人参は皮ごと食べる方がいい?栄養価や食べ方についてご紹介!

人参を調理したことのある人は多くいることでしょう。小学生の調理実習でも登場する人参です。そんな一般的な人参ですが皮はどうしてますか?むいていますか?今回は人参を皮ごと食べた方がいい理由と栄養、食べ方について紹介していきます。

目次

  1. 人参の皮ってむく?
  2. そもそも人参の皮ってどれ?
  3. 人参に含まれる栄養素
  4. 人参の皮のむき方
  5. おすすめ!人参の皮ごとレシピ【人参のパウンドケーキ】
  6. おすすめ!人参の皮ごとレシピ【人参のグラッセ】
  7. おすすめ!人参の皮ごとレシピ【大根と人参のもちもち焼き】
  8. 人参の保存方法
  9. 皮まで美味しい人参!

人参の皮ってむく?

日々のおかず作りで出番が多い人参ですが、皮ってどうしてますか?出番が多いだけに、毎回むくのは面倒だなぁと思ってるような人もいますよね。反対に、皮を残すだなんて、汚れも残っているだろうし食感もかたくなっちゃうし絶対むく!という人もいるでしょう。

今回は、そんな人参の皮についてのお話です。結論を言うと、人参は皮ごと食べるのがおすすめです。それがなぜなのか、栄養や食べ方について紹介していきます。

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そもそも人参の皮ってどれ?

皮をむきますか?という話をしましたが、普段むいているつもりのあの部分は実は皮ではないということをご存知でしょうか?本来の人参の皮は、「内鞘細胞」という、薄い薄い膜で出来ているのです。他の野菜と比べると人参は泥を落としても鮮度に影響はあまりないので、出荷されるときにしっかり洗浄されていることが多いです。

その出荷時の洗浄で、本来の皮の薄い膜はほとんどはがれてしまっているということです。なので、店で売られている洗浄済みの人参は、すでに皮がむかれた状態ということになります。ということは、売っている人参は皮はついていない、身なのです。そのまま全部食べられるということです。

皮がむかれているのは洗浄がされている人参の場合で、泥付き人参は洗浄されていないので皮がついたままの状態で売られています。泥を落としがてら、水洗いでたわしでこするか、下ごしらえの時にピーラーで薄くむくなどで皮を落としましょう。

そこで気になるのが、あの皮だと思っていた部分は何故固いのでしょうか?それは、洗浄されたあと、表面が乾燥して固くなっているのです。家庭でも切って残った部分を置いておいたら表面は固くなりますよね、あの現象でしょう。そんなわけであの固い部分は皮ではないということがわかりましたが、話がややこしくなるのでこれ以降もあの部分を「皮」と呼ばせていただきます。

人参に含まれる栄養素

野菜の皮に、栄養が豊富に含まれているという話はよく聞く話ですが、人参ももちろんです!ビタミンC、カリウム、カルシウムなど豊富に栄養素が含まれます。なかでもダントツ人参に多く含まれている栄養素がカロテンです。カロテンは体内でビタミンAに変わる物質で、キャロットを語源にしているくらいです。

その多く含まれる栄養のカロテンは、人参の中心部ではなく皮に近い部分に多く含まれます。人参の栄養は皮表面をはじめ、外側に多く含まれているのです。ということは、栄養をとる面でも皮ごと食べた方が手間もなくなり、栄養もとれていいことばかりですね!

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人参の皮のむき方

皮をむかない方が栄養面でプラスなことは明らかだというのに何故一般的に人参は皮をむくということになっているのでしょうか?なんとなく皮はむかなくてはという先入観、調理法によっては食感が少し固くなってしまうことがある、ひげのような根がついていたり見た目がいまいちになる、表面についた汚れ・埃が気になる、農薬が残留してたりしないか心配、などがありそうです。

栄養だけを考えれば皮ごと食べるのが一番なのはわかるけれどどうしてもむく場合は栄養を落としてしまわないように気を遣う必要があります。ピーラーが一番手っ取り早く皮がむけますね。ですがピーラーも包丁の時ほどではないけれど身を削ってしまいます。身をなるべく残すならばスプーンを使った皮のむき方を覚えておくのがおすすめです。

大さじスプーンで人参の表面を少し強めに削る感じでなぞるだけです。これならむく部分が最低限ですみます。表面を薄く削るには、葉のついている上の部分から下に向かって薄く削るようにして、深く削りたい場合は逆に下から葉のある上に向かって削るときれいに削れます。状況に応じて試してみてくださいね。

おすすめ!人参の皮ごとレシピ【人参のパウンドケーキ】

栄養いっぱいの人参の皮、使わないなんてもったいない!改めての料理というよりは、普段している料理を皮をむくのをやめるだけで皮ごとレシピになってしまいますが、、皮があっても気にならないような美味しい食べ方を紹介していきます。

まずはおやつにも人参の皮を使ってみましょう。人参のパウンドケーキです。栄養もとれてデザートにもなる食べ方、しかも美味しい、なんだかお得な気分になりませんか?

材料

ホットケーキミックス・100g、砂糖・30g、人参・1本(120g)、卵・2個、オリーブオイル・30g

作り方

動画をみるとそのままですが一応まとめてみます。まず人参を皮ごとすりおろし、卵2個と砂糖を混ぜたものと混ぜ合わせ、オリーブオイルを加えて更によく混ぜて、そこにホットケーキミックスを入れて粉っぽさがなくなるまでよく混ぜ、型に流し込み、180℃で30分やくと出来上がりです。

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おすすめ!人参の皮ごとレシピ【人参のグラッセ】

次は人参をやわらかく煮る食べ方です。皮ごと全部がやわらかくなるので、皮の存在も気になりません。にんにく入りの紹介ですが、にんにくはお好みであってもなくても大丈夫です。

材料

材料は、人参・中サイズ1本、にんにく欠片・5個、バター・30g、砂糖・大2~3、水・1カップ

作り方

人参を一口大に切り、にんにくは皮をむきます。小さめのお鍋ににんにく以外の材料をすべて入れて蓋をして中火にかけて煮込みます。人参に串が通るくらいのやわらかさになったらにんにくをいれて、にんにくがやわらかくなるまで更に煮込みます。やわらかくて甘くて美味しいですよ。

おすすめ!人参の皮ごとレシピ【大根と人参のもちもち焼き】

材料

3~4人前で、大根(皮付き)・1/3~1/4本、人参(皮付き)・1/2本、片栗粉・大さじ5強、ごま油・適量、塩コショウ・少々
 

作り方

大根、人参を千切りにして、片栗粉を加えて混ぜます。そしてフライパンにごま油をやや多めに熱してから、大根人参片栗粉を混ぜたものをスプーンで食べやすい大きさにして入れて、塩コショウをしながら両面こんがり焼き、器に盛ったらもう完成!簡単で、カリカリもちもち美味しいですよ。完成写真がありませんが、ぜひご自分で作って確かめてみて下さい!

人参の保存方法

まず人参は湿気に弱いです。冷蔵庫の野菜室に新聞紙にくるんで保存がベストです。そして毎回1本全部使い切るわけでもないかもしれませんよね。使いかけの人参はラップでくるむのがいいようです。切り口から人参の水分が逃げてしまします。黒くなってしまうことがありますが、スプーンや包丁で削り落とせば問題なく使えます。

冷凍保存も可能です。丸ごと冷凍してしまったら固くなってしまって切れません。包丁が折れたりケガをする恐れさえあります。食べやすい大きさに切ってからの冷凍がおすすめです。一口大といっても煮物などに入れるような大き目なものより味噌汁などに入れるサイズの方が解凍も早くて便利です。凍ったままお湯に入れれば味噌汁の具になってとても楽です。

ここまでみてきてもやっぱり皮ごとはちょっと・・・と思う人も、好んでいる人も、こんな方法もあります。皮をピーラーでむいて冷凍保存した後に油であげて人参の皮チップスにするという食べ方はどうでしょう?これなら料理には硬い部分は使わず、新しいおやつまでできて、二度美味しいですね。

皮まで美味しい人参!

今回は、人参は皮ごと食べた方がいいという話を美味しい食べ方についてのお話でした。今まで皮をむいていましたか?これからはむくのをやめて、時間短縮、生ごみも減らして、栄養もたくさんとれて、美味しい人参を皮ごと全部いただいて元気な日々をすごしましょう!

この画像の猫は人参の皮をもらっているようです。うさぎもよく人参の皮食べてますね。動物たちも人参の皮からたくさん栄養を吸収したりしているのかもしれませんね。

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