夏野菜の栽培方法まとめ!オクラやズッキーニ・かぼちゃなど

暑くなると美味しく感じるのが夏野菜です。疲労回復に効果的な栄養素など食べれば身体にいいことが満載です。オクラやズッキーニ、かぼちゃなどさまざまな夏野菜がありますが、それらを自分で栽培してみませんか?今回は夏野菜の栽培方法をまとめてご紹介します。

目次

  1. 夏野菜を栽培してみよう!
  2. 夏野菜にはなにがある?
  3. ネバネバ美味しい!オクラを栽培
  4. うまくいけば沢山収穫できる!オクラを育てる方法
  5. 葉が白くなったら注意?気をつけるべき病気
  6. 実は夏野菜!美味しいかぼちゃを栽培
  7. 春に種まき!まんまるかぼちゃを育てる方法!
  8. 葉に穴が開いたら虫の仕業かも!
  9. 焼きも煮込みもOK!ズッキーニを栽培
  10. 花が咲いたら収穫間近!ズッキーニを育てる方法
  11. 栽培道具にも注意!ズッキーニが病気にかからないコツ
  12. 身体を冷やしてくれる!夏にぴったりナスを栽培
  13. しっかり水やり!ぷりぷりのナスを育てる方法
  14. ナスはデリケート!病気や害虫に注意!
  15. 夏野菜を使ってカラフルカレー!
  16. 夏バテ予防に食べたい!夏野菜のマリネ
  17. 夏野菜の栽培を楽しもう!

夏野菜を栽培してみよう!

夏になるとより一層美味しくなる夏野菜はお好きですか?夏野菜には色が濃い緑黄色野菜も多く、栄養もたくさん含まれています。そんな夏野菜たちは自分で栽培することも可能です。種類によっては栽培時期や栽培方法が異なります。ズッキーニやかぼちゃ、オクラなど夏野菜の栽培方法、気をつけるべきことをまとめてご紹介します。美味しい夏野菜を自分で育ててみましょう!

夏野菜にはなにがある?

暑い夏には美味しい野菜がたくさん!

猛暑となることが多い日本の夏では、夏バテなど体調を崩してしまうこともあります。そんな時に食べると夏バテ予防にもなるのが夏野菜です。代表的な夏野菜といえば、トマト、ナス、きゅうりなどがあります。またオクラやズッキーニ、そして意外かもしれませんが、かぼちゃも夏野菜の仲間です。夏野菜の特徴としては日光をたくさん浴びているので色の濃いものが多いです。

暑い時に体調を助けてくれる夏野菜は、天候に恵まれればたくさん収穫できることもあり、どの夏野菜もある程度価格が安価であることも特徴の一つです。ですが、自分で栽培することができれば農薬の心配などもなく、より安心して夏野菜を楽しむことができます。ぜひ夏野菜を栽培してみませんか?

ネバネバ美味しい!オクラを栽培

夏野菜オクラ栽培1:オクラの栄養と栽培時期は?

夏野菜の栽培方法1つ目はオクラです。オクラは納豆のようなぬめりが特徴できな夏野菜ですが、このヌメヌメには食物繊維が多く含まれており、腸の働きを助け便秘などに効果があります。またオクラにはカリウムやカルシウムも豊富に含まれています。カリウムは塩分を排出する効果もあるため、高血圧の方にはオクラはおすすめです。またカルシウムで骨も丈夫になります。

オクラの植え付け時期は4月から6月ごろです。元々は暑い地域アフリカ原産の夏野菜であるため、暑さには強いですが寒さにはとても弱いです。日当たりが良く、やや乾燥気味な場所を好むのでそのような場所を栽培場所に選ぶようにしましょう。オクラを育てる方法としては苗と種がありますが、初心者には苗がおすすめです。園芸店などで5月ごろには販売され始めます。

うまくいけば沢山収穫できる!オクラを育てる方法

夏野菜オクラ栽培2:オクラの育て方

オクラにもさまざまな種類がありますが、切り口が五角形のアーリーファイブや丸口になっているエメラルドなどがオクラの中でも育てやすくおすすめです。プランターは深さが60センチほどある深型のものを選びます。また水はけがよくなるようにメッシュ付きがおすすめです。苗を植える時にはそれぞれ25センチほど離して植えます。水はたっぷりあげるようにします。

乾燥すると葉が枯れてしまうので要注意です。オクラがすくすくと30センチほど成長したら支柱を立てます。成長を妨げないように少しゆるめに紐で結びましょう。本葉が増えてきたら、または葉が細くなってきたら肥料を足す時期です。無事に育てば白い花が咲きます。花が咲いてから4日ほどオクラの実は6センチほどが収穫の目安です。ハサミで切り取りましょう。

葉が白くなったら注意?気をつけるべき病気

夏野菜オクラ栽培3:オクラで気をつけるべき病気

オクラは比較的病気などに強い夏野菜なのですが、苦手な病気は存在します。代表的なのはうどんこ病です。この病気では葉に白い斑点ができるのが特徴です。4月からうどんこ病のシーズンとなります。発生温度は25度までなので真夏などは自然に治ることもあります。うどんこ病は胞子で運ばれるのため他の葉にも移ってしまいます。見つけたらすぐにその葉は切り取りましょう。

またお手製で治療薬を作ることもできます。代表的なのは酢を30倍から50倍に水で薄めたものを葉に吹きかけるという方法で、手軽ですが効果があります。ただし葉の表裏にかなり塗布しなければならないこと、そしてかなり匂いがするので近隣の方へは配慮しましょう。オクラは日当たりと水はけに気をつけましょう。ちょっとしたことでも観察を怠らないことが大切です。

実は夏野菜!美味しいかぼちゃを栽培

夏野菜かぼちゃ栽培1:かぼちゃの栄養と栽培時期は?

夏野菜栽培方法2つ目はかぼちゃです。かぼちゃは冬至の時に食べるため冬のイメージが強い野菜ですが、主郭時期は夏です。貯蔵に優れているので夏から冬にかけて美味しく食べることができます。かぼちゃにはビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは体の免疫力を高めてくれる効果があり、体力が落ちてしまいがちな夏には特にとりたい栄養素です。

またビタミンAには抗酸化作用もあるのでアンチエイジングにも効果的です。そんなかぼちゃの栽培時期はオクラと似ており、4月上旬から6月下旬までです。連作も可能で、夏野菜の中でも人気があります。かぼちゃには種類があり、日本かぼちゃやペポかぼちゃは暑さに強い品種です。かぼちゃもタネと苗がありますが、初心者には苗がおすすめです。

春に種まき!まんまるかぼちゃを育てる方法!

夏野菜かぼちゃ栽培2:かぼちゃの育て方

かぼちゃの栽培方法を見ていきましょう。まずはプランターを用意します。深さは60センチほどあるものが良いです。大玉が育つ種類の場合は一つのプランターに一つの苗を植えるようにします。間を詰めて植え過ぎてしまうとかぼちゃがあまり根を張ることができなくなり、収穫量も減ってしまいます。小玉の品種であれば、ほっこり姫という品種がおすすめです。

水はたっぷりあげます。つるが伸びてきたら支柱を5本ほど使うと安定してつるや葉が育ちます。梅雨時期前には一度追肥しましょう。黄色の花が咲いたら人工授粉させます。かぼちゃがある程度育ったらかぼちゃの玉直しといって玉の向きを変えて全体的に日が当たるようにしましょう。へたの部分が白くなりコルクのような切れ目が入ったら収穫の目安です。

葉に穴が開いたら虫の仕業かも!

夏野菜かぼちゃ栽培3:気をつけるべき病気と害虫

かぼちゃもオクラとおなじようにうどんこ病が起きやすい夏野菜です。葉をよく観察し、早めに葉を摘み取るなど病気が広がらないように気をつけましょう。また葉虫にも注意が必要です。代表的なのはウリハムシです。小さく茶色の姿をしたウリハムシは葉を食べて穴だらけにしてしまいます。ひどく食害されてしまうと、かぼちゃの成長が邪魔されるので注意が必要です。

ウリハムシは見つけたらすぐに駆除しましょう。最近では安全な農薬も販売されているので、それらを使って駆除するのも一つの手です。一匹つくとそこから増えてしまうため、予防に力を入れましょう。成虫は反射する光を嫌うとされているので、反射テープなど支柱を支えに巻いて、かぼちゃを囲うようにしたりすると効果的です。丹精込めて美味しいかぼちゃを育てましょう。

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焼きも煮込みもOK!ズッキーニを栽培

夏野菜ズッキーニ栽培1:ズッキーニの栄養と栽培時期は?

夏野菜の栽培方法3つ目はズッキーニです。ズッキーニは煮込み料理にも、揚げて天ぷらなどにも、そして生食にも向いている万能な野菜で、夏に食べられる野菜の中でも人気です。ズッキーニにはビタミンCや食物繊維が多く含まれています。ビタミンCには紫外線に反応してできるシミなどを予防する効果もあるので紫外線が強い夏にズッキーニに食べるのは理にかなっています。

かぼちゃでも紹介したビタミンAや鉄分などもズッキーニには含まれています。ズッキーニの植え付け時期は5月上旬から中旬と短い期間です。オクラやかぼちゃと異なり乾燥を好みます。湿気が多くなる梅雨時期は雨風の影響が少ない屋根の下などに移動させましょう。ズッキーニは収穫すると乾燥がはじまり味が落ちます。自分で栽培できればとても新鮮なズッキーニがたのしめます!

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花が咲いたら収穫間近!ズッキーニを育てる方法

夏野菜ズッキーニ栽培2:ズッキーニの育て方

ズッキーニを育てるプランターは大きなものを用意しましょう。大きな植木鉢でも大丈夫です。一つのプランターに一つの株がおすすめです。ポット苗と同じ大きさくらいの穴を土にあけて植えつけます。植えつけてから一週間ほどは土に定着するようにしっかり水やりをしましょう。背が高くなくても、割り箸などで支柱を立ててズッキーニの苗の支えを作りましょう。

すくすくと順調に育てばズッキーニには黄色の花が咲きます。かぼちゃと同様に人工授粉させましょう。咲いた花ですが、苗が小さいうちに花が実をつけると栄養が偏り、苗全体の成長が遅れることもあります。もったいないようですが、取り除きましょう。ズッキーニは花が咲いてから一週間ほどで収穫できます。大きさとしては30センチほどで獲るとよいでしょう。

栽培道具にも注意!ズッキーニが病気にかからないコツ

夏野菜ズッキーニ栽培3:気をつけるべき病気と害虫

ズッキーニは多湿に弱い夏野菜です。そのため水のやりすぎなどで湿気が多くなるとモザイク病などにかかりやすくなります。モザイク病とは葉の部分部分で濃淡が異なり、まるでモザイクのような模様になる病気です。効果的な治療法もあまりなく、病気にかからないように予防に努めなければなりません。モザイク病にかかると果実が奇形でなることがあります。

モザイク病は虫が媒介したり、人間の手から移ったりします。そのため特に苗が小さい時などは、虫が寄らないように囲いを作ったり、また剪定する際のハサミをつどつど消毒するなどの予防策が効果的な方法です。ズッキーニは上手に育てられれば花も食べられる夏野菜です。ぜひ病気の予防に努めて美味しいズッキーニをしゅうかくしましょう!

身体を冷やしてくれる!夏にぴったりナスを栽培

夏野菜ナス栽培1:栽培時期は?

夏野菜の栽培方法4つ目はナスです。ナスは中身がなくスカスカと言われたり、栄養がないとも言われたりしますがそんなことはありません!あの濃い紫色の中にはナスニンという抗酸化作用を持った栄養が含まれています。また水分量が多いためナスを食べると体を効果的に冷やすことができます。体がほてりやすい暑い夏の季節にはナスを食べるのがとてもおすすめなのです。

そんな夏野菜の代表格とも言えるナスの植え付け時期は4月から6月の上旬ごろまでです。寒さには弱いため、まだ肌寒い季節から植えることなく、十分に暖かい季節になってから苗を植えるようにしましょう。またナスは日なたと高い温度を好みます。それらが不足するとナスの発育不良にもつながるので、しっかりと日が当たる場所にプランターを置くのがおすすめです。

しっかり水やり!ぷりぷりのナスを育てる方法

夏野菜ナス栽培2:ナスの育て方

さてナスの苗を選ぶときには接木苗を選ぶのがおすすめです。というのもナスは苗を育てることもなかなか難しい夏野菜です。接木して強くなったナスの苗で且つ軸が太いものを選ぶようにしましょう。ナスは良く根を張るので、深さと長さがある程度あるプランターを準備します。苗を植えたら、そのまま支柱も立てます。紐でゆるく茎と支柱を結んでおきましょう。

風が強い場合は建物のようにガッチリと支柱を組むと風の影響も少なく、ナスもよく育ちます。ナスは乾燥にはとても弱いのでしっかりとお水をあげましょう。植えてから2週間ほど経ったら追肥をしましょう。わき芽はある程度とって、葉の茂り過ぎを防ぎます。花が咲いて20日ほど経ったら収穫です。実が育ちすぎると味も落ちてしまうので10センチほど成長したら収穫しましょう。

ナスはデリケート!病気や害虫に注意!

夏野菜ナス栽培3:気をつけるべき病気と害虫

ナスは乾燥にも弱いのですが、多湿にも弱い夏野菜です。そのため梅雨時期などにかびが発生してしまうこともあります。灰色かび病などを予防するためには風通しを良くして、日を良く当てることが大切です。風通しをよくするためには先ほどご紹介したわき芽をとる摘芯をしっかりと行うことです。またハダニという小さなクモのようなダニにも注意が必要です。

ハダニは気温が高く、乾燥した状態を好みます。被害が大きくなると葉に傷がつき、最悪の場合枯れてしまいます。ハダニが少量の場合は農薬を使うことなく駆除できます。牛乳と水を1対1で混ぜたものを吹きかけて、ハダニを窒息させましょう。そのままにするとナスの葉によくないので水で洗い流すのを忘れないように!また葉の裏側などに水をかけておくと予防になります。

夏野菜を使ってカラフルカレー!

さて無事に夏野菜が収穫できたら料理しましょう!夏野菜はそのまま食べても美味しいものが揃っていますが、少しアレンジを加えても美味しく食べることができます。おすすめメニュー1つ目は夏野菜カレーです。定番のカレーに夏野菜を加えて見た目も豪華にしましょう!ズッキーニなどはそのままだとシャキッとした食感で、煮込むと柔らかい食感となります。

シャキッとした食感が好みであればカレーとは別に焼き、トッピングとしてカレーに添えるのがおすすめです。柔らかい食感が好みであれば、一緒に煮込みましょう。ナスなどは油を吸うとより美味しくなるのでカレーと煮込んでも、トッピングでも美味しく食べることができます。お好みで夏野菜の調理法も変えていろいろ試してみましょう。

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夏バテ予防に食べたい!夏野菜のマリネ

夏野菜を使ったおすすめメニュー2つ目は夏野菜のマリネです。夏バテ予防などに酢の物がおすすめなので、夏野菜を漬け込んでマリネを作りましょう。夏野菜をそれぞれ食べやすい大きさにカットします。かぼちゃは固いので加熱して柔らかくします。フライパンで全て両面に焼き目がつくまで加熱しましょう。焼き目がついたらめんつゆ大さじ2分の1、水大さじ2を入れます。

水分が飛ぶまで炒めたらボウルに移しましょう。ボウルに酢大さじ2、オリーブオイル大さじ1、砂糖小さじ2、めんつゆ小さじ1を加えて全体に馴染むように混ぜます。少し時間を置いたらできあがりです。酸っぱさが美味しい夏ならではの料理です。さらにアレンジでそうめんなどに乗せても美味しく楽しむことができます。体に良い夏野菜をたっぷりとって夏バテ防止に努めましょう。

夏野菜の栽培を楽しもう!

栄養素も豊富で味も美味しい夏野菜の栽培方法をまとめてご紹介しました。この他にもトマトやきゅうりなどプランターでも簡単に栽培できる夏野菜はたくさんあります。スーパーで買うのでなく自分で栽培して食べる夏野菜の美味しさは格別です。また自分で育てると育つ過程もわかっているので安心感もあります。ぜひ夏野菜を栽培、収穫して素敵な夏野菜ライフを楽しみましょう。

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