玉ねぎの辛味成分を抜くには?切り方のコツやレンジでチンする方法など

玉ねぎは加熱すると甘みが出ますが、生のままでは辛味があって苦手という方も多いですね。シャキシャキした触感が美味しい生の玉ねぎの辛味だけを上手に抜いて、美味しく食べられたら良いと思いませんか?そこで今回は玉ねぎの辛味成分を抜くいろいろな方法をご紹介します。

目次

  1. 玉ねぎの辛味成分を抜く方法をご紹介
  2. 玉ねぎの辛味成分とは?
  3. 玉ねぎの栄養効果
  4. 玉ねぎの辛味を抜く方法①繊維を断つように切る
  5. 玉ねぎの辛味を抜く方法②流水で揉む
  6. 玉ねぎの辛味を抜く方法③電子レンジで加熱する
  7. 玉ねぎの辛味を抜く方法④酢水にさらす
  8. 玉ねぎの辛味を抜く方法⑤熱湯をサッとかける
  9. 玉ねぎの辛味を上手に抜いて美味しく食べよう!

玉ねぎの辛味成分を抜く方法をご紹介

玉ねぎは血液サラサラ効果といった健康効果が期待できる家庭でも大活躍の野菜です。玉ねぎはいろいろな食材との相性が良いので、あらゆる料理に活用されます。玉ねぎは加熱すると甘みが出てとても美味しくなりますが、生のままでは食感はシャキシャキして美味しいものの、辛味が気になるという方も多いのではないでしょうか?

サラダに加えて食べたい生の玉ねぎですが、どうしてもあの辛味が気になって食べられないという方は、辛味を抜く方法をお試しください!辛味を上手に抜けば生の玉ねぎのシャキシャキした触感や風味を美味しく味わうことができますよ。辛味を抜けば子供も食べやすくなりますよ。今回は玉ねぎの辛味成分を抜いて美味しく食べる方法をご紹介します。

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玉ねぎの辛味成分とは?

玉ねぎは生で食べると辛味を感じますよね。あれは玉ねぎに「硫化アリル」という辛味成分が含まれているからです。硫化アリルは玉ねぎだけではなく、ねぎやにんにく、ニラにも含まれている成分です。この硫化アリルは辛味成分であるとともに、玉ねぎを切ると涙が出てしまう原因物質でもあります。この硫化アリルを取り除けば玉ねぎは生でも辛味が抑えられて美味しく食べられます。

この硫化アリルは玉ねぎの辛味が苦手な方にとってはやっかいな存在ですが、血液をサラサラにする効果があります。血液がサラサラになることで、動脈硬化や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防効果が期待できます。また食欲増進効果があるので、夏バテなどで食欲が落ちているときにも硫化アリルが含まれる食材はおすすめなんです。

また硫化アリルにはビタミンB1の吸収を高めてくれる効果もあります。ビタミンB1が含まれる食材と一緒に食べると、疲労回復効果も期待できますよ。ビタミンB1が含まれる食品といえばご飯などの炭水化物や、豚肉の赤身、ゴマやマイタケなどに多く含まれています。玉ねぎと一緒に食べると効果的ですよ。

玉ねぎの辛味成分である硫化アリルは、揮発しやすく水に流れ出やすいという性質を持っています。そのためこの性質を生かすことで、辛味が苦手な方でも生の玉ねぎが入ったサラダやオニオンスライスなどをおいしく食べられるようになりますよ。

玉ねぎの栄養効果

いろいろな料理に使われて大活躍の野菜玉ねぎにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか?玉ねぎは血液サラサラ効果など体に良い野菜のイメージが強いですが、栄養素としてはポリフェノールのひとつであるケルセチン、硫化アリル、ビタミンC、ビタミンA、鉄分、鉄分、亜鉛、カリウムなどが含まれています。ですが、ケルセチンや硫化アリル以外の栄養素の含有量は少なめです。

ケルセチンはポリフェノールのひとつで、強い抗酸化作用を持っています。血管をしなやかにしたり、血流を良くしたり、悪玉コレステロールを減らしたり、脂肪の吸収を抑えてくれる効果があるので、ダイエット効果が期待できます。また玉ねぎには善玉菌のエサになるオリゴ糖も含まれているので、腸内環境を整え、便秘改善や美肌への効果も期待できます。

玉ねぎの辛味を抜く方法①繊維を断つように切る

玉ねぎの辛味を抜く方法①は切り方です。玉ねぎの切り方によって辛味成分を抑えることができるんです。「切り方を変えるだけで?」と不思議に思う方もいるかもしれませんね。玉ねぎを切るときに繊維に沿って切る方が多いですが、辛味を抜くなら繊維を断つように切りましょう。

玉ねぎを繊維に沿って切るよりも繊維を断つように切ったときの方が、煮込み料理などでも甘く感じたことはありませんか?繊維を断つように切ることで辛味が抜け甘みが増すんです。どうして切り方で辛味が抜けるかというと、辛味成分の硫化アリルは揮発しやすいという性質を持っているからです。

玉ねぎの繊維を断つように切ると、空気へ触れる面が多くなるので辛味成分が揮発し辛味を抑えられるんです。オニオンスライスやサラダなどを食べるときには、玉ねぎの繊維を断つように、そしてできるだけ薄く切るのが辛味を抑えるコツですよ。

玉ねぎの辛味を抜く方法②流水で揉む

玉ねぎにの辛味を抜く方法②は流水で揉むです。この方法では玉ねぎのシャキシャキ感はしっかり残しつつ、辛味を抑えられる方法なので、シャキシャキ感を楽しみたい方におすすめですよ。玉ねぎの辛味成分は揮発しやすいという性質がありますが、他にも水に溶けやすいという性質があるんです。そのため玉ねぎを流水にさらして軽く揉むことで辛味が抑えられます。

やり方は簡単です。ますは玉ねぎをスライスし、ざるに入れます。ざるの下にボウルを置いて水を流して水にさらし、軽く手でスライスした玉ねぎを揉むだけです。流水にさらすことで辛味成分は流れてしまうので辛味は抑えられますが、より辛味を抑えるなら玉ねぎは繊維を断つように切ってから流水にさらすのがベストです。さらした後はしっかり水分を切りましょう。

玉ねぎは長時間水にさらしてしまうと、大切な栄養成分が流れ出てしまいます。時間をかけた方が辛味は抜けますが、効率よく栄養を摂取するなら水にさらす時間は1分~2分程度の短時間にしましょう。

玉ねぎの辛味を抜く方法③電子レンジで加熱する

玉ねぎの辛味を抜く方法③は電子レンジで加熱するです。玉ねぎは加熱すると辛味が抜けて甘みが出ます。電子レンジで加熱すると生の玉ねぎのせっかくのシャキシャキ感が失われそうなイメージがありますが、加熱時間に注意すれば、美味しいシャキシャキ感は残ったままになりますよ。

電子レンジを使った玉ねぎの辛味を抜く方法ですが、まず玉ねぎの皮を剥きます。切り方は玉ねぎの繊維を断つように少し厚めに切るのがポイントです。耐熱皿に切った玉ねぎを並べ、ラップをせずに500Wの電子レンジで30秒~1分加熱します。ラップをしないのは、辛味成分を効率よく揮発させるためです。お使いの電子レンジのワット数で加熱時間を調節してください。

玉ねぎの辛味を抜く方法④酢水にさらす

玉ねぎの辛味を抜く方法④は酢水にさらすです。流水にさらして揉んでも玉ねぎの辛味を抜くことはできますが、よりしっかりと辛味を抜くなら酢水にさらすのがおすすめです。やり方はとても簡単です。玉ねぎの皮を剥いて繊維を断つように切ります。その後、ざるに玉ねぎを入れ、ざるの下にボウルを重ねて流水にさらします。

ボウルに大さじ1ほどのお酢を加えて水にさらせば、しっかりと辛味が抜けますよ。玉ねぎの種類にもよりますが、だいたい水にさらす時間は1分~2分程度でOKです。水にさらしてもなかなか辛味が抜けないという場合は酢水にさらす方法をお試しください。酢水にさらした後は、お酢の味は玉ねぎには移っていないので、水洗いしないでそのまま水気を切るだけでOKです。

玉ねぎの辛味を抜く方法⑤熱湯をサッとかける

玉ねぎの辛味を抜く方法⑤は熱湯をサッとかけるです。この方法もしっかりと辛味が抜けて簡単なのでおすすめですよ。やり方は、皮を剥いた玉ねぎを繊維を断つように切ります。玉ねぎをボウルに入れて熱湯をサッとかけます。そのまま数分置いておいて氷水にさらして少し揉みます。

スライスした玉ねぎに熱湯をサッとかけて、冷水か氷水にさらして少し揉むだけで玉ねぎの甘みが出るうえに、食感もシャキシャキ感が残って美味しいですよ。

玉ねぎの辛味を上手に抜いて美味しく食べよう!

いろいろな料理に大活躍する玉ねぎ。生でも食べられる玉ねぎはサラダやオニオンスライスにして食べても美味しいですよね。辛味が苦手という方は切り方を工夫したり、水にさらしたり電子レンジを使うなどいろいろな辛味を抜く方法があるので、辛味を抑えつつ玉ねぎの風味やシャキシャキ感を残して、玉ねぎを美味しく食べましょう。

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