キャベツとレタスの違いについて?栄養や食物繊維から見分け方まで
皆さんは、キャベツとレタスを完璧に見分けることができますか?キャベツとレタスは一見似ていますが、実は違いがやまほどあるんです!今回はキャベツとレタスについて、見た目や栄養面での違い、完璧な見分け方についてご紹介していきます。
目次
キャベツとレタスの違いはどこにある?
20歳になって割と経つけど、わかめと昆布だったろキャベツとレタスの違いがわからない
— シン・ダイシ (@daishimax0930) January 19, 2018
キャベツとレタスは、どちらも緑色の葉野菜で丸い球体のフォルムが特徴の野菜です。見た目はどう見ても同じ仲間に見えるキャベツとレタスですが、実はこの二つは仲間ではないんです!キャベツをレタスの品種を見ると、キャベツはアブラナ科アブラナ属、レタスはキク科アキノノゲシ属、と全く異なる品種であることが分かります。
レタスとキャベツの違いが分からなくてお母さんにばかにされた (´・ω・)
— もな ☺︎ キラミル (@mona_kiramiru) January 16, 2018
なんで分かるのみんな
また、キャベツは多年草といって一度種をまくと数年にわたり成長するのに対し、レタスは一年草といって一度種をまいたら一年で終わりを迎える性質があります。見た目は似通っているキャベツとレタスですが、そもそも同じ仲間ではないとは驚きですよね。
キャベツとレタスには、品目以外にも違いがいくつかあります。次の章からは、キャベツとレタスの特徴をそれぞれ確認し、違いを検証していきます!

キャベツの特徴をおさらい
まずはキャベツの特徴を確認していきます。キャベツの見た目は緑色の球体ですが、よく見るとレタスよりも葉が分厚くしっかりしていることが分かります。また、キャベツの芯は非常に硬く真っ白なのがキャベツの特徴です。さらに、キャベツはレタスよりもずっしりと重たい重量系の野菜であることも大きな特徴です。
キャベツを食べた時の食感は味ですが、キャベツは葉っぱが硬くしっかりとしているので、ザクザクと歯ごたえがある食感が特徴です。また、生のままではカサが多いキャベツですが加熱することでぐんとカサが小さくなります。また、火を通すことでキャベツは甘みが増してより美味しくなります。

レタスの特徴をおさらい
つぎは、レタスの特徴を確認します。レタスもキャベツと同様に緑色の球体ですが、キャベツよりも葉が薄く柔らかい特徴があります。またレタスの葉は触ると分かるのですが、みずみずしくてシャキッとしているんです。またレタスのの芯はキャベツに比べると柔らかく、色は時間が経つにつれて赤茶色に変色するのがレタスの特徴です。
レタスの食感はキャベツにくらべて柔らかく、みずみずしい特徴があります。そのため、レタスはサラダにとても良く使われることが多いのです。キャベツを加熱すると甘みが増すのに対して、レタスを加熱するとやや苦味が感じられる場合があります。ですが、レタスも加熱調理して食べることは全く問題ありません。

キャベツとレタスはどちらが栄養豊富?
似ているようで実はまったく異なる野菜であることが分かったキャベツとレタスですが、どちらが栄養豊富なのでしょうか?実際に、キャベツとレタスの各栄養成分をくらべてみました!まず、キャベツ・レタスに含まれるビタミンの量をくらべます。
キャベツとレタスの栄養をくらべたときに、その違いが明らかなのはビタミンAです。ビタミンAの含有量はレタスの方が多く、レタスのビタミンAはキャベツの40倍以上にもなるんです!ビタミンAは、免疫力を高めるのに効果を発揮する栄養成分で、風邪予防やアンチエイジング、視力の維持などに効果があります。
一方、レタスよりもキャベツの方がすぐれている栄養もあります。それはビタミンCです。キャベツに含まれるビタミンCは、レタスの約4倍になります。ビタミンCは疲労回復や美肌効果などに役立つ栄養成分です。

食物繊維が豊富なのはキャベツ?レタス?
では、食物繊維の含有量は、キャベツとレタスのどちらが多いのでしょうか?結論からお伝えすると、食物繊維の含有量が多いのはキャベツです。キャベツの食物繊維は100gあたり2.5g、レタスの食物繊維は100gあたり1.3gとなりますので、キャベツの方が約2倍の食物繊維を含んでいることになります。

キャベツとレタスの見分け方
キャベツとレタス、それぞれの違いを理解したところで二つの見分け方をまとめていきます。まず店頭でキャベツとレタスを見つけたら、葉っぱをよく観察しましょう。全体的に濃いめの黄緑色をしているほうがキャベツ、茎の近くが白っぽく淡い黄緑色をしているほうがレタスです。
見た目だけで分からなければ、葉っぱを触ってみましょう。葉がしっかりとしているほうがキャベツ、みずみずしく柔らかい葉のほうがレタスとなります。また、一般的には一玉持ってみてずっしりと重たいほうがキャベツ、軽いほうがレタスとなります。これはレタスの方が葉が薄く、葉と葉の間に空間が多いためと考えられます。
さらに、決定的な違いを見分けるならキャベツとレタスを裏返して芯を見てみましょう!キャベツは芯が硬くしっかりとしていて、白色をしています。一方、レタスの芯はキャベツにくらべて柔らかく、色は最初は白色ですが時間が経つと赤茶色っぽく変色するのです。葉っぱで見分けがつきにくい場合は、裏返して芯を見れば一目瞭然です!

キャベツの特徴を生かしたレシピ
キャベツは生のまま食べると効率的に栄養を摂取することができます。そこで、キャベツのおすすめメニューとしてご紹介するのはコールスローサラダです。コールスローサラダは一見難しそうに見えますが、実は材料を切って混ぜるだけの簡単メニューなんです。
まずキャベツやニンジンなどお好きな材料をすべて千切りにしておきます。そこに、合わせ調味料(マヨネーズ、酢、砂糖、塩、こしょう)を加えて全体的になじむまでよく混ぜれば完成です!とってもお手軽ですよね。

レタスの特徴を生かしたレシピ
レタスはサラダとしても美味しいですが加熱調理することもできます。レタスを使ったおすすめメニューはレタスとベーコンのスープです。レタスは食べやすいサイズにちぎって水洗いしておきます。ベーコンや玉ねぎ、にんじんなどお好きな材料をすべて細切りにしたら、先にレタス以外の材料を油で炒めます。具材がしんなりしてきたら、水とコンソメ、レタスを入れて数分煮込みます。
最後に塩コショウで味を整えれば完成です。レタスとベーコンのスープは体も温まる栄養満点のスープですよ。なお、水を牛乳や豆乳に変えるとミルクスープにアレンジすることもできますので、作り方を覚えておくと日々の自炊がはかどりそうですね。

キャベツとレタスを完璧に見分けよう!
今回、キャベツとレタスは似ているように見えて実はまったく違う野菜であることが分かりました。また、それぞれの特徴を生かせばキャベツ・レタスそれぞれが持つ栄養効果を最大限に発揮させることができます。キャベツとレタスの違いを見分けたうえで、それぞれ美味しく調理してあげましょう!
