タイニーハウスが日本で話題に?小さなお家で豊かな暮らしを!
最近日本でも話題になっているタイニーハウスをご存知でしょうか?広くて大きな家よりも、小さくて可愛いお家で豊かな生活を送ろうという方が増えています。「日本でのタイニーハウスってどうなの?」など気になることも。今回のタイニーハウスについてご紹介します。
目次
タイニーハウスが日本でも話題に!
あぁ 小屋暮らし タイニーハウスは前から気になってだけど、、良いな。
— matu280 (@matsu2801) December 10, 2017
ほんと憧れる
思った事はやりたいタイプだから、いつかは実現するかもしれない
YADOKARIの小屋ほんと理想!#小屋 #タイニーハウス
最近話題になっているタイニーハウスをご存知でしょうか?タイニーハウスとは日本語でいえば「小さな家」を意味します。小屋といった方がわかりやすいかもしれませんね。タイニーハウスはアメリカを始めとする欧米で人気があり、その人気が日本にも上陸してきました!
タイニーハウスは低予算で自分たちが済みやすい家を建てようということがコンセプトになっているので、小さい家ながら自分が好きなように間取りや内装を作ることができます。広い家だと自分好みの間取りや内装にするのはなかなか予算もかかって大変ですが、小さなタイニーハウスなら設計もしやすく、可愛くておしゃれな大満足の仕上がりになります。
タイニーハウス、いいなぁ〜
— みいく (@35meek) April 25, 2016
断捨離して必要最小限な物だけで生活してみたい。
広〜い家より狭い方が落ち着く。
(広〜い家に住んだ事ないけど)
日本で話題になってきているとはいえ、まだまだ日本の生活に浸透しているわけではありませんから、タイニーハウスに興味はあるけれど、価格やラーニングコスト、メリットやデメリットを知りたいという方も多いでしょう。そこで今回はおしゃれで可愛いタイニーハウスについてご紹介します。
タイニーハウスとは
「小さな家」という意味のタイニーハウスですが、小さいとは一体どのくらいの大きさ何でしょうか?タイニーハウスの広さは、10平米~40平米が一般的です。自分の好みの家が低予算で建てられるというのが魅力です。また一般的な家のように工務店などに必ずしも依頼して、施工しなければいけないものではありません。プロのお任せしたい方はもちろんお任せしてもOKです。
ですが、建築が好きな方やすべて自分でやりたい方は、資材を集めるところから施工まですべて手作業で自分でする方もいます。小さなタイニーハウスとはいえ施工を終えるまでには時間がかかりますが、少しずつタイニーハウスが完成していくのを楽しみたいという方も意外と多いんですよ。基礎から組み立て、塗装までするとなると大変ですが、完成したときの感動は大きいですね!
タイニーハウスのタイプ【固定型】
日本で人気のタイプ!
今住んでいる家の敷地の空いたところにタイニーハウスを建てる方が多いようです。今住んでいる敷地を利用すれば、土地にかかる費用を大きく抑えることができますよね。日本では固定型のタイニーハウスが圧倒的に人気ですが、中でも戸建てやログハウス、コンテナハウスが人気のようです。ツリーハウスもおしゃれですが、大きくて頑丈な木が必要なので、なかなか難しいようです。
タイニーハウスと一言でいっても2つのタイプに分けられます。まず1つ目が固定型といわれるタイニーハウスです。つまり一般的な家と同じように建てたその場所に固定されて動かすことができないタイプです。戸建てやログハウス、コンテナハウス、ツリーハウスが固定型のタイニーハウスに当たります。土地は購入するか借地を利用する必要がありますが日本では人気のタイプです。
タイニーハウスのタイプ【トレーラー型】
海外で人気のタイプ!
タイニーハウスのもう1つのタイプが、トレーラー型です。海外でタイニーハウスといえばこのトレーラー型をいいます。キャンピングカーやキャンピングトレーラーがあります。キャンピングカーとキャンピングトレーラーの違いは、自走できるかどうかです。キャンピングトレーラーは自走できません。牽引してもらわなければ移動できないんです。
アメリカなどは土地が広く、道路も広いので、こういったトレーラー型のタイニーハウスでも生活しやすく人気ですが、日本はトレーラー型のタイニーハウスで好きなところへ移動して生活するのはちょっと難しいですね。そのため、日本でのトレーラー型のタイニーハウスの人気は、断然固定型の方が高いんです。移動する目的がないならトレーラー型のタイニーハウスもおしゃれですよ。
タイニーハウスは日本ではいくらで買える?
日本の相場はいくら?
日本で家を買うと、地域や広さによっても違いますが、3,000万円や4,000万円くらいは当たり前のようにしますよね。一括で購入する方はほとんどいませんから、ほとんどの方がローンを組んで何十年もかけて返済していくことになります。小さくおしゃれなタイニーハウスは日本ではどのくらいで買えるのでしょうか?値段はどうやって建てるかや間取り、内装で変わってきます。
日本でのタイニーハウスの価格の相場は、300万円~500万円ほどです。ですが、資材を自分で用意したり、自分で施行する場合はもっとコストを抑えることができ、数十万円程度の低予算でおしゃれな内装のタイニーハウスを手に入れられます。タイニーハウスも普通の家と同様に、いろいろなオプションを付けると高くなってしまいます。本体だけなら200万円ほどで買えますよ。
タイニーハウスの間取り
日本で多い間取りは?
おしゃれなタイニーハウスにはどんな間取りがあるのか気になりますよね。タイニーハウスも10平米~40平米ほどと広さがありますから、広さによって間取りも違ってきます。また使用用途によっても間取りは変わります。自分の好みの間取りで施工できるのがタイニーハウスの魅力でもありますから、間取りはそこへ住む人によっても変わってきます。
日本のタイニーハウスでよくある間取りとしては、「キッチン+寝室」や「キッチン+ダイニング+リビング+寝室」「キッチン+トイレ+シャワー室+リビング+寝室」といったものが多いです。そのタイニーハウスだけで生活をしたいのか、離れやアトリエ感覚で使いたいのかによって間取りも変わってきますね。生活するならキッチンやトイレ、シャワーなどは必要になります。
タイニーハウスのキットもある!
【書きました】
— 鈴木雅矩(スズキガク)/ライター (@haresoratabiya1) November 2, 2017
小さな家「タイニーハウス」のDIYキットについて。
日本では何種類かキットが販売されています。本体価格40万円ほどなので、自分で組み立てたら100万円いかないくらいで小さな離れが所有可能です。https://t.co/WXF9q66kgm pic.twitter.com/DDPbZcrij4
自分でタイニーハウスを施工してみたいけれど、どんな資材が必要か、どうやって施工して良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか?実は日本ではタイニーハウスのキットが販売されているんですよ。本体価格だけなら40万円ほどと安く、自分で組み立てることができるんです。全部自分で組み立てれば、トータルコストもかなり相場よりも抑えられますよ。
タイニーハウスのキットは9.9平米以下の小さいものが主流で、キッチンやトイレ、シャワーといった水回りは付いていません。電動のこぎりや、ドライバー、釘や金槌などが必要です。組み立てにかかる日数はDIYが得意な方なら2日~3日ほど、初心者の方なら1週間ほどかかります。タイニーハウスの形もドーム型やキューブ型などがあり、プラモデルを作るようで楽しいですよ!
日本でタイニーハウスに住むメリット
日本でタイニーハウスに住むとメリットがたくさん!
日本でのタイニーハウスがじわじわと人気が出ています。タイニーハウスのメリットは、おしゃれな内装にできることけではなく、光熱費が節約できること、掃除が楽なこと、家にお金をかけずに豊かな生活を送ること、家族との距離が近いことです。家自体が狭いので当然光熱費は一般的な家よりも節約できます。毎月1万円かかっていた電気代が3,000ほどになったという方もいます。
また家が小さいということは掃除をするスペースも限られているので、短時間であっという間に終わって楽ですよね。一般的な家よりも安いこともあって、何十年もローンを払い続ける負担がありません。家にかかるお金を生活に回せるので、生活が豊かになります。家が小さいと家族との距離が物理的に近くなるので、うよく会話をするようになったりと家族との仲も良くなります。
日本でタイニーハウスに住むデメリット
日本でタイニーハウスに住むデメリットも抑えよう!
タイニーハウスにはメリットがたくさんありますが、タイニーハウスに住むならデメリットもしっかり理解することが大切です。タイにハウスのデメリットは、物が増やせない、増築が必要な場合がある、プライバシーが守られにくいことです。小さくおしゃれな内装が魅力のタイニーハウスですが、小さいがゆえに物を増やすことができません。小型の家具でも邪魔になってしまいます。
そして家族でタイニーハウスに住む場合、子供の成長に合わせて増築して間取りや内装を変更する必要が出てきます。タイニーハウスの広さと家族の目安ですが、10平米で大人2人と小さな子供1人~2人です。子供が小さいうちは良いですが、成長してくるとやはり狭さを感じますね。子供もプライバシーが欲しくなってきます。
また家が小さいことで家族との距離が近くなり、コミュニケーションが取れるのが魅力ですが、タイニーハウスの間取りでは、プライバシーを守ることは難しくなります。家族で住むなら自分1人だけの空間を持つことは難しくなります。
日本のタイニーハウスを見てみよう!
こちらはトレーラー型のタイニーハウスです。移動可能なタイニーハウスですね。昼間はこのタイニーハウスをサロンとして使い、夜は住居として使っているそうです。女性が好きそうなカントリー系の内装がとても可愛いくおしゃれですね。
こちらはタイニーハウスの寝室です。ベッドが2つ並んでおかれていますが、幅がベッドの長さと同じくらいなので、奥のベッドに行くためには手前のベッドを乗り越えるような移動方法になります。壁に棚を邪魔にならないように上手に作りつけた機能的な内装ですね。必要なものはこちらに十分置けますね。
こちらは固定型のタイニーハウスのキッチンとリビングダイニングです。木の内装が素敵ですね。クロスを使わずに木の温かみを感じられる内装もおしゃれで良いですね。キッチンもこじんまりしていますが、逆に料理が作りやすそうで、リビングとの距離が近いので、楽しくお話しながら料理や後片付けが出来そうですね。
日本ではどこでタイニーハウスが買える?
おしゃれ間取りや内装が素敵なタイニーハウスですが、タイニーハウスは日本ではどこで購入できるのでしょうか?自分でいちから施工する場合は別ですが、業者に施工をお願いする場合には、タイニーハウスを取り扱っている業者は多い方が良いですよね。
日本でもタイニーハウスを取り扱っている業者はたくさんあります。それぞれに取り扱っているタイニーハウスに特徴があります。価格に大きな差はありませんから、外観や内装、オプションなどをタイニーハウスを買うときのポイントにしても良いかもしれませんね。公式サイトで施工例などを見ることができるので、参考にしてはいかがでしょうか?
タイニーハウスは無印良品でも!
タイニーハウスは何とあの人気の無印良品でも販売されていますよ!ムジラーの方は家まで無印良品で統一できるので嬉しいのではないでしょうか?無印良品ではタイニーハウスと呼ばず、「無印良品の小屋」という商品名で販売されています。本体価格300万円~で、木造軸工法、鉄筋コンクリート造、ベタ基礎となっています。
「無印良品の小屋」に使用される木材は100%国産で、外壁をオイルステイン仕上げているので、防腐性や耐久性があります。9平米とコンパクトながら、屋根に傾斜が付いているので実面積よりも広く感じますよ。無印良品有楽町で実物の「無印良品の小屋」に触れることができ、購入もできます。建築可能地域は東京都、千葉県、神奈川県など限られています。
日本でタイニーハウスを体験できる!
内装もおしゃれでじわじわとした人気が日本でも上がっているタイニーハウスですが、いくら一般的な家よりも安いからといって、簡単に住み替えするわけにはいきませんよね。1度は実際のタイニーハウスを見て、触れて、少し生活をしてみてから、実際に購入するかどうか決めたいという方も多いのではないでしょうか?日本でもタイニーハウスを体験できるところがあるんですよ!
トレーラーハウスやコテージなどのタイニーハウスが宿泊施設として用意されているキャンプ場などがあります。そういったところを利用すれば、タイニーハウスでの生活がイメージしやすく、「興味はあるけれど自分に向いていのか向いていないのか」といったところもしっかりわかりますよね。購入してから後悔しないためにも、タイニーハウス体験はおすすめです。
日本でタイニーハウスを建てるなら建築確認は?
日本では東日本大震災以降、自分の生活や生き方などを見つめ直し、タイニーハウスに興味を持つ方が増えています。タイニーハウスを日本で建てるならいろいろと役所への申請が必要なのかどうかも気になるところですね。日本で家を建てるときに必要になるのが建築確認です。
日本の建築法には「小屋」という定義はありません。屋根と柱があれば建築物として見なされます。建築確認が必要なのは基本的に10平米以上の建築物です。そのため、タイニーハウスであっても建築確認は必要ということになります。タイニーハウスのキットは建築確認が不要なように9平米以下のものが主流になっています。
基本的には、防火・準防火地域外で、すでに住宅が建っている土地に10平米より小さい小屋を建てる場合は建築確認は不要です。タイニーハウスを建てる場合は、事前に確認しておく方が安心ですよ。
日本でタイニーハウスを建てたら固定資産税は?
建築確認同様、気になるのは固定資産税ですね。一般的には家を購入したら戸建てでもマンションでも固定資産税を納めなければいけません。小さいとはいえタイニーハウスも立派な家です。固定資産税というのは、土地への定着性でかかるかかからないかが判断されます。給排水や基礎工事や電気工事が行われていれば、その土地に定着していると見なされるようです。
トレーラー型のタイニーハウスのように、車輪が付いていて移動ができるものであれば、軽車両として扱われる可能性もあります。どちらにしても固定資産税はその自治体によって解釈が違うので、タイニーハウスを建てる自治体に確認をしましょう。
タイニーハウスのラーニングコスト
実際にタイニーハウスに住むと、ラーニングコストはどのくらいかかるのか、というのも購入のポイントになりますよね。一般的な家でも、約10年ごとに外壁や屋根の塗装の塗り替えなどが必要になってきます。タイニーハウスも同じで、定期的な手入れが必要です。外壁部分では木材が露出している部分は、5年に1回は塗装の塗り替えが必要になります。
塗装の塗り替えは自分ですることもできるので、コストを抑えるなら自分で塗り替えましょう。日々の生活にかかる電気代や水道代などのコストは、一般的な家よりもかなり抑えることができるので、外壁など家全体の維持にかかる費用もかなり抑えられます。自分で施工して自分で不具合を修復するって素敵ですね!大がかりな修繕が必要なら、いっそ間取りを変えてしまう手も!
小さなタイニーハウスで豊かな暮らしを!
日本でもじわじわと人気が出ているおしゃれで可愛いタイニーハウス。間取りや内装を自分好みで作れるのが魅力です。価格も300万円前後で、自分で施工すればもっと費用を抑えることができます。家にお金をかけない分、生活が豊かになります。タイニーハウスに興味のある方は、まず体験してみましょう!
