。

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どんな料理にもチャイブが合う理由は?

チャイブは風味がアサツキとよく似ているため、一般に「セイヨウアサツキ」とも呼ばれています。つまりアサツキによく似た風味を持つチャイブは、日本人にとってとても馴染み深いというわけです。アサツキと同じくチャイブも同じくマイルドで豊かな風味を持っているため、和食だけではなく、洋食、中華など様々な料理で活躍する応用の効くハーブなのです。

またチャイブの鮮やかな緑色は、見た目のアクセントになり彩りよく美味しそうに料理をぐっと引きたててくれます。料理に使う時のポイントとしては、繊細な香りが特徴なので生のまま使うか、加熱する際に火を通しすぎないことが大切です。

定番!薬味としてチャイブを活用

一般的に多く使われるのが、料理の仕上げに小口切りにしたチャイブをパラパラと散らして薬味として使う方法です。鮮やかな緑と風味豊かな香りが、見た目にも味にもしっかりとアクセントをつけてくれます。基本的にはどんな料理にも合いますが、ヨーロッパでは肉や魚などのソテーや煮込みなどの薬味として欠かせないハーブのひとつです。

中華にもピッタリ!

中国では古代から薬用ハーブとして活躍してきたチャイブ。当然、中華料理にもよく合います。中華スープや水餃子、チャーハンなどの最後の仕上げにパラパラと散らせば一気に本格的な味に。

和食にも合う!

アサツキによく似ているので、チャイブは和食にもとてもよく合います。一番簡単な使い方は、薬味として細かく切ったチャイブを散らす方法。そうめんやそば、納豆、冷奴、まぜご飯、おから、炒め物や煮物など、様々な料理に活用できます。

どんな料理にも合うシブレットバターの作り方

チャイブの仏語名はシブレット。チャイブをたっぷり練り込んだシブレットバターは、フランス料理には欠かせません。作り方はとっても簡単です。無縁バターを柔らかくなるまで混ぜて、そこに細かく切ったチャイブを混ぜ合わせるだけ。シブレットバターでソテーしたり、焼き上げた魚や肉の上にシブレットバターをのせたりと、これひとつあればどんな料理も一気に深みが増して美味しくなります。
 

定番のシブレットバターに、オレンジやレモン、ライムなどの皮を刻んだものを加えると爽やかな風味がプラスされて新しい魅力が生まれます。肉や魚のソテーによく合いますが、シンプルにトーストに塗ればいつもの朝食が一気にレベルアップ!シブレットバターの保存は、冷蔵庫に入れて2〜3日です。また、しっかりラップに包んで空気に触れないようにすれば、冷凍保存もOKです。

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チャイブ加えて本格的な味に!

チャイブには薬味としての使い方の他にも、料理の名脇役として、また時には主役としての活用方法があります。どれも手軽な使い方でいつもの料理が大変身するものばかりですので、ぜひ挑戦してみてください。

ポテトサラダ

チャイブのヨーロッパでの家庭料理での定番の使い方はポテトサラダ。細かく刻んだものをポテトサラダに混ぜるのが一般的ですが、混ぜこまず仕上げに散らす場合もあるようです。チャイブの花はエディブルフラワーとして使えるので、サラダに散らすと色味が美しくなって見たもかなりおしゃれな印象に。

チャイブと牛肉の中華炒め

薬味として使う場合には細かく刻んで使う場面の多いチャイブですが、思い切って大きめのにカットして炒め物に加えてみるのもオススメです。一緒に炒める食材は何でもOK。味のイメージは子ネギを想像してもらえれば良いでしょう。醤油ベースの味付けがよく合います。豆板醤などでアクセントをつけても美味しくなります。

ハーブたっぷりオムレツ

定番のメニューにチャイブをプラスすることで、一気に味に深みが増します。例えばオムレツに混ぜたり、ペペロンチーノなどのパスタとの相性も良好。

ハーブ寿司

料理の名脇役として活躍するチャイブですが、主役としての使い方をひとつご紹介します。シンプルにチャイブの味を楽しむハーブ寿司。もしも自家栽培の新鮮なチャイブが手に入るなら、ぜひとも試して欲しい一品です。

チャイブティー

チャイブそのものの味を楽しむなら、チャイブティーもよいでしょう。チャイブの葉を揉んだものをカップに入れて、熱湯を注いで3分間蓋をして待てばOK。薄い色からは想像のつかないしっかりとした味わいに、きっと驚かれることでしょう。消化促進効果があるので食前食後のお茶としてもオススメです。

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実は簡単!チャイブの育て方

チャイブは毎年生育する多年草。育て方はとても簡単。病害虫にも強いため、苗木からでも種からでも簡単に育てられる栽培初心者向きのハーブです。耐寒性があるため、温暖な場所でも寒い場所でも選ばず栽培できます。冬は地上部分が枯れますが、翌春になると新しい芽が出てきます。暖かい室内で栽培すれば、冬でも収穫することができるので大変便利なハーブと言えます。

種まき

チャイブは日当たりが良く風通しの良いところを好みますが、半日陰でも問題なく育てることができます。種から育てる場合は、真冬などの寒い時期を避けて種まきは4月~5月、あるいは9月~10月ごろに蒔くとよいでしょう。2〜3cm程度の間隔を開けて一粒ずつばら蒔きします。育て方は比較的簡単ですが、株が育つまでには1年程度必要となるので、すぐに料理に使いたい場合は苗から育てるのがおすすめです。

苗から育てる

チャイブの苗はホームセンターなどで手軽に購入することができます。植え替える場所は、地植えでもプランターやコンテナなどでもOKです。耐寒性はあるため越冬可能ですが、逆に夏の暑さと強い日差しには弱いため、植える場所には注意が必要です。植え替える時は根を崩さないようにし、15cmほど株間を開けるようにしてください。

水やり

チャイブには摘心や支柱は必要ありません。手軽に育てることができるチャイブですが、水やりには注意が必要です。乾燥を嫌うため、夏場は土が乾いたらたっぷりと水をやりをしてください。地植えの場合は冬には水やりの必要はありませんが、鉢植えで育てている場合は冬でも土が乾燥しない程度に水やりが必要です。
 

収穫

丈が15~20cm程度まで伸びたら収穫時期です。根元を5cm程度残して収穫すれば、再び成長して収穫することができます。チャイブの葉は収穫することで葉がどんどんと育つので、もったいないと言ってあまり収穫しなでいると、成長が妨げられたり通気性が悪くなったりします。定期的に思い切って刈りとるようにしてください。

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チャイブはキッチンハーブの万能選手

最近では色々な種類のハーブがスーパーなどで手軽に手に入るようになりました。今回紹介したハーブもそのひとつです。また育て方も簡単なのでハーブ栽培初心者にもおすすめです。チャイブを料理に取り入れることで、本格的な味になるだけでなく様々な効能も期待できるのが嬉しいですね。チャイブをいつもの料理にぜひ活用してみてくださいね!

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