さつまいもの品種・種類や特徴まとめ!スイートや甘い物の選び方も!
肌寒い季節になってくると食べたくなるのがさつまいもです。さつまいもにはたくさんの種類や品種があるのをご存知ですか?種類によって食感が異なったり、甘かったりと特徴があります。様々な品種・種類を食べ比べるのもおすすめです。今回はさつまいもについてご紹介します。
目次
冬に食べたい!さつまいも
甘くて美味しいさつまいもは価格の変動も小さく、家庭の強い味方です。それぞれホクホクであったり、まるでクリームのように甘いものであったりと品種や種類によって特徴があります。料理の幅も広く揚げたり、焼いたり、蒸したりと様々です。今回はさつまいもについて品種や種類を詳しくみていきましょう。美味しいさつまいもの見分け方もご紹介します。
さつまいもは種類や品種がたくさん!
食感で分ける・さつまいもの種類や品種
さつまいものベーグルを食べたくせに焼き芋も食べてしまう。
— りんこ☻ (@perie222) February 8, 2018
ホクホク系。
やっぱりコレだね。好きだ。 pic.twitter.com/672A8KgsBd
さつまいもの種類はまず大きく食感で分けることができます。ホクホク系と呼ばれるものは水分はそこまで多くはないのですが、しっかりとした甘さがあるので焼き芋にしたり、ある程度固さもあるので天ぷらにしたりできます。甘いお菓子づくりにも向いています。もう一つはしっとり系で、水分が多くしっとりとした甘さが感じられます。レンジ調理でも甘さが出るものもあります。
実の色で分ける・さつまいもの種類や品種
オレンジハウスの畑で収穫された白芋を薪ストーブで焼いて食べてる。めちゃめちゃ甘くて驚いた!これは旨い! pic.twitter.com/WzlAkdXosR
— Daisuke Motohashi (@tenguyasiki) December 29, 2013
もう一つさつまいもの種類は実の色で分けることもできます。クリーム色のものが多いさつまいもですが、その他にもオレンジ色、紫色、白色などがあります。品種が異なるため特徴もあります。オレンジ色ではより糖度が高く甘いものが多く、まるでクリームのような味わいです。紫芋は甘さが控えめなものも多く、チップスなどで見かけます。白芋は主に焼酎の原料に使われています。
甘いさつまいもの特徴は?
品種や種類は豊富でも見分け方は一緒
スーパーでさつまいもはよく見かけますが、甘いさつまいもの見分け方をみていきましょう。品種、種類は多いですが見分け方は同じです。まずさつまいもの形と色に注目しましょう。形は細いものよりは丸いものがおすすめです。また色がさつまいも全体で均一なものを選びましょう。さつまいもの皮の一部分が黒くなっていたりすると古い可能性があります。
#ベニアズマ、このオレンジ色の箱は初めて見たのかな…?
— 築地市場ドットコム (@tsukijiichiba) November 13, 2017
サツマイモが美味しい季節になって参りました。☺️🍠#築地市場散策 #箱コレクション #千葉県 #さつまいも pic.twitter.com/D2qTGYZp6p
皮の特徴としては、しわしわでなくつやがあるものがおすすめです。またくぼみも浅いものを選びましょう。黒いといってもさつまいもの切り口が黒くなっている場合はよく注目しましょう。切り口が黒い場合はさつまいもの蜜が出た跡であることがあります。蜜があるということはそのさつまいもが甘い証拠です。形は丸く色が均一、くぼみは浅いのが美味しいさつまいもの特徴です。
さつまいもに含まれる栄養は?
豊富なのは品種や種類だけじゃない!
品種や種類がたくさんあるさつまいもですが、たくさんあるのはそれだけではありません。さつまいもには栄養もたっぷり含まれています。まずは食物繊維です。じゃかいもやさといもなど多くある芋の中でもさつまいもの食物繊維量はとても多いです。また腸の運動を助けるヤラピンという成分も入っているため、食物繊維と合わせて腸に優しいと言えるでしょう。
もう一つ芋類のなかでもさつまいもがトップを誇るのがビタミンCの含有量です。皮膚や血管の老化を防いでくれるアンチエイジング効果のあるビタミンC、さつまいもを適量食べれは美容にも効果があるのです。またミネラル、ビタミンB群も含まれているのでダイエット中の人にもおすすめです。ちなみに栄養は皮や皮と実の間に多くあるので、できれば皮付きで調理しましょう。
焼き芋やお菓子にもぴったりのさつまいも!
さつまいも品種1:紅あずま
さつまいもの品種1つ目は紅あずまです。茨城県や千葉県で多く栽培されており、そのまま関東を中心に流通しているさつまいもでよく見かける品種です。紅という名前の通り、赤褐色の皮が特長です。さつまいもの紅あずまは早い時期では9月から収穫がはじまり、ピークは11月ごろまでとなります。ですがすぐにたくさん出回るわけではありません。
紅あずまで焼き芋作った。ホクホクでオーソドックスな焼き芋って感じ。美味しい🍠 pic.twitter.com/rhHLJXdTnt
— モエ子🍠 (@moeko_r) December 24, 2017
紅あずまは2ヶ月ほど貯蔵するとより甘みが増すため、実際にスーパーに出回り食べごろとなるのは12月から2月ごろまでとなります。切った断面は黄色いクリーム色で、粉質で繊維質も少ないのが特徴です。食感がホクホクとしているのはここから来ています。流通量が多いということもありますが、甘さがしつこくないためたくさんあるさつまいもの中でも人気の品種です。
名前もスイート!しっとりとしたさつまいも!
さつまいも品種2:シルクスイート
さつまいもの品種2つ目はシルクスイートです。シルクスイートは2000年代に入ってから種苗などが販売され始めた新しい種類のさつまいもです。たくさんある品種・種類のなかで新顔にも関わらず、焼き芋などに料理した時に甘くて美味しいと評判になり人気の高いさつまいもです。シルクスイートは大分や熊本、宮崎などの九州地方で多く栽培されているようです。
シルクスイートの収穫時期は9月の終わり頃から10月で、1ヶ月ほど貯蔵してから出回るため、旬そして食べごろは11月から2月ごろまでとなります。長く貯蔵できないと言われる紅あずまに比べ、気持ち長くシルクスイートの方が楽しむことができます。おすすめの調理法は焼き芋やスイートポテトです。しっとりとした甘さですがさっぱりとしていて食べやすさがあります。
まるでクリーム!甘いオレンジ色のさつまいも!
さつまいも品種3:安納芋
さつまいもの品種3つ目は安納芋です。ここ最近にあったさつまいもブームの火付け役とも言えるのがこの安納芋です。安納芋の特徴はなんといってもその甘さです。切ると断面はオレンジ色、じっくりと火を通していくとまるでクリームのような濃い甘さを楽しむことができます。元々は種子島の特産品でしたが、現在では全国各地で栽培されています。
きのうの夜焼いて、一晩置いて温め直した安納芋🍠 なめらかクリーミー! pic.twitter.com/CDz0wDxfAu
— ハウピア (@coconuthaupia) December 25, 2017
安納芋にはその他にも安納もみじや安納みつきなどさまざまな種類がありますが、実の色などで区別をしており味や甘さにはあまり大差はないと言われています。安納芋の収穫時期は9月から12月ごろで、約半月から1ヶ月ほど貯蔵されます。そのため旬、食べごろは10月から1月ごろです。おすすめの調理法は焼き芋です。ねっとしとした甘さを存分に堪能できます。
天ぷらでも美味しい・徳島の名産さつまいも!
さつまいも品種4:鳴門金時
さつまいもの品種4つ目は鳴門金時です。鳴門金時は徳島県の特産品で、ホクホクとした食感が特徴のさつまいもです。薄いクリーム色の断面をしていて、加熱すると甘さが増します。紅あずまはどちらかというとホクホクとしっとりの中間のような食感ですが、鳴門金時の方はよりホクホクしているため和食などにも使い勝手の良いさつまいもです。
鳴門金時は8月下旬から11月ごろまで比較的長く収穫されます。1ヶ月から3ヶ月ほど貯蔵されるとより甘さが増し美味しく食べられるようになります。そのため旬、食べごろは11月から2月ごろまでとなります。ホクホクの鳴門金時は天ぷらがおすすめです。油で揚げても崩れることなく、甘さもちゃんとあるので美味しい天ぷらになります。
ヘルシーで見た目にも綺麗なさつまいも!
さつまいも品種5:パープルスイートロード
さつまいもの品種5つ目はパープルスイートロードです。その名の通り実がパープルの紫芋です。紫芋といえば甘みがあまりない種類がほとんどですが、このパープルスイートロードは甘みがあり、焼き芋にしても美味しく食べることができる少し珍しい種類のものです。主な産地は関東ですが、一部九州でも栽培されており焼酎の材料にも使われています。
収穫時期は9月の下旬から11月の初め頃です。貯蔵は2、3週間ほどされるので旬、食べごろは10月終わりから1月ごろになります。おすすめの調理法は焼き芋でもよいですが、茹でてペースト状にし生クリームや牛乳などを足してクリームにするとより美味しいです。紫色で見た目にも綺麗なので可愛らしいデザートになります。
種類で分ける!美味しいさつまいもの食べ方
ホクホク種類のさつまいもは和食などにおすすめ
だいぶ遅いお昼
— 🍎まじろ🍏 (@majirooooooa) December 13, 2017
さつまいもご飯にさつまいもの味噌汁というさつまいもづくし pic.twitter.com/fimKADjd3X
先ほど少しご紹介しましたが、さつまいもの種類・品種によって調理法も変えてみましょう。紅あずまなどのほくほくとした種類や品種のものは加熱しても形くずれしにくいため、お味噌汁やご飯に入れてみましょう。また天ぷらや大学芋にするのもおすすめです。もともと甘いものも多いので、砂糖などをそこまで足すことなくそのままの甘さを生かした料理で使ってみましょう。
ねっとりとした種類のさつまいもはスイーツにおすすめ
もっとしっとりした種類や品種のさつまいもはペーストにしてスイートポテトなどに使うと美味しく食べることができます。安納芋などのクリーム系になってくると、じっくり加熱するとより糖度が増すため焼き芋もおすすめです。紫芋はパープルスイートロードは甘みがありますが、その他は甘みが少ないものも多いのでさつまいもチップスなどにすると良いでしょう。
種類豊富なさつまいもをたくさん食べよう!
さつまいもの種類と品種についてご紹介しました。今回ご紹介したのはさつまいもの種類のほんの一部で、まだまだたくさんの種類のさつまいもが存在しています。販売されているさつまいもの中から、より美味しいものを見分けて様々な料理に使ってみましょう。栄養も豊富で食べると体に良いこと満載です。ぜひさつまいもが旬の時期にいろんなさつまいもを食べてみてください。
