レジンに入った気泡の抜き方まとめ!エンボスヒーターで取る方法など
子供から大人まで女性に大人気のレジンクラフト。そのレジン作品を作る時に厄介な気泡。これをしっかり抜いておかないと折角のレジン作品に穴が空いてしまう事や欠けてしまう事になります。そこで、レジンに入った気泡の抜き方とその注意点をまとめてみました。
目次
作るのも見るのも楽しいレジン
ハンドメイドと言えば、裁縫やビーズアクセサリーが一般的でしたが、レジンの制作時間が短いなどの手軽さや需要の高さから人気は一気に急上昇し、いまやハンドメイドの代表と言っても過言ではありません。年齢層問わず人気があり、小学校低学年からの子供を対象にしたレジンクラフトができるおもちゃもおもちゃ屋さんなどで販売されています。
また、レジンは他の素材とも相性が良く、アクセサリーだけではなくインテリアや雑貨にも使用でき、幅広いジャンルで活躍できるところが人気の理由のひとつではないでしょうか。
レジンの気泡とは?
レジン液を型やパーツに流し込んだ時に入ってしまう空気の粒が気泡です。このまま硬化してしまうと気泡がそのまま残ってしまい、空気の入ってる部分は空洞状態になります。もし、気泡が表面にあり、そのまま硬化してしまうと、表面がザラザラに仕上がってしまいます。レジンクラフトにとって、唯一の悩みの種ではないでしょうか。
爪楊枝を使ったレジンの気泡の抜き方
レジンクラフトで爪楊枝と言えば、気泡抜きから着色、レジン液の調節まで出来る万能かつ低コストでポピュラーな道具ですよね。大きな気泡やレジンの表面にある気泡は爪楊枝の先で突っつくと割れてなくなってくれます。爪楊枝なら大体どのご家庭にもありますし、使い勝手も良いですね。
15・完全に固まったら、いよいよメインパーツの小鳥とウサギを乗せます。レジン液を入れてからモチーフを置き、爪楊枝でバランスを整えつつ気泡をツンツン潰します。 #レジン #ハンドメイド pic.twitter.com/kxxRdu6i5f
— とてちぃ→❤️安元洋貴さん (@ch01301126) February 9, 2014
小さな1mm程の気泡は爪楊枝で潰そうとしても逃げてしまいます。そういう時は一ヶ所に集めてすくい上げるのも良いそうです。すくい上げた分、型の中のレジンが少なくなるのでレジンを足す必要がありますが、その時また気泡が出来て爪楊枝で、と言うループをなくす為に少量のレジンは爪楊枝を使って足すのがおすすめです。
【技ありアイディア】
— レジンBOT@アイコン変更 (@resin_bot) January 26, 2018
爪楊枝の先をカッターでヘラ状に削ると、レジンを広げやすく、広げる際にも気泡が入りにくくなるような気がします。
少量のグリッターも掬いやすいです。
情報提供者様:@hana_hdmd pic.twitter.com/nwquyOnXgR

針を使ったレジンの気泡の抜き方
爪楊枝でレジン液ごと気泡をすくって足してと言うのが面倒な方は、爪楊枝よりも先端が細く鋭い針を試してみてください。爪楊枝と同様に気泡をつんつん突っつくと気泡が潰れてなくす事ができます。目打ち針、クリップを伸ばしたものや針金等でも代用可です。
レジン液の中に気泡が〜ってとき便利!
— 梢(こずえ) (@yellowblossom91) April 25, 2017
羊毛フェルト用針
て気泡を潰す!!
因みに100均てあります! pic.twitter.com/878mfawIXI
針にレジンが付着していると気泡を抜けないので、一回一回きちんと拭き取るのがポイントです。ただティッシュペーパーだけで拭き取ると、レジン液の粘度によってはティッシュペーパーの繊維が針についてしまう事がありますので、レジン用の拭き取り液をティッシュペーパーに少量染み込ませてからの拭き取りをおすすめします。
調色スティックを使ったレジンの気泡の抜き方
プラスティック製のレジン用品です。調色は勿論、爪楊枝や針と同様に気泡を潰したりすくい上げたり、パーツの配置したりする時など、細かな作業にも向いていそうで重宝できそうです。爪楊枝の改良版と言う感じでしょうか。
今までレジンには爪楊枝を使用していたのですが、PADICOさんの調色スティックを使って感動😭✨
— tukulot【ツクロット】 (@tukulot) September 15, 2017
伸ばしやすいし気泡がつぶしやすい!💓
オススメです✨#tukulot #ツクロット #DIY #レジン #ハンドメイド好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/8TemFmLXBd
お値段もリーズナブルで、爪楊枝より持ちやすい、使いやすい等、なかなかの高評価のようです。注意点としては、プラスティック製で細い部分もあるので、力を加えすぎると折れてしまう事があります。
綿棒を使ったレジンの気泡の抜き方
綿棒に気泡をつけるようにして取るのもおすすめです。湯葉のようにスルスル取れるそうです。ただし、綿棒の繊維がレジンに混ざってしまわないように注意が必要です。この方法も投入したレジン液が少なくなるので必要ならレジン液を追加投入してください。あらかじめ、レジン液を少し多めに入れておくのも良いかもしれません。
ドライヤーを使ったレジンの気泡の抜き方
気泡は温まると膨張して弾けてなくなる、もしくは軽くなった気泡が浮かんで自然消滅してくれます。そこで、ドライヤーの熱風を利用しましょう。使用時間は、レジン作品のサイズにも寄りますが、大体10分前後のようです。あとは様子を見ながら使用してみましょう。
物足りない気がしたのでアルトの間に天然石を置いてレジン流します。
— 奈々@SECONDありがとう! (@zerolancer_fate) June 24, 2014
ドライヤーで気泡を潰し、UVランプを当てます。 pic.twitter.com/3gQKx406pz
ドライヤーを使用する際の注意点は、風量が強いためレジン液が偏ってしまったり、飛んでしまったりする事があるみたいなので、少し離して使用する等コツが必要のようです。また、中まで熱が伝わりにくく、表面上の気泡しか抜けない等もあるようなので、厚みのあるレジン作品には不向きかもしれません。
温かい物の上に置くレジンの気泡の抜き方
タッパー等に熱湯を入れて蓋をし、その上にレジン作品を置くと言う気泡の抜き方もあるそうです。レジンは水分が混ざると濁るので水蒸気に注意が必要かもしれません。
少量のレジンを温めて気泡抜きたい時に(*´-`)ノ
— くりこ (@unyokuriko3) October 9, 2017
お湯を入れたお皿にラップして、その上にレジン入れた容器を置いて温めてます☆
お湯が冷めてもお皿をレンチンして再度温められます(レジンのレンチンはNG)
同じ方法でカラーチョコ温めてキャラチョコも作ってます♪#レジン知恵袋 pic.twitter.com/UKaGOWjDSL
冬場ですとホットカーペットの上に置いて気泡抜きと言う方法もあるそうですが、うっかり踏まないよう注意しましょう。こちらもドライヤー同様厚みのあるレジン作品には不向きのようです。
この時期は着色で気泡が入ったレジン液やフレームに注いだ後の気泡抜きはホットカーペットの上に置くといいよ
— いたち屋※2月静コミ&桜フェスティバル (@itachiyaitachi) December 26, 2016
って思いついた人天才すぎずありがとうございます作業がとても捗っております!!#ハンドメイド #レジン pic.twitter.com/5e1w4NULN5
また、そもそも型に流す前にレジン液そのものを少し温めておくと言う手段もあります。少しは気泡が入りずらいようです。全く入りませんと言う訳ではありませんので、他の方法と合わせて使用するのが良さそうですね。
エンボスヒーターを使ったレジンの気泡の抜き方
じゃん⭐︎ぴんくのエンボスヒーター(レジンの気泡を抜く秘密兵器)をゲットしたので、お店屋さんに向けていっぱい作ってます🛠twitterのせてないけど作ってます☺️💕そのうちうぉぉ〜っていっぱいのせます✨#ハンドメイド#マミムメモ pic.twitter.com/4aJaK32zYM
— 森永まみ@マミムメモ (@MamiMorinaga) September 16, 2017
ドライヤーと同様の考えで気泡を消してくれますが、ドライヤーと違うところは、強い風が出ない事と温度です。物にも寄りますが、100~300度の熱風が出る為、ドライヤーに比べるとレジンに当てる時間も数秒で効率良く気泡を消す事ができます。また、中まで熱を与える事が出来るため、キューブ型や厚みのあるレジン作品の気泡も抜く事ができるところが高評価の秘訣ではないでしょうか。
エンボスヒーターの気泡取りの効果
— まろなげ回復期 (@minority3966) January 5, 2018
右がヒーター使用で
左が爪楊枝
断然違うからほんとに使ってほしい。
ついでにレジンもあったまって伸ばしやすいから((( pic.twitter.com/gf0FElWZpS
爪楊枝での気泡抜きとエンボスヒーターでの気泡抜きの比較画像を見てみるとエンボスヒーターの効果には圧倒されます。ひとつひとつ手作業で気泡を抜いていく作業がなくなって、こんなに綺麗に仕上がるならモチベーションも上がりますね。
エンボスヒーターの色はピンク色と白色の2色が一般的なようです。見た目はドライヤーや美容器具と似てますが、肌や髪には絶対に使用しないでください。火傷注意、燃えやすい物の近くでは使用しないでください。ドライヤー感覚で長時間レジンに使用すると危険です。また、レジンに使用する型もエンボスヒーターを使う場合はシリコン素材をおすすめします。
@LELsorayu やっぱり16㎜の型から出したアイが16×18㎜オーバルに育ってる
— M†R 熊本支援福袋ツイ通販中 (@LELsorayu) March 16, 2016
気泡もいる
16㎜はパジコの半球モールドにないから おゆまる に手持ちのアイを押し付けた型なので
エンボスヒーターは鬼門
型1号は熱で溶けた… pic.twitter.com/YKJbAz5KZq
エンボスヒーターの中には温度調節できるものもあるそうですので、おゆまるなど温度で形の変わるものを型に使用する際は、様子を見ながら少しずつエンボスヒーターを使用することが必要ですね。

気泡をデザインに取り込んでみる!
厄介な気泡もデザインや発想次第では良いアイテムになります。例えば、海をテーマにしたレジン作品なら、表面上の気泡だけ抜いてしまって、中にある小さな気泡は泡として利用してみてはいかがでしょう。幻想的で綺麗ですよね。
ひんやりの世界から一転💦
— かあさん (@kahsan_nuimono) January 26, 2018
静かな海の底。#レジン #レジン好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/5qMPDzffi7
炭酸のドリンクをイメージしてみてください。気泡が炭酸の泡のようで美味しそうですね。アクセサリーのみではなく、お子様のおもちゃとしても活躍しそうですね。
レジンや樹脂粘土で、ミニチュアフードの炭酸ジュースを作ったよ😃
— 【Yomogi's Happiness】 (@yomogi_0817) September 27, 2017
爽やかな味の、美味しいハワイアンドリンク🍹
フルーツもトッピング✨
シルバニア、オビツ、ねんどろいど、スーパードルフィー、プーリップ、ブライス、人形、フィギュア、ドール用に💗#食品サンプル #フェイクフード pic.twitter.com/ysyCd7FY1Y
レジンでフェイクスイーツやゼリーを作る際にも気泡は強い味方になってくれます。もし表面に大きな気泡が出来てしまっても、クリームやアイス等の他のパーツで隠してしまう事ができますよね。
ラメパウダーやスワロフスキー等キラキラした素材と気泡を混ぜてみたら、まるで宇宙や星空のようにもなります。ラメと気泡が光を反射して吸い込まれそうですね。
いつもと違う感じの子作ってみたヾ(・ω・)研磨がまだなのですが。ネックレスにするのが良さそうかな(*^^*)
— りつ@4/15星森魔法市前半 (@rithu_rejin) January 21, 2018
前回の魔法市で買ったkainさん(@rose_umi_)のモールド。
着色はレジン道さん(@resindou1)
ラメ、蓄光類はCA中野さん(@Nakano_CA)
を使用してます。 pic.twitter.com/Aib1QYwQnz
気泡のせいでどうしても表面がザラザラしてしまうと言う方は、研磨と言う方法もおすすめです。水晶のような作品を作りたい時に重宝します。
【道具説明】スポンジ研磨材。
— レジンBOT@アイコン変更 (@resin_bot) December 28, 2017
レジンのバリを削ったり、表面を滑らかに整えたりする加工に使います。
柔らかいスポンジタイプであたりが優しく、サンドペーパーと比べると楽に表面を均一に削ることができるので綺麗に仕上がります。 pic.twitter.com/9NRXNWTwEw
また、研磨したレジン作品の上に更に薄くレジンでコーティングする事によって、よりつるんとした表面と透明感に仕上がります。

色んな気泡の抜き方を試してみよう
レジンの気泡を全部抜くのはプロの方でも難しいと言います。レジン作品のサイズや厚みによって気泡の抜き方を変える必要もあるでしょう。色んな気泡の抜き方を試してみて、四苦八苦しながら良いレジン作品を作るのも楽しみ方のひとつですね。