保冷剤の中身の捨て方や驚きの再利用方法!子供の誤飲も要注意!
保冷剤ってついつい受け取ってしまって捨て方に困りますよね。中身を分別しなければいけないので、どんな捨て方をしたら良いか悩んだこともあるでしょう。中身は有害物質が含まれているので誤って食べた場合には大変危険です。保冷剤は中身の取り扱いや捨て方に気をつけましょう。
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多くの人が保冷剤の中身の捨て方で困っている
保冷剤は暑い日のお弁当に添えたり、出かけるときに食品や物を冷やすときに使いますよね。暑い日にはとても活躍してくれるものだけに、ついつい貰い過ぎてしまう人もいるでしょう。しかし、貰ってばかりだと冷凍庫や冷蔵庫が保冷剤でいっぱいになってしまうことがありますよね。
保冷剤の捨て方って、中身を出して乾燥させてから可燃ごみでいいのかな。去年の夏のが大量にある…今年も増えるよね(-_-;)
— ふく@図工室 (@29zukou) March 14, 2014
増えすぎてしまった保冷剤を捨てようにも、中身がどんなものなのか、どうやって捨てるのか分からなくて困ってしまいますよね。生ごみとして出してもよいのか、それとも然るべき場所に返却しないといけないのか…。保冷剤の中身の捨て方は多くの人が悩んでいます。
保冷剤の中身の捨て方を誤ってしまうとゴミ回収業者にも迷惑をかけますし、近所の人にも迷惑が掛かります。自分だけ、家だけ良いだろうという考えは間違っているので、必ず正しい捨て方で保冷剤を処分するようにしましょう。
保冷剤の中身の捨て方に迷うなら貰う量を減らす
多くの人が保冷剤の中身の捨て方には迷ってしまうけど、ついつい多く貰ってしまいますよね。正しい捨て方を知ることも必要ですが、まずは貰う量を減らして同じ保冷剤を何度も繰り返して使うようにしましょう。
その方が環境に優しいですし、貰わないように意識すれば冷凍庫の中も保冷剤でいっぱいという状況になりません。暑い日はついつい食品が腐らないようにと貰ってしまいますが、捨ててばかりも勿体ないので自宅から持参していくなどして貰う量を減らしましょう。
自宅から持参していくのも少々面倒くさいですが、環境や捨てる手間を考えると貰い過ぎない方が両方にとって良いでしょう。保冷剤は必要最低限の数をキープするようにした方が、メリットだらけですよ。
保冷剤の中身ってどんなものでできている?
保冷剤は99%が水でできていますが、残りの1%は「高吸収性ポリマー」が使われています。成分のことをよく知らない人にとっては大半が水だから害はないだろうと思ってしまうでしょう。しかしこの1%の高級修正ポリマーでも飲み込んでしまえば大事につながります。
高吸収性と名前がついている通り、飲み込んでしまうと身体の中の水分を吸収してしまいます。そのため身体の痛みが現れます。また高吸収性ポリマーにはエチレングリコールという過呼吸や腎不全を引き起こす恐れのある有害物質も含まれています。
そのため99%が水だからと軽く見てはいけないのです。特に小さな子どもに持たせる場合には保冷剤の中身で遊ばない、舐めない、飲み込まないように注意深く見てあげる必要があります。触るだけでは害はありませんが、中身が付着した手を口に持っていき体内に入る恐れもあるので取扱には注意しましょう。
中身の捨て方を間違える前に必ず調べて!
保冷剤を捨てる時は必ず一度捨て方について調べてからにしましょう。一般的には「可燃ごみ」の部類に入りますが、地域によって異なるので、調べる場合には市区町村のゴミ収集ページで確認するか、ゴミ業者に問い合わせてみましょう。
保冷剤の中身の捨て方を知らずに捨ててしまうと、思わぬトラブルを引き起こす恐れがあります。軽い気持ちで捨てたものが別のトラブルを引き起こし、気苦労の原因になることもあるので注意しましょう。
どんなものでも買った人、持っている人はそれを正しい方法で捨てる義務があります。保冷剤の中身も例外ではないので、きちんと正しい捨て方で中身を捨ててくださいね。間違った方法で捨てると自分が困りますよ。
間違った保冷剤の中身の捨て方
保冷剤の中身の多くが水でできているからといって、それを水と同じように捨てるのは間違っています。保冷剤の中身に水が含まれていても、水ではないので間違えて水道などに洗い流さないようにしましょう。
高吸収性ポリマーが含まれているので水で洗い流すのは間違い
保冷剤の中身には高吸収性ポリマーが含まれているので水道やトイレに流してしまうと途中で固まって流れが悪くなってしまう恐れがあります。そのため中身が水だからと水道やトイレに流すと大変なことになるので絶対にやめましょう。
袋ごと捨てるのもやめた方が良い
保冷剤は中身と外袋で分けて捨てた方が良いでしょう。外袋はプラゴミとして、中身は可燃ごみとして捨てることをおすすめします。保冷剤といっても分別が必要なので、中身が漏れるのが嫌だからとそのまま捨てるのは止めましょう。
正しい保冷剤の中身の捨て方は?
保冷剤の正しい捨て方は中身と外袋を分けて捨てます。中身は可燃ごみ扱いなので、生ごみなどと一緒に燃える日にゴミに出すようにしましょう。不燃ごみや水道・トイレに流すのは絶対にやめましょう。
たったそれだけ?と思うかもしれませんが、逆に水道やトイレに流すと水分を吸収して固まります。水道トラブルを引き起こすので、燃えるゴミの日に中身は出すようにしましょう。小さいポリ袋などに入れ、中身が漏れないような配慮をして捨てましょう。
また保冷剤の中身は再利用が可能なので、一度再利用してから捨てることをおすすめします。保冷剤の中身はただ捨てるだけよりも再利用した方が経済的です。保冷剤を使えば日々の日用品代が少し低くなりますよ。
再利用可能?!保冷剤の中身の使い方について
保冷剤の中身は捨てるだけでなく、別の使い方ができます。保冷剤の中身は芳香剤やキャンドルスタンドとして再利用できるので、普段から芳香剤・キャンドルスタンドを買っている人は不要になった保冷剤の中身を再利用してみましょう。作ったものの使い方は通常のものと変わらないので十分代用が可能です。
材料・作り方
【材料】保冷剤3個、香料、容器【作り方】保冷剤の中身(液状のもの)を容器に移し替えます。その後香料を垂らしていけば完成です。とても簡単に作れ、効果は2週間程度続くので保冷剤をそのまま捨てる前に再利用してみましょう。
キャンドルスタンド
【材料】保冷剤、ろうそく、器、飾り付け用小物【作り方】保冷剤の中身を器に移し替えます(ジュレ状のもの)。保冷剤の真ん中にろうそくを突き立て、その周りを小物でデザインを決めながら飾り付けて完成です。
注意!
芳香剤やキャンドルスタンドとして再利用できる保冷剤の中身ですが、吸収性ポリマーや有害物質が含まれているので子どもの手の届くところには置かないでください。誤って飲んだり食べたりするととても危険です。また食べた場合には早急に対処が必要なので十分注意してください。
捨て方も大事だけど、保冷剤の再利用も大切
保冷剤の中身は捨て方も大切ですが、捨てる前に他の使い方がないかも良く考えてみましょう。保冷剤の使い方は食品を冷やすだけではありません。火傷をしたときや熱を出した時、暑い外を出歩くときなどに活躍してくれます。
火傷をしたときに活躍
火傷をすると患部が熱を持ってしまい、ヒリヒリとして痛いですよね。ずっと水を当てているわけにもいかない…、そんな時に保冷剤が活躍します。保冷剤は冷やすアイテムなのでこういった熱を持っている部分に当てると気持ちいいです。
熱を冷やすために
熱が出ると冷えピタなどのアイテムが欲しくなりますが、常にあるとは限りませんよね。そんな時にも保冷剤を代用することができます。タオルにくるんで冷やしたい部分に当てていると熱を冷やすことができます。
暑い日の外出に
外が暑いと外出も嫌になりますが、それでも出かけなければいけない用事ってありますよね。そんな時にもタオルにくるんで持ち歩けば身体を冷やすことができます。ただ捨てるだけでなく、使い方を変えてみればいろいろな場面で活躍してくれるのが保冷剤です。
捨て方よりも使い方。発想の転換で再利用の道を選ぼう
保冷剤は必要性がなくなったら簡単に捨てるのではなく、他の使い方ができないか・再利用できないかをまず探してみましょう。日常的に使っている・買っているものに代用できるなら、お金もかからずに再利用できます。
またどうせ捨てるなら一度再利用してから捨てた方が経済的です。芳香剤として作り、臭いが気になる場所に置けば新しい芳香剤を買わなくて済みます。またグラデーションを出したりと作り方にアレンジを加えると楽しい時間が過ごせます。
保冷剤の中身の捨て方注意!食べた場合の対処法について
大人であれば安易に保冷剤の中身を食べようとは思いませんが、小さい子どもは好奇心が旺盛なので誤って食べてしまうことがあります。保冷剤の中には有害物質が含まれていて、吸収性ポリマーが体内の水分を吸ってしまうので誤飲をした際にはすぐに対処や病院での受診が必要です。
誤って食べた場合
食べた量が少量であろうとなかろうとすぐに水や牛乳を飲ませて吐かせましょう。吸収性ポリマーが含まれているので体内の水分を吸ってしまい喉に詰まる恐れがあります。また有害物質が中毒を起こし、死亡してしまうケースもあるので注意が必要です。
心配な場合はすぐに病院で受診を
食べた量が少量であっても心配な場合にはすぐに病院を受診してください。少量であっても有害物質の影響を受ける可能性があります。最悪の場合、死に至ることもあるので少量であっても油断しないようにしましょう。
保冷剤は捨てる前に他の使い方をしてみよう
保冷剤の中身の捨て方については深く考えずに可燃ごみとして出すことができます。しかし捨てる前の段階で誤飲や誤って食べた場合には命の危険があるので注意しましょう。触る程度では害はないですが、誤って食べないように気をつけてくださいね。