ムーミンの名言集！恋やスナフキンの人生哲学など心に響く言葉たち

恋や人間関係、仕事などなど…。生きていると、自分ではどうしようもない問題や壁にぶち当たることもありますよね。そんなとき、名言を知ることで自分の悩みが軽くなったり気分が前向きになったりした経験はありませんか？自分ではどうしようもない問題に見えても、気分が変われば以外と簡単に解決できた…ということもありますよね。

今回は恋や人間関係、仕事に悩んでいる方に向けて、ムーミンの中に出てくる言葉をご紹介していきます。ムーミンは一見子ども向けの文学作品に見えて、実は大人の心にじんわり染みる素敵な名言や人生哲学が豊富なんです！ぜひムーミンの言葉を参考に、ご自身の悩みと向き合ってみてくださいね。

日本で親しまれているムーミンは、フィンランド出身の作家トーベヤンソンが執筆した小説及び絵本が発祥のキャラクターです。ムーミン谷という架空の土地に暮らす妖精（トロール）で、その可愛らしい見た目とは裏腹に作品自体は純文学のように中身に深みのあるものになっています。

日本でもムーミンの人気は留まるところを知らず、スカイツリーのあるソラマチには「ムーミンカフェ」ができるほど。大きなムーミンたちのぬいぐるみと相席できたり、ムーミンにちなんだメニューを楽しめたり、ムーミンファンにはたまらないカフェになっています。ムーミンの小説や絵本の中にある深い言葉や名言を知ったら、ムーミンカフェにも行きたくなってしまうかもしれませんね。

ムーミンシリーズに出てくるキャラクターの中でもとくに人気が高いのは「スナフキン」ですよね！ムーミンの友達であるスナフキンは自由と孤独、音楽を愛する旅人。冬が来る前に南へ旅立ち、春の訪れとともにムーミン谷へ帰ってきます。そんなスナフキンは基本的に内向的な性格で、ムーミンなど一部の心を許した存在以外と積極的に関わろうとしないという特徴を持ちます。

スナフキンは孤独を恐れることなく自分なりの哲学をしっかり確立しています。そんなスナフキンの口から語られる人生哲学は、思わず「なるほど！」とひざを打ってしまうようなものがたくさん。ムーミンシリーズの名言や言葉を知ることで、あなたもスナフキンのファンになってしまうかもしれませんね。

それでは早速、ムーミンシリーズの名言や人生哲学をご紹介していきます。まずは人付き合いに悩んでいる方にぴったりの言葉です。

「時々、誰かに言われた言葉がチクって刺さってイラッてするときあるじゃない。それね、本当のことを言われているからよ（リトルミィ）」。誰かの言葉でイライラしてしまうとき、それはその人に起こっているのではなく、図星をさされたからかもしれません。自分の行動を見直そうという気持ちにさせてくれる名言ですね。

「いいひとだけど、ほかのひとのことを、てんで気にもとめてないような友だちは、ぼくは、いらない（スナフキン）」。友達の自分勝手な振る舞いに心を病んでしまう方にぴったりの言葉です。友達を失うことや距離を置くことは勇気のいることですが、ときには孤独になるということも大切なのだとスナフキンは教えてくれているのではないでしょうか。

「その奥さん、親戚は多いし知り合いも沢山いたんだ。でもね、言うまでもなく“知り合いが沢山居たって友達が一人も居ない”って事は有り得るんだよ（スナフキン）」。この言葉にドキッとした方も多いのではないでしょうか。どんなに大勢の知り合いも、たったひとりの特別な親友には敵わない。人付き合いにつかれてしまった方に染みる名言です。

次にご紹介するムーミンシリーズの名言・人生哲学は、夢を追いかけている方にぴったりの言葉です。夢を追うことに不安を抱えている方に対して、ムーミン谷の妖精たちはどんな言葉をかけてくれるのでしょうか。

「あなたの夢を、そんなこと無理だっていう人いるでしょ。こう言い返してやりなさい。あなたには無理ね、でもわたしはできるの。あなたとわたしはちがうから、って。でも言ったからには夢をかなえなきゃいけないことも覚えておきなさいよ。でかい口たたくんだから（リトルミィ）」。夢を追うには覚悟がいる、しかし周囲の雑音に耳を傾ける必要はないということをリトルミィは教えてくれているのではないでしょうか。

「もし今ボクが引き返したら、もう二度とここへこようという勇気はおこらないだろう。ボクは一生のあいだしげみの外をめぐりながら、中にはいる勇気がなかったんだと自分にいいきかせることになるだろう（ムーミン）」。何かを決断するときに勇気をもらえる言葉です。勇気をもって飛び込むことができなければ、一生後悔することになるかもしれないという人生訓ですね。

次にご紹介するムーミンシリーズの名言は、進路に悩んでる方にぴったりの言葉です。ムーミンのキャラクターたちは自分が行くべき道に悩んだ方にも優しい言葉をかけてくれます。

「その調子だと、おまえ、すぐおとなになっちゃうぞ。父さんや母さんみたいな、おとなになるんだ。ごくふつうに見えて、ごくふつうに聞くだけのおとなだ、つまり、なーんにも見ないし、なーんにも聞かないってことだな。とどのつまり、おまえは、なんにもできなくなっちまうんだ（ホムサ）」。

ホムサは両親への不信感を抱いているキャラクターで、単身で家を出て行ってしまいます。そんなホムサは、「自分で考えること」「視野を広く持つこと」の大切さを教えてくれているのではないでしょうか。進路に迷ったときは周りの意見を聞き過ぎるのではなく、自分が行きたい道はなにかを考えるといいかもしれませんね。

「大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってるってことだよ（スナフキン）」。進路を考えるとき、色々複雑に考えてしまいますよね。周囲の反応や将来のビジョンなど、「自分のしたいこと」だけで進路を決めることは意外と難しいです。しかしなにより大切なのは自分のしたいことを知っていることだというスナフキンの言葉は、進路に迷う人の背中をそっと優しく押してくれます。

次にご紹介するムーミンシリーズの名言は、恋に悩んでいる方にぴったりの言葉です。恋に傷ついたり、迷ったりしたときにぜひ参考にしてみてくださいね。

恋に悩んでいる方にとって、本当に深い言葉ですよね。「この恋を最後にしたい！」と思うとき、その恋愛を見極めるのは意外と難しいもの。しかしその恋愛を「まるで初恋みたい」と感じられるなら、それは最後の恋なのかもしれないですね。恋に悩んでいる方にぜひ知っていただきたい人生哲学です。

「女ってね、時々、好きな人といたくて。時々、好きな人の前から消えたくなるの。それをわがままっていう男とは、一緒にいれないわ。それをかわいいって思う男とは、長くいれそうね（リトルミィ）」。一筋縄ではいかないのが女性の恋心。どんな相手と恋愛すればいいか悩んだ時、素直じゃない自分も受け入れてくれる方となら上手くいくのかもしれませんね。

次にご紹介するムーミンシリーズの名言は、仕事に悩んでいる方にぴったりの言葉です。仕事が上手くいかなかったり、職場の人間関係に悩んだりした時にぜひ参考にしてみてくださいね。

「たまには休むのもひとつの仕事じゃない？（スナフキン）」。とても哲学的な名言ですよね。仕事が忙しいとミスが続いてしまうことも。たまにはしっかり休んで体調を整えるのも社会人としての仕事ですよ。

「見てるわよ、あなたがしていること。あのね、神様じゃないわよ。もうひとりのあなたがよ。もうひとりのあなたがあなたを見ているのよ。見放されないようにね。嫌われないようにね（リトルミィ）」。仕事を頑張っていると、自分の頑張りを誰も理解してくれないと思うことがありますよね。でも「自分に恥じないように」と考えると、意外に楽になることがあるのかもしれません。

「ひま、やることがない。なんて間抜けなセリフだこと。春は花を見て、夏は太陽を浴びて、秋は落ち葉を踏んで、冬は静かに春を待つの。やることがないんじゃないわ。やることをわかってないのよ（リトルミィ）」。ムーミンに登場するリトルミィの名言です。自分の趣味がなかなか見つからないというときは、やるべきことから探していくといいのかもしれませんね。

「忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって（リトルミィ）」。次にご紹介するムーミンシリーズの名言は、時間に余裕がないと感じる方に向けての名言。自分の考え方についてハッとさせられる哲学的な名言ですね。

「いつも優しく愛想良く、なんて、やってられないよ。理由はかんたん、時間がないんだ（スナフキン）」。イライラしてしまいがちな方は性格がせっかちなのではなく、余裕がないだけなのかもしれませんね。誰かにピリピリしてしまうときには、工夫して時間を作ってみてはいかがでしょうか。

「このリスは、そのうち、土にかえるでしょ。やがて、その土から木がのびて、その木の上で新しいリスたちがはねまわるわ。それが、そんなに、悲しいことだって思う？（トゥーティッキ）」。生きる上で「誰かの死」を避けて通ることはできません。そんな時に死は悲しいだけでなく未来につながるものだと考える哲学は、こころを軽くしてくれそうですね。

次にご紹介するムーミンシリーズの名言は、自分を嫌いになってしまいそうな方にぴったりの言葉です。自分と向き合う人生哲学を知ることで、きっと心が軽くなるはずですよ。

「縛らないことよ、自分で自分を。わたしはかわいい、わたしはブス。わたしは賢い、わたしはモテる、わたしはモテない。あなた、自分をすぐ何かに決めつけようとするでしょ。本当に自分を見つけるのはもっとずっとずっと先の話。今することは、一生懸命迷うことよ（リトルミィ）」。

生きていると自分と誰かを比較して落ち込んでしまう時がありますよね。でもそんなとき、自分の価値を落としているのは自分自身なのかもしれません。自分の言葉で自分を呪ったり縛ったりせず、がむしゃらに目の前のことに取り組むことが自分を好きになる第一歩なのかもしれませんね。

次にご紹介するムーミンシリーズの名言は、友達の成功を喜べないことに悩んでいる方にぴったりの言葉です。友達の結婚や出世を喜べない時にぜひ知ってほしい名言をご紹介していきます。

「ねえムーミン、友だちが、いちばん好きなことをしながら生きていけるようになるって、すてきなことじゃない？（ムーミンママ）」。ムーミンママの優しい名言ですね。本当に好きな友達なら、その子が幸せに生きていけることは本当に素敵なことです。自分の考えを変えることで、気持ちの持ちようが違ってくるかもしれません。

「大きな旅立ちというものは書物の、第一行目の文章のように、重要なものなのだよ。その一行が、この一瞬が、すべてを決定づけるんだ（ムーミンパパ）」。新しい物事を始めるとき、なんとなくズルズル進んでいるような気持になったことはありませんか？しかしそんなときにこの言葉を知っていれば、背筋が伸びるような気持になれるのではないでしょうか。

「新しい生活、その不安ね。大丈夫よ、全然、大丈夫よ。いま考えてもしかたないじゃない。何かあったらその時に考えればいいのよ。本当にそんなものよ。それで意外とうまくいくのよ（リトルミィ）」。新生活をはじめるとき、「友達ができなかったらどうしよう」「新しい職場で馴染めなかったらどうしよう」と不安になりますよね。そんなときに思い出してほしい名言です。

最後にご紹介するムーミンシリーズの名言は、人生に悩んでいる方に向けての名言です。特に理由はないけどモヤモヤしてしまうことはありますよね。その理由が何なのか、またどんな風に向き合えば気持ちが軽くなるのか、名言を知ることで解決することもあるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてくださいね。

「きっと嵐って、朝日が、そのあとにのぼってくるためだけに、あるんじゃないかな（ムーミンパパ）」。生きていると色々な辛いこと、大変なことがありますよね。しかしその困難も朝日をきれいに感じるためにあるものだと考えれば、上手く付き合っていけるのではないでしょうか。ムーミンパパの素敵な名言に気持ちを救われる方も多いでしょう。

「ぼく、ムーミンたちのことだって、煩わしく思うこともある。だけど、彼らと暮らしていると、一緒でも、ひとりでいられるんだ。あんなに何年も、長い夏を、ムーミン谷で過ごしていたのに、ぼくは気づきさえしなかったんだ。ムーミンたちは、ぼくのことひとりにしておいてくれたんだ（スナフキン）」。孤独を受け入れること、孤独にさせてくれる周りに感謝することを教えてくれる、スナフキンの深い名言ですね。

「自分と向き合うにはひとりになるんじゃないわ。いろんな人と関わりあうのよ。お友だちとおままごとしろって言っているんじゃないの。自分の知らない、自分を知らない人たちと関わりあうのよ。見えてくるわよ、本当の自分が（リトルミィ）」。自分が何者かわからなくなった時、自分を知らない人たちと関わることで本当の自分が見つかるという人生訓です。

ムーミンシリーズの名言は、恋や仕事、人生に悩んだ時に一歩踏み出す勇気をくれます。スナフキンの人生哲学やリトルミィの恋のアドバイスは、きっと人生に対する向き合い方を変えてくれるでしょう。自分の人生に対して悩んでいる、迷っているという方は、ぜひムーミン谷の住人たちの言葉を参考にしてみてくださいね。