かぼちゃをレンジでチンして時短調理!時間や下ごしらえ・簡単レシピ紹介
硬くて調理が面倒というイメージのかぼちゃですが、電子レンジを使えば簡単に調理ができるんです。かぼちゃを、電子レンジを使って調理する際のポイントや注意点、電子レンジを使ってできるメインからデザートまでのレシピをご紹介します。
目次
かぼちゃは万能野菜
メインに、副菜に、デザートにと活躍するかぼちゃですが、硬いし、調理が面倒というイメージでついつい敬遠しがちではありませんか?簡単にホクホクのかぼちゃができれば料理のレパートリーも広がりますよね。今回はそんなかぼちゃを、電子レンジを使って簡単に調理する方法をご紹介します。
おかずつくろーと思ってかぼちゃ切ったけど面倒になっちゃった〜塩を床にぶちまけたし〜今日は無理〜
— 基 (@hjm_sat) February 7, 2018
レンジを使うメリットとは?
ではレンジを使うことでどんな効果があるのでしょうか?まず、調理時間の大幅な時短になります。かぼちゃは生の状態では皮が硬いため、包丁を入れるのに時間がかかります。また、火が通るのも時間がかかるため柔らかくするのも時間がいるんです。そこで、レンジを使えばこの両方が解決し調理時間の時短につながります。
また、かぼちゃにはグルタミン酸という旨み成分が含まれているのですが、グルタミン酸は茹でると流れててしまう性質をもっています。しかしこの旨み成分、電子レンジを使うことによって流出を防ぐことができるのです。つまり、レンジ調理の方がより美味しく仕上がるということです。レンジで下ごしらえすれば、時短な上に美味しさまでアップしちゃうんですね。
レンジの加熱で栄養は壊れない?
電子レンジって、電磁波とかで体に悪くないの?栄養が破壊されてしまうんじゃ…となんとなくマイナスなイメージを持っている方はいませんか?決してそんなことは無いんです。むしろ水に溶けてしまうような水溶性の栄養素は茹でる調理で水に流れてしまうため、レンジを使った方が栄養素の損失が無いのです。
また、加熱することで破壊される栄養素については、加熱時間が長いほど破壊が進んでしまうんです。レンジも加熱には変わりはありませんが、加熱時間が短くて済むので、火を使うより栄養素が残ります。レンジを使った時短調理で、体に必要な栄養素をしっかり摂りたいですね。

レンジで簡単!かぼちゃの下ごしらえ
硬くて切るのも大変なかぼちゃですが、電子レンジで下ごしらえしてから切れば簡単に包丁が入ります。まず、かぼちゃをきれいに洗ってください。そして濡れた状態でまるごと、ふんわりとラップで包み、電子レンジ500Wで4分ほど加熱します。あとは、使いたい料理にあわせて切り分けるだけです。
もしかしてなんですけど、かぼちゃ、生のまま皮を削ぎ落とすよりも一回レンジでチンまたは蒸してから皮を取り除くほうが楽なのでは?
— 難解な軟水 (@0ttichi) February 8, 2018
レンジで下ごしらえしておいたかぼちゃは、用途にあわせて切り分けておけば、冷凍、冷蔵での保存も可能です。使い切れなくても安心ですし、ストックしておけば料理の時短につながりますね。

かぼちゃをレンジで加熱する際の注意点
レンジで加熱したかぼちゃは、すぐにラップをとって冷ますと、パサパサになってしまいます。粗熱が取れるまではラップをかけたままの状態にしておきましょう。さらに、かぼちゃは大きさもさまざまです。大きさによって柔らかくなる加熱時間が変わりますので様子を見ながら加熱時間を調整してください。
また、作るかぼちゃの料理によって、下ごしらえの時点で柔らかくしすぎると、料理の出来上がりでかぼちゃが崩れてしまう可能性があります。レシピによって下ごしらえのかぼちゃの硬さを調節してください。
レンジでかぼちゃのメイン料理
では、食卓の中心を彩るかぼちゃのメイン料理を、電子レンジを使ったレシピでご紹介していきます。家族のお箸がとまらなくなるレシピです。
かぼちゃと豚肉のレンジ蒸し(2人分)
豚肉75グラムを一口大に切り、ボウルにい入れ、しょうがのみじん切り、豆板醤、ごま油各小さじ2分の1、しょうゆ、酒 各大さじ2分の1、みそ大さじ4分の1、こしょう少々を手で揉み込むようにして下味をつけます。そこへ片栗粉小さじ1を混ぜ10分おきます。
かぼちゃ約150グラムを種とわたを取り、皮をところどころ残して剥き、約2センチ各に切ります。長ネギはみじん切りにしておきます。耐熱ボウルに、下味をつけた肉とかぼちゃ、長ネギを入れて混ぜ、ラップをかけて電子レンジ500Wで6分加熱します。いったん取り出して軽く混ぜ、更に2分加熱して、皿に盛り出来上がりです。
かぼちゃのラザニア(2人分)
かぼちゃ約4分の1をラップにふんわり包み、電子レンジ500Wで5~6分加熱します。粗熱が取れたら種とわたを取り除き、薄切りにします。ボウルにピザ用のチーズ30グラムと薄力粉小さじ1を混ぜ、生クリーム100CCを少しずつ加えながら混ぜ、ホワイトソースを作ります。
耐熱容器に薄くバターを敷き、かぼちゃ半量、市販のミートソース100グラムのうち半分、ホワイトソース半量を重ねて更にその上に同じ順番で残りの材料を重ねていきます。上に、ピザ用のチーズを適量かけて、トースターで10分~15分焼き、最後にパセリのみじん切りをちらして完成です。
かぼちゃを使った副菜もレンジで簡単に
食卓がさびしくてあと1品欲しいとき、電子レンジを使えばかぼちゃでも簡単に副菜が作れちゃいます。
かぼちゃのレンジ煮
かぼちゃ約350グラムを一口大に切ります。耐熱容器にしょうゆ大さじ1~1と2分の1、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、水140CCを入れてよくかき混ぜます。かぼちゃが重ならないように皮を上にして並べ、ふんわりとラップをかけて700Wで6分、150Wで10分加熱し、味が染みこむまで冷まし、完成です。
かぼちゃサラダ
かぼちゃ200グラムを種とわたをとり一口大に切り、耐熱皿に入れラップをかけ、電子レンジ500Wで6分加熱します。玉ねぎ50グラムを縦に薄切りにし、更に半分の長さに切り耐熱皿に入れラップをかけ電子レンジ500Wで約1分加熱します。玉ねぎは加熱後よく水気をしぼっておきます。
かぼちゃの粗熱がとれたら、玉ねぎとマヨネーズ大さじ2を加えよくあえます。最後に塩・こしょうで味を調えて完成です。
かぼちゃのデザートはレンジを使ってより甘く
かぼちゃはスイーツにしてもとっても美味しいですよね。レンジを使えば、スイーツだって簡単にできちゃいます。
かぼちゃプリン(直径約10センチのココット3個分)
水を張った耐熱容器に皮を剥き種とわたをとったかぼちゃ100グラムを入れラップをかけて電子レンジ500Wで5分加熱します。竹串がすっと刺さるくらい柔らかくなったら、湯切りをし5分おいて粗熱をとります。粗熱が取れたら、ミキサーに、かぼちゃ、卵1個、砂糖大さじ3、牛乳150CC、バニラエッセンス3滴を入れしっかりと混ぜ、プリンの素ができあがります。
ココットの底に黒蜜を流し込み、黒蜜の上にミキサーで混ぜたプリンの素を流し込みます。プリンの素を流し込んココットにアルミホイルでしっかりと蓋をします。フライパンに、ココットの半分が浸るくらいの水を入れ、沸騰する直前くらいになったら弱火にしてココットを入れます。
フライパンに蓋をして、15分ほど加熱します。火を止めたら更にそのまま15分おきます。フライパンから取り出して、ココットを傾けてもプリンが流れ出なければ、あとは冷蔵庫で冷やして完成です。
かぼちゃのパウンドケーキ(ミニパウンド型4個分)
かぼちゃ120グラムを適当な大きさに切り、種とわたを除き電子レンジ500Wで7~8分加熱し、柔らかくなったら皮をとり裏ごしします。皮と種は後で使うのでとっておきます。室温に戻したバター100グラムをボウルに入れ、ざっと混ぜます。グラニュー糖150グラムを3回に分けてバターに加えよく混ぜ、室温に戻した全卵45グラムを加えて更に混ぜ合わせます。
そこへ、裏ごししたかぼちゃを混ぜ、さいの目に切ったかぼちゃの皮も混ぜていきます。薄力粉150グラムとベーキングパウダー3グラムを合わせてふるいにかけ、ゴムベラで混ぜ、混ぜ合わさったらクッキングシートを敷いた型に生地を入れてならしていきます。かぼちゃの種を上に飾り、170℃のオーブンで35分焼いて完成です。焼けたら型から出し、熱を取りましょう。
かぼちゃ料理をレンジで楽しもう!
こんなに時短でかぼちゃ料理ができるんだったら、かぼちゃが食卓に並ぶ機会も増えそうですね。また、レンジを使う事で美味しさもアップしてしまうなら尚更です。かぼちゃはボリュームがある為、1個あれば色々な料理が作れます。ぜひかぼちゃづくしのフルコースに挑戦してみてはいかがですか?
