浴衣の洗い方&干し方!洗濯機・手洗いはどちら?帯も家で洗える?

浴衣を着た後ってそのまま保管なんてことしていませんよね?実は浴衣は家でも洗うことができるんです。そんな浴衣の洗い方を紹介します。洗濯機や手洗いなど洗い方についてだけでなく、保管方法も紹介するので、浴衣を長持ちさせるべく試してみましょう!

目次

  1. 洗い方に気をつければ浴衣は家で洗うことができる!
  2. 浴衣の洗い方の基本について
  3. 洗い方の前に!浴衣のたたみ方をおさらい
  4. 浴衣の洗い方は手洗いと洗濯機どちらが良い?
  5. 洗濯機でも浴衣は洗える!
  6. 浴衣の手洗い方法は?
  7. 浴衣以外に!帯の洗い方は?
  8. 帯のお手入れ方法
  9. 干し方も大切!浴衣の洗い方は最後まで気を抜かないこと
  10. 浴衣は干し方が重要!
  11. 洗い方だけで満足しない!浴衣のしまい方
  12. 浴衣の洗い方で気をつけるポイント
  13. 浴衣の保管方法で気をつけるポイント
  14. 間違った浴衣の洗い方をしないこと
  15. 浴衣の洗い方は慣れれば簡単!難しいのは最初だけ!
  16. 大切な浴衣はクリーニング屋さんに任せるのもアリ
  17. 正しい洗い方でいつでもきれいな浴衣を着よう

洗い方に気をつければ浴衣は家で洗うことができる!

夏場はお祭りなどに浴衣を着ていく人も多いでしょう。しかし浴衣は着た後が大変ですよね。汗を吸った浴衣はどうやって保管するか…。また洗い方はどうすればよいのか一度は迷ったことがあるのではないでしょうか?

結論から言ってしまえば、浴衣は洗い方にさえ気をつけていれば家で洗うことができます。しかし洗えるといっても、浴衣を脱いでそのまま洗濯機へ放り込んでしまえば当然型崩れもしますし、ほつれもできてしまいます。

年に数回しか着ない浴衣だからこそ、洗い方をきちんとして長持ちさせたいですよね。そんな浴衣の正しい洗い方を紹介するので、今まで知らなかった!間違えて洗っていた!という人は以下の洗い方で浴衣を大切にしてあげてくださいね。

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浴衣の洗い方の基本について

浴衣をいざ洗濯する!といっても、ただネットに入れて浴衣を洗えば良いと思ってはいけませんよ。浴衣を洗濯する前には必ず確認しておかなければいけないことがあるので、洗う前に洗濯表示や使う洗剤について知っておきましょう。

①洗濯表示を確認する

洗濯表示とは「この方法なら洗っても良いですよ、この方法はダメですよ」とその洋服の洗濯方法について詳しく書いてあるタグのことです。浴衣や洋服の内側の左についていることが多いですね。浴衣では水洗い可能か、また温度はどれくらいかを確認しましょう。

②色落ちするか確認する

色の濃い浴衣や洋服は色落ちする心配がありますよね。これを怠ると、色が落ちてしまい他の部分に色が移ってしまうことがあります。確認方法は、白い布を用意し、その布に洗剤をつけて浴衣の目立たない色の濃い部分を擦ります。色がついたら色落ちする可能性が高いですよ!

③シミ抜きをしておく

浴衣にはファンデーションや食べこぼしなどのシミがついていることがあります。こうした汚れは洗濯前にきちんと落としておかないと、洗濯後も残ったままになります。浴衣は繊細なので、擦って落とす場合には優しく擦ってあげましょう。

④洗う時は一度畳んでから

シミ抜きが終わったからといってそのまま洗濯機に突っ込んではいけません。洗う時は型崩れを起こさないために、一度きれいに畳んでからネットに入れます。畳まずにネットにいれるとシワだらけになり、最後のアイロンがとても面倒になります。

洗い方の前に!浴衣のたたみ方をおさらい

浴衣を洗う前に一度畳む必要がありますよね。しかし浴衣に詳しくないと、どうやって畳めばよいのか分からないですよね。そんな人のために浴衣の畳み方を紹介します。正しく畳むことで浴衣にシワがつきにくくなり、またきれいに着れますよ。

動画をみながら行うとより畳みやすいです。浴衣は折り目に沿ってきちんと畳むことでシワを防止することができます。またこの畳み方で保管をすることもできるので、コンパクトに収納するときにはこの畳み方を覚えておくと良いでしょう。

浴衣の畳み方については色々と動画も配信されているので、分かりにくいと思ったら違う動画でチェックしましょう。最初は難しく感じますが、何度も畳んでいると自然と畳めるようになるので、めげずにきれいに畳みましょう!

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浴衣の洗い方は手洗いと洗濯機どちらが良い?

浴衣を洗濯するときの洗い方は手洗いと洗濯機の2通りあります。繊細な浴衣は手洗いじゃないの?と思うかもしれませんが、結論から言ってしまえばどちらでも洗うことができます。ただし洗濯表示に水洗い可能なものだけですから、水洗い不可のものはクリーニングに出しましょう。

手洗いの場合でも、結局最後はきちんと脱水するために洗濯機を利用します。そのためどちらが良いかは個人の判断によります。洗濯機に任せるのが嫌であれば手洗い、手洗いが面倒だと思うなら洗濯機を使用しましょう。

ただし手洗いよりも簡単な洗濯機といえど、普通の洋服を洗うようにただ放り込むだけでは間違った洗い方といえます。浴衣の正しい洗い方はネットに入れる、おしゃれ着用洗剤を使うなど正しい手順があるので、単にネットに入れれば良いと思わないようにしましょう。

洗濯機でも浴衣は洗える!

浴衣の洗い方【洗濯機の場合】

ではさっそく浴衣を洗っていきましょう。まずは洗濯機だけを使う場合の洗い方です。洗濯機を使う場合には、洗濯ネットとおしゃれ着用の中性洗剤が必要です。事前にスーパーやネットなどで揃えておきましょう。

①畳んだ浴衣をネットに入れる

使用する洗濯ネットは畳んだ浴衣と同じサイズのものにしてください。ネットが小さいと浴衣をネットに押し込むようになるので、せっかく畳んでもシワになったり型崩れを引き起こしやすくします。必ず大型の洗濯ネットを使用しましょう。

②洗濯機に浴衣だけを入れてドライコースで洗濯する

使う洗剤はおしゃれ着用中性洗剤、使用するコースはドライコースです。普通の洗濯コースで洗うと強い力が掛かって型崩れを引き起こします。またおしゃれ着用でも粉洗剤は色落ちしやすく、残りやすいので、必ず液体タイプの洗剤を使ってくださいね。

浴衣の手洗い方法は?

浴衣の洗い方【手洗いの場合】

次に手洗いで浴衣を洗う方法を紹介します。手洗いの場合でも、最後の脱水に関しては手だけでは不十分なので洗濯機を使用します。ただし普通の洋服みたいに長時間脱水すると型崩れの原因になるので、短時間で済ますようにしましょう。

①洗濯表示の指示通りのお湯をためる

大きめの洗面器などに洗濯表示に書いてある通りの温度のお湯、または水を入れておしゃれ着用の中性洗剤を入れておきます。洗濯表示よりも温度が高いと浴衣が傷んだり、色落ちなどの危険もあるため必ず洗濯表示に従いましょう。

②畳んだ浴衣を入れて押し洗いする

洗剤を溶かしたお湯の中に畳んだままの浴衣を入れて押し洗いします。無理に広げてしまうと畳んだ意味がなくなるので、畳んだままやさしく押し洗いしましょう。動画ではつけ置きしていますが、汚れがひどくない場合にはつけ置きは不要です。

③洗い終えたら洗濯ネットに入れて弱い設定で脱水

洗ったらそのまま洗濯ネットに入れます。こちらも浴衣と同じサイズのネットを使用しましょう。その後洗濯機に入れて、一番弱い設定で1分くらい脱水します。分数を設定できないときは、自分で時間を測って洗濯機を止めましょう。

④新しいお湯をためて押し洗いする

洗面器をよくすすぎ、新しいお湯(洗濯表示通り)をためて押し洗いします。残っている洗剤を洗い落とすようにやさしく押し洗いしましょう。洗剤が多い場合はお湯を入れ替えて同じ洗い方を繰り返します。

⑤最後にもう一度弱い設定で脱水する

浴衣に洗剤が残っていないな、と感じたら最後にもう一度洗濯機に入れて一番弱い設定で1分程度脱水します。これで手洗いの洗い方は完了です。面倒だと感じる場合にはネットに入れて洗濯機でドライコースで終わらせましょう。

浴衣以外に!帯の洗い方は?

帯の洗い方ですが、帯は基本的に家で洗うことができません。そのため家でのケアはお手入れが重要になるので、浴衣は洗濯し、帯は汚れを拭き取って陰干しするという方法になります。帯まできちんと手入れしてこそ浴衣をきれいに着ることができるので、帯だからと雑に扱わないようにしましょう。

帯は家で洗うことができませんが、クリーニングに出したからといって洗えるものではありません。そのため日頃の手入れが帯を長持ちさせるかのカギになるので、洗えないからとそのままにしないでしっかりとお手入れしてあげましょう。

帯のお手入れ方法

家で洗うことができない帯はお手入れしてきれいに保管しておきましょう。そんな帯のお手入れ方法を紹介するので、シーズンが終わったら毎回きれいに保管し、長持ちさせられるようにしましょう。帯も浴衣の一部ですから、きれいにしてあげましょう。

①乾いたタオルで帯の汚れを拭き取る

浴衣の帯についた汚れや汗は乾いたきれいなタオルで拭き取っておきます。シミがある場合には色落ちしないか確認したうえで落としてしまいましょう。ただしきちんと乾かさないとカビてしまうので気をつけましょう。

②陰干しする

汚れを拭き取ったあとの帯の干し方はハンガーに吊るして陰干しです。浴衣の干し方同様に日向で干してしまうと帯の色があせてしまい、残念な結果になるので必ず陰干ししましょう。帯にも帯の干し方があるので間違えないようにしましょう。

③帯をしまう

最後に帯をしまいます。帯は丸めるか畳むかしてシワにならないように保管しましょう。また通気性の悪い場所で保管するとカビてしまう可能性があるので、浴衣同様に通気性の良いところで保管してくださいね。

干し方も大切!浴衣の洗い方は最後まで気を抜かないこと

浴衣は洗い方も大切ですが、干し方やしまいかたなど最後の保管が完了するまでが大切です。洗い方同様に干し方を間違えるとシワだらけでアイロンをかけてもシワが残ってしまうこともあるので、正しい干し方で浴衣を干しましょう。

浴衣の正しい干し方も紹介するので、普通の洋服と同じように干さずに、浴衣は別で干すようにしましょう。きれいに洗ってきれいに干して、きれいに保管すれば来年も再来年も着ることができます。安いものではないからこそ、大切にしていきましょう。

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浴衣は干し方が重要!

浴衣の洗い方【干し方編】

浴衣の正しい干し方は、陰干しで竿干しすることです。大きめのハンガーがある場合にはそれを使用しても良いですが、きちんと浴衣が肩を張れるほどの長さがなければ竿を使って浴衣を干してください。多くの家庭には洗濯竿があるので、それを使いましょう。

竿が取り外しできない場合には、S字フックと突っ張り棒を使えば浴衣を干すことができます。竿にS字フックをひっかけ、突っ張り棒に浴衣の袖を通し、突っ張り棒をS字フックに引っ掛けるだけです。風が強い場合にはS字フックを大きめの洗濯ばさみで挟んで固定しましょう。

浴衣などの洋服は日光に当ててしまうと色があせてしまい、せっかくの浴衣が台無しになってしまいます。そのため浴衣の干し方は必ず「陰干し」するようにしましょう。外に干せない場合の干し方は、室内の換気を良くし、風通しを良くしたうえで室内干ししましょう。

洗い方だけで満足しない!浴衣のしまい方

浴衣を洗って干したら、最後は来年のためにきちんとしまっておくことが大切です。特に洗って干すと浴衣に限らず洋服にはシワが残りますよね。これは来年までそのままにしておくのではなく、保管する前にきちんと取っておくようにしましょう。

浴衣は他の洋服同様にアイロンをかけることができますが、温度は洗濯表示を見て、それに従ってください。またアイロンをかけるときは縫い目に沿ってかけるのがポイントです。直線縫いになっているので分かりやすいですよ。

アイロンでシワをとったらきれいに畳んで着物用収納袋に入れて風通しの良い場所で保管します。防虫剤を使用する場合には、浴衣に直接触れないように気をつけましょう。タンスで保管する場合はカビやすいので、定期的に風通しをしてくださいね。

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浴衣の洗い方で気をつけるポイント

浴衣の洗い方で気をつけるべきポイントはまず浴衣を脱いでそのまま洗濯機に放り込まないことです。楽しい後にはゆっくりしたい、畳むのはめんどくさいと洗濯機にポイっと入れてしまいがちですが、これでは浴衣が早期にダメになります。

また汚れは落ちたとしてもシワだらけになり、次に着るときにシワだらけの浴衣を着ていく羽目になってしまうので、必ず面倒でもきれいに畳んでネットに入れてから洗濯機で洗うようにしましょう。また使う洗剤にも気をつけましょう。

浴衣やスーツなど、他の洋服とは違う洗い方が必要なものは、それを長く使うための洗い方です。すぐに捨てるからいいや、使わなくなるからではなく、ものを大切に長持ちできるような洗い方をしましょう。

浴衣の保管方法で気をつけるポイント

次に浴衣の保管方法で気をつけるべきポイントです。保管のときも浴衣にシワがつかないようにきれいに畳んでから保管するようにしましょう。またきれいに畳んでも湿気の多い場所で保管するとカビが生えて次のシーズンで着れなくなるので注意しましょう。

浴衣の保管には着物専用の収納袋(保存袋)がとても役に立ちます。ネットなどで購入ができるので、浴衣を来年も再来年も着たいと思うなら数枚持っておくと良いでしょう。カビや湿気から守ってくれるので、浴衣の保管が楽になりますよ。

間違った浴衣の洗い方をしないこと

浴衣を洗うときは必ず正しい洗い方をしてくださいね。間違った洗い方をすると型崩れやほつれ、色落ち、色あせなどせっかくの浴衣が台無しになる事態になります。たった1回の間違った洗濯で、大切な浴衣が台無しになることがあるのでよく注意しましょう。

浴衣は可愛い、きれい、涼しいなど良いイメージがあり、夏場には好まれる服装ですが、逆をいえばそれだけ保管や洗い方が面倒なんです。しかしそれらの面倒事をきちんと行っておくだけで、大切な浴衣をずっと着ることができますよ。

浴衣の洗い方は慣れれば簡単!難しいのは最初だけ!

浴衣の洗い方だけに限ったことではないですが、慣れないことを初めて行う場合には「めんどくさい」「難しい」といったマイナスイメージがつきものです。しかし何度も行っていればそれはいずれ簡単になります。

浴衣の洗い方は初めは難しいな、ちょっと面倒だな、と感じますが、使うたびにきれいに洗い、保管すればそれが当たり前になります。難しいのは最初だけですから、浴衣を着るときにはしまうまで自分できちんと行いましょう。

大切な浴衣はクリーニング屋さんに任せるのもアリ

最近では家で洗える浴衣や着物も増えてきましたが、中には素材にこだわっているなど家で洗濯不可能な浴衣も存在します。他にもこれは大切な浴衣だから…という浴衣を持つ人もいるでしょう。こうした浴衣は家で無理に洗おうとせず、プロに任せる方が安全でしょう。

クリーニングに預けるのはお金が必要になりますが、大切な浴衣を家で洗って、万が一失敗したら…と考えると安いものでしょう。安いところであれば1000円程度でクリーニングをしてくれます。安く抑えたいなら料金を調べてみましょう。

またシーズン中は家で洗い、シーズンが終わったら仕上げとしてクリーニングに頼むのも良いですね。ただしクリーニング業者はさまざまです。中には同じ浴衣でも料金の差が数倍…ということもあるので、クリーニング業者は複数比較することをおすすめします。

正しい洗い方でいつでもきれいな浴衣を着よう

浴衣だけに限りませんが、洋服は正しい洗い方や干し方をするだけでずいぶんと長持ちするものです。浴衣には浴衣の正しい洗い方・干し方があるので、手洗いでも洗濯機でも、外干しでも中干しでもきちんと正しい方法で行ってくださいね。

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