さつまいもの芽は食べられるのか?栽培方法や処理のコツもご紹介
さつまいもは私たちの身近な食材で、よく買って食べますよね。さつまいもを家で調理するとき、芽の処理はどうしていますか?さつまいもの芽は食べられるのか、どうやって処理したら良いのか知らない人も多いです。ここでは、さつまいもの芽の処理や栽培方法のコツをご紹介します。
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色々なレシピに使えるさつまいも
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— k (@kazuya220yuzu) July 10, 2016
さつまいもはスーパーで安く買う事の出来る、庶民の味方の食材です。身の甘さとホクホク食感が人気のとても美味しいお芋ですよね。さつまいもを使った料理はたくさんあり、お家でさつまいもを調理する頻度も高いですよね。食材を調理するときは、美味しく安全に食べるために色々なコツや注意点があります。さつまいもの芽の処理も必要なのかどうかをご説明します。
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— abi (@abiphoneab) August 23, 2015

さつまいもの芽は有毒?
さつまいもの芽は食べられるのか、しっかり処理した方が良いのか、知らないまま料理していませんか?さつまいもにも芽はありますが、食べられるのかどうか知らない人が多いですよね。芽と言えばじゃがいもの芽は有害で、食べてはいけないという事は有名な話です。じゃがいもの芽にはソラニンという有毒な物質が含まれており、食べると体に毒なのです。
芽に有毒物質を含んでいるじゃがいもは芽が出ていれば食べられないので、目の部分を綺麗に包丁で切り取って処理しますよね。それではさつまいもの芽は食べられるのかというと、さつまいもの芽には毒がないので食べても害はありません。同じ芋でもじゃがいもとさつまいもでは植物の種類が違うので、さつまいもの芽はじゃがいもと違って害がないのです。

さつまいもの芽が出てしまったら?
さつまいもの芽は有害ではなく芽が出ても食べられるのですが、さつまいもから芽が出て育ってしまっているとさつまいも本体の養分が取られているという事なので、あまり美味しくなくなってしまいます。芽が出て茎が伸びてしまい、身の養分が抜けてしまう前に食べるようにしましょう。もしもさつまいもから芽が出て祖fだってしまっていたら、茎や葉っぱを食べることも出来ます。
さつまいもの茎や葉っぱは食べることが出来ます。戦時中には貴重な食料になっていた程です。茎の部分はさつまいもの身に近い固すぎる部分はあまり美味しくありませんが、葉っぱに近い柔らかい部分は美味しく食べられます。お肉などと一緒に葉っぱは炒め物にして美味しく食べられます。茎は皮をむいてあく抜きし、炒めてきんぴらにするのがおすすめの食べ方です。

さつまいもの芽が出たら栽培も出来る
安売りのさつまいもを大量に買ってきて、食べきれずに長時間放置してしまった場合、芽が出てしまう事がありますよね。芽が伸びて育ってくると芽の方に養分が言ってしまうので、さつまいも自体は美味しくなくなります。伸びた目を食べても良いのですが、いっそさつまいもを育ててしまっても良いのです。さつまいもは意外と簡単に育てることが出来ます。
さつまいもから芽が出て伸びてきた茎を切り取って植えるとさつまいもが育ちます。栽培方法のコツは、茎はできるだけ色の濃い物を切り取ることです。畝を高く作って一番上に斜めや横向きにして埋め、上から土をぎゅっと押しておきます。これは畑で栽培する方法ですが、ベランダでもプランターを使って栽培することができます。

家庭菜園にもさつまいもはおすすめ
家庭菜園は自分で育てることで収穫したてで新鮮な野菜が食べられるため、趣味として楽しんでいる人も多いですよね。家庭菜園では様々な野菜を作ることが出来ますが、さつまいももおすすめです。ただでさえ安く手に入るさつまいもですが、芽が育ちすぎて食べられなくなったさつまいもを使って栽培すれば、新鮮なさつまいもを手に入れることが出来ますね。

芽の出たさつまいもをベランダで栽培する方法
お家で家庭菜園を楽しむ人は多いですが、田舎の大きな家でない限りお家に広い畑はありませんよね。そういった場合は、ベランダにプランターを置いて家庭菜園やガーデニングを楽しんでいると思います。ベランダで行う家庭菜園は広いスペースがなく場所が限られているため、土の中に埋まって育つさつまいもは育てられないような気がしますよね。
しかしベランダでもさつまいもは育てられます。深くて大きめのプランターに栽培用の土をたくさん入れて育てれば問題なく育ちます。もしくはホームセンターなどで買ってきた土の袋をそのまま使っても良いのです。さつまいもを育てるときは、肥料は必要ありません。肥料をやって養分が多すぎると、つるばかりが育ってしまい、さつまいもは小さくなってしまう事があります。

さつまいもの芽出しの方法
さつまいも栽培中🍠 pic.twitter.com/mJ21QqfTj8
— Charlie (@peach_wind) April 26, 2017
放置して芽が出てしまったさつまいもの茎を使って、さつまいもを栽培する方法もありますが、さつまいもを育てるためにあえて目を出す方法もあります。水耕栽培と呼ばれる方法で、芽出しを行います。そもそもさつまいもは種を売っていません。さつまいもを栽培するときは、さつまいもそのものが種なのです。さつまいもの栽培は苗から始めるという事になりますね。
西原村で農家ボランティアした時に頂いたシルクスイート(さつまいも)栽培中。
— ホリフミ (@firefumi) July 26, 2016
20cm伸びましたので「つる切り」しまっす!
1日ほど乾燥させて畑に植えるっすよ。
せっかく災害ボランティアで得た知識なので実践しなくては。 pic.twitter.com/vI2oArMoha
さつまいもの芽出しの方法は、さつまいもの先を切って水をはったお皿などに置いておきます。1~2週間で芽が出て育ってくるはずです。さつまいもは15℃以下出ないと発芽しないので、温度に注意して芽出しをしてくださいね。水耕栽培しても芽が出ない時は、さつまいもを新しくかえましょう。水耕栽培をして発芽させたさつまいもの芽を使って、簡単にさつまいもの栽培が出来ます。

芽の出たさつまいもの栽培方法のコツ
さつまいもの発芽した芽を使って栽培するときのコツは、試し掘りを行う事です。さつまいもは2か月半~3か月で育つのですが、一度試しに掘ってさつまいもの状態を確かめましょう。しっかりとハリがあって250g以上あれば十分です。埋めたままだと大きくなりすぎて美味しくなくなるので注意しましょう。3ヶ月前後で収穫するように気を付けてください。
またさつまいもを栽培するとき、ベランダでプランターや袋を使って栽培する場合は、水抜き用の穴をあけておくのを忘れないようにしましょう。袋に穴が開いていないと水がはけて行かず、さつまいもが腐って傷んでしまうので注意しましょう。水もたくさんあげる必要はありません。水やりも枯れない程度のほどほどで十分です。

芽が出たさつまいもは栽培してみよう!
さつまいもは芽が出ても問題なく食べられるのですが、芽が育ちすぎると美味しくなくなってしまいます。芽が出たさつまいもはいっそ栽培して増やしてしまいましょう。さつまいもの栽培を試してみたい時も、水耕栽培でさつまいもを芽出しすることで簡単に苗が手に入りますね。芽が出たさつまいもをどうやって処理しようか悩んだときは、栽培にチャレンジするのがおすすめです。
