カレーのじゃがいもの種類やレシピまとめ!煮崩れしない方法も
じゃがいもはカレーの定番具材ですが、じゃがいもの種類によってカレーとの相性が変わるのをご存知ですか?今回は、じゃがいもの種類別にカレーとの相性をお伝えします。さらに、じゃがいもが煮崩れしない方法やカレーとじゃがいもを使ったアレンジレシピもご紹介していきます。
目次
じゃがいもの種類によってカレーとの相性は変わるの?
カレーを作る際に具材として入れるじゃがいもの種類は何を選んでいますか?じゃがいもの種類まで気にしたことが無い方も多いですよね。しかし、選ぶじゃがいもの種類によってカレーとの相性や適切な調理方法は変わってくるんです。早速、次の章からじゃがいもの種類別にカレーとの相性や適切なじゃがいもの下処理方法をお伝えします。

じゃがいもの種類とカレーとの相性
じゃがいもは種類によって皮の厚みや食感、甘み、煮崩れのしやすさなどが変わってきます。今回はじゃがいもの代表的な4種類(男爵・メークイン・キタアカリ・新じゃがいも)をご紹介します。
カレー作ったけどメークインじゃなくて安かった男爵いも使ったからめっちゃ煮崩れして〜〜ら
— Aika Akasawa (@junklily) December 28, 2017
まず男爵はホクホクの食感が特徴のじゃがいもで、主にフライドポテトやじゃがバター、つぶして作るポテトサラダ、コロッケなどに向いています。つぶして作る料理が向いている理由は、男爵いもが煮崩れしやすい特徴を持っているためです。そのため、煮物やカレーなどの煮込み料理に男爵いもは向いていません。
作ったやつー。じゃがいもはメークインを使ってるから煮崩れしないぞ pic.twitter.com/BaXNlABq8A
— 輪るマッキー (@macky1529) January 14, 2018
メークインは縦に長い楕円形の見た目で、しっとりした食感が特徴のじゃがいもです。メークインは煮崩れしにくいじゃがいもですので、カレーとの相性もいいと言えます。ただし、メークインの表皮にはソラニンという毒素が多く含まれていますので皮を厚めにむいて使用するようにしましょう。メークインを皮ごと使用するのは避けましょう。
キタアカリは他の種類のじゃがいもと比べて実が黄色く、甘みの強い味が特徴のじゃがいもです。キタアカリは男爵と同様に煮崩れしやすい種類であるため、煮込み料理は避けて加熱時間を短くするのが適しています。
新じゃがいもは季節限定で春に出荷されるじゃがいもです。他のじゃがいもと比べるとサイズは小さめのものが多く、皮が薄いのが特徴です。新じゃがいももカレーに使用できますが、皮つきのままごろっと加えるのが特におすすめですよ。
ご紹介した男爵・メークイン・キタアカリ・新じゃがいものなかで、最もカレーに適しているのは煮崩れしにくいメークインです。店頭の野菜売り場ではじゃがいもの品種が書かれていることが多いですが、もし表示が無ければ縦長の楕円形でしわがほとんどないもの、がメークインですので見分け方を覚えておくといいですね。

カレーの中でじゃがいもが煮崩れしない方法:面取り
カレーの中で煮崩れしにくいじゃがいもを選んだだけで、全く煮崩れしないというわけではありません。じゃがいもがカレーの中で煮崩れしにくくするための下処理方法はいくつかあります。下処理をするのは面倒かもしれませんが、ひと手間かけるだけでとってもきれいな見た目のカレーを作ることができます。
まずご紹介するじゃがいもの下処理は面取りです。面取りとは、カットしたじゃがいもの角を取る作業のことで、包丁で角の部分を全面薄くそいでいきます。このとき包丁の使い方は皮をむくときの要領で横にスライドさせていくようにしましょう。
あらかじめじゃがいもを面取りしておくと、じゃがいもの角が取れているためカレー鍋の中で他の具材とぶつかってもじゃがいもが荷崩れしません。面取りをせずに角がのこっていると、じゃがいもと他の具材がカレーなべの中で当たったときにじゃがいもが角から削れて煮崩れしてしまう、というわけです。

カレーの中でじゃがいもが煮崩れしない方法:素揚げ
素揚げもじゃがいもを煮崩れさせない手法のひとつです。夏野菜をつかったカレーではカレーのルーとは別に、じゃがいもやにんじん、かぼちゃ、ナスなどの具材を素揚げしておくことが多いですよね。あらかじめじゃがいもを素揚げしておくとじゃがいもの表面が揚がって固くなるので、煮崩れを防止することができます。
素揚げするとじゃがいもに油がコーティングされることになるので、当然カロリーも高くなります。カロリーを気にしている方は素揚げしたあとキッチンペーパーの上にじゃがいもをしばらく置いて油をよくきるようにしましょう。

カレーの中でじゃがいもが煮崩れしない方法:レンジ加熱
レンジ加熱もじゃがいもがカレーの中で煮崩れしないようにするための方法の一つです。じゃがいもをお好みのサイズにカットしたら、耐熱容器にじゃがいもを入れてレンジにいれます。じゃがいもが全体的に透き通り、竹串や爪楊枝を刺したときにスッと通るまで加熱すればOKです。
一度じゃがいもを冷ましたら、最後にカレー鍋の中へ投入して完成です。これはあらかじめレンジでじゃがいもに火を通しておくことで、カレー鍋の中でじゃがいもを煮込む時間を短くする手法です。じゃがいもの煮込み時間を短縮すれば、その分具材同士がぶつかる回数も減ることになるので煮崩れがしにくくなるというわけです。
じゃがいもをレンジ加熱しておくと、カレーの調理時間を短縮することも可能となります。じゃがいもの他にも、火を通すのに時間がかかるにんじんなどはあらかじめレンジで加熱しておくとカレーの調理時間を一気に短くすることができるのでおすすめですよ。

カレーの中でじゃがいもが煮崩れしない方法:後乗せ
最後にご紹介する方法はズバリ、後乗せです。後乗せは、じゃがいもを煮崩れさせたくないなら煮込まなければ良いという発想から生まれた手法です。カレーのルーとは別に具材を素揚げやレンジ加熱、炒めるなどして火を通しておきます。カレー皿にライスを盛りルーをかけたら、最後にじゃがいもなどの具材をトッピングすれば完成です。

カレーとじゃがいものアレンジレシピ:カレーコロッケ
カレーとじゃがいもの相性が良いことは周知の事実ですが、カレーとじゃがいもを使ってさらにメニューをアレンジすることもできちゃいます!まずは、余ったカレーとじゃがいもでつくる美味しいカレーコロッケをご紹介します。
余ったカレーに皮をむいてふかしたじゃがいもを加え、カレーとじゃがいもを混ぜながらマッシュしていきます。マッシュしたタネをコロッケの形に成形し、小麦粉・溶き卵・パン粉で衣をつけたら180度の油できつね色になるまで揚げて完成です。
カレーにしっかりと味がついているので、コロッケのタネに下味をつけなくても美味しいコロッケになります!また、余ったカレーでつくるコロッケは大人も子供も美味しく食べられる万人受け美味しいのメニューですよ。お弁当のおかずにも最適ですので、カレーをつくった日の翌日にアレンジしてみてはいかがでしょうか?

カレーとじゃがいものアレンジレシピ:焼きカレー
余ったカレーとじゃがいもを使った焼きカレーも美味しいのでおすすめです。じゃがいもは薄くスライスしておき、耐熱容器の底に並べます。並べたじゃがいもの上にカレーをかけたら、お好みで卵やとろけるチーズなどをトッピングしてオーブントースターで焼き色がつくまで焼けば出来上がりです!
焼きカレーは少ない材料で簡単にできる美味しいアレンジレシピです。お好みで炒めたひき肉や玉ねぎなどを追加でいれても美味しい焼きカレーを作ることができますよ。

じゃがいもの調理を工夫して美味しいカレーをつくろう!
カレーを作るときには、選ぶじゃがいもの種類や下処理方法を気を付けるだけでカレーの出来栄えが格段にかわります。いくつかのポイントに注意して、美味しいカレーを作ってみてくださいね。
