インシュレーターおすすめまとめ!スピーカーの音質効果や使い方!

最近インシュレーターってよく聞きますよね。インシュレーターとは機器を振動から守るための防振材です。インシュレーターがあるのとないのとでは、オーディオの音質が格段に違います。今回は、おすすめのインシュレーターやスピーカーの音質効果やその使い方をご紹介します。

目次

  1. スピーカーの音質がなぜか悪い
  2. 縁の下の力持ち!インシュレーター
  3. スピーカー周りにあるものが音質を悪くしている
  4. インシュレーターの効果は絶大!
  5. インシュレーターは材質によって音質が変わる!
  6. インシュレーターは形状によっても音質がかわる
  7. 耐荷量も忘れずチェック
  8. 特殊防振ゴム「ハネナイト」を使用
  9. 3層ハイブリッド構造の本格設計!
  10. 強度の高いアルミ合金を使用
  11. 家電につかうこともできるインシュレーター
  12. 4層ハイブリッド構造で本格防振
  13. 高分子振動吸収材「ソルボセイン」を使用
  14. 響きに定評のある黒檀使用!
  15. 低域が引き締まる!真鍮合金を使用
  16. 上部で深い音質が特徴のアフリカ黒檀使用
  17. 組み合わせて使用できるインシュレーター
  18. 身近にあるものでインシュレーターは作れる
  19. インシュレーターは奥が深い!

スピーカーの音質がなぜか悪い

普段スピーカーで音楽を聴いているけど、なぜか音質が良くないということはありませんか?そういうときに大活躍なのが「インシュレーター」です。スピーカーとスピーカー台や床の間に挟むだけで、音質がかなり改善されます。今回は、おすすめのインシュレーターやスピーカーの音質効果やその使い方をご紹介します。

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縁の下の力持ち!インシュレーター

インシュレーターとは

インシュレーターとは、英語で「絶縁体」という意味です。理科の授業などでこの言葉を聞いたことがある方方がいるのではないでしょうか?その場合の「絶縁体」とは、電気や熱を通しにくい素材のことを指します。しかし、音楽やスピーカーの話となると、違う意味を持ちます。ここでの「絶縁体」とは振動を通しにくい素材のことを指します。

音楽を聴くときにスピーカーを使いますよね?でもスピーカーをスピーカー台や床に直接置いてしまうと、スピーカーの振動が原因となりノイズが発生してしまいます。インシュレーターは、スピーカーの振動を他の物に伝えてしまうのを防ぐのと同時に、外部からの振動を遮断するために使用されます。

インシュレーターの使い方は簡単です。上の写真のようにスピーカーの下に置くだけです。小さいのに重いスピーカーを支え、さらに音質を改善してくれるのでまさに縁の下の力持ちといった存在です。

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スピーカー周りにあるものが音質を悪くしている

スピーカー音質悪化の原因

スピーカーは振動板を振動させて音を出しますが、その音はスピーカーの他の部品も振動させてしまいます。これがスピーカーを置く台や床に伝わり、それも振動します。振動するということは、音を発生させてしまうということになり、これがスピーカーの音と混ざって音質を悪くします。

音質悪化にはもう一つ原因があります。スピーカーから音楽を流して出た振動が台を揺らすことで、今度は外部振動となってスピーカーを振動させます。振動は弱いものですが、スピーカーの振動板にも伝わってしまいます。そしてその振動が台や床に伝わり、アンプやプレーヤーなどの中にある回路を振動させて、ノイズを発生させてしまうこともあります。

インシュレーターの効果は絶大!

インシュレーターの効果は、大きく分けて2つあります。「振動の減衰」と「振動周波数の変更」です。この2つ効果によって音質が変化します。

インシュレーターの効果①振動を抑える

インシュレーターに使われる素材を利用して、振動を吸収します。これで、スピーカーを置いているスピーカー台や棚、机などへ伝わる振動をカットすることができます。これにより、振動によって引き起こされるノイズもスピーカーへの戻り音も減らすことができます。

振動を吸収するためには、軟質ゴムなどの柔らかい素材や、スプリングなどを使うのは効果的です。しかし、注意しなければならないのは、スピーカー自体の振動は奪ってしまってはいけないということです。特に小型スピーカーは、キャビネット自体が振動することを考慮して音質がよくなるよう設計されているため、振動を奪いすぎると音質悪化の原因になってしまいます。

インシュレーターの効果②振動周波数の変更

振動周波数が近いものは共振してしまいます。そこで、あえてスピーカーとスピーカー台との間に、インシュレーターとして共振周波数の違うものを置いて、スピーカーから発生した振動の周波数を変更します。こうすることで、共振による振動を小さくし、影響を少なくします。

金属製や木製、セラミック、ガラスなどのインシュレーターがこれにあたります。ゴムなどの弾性素材より、振動の吸収力あかなり弱いですが、音質的にはそれらを上回るものがたくさんあります。

ただし、スピーカーからは高い周波数から低い周波数まで、様々な周波数の振動がでています。これだと、インシュレーターの持つ共振周波数によって効果が出る範囲もかわります。そのため、高音は伸びのある音、低音が締まった音といったように高さによって音が変化し、インシュレーターの効果が出ない音域が出てきてしまいます。

インシュレーターを選ぶポイント3つ

インシュレーターは材質、形状によって効果が変わってきます。音質、音楽の好みは人によって様々なので、自分の好みのジャンルなどに合わせて、正しくチョイスする必要があります。では、インシュレーターを選ぶおすすめポイントを3つご紹介します。

インシュレーターは材質によって音質が変わる!

インシュレーターの選び方①材質で選ぶ

まず、インシュレーターを材質で選んでみましょう。インシュレーターに使われる素材には、金属製、木製、ゴム製があります。材質によって振動の分散の仕方が変わるので、音質も変わってきます。音楽のジャンルによって適した素材が変わりますので、素材ごとに特徴をご紹介します。

クリアで鮮明な音が好きな方におすすめの金属製

クリアな音質が好みの方におすすめなのが金属製です。硬い金属などの素材は粒立ちがはっきりしていて、高音を美しく響かせる効果があります。金属の種類によっても若干の音質の違いがあり、よく使われている真鍮なら高音域が良く抜けて聞こえる傾向があります。また、ステンレス製なら引き締まったクリアな音質になります。

ハードミュージックやオーケストラなどのジャンルの音楽で、低音から高音まで、一つ一つの音を鮮明に聞きたいという方におすすめです。

柔らかく包み込むような優しい音が好きな方は木製・ゴム製を

優しい音楽が好みの方におすすめなのが木製やゴム製のインシュレーターです。木製やゴム製などの柔らかい素材は、音質も柔らかくする傾向があります。さらに、低音域を美しく響かせる効果もあります。スピーカーの硬い方から、インシュレーターの柔らかい方へ動く音の性質を利用し、柔らかく音が広がります。

振動吸収力で考慮すると、柔らかい素材である木製、ゴム製のインシュレーターの方が、金属製よりも優れており、雑音を除いてクリアな音質にしてくれます。ただし、振動を吸収しすぎて、スピーカーに必要な揺らぎまでカットしてしまう恐れがあるので、柔らかければいいということではありません。

この素材は、アコースティックやボッサ、女性ボーカルなどの優しい曲調のジャンルの音楽を聞く人におすすめです。中には、金属とゴムなど複数の素材を組み合わせたインシュレーターもあります。

インシュレーターは形状によっても音質がかわる

インシュレーターの選び方②タイプで選ぶ

インシュレーターは素材以外の要素でも振動が変わり、音質が変化します。形状による音質の変化です。では、その代表的なタイプをご紹介していきます。こちらも好みの音楽によって選んでいきましょう。

シャープでクリアな音が好きな方はスパイクタイプ

スパイクタイプはスピーカーに接する面積が少なく、床からの振動がスピーカーに伝わらず、クリアな音になる傾向があります。スピーカー自体の振動は程よく残し、音を響かせる働きもあります。解像度の高いすっきりした音質が好みの方はスパイクタイプがおすすめです。

深みのある音が好きな方はキューブ型

キューブ型は、臨場感があり柔らかい深みのある音質を楽しめます。キューブ型は接する面積が大きいですが、柔らかい素材が多いので、素材が振動を吸収してノイズをカットしてくれます。透明感のある音であるとともに広がるような臨場感のある音質が特徴です。穏やかで落ち着いた音楽が好きな方におすすめです。

耐荷量も忘れずチェック

インシュレーターの選び方③オーディオの重さに耐えられるものを選ぶ

インシュレーターを選ぶ際に1個当たりの耐荷量を確認しておきましょう。お持ちのスピーカーの重量に耐えられるかどうかチェックしましょう。インシュレーターは1つのスピーカーに対して3個か4個使うのが基本ですが、耐荷量によっては3個では支えられない場合もあります。

3個と4個どっちがいいの?

3点支持と4点支持のどちらも可能な場合は、比較的3点支持の方がよいです。大型のスピーカーや重心が偏ったスピーカーの場合は不安定になる可能性がありますが、3点支持だとそれぞれのインシュレーターにスピーカーがしっかりと密着するので、荷重が均一に分配されます。4点支持だといずれかのインシュレーターがスピーカーとしっかり密着できず、浮いてしまうこともあります。

おすすめのインシュレーター10選

では、人気の高いインシュレーターを10個ご紹介します。インシュレーターの特徴をそれぞれ記載しますので、是非チェックして、ご自身の音楽の好みに合わせてみましょう。

特殊防振ゴム「ハネナイト」を使用

おすすめインシュレーター1:audio-technica AT6091[ハネナイトAVインシュレーター(4個1組)]

特殊防振ゴム「ハネナイト」を採用したインシュレーターです。「ハネナイト」は不要振動を効果的に吸収する優れた防振特性を持っています。4個使用時の耐荷量は約80キロ。ポータブルから重量級機器まで幅広く対応してます。厚みのある低音域が楽しめます。透明シールと保護シート付属で、スピーカーや床の保護も安心です。安価ですので、初めて購入する人にも安心です。

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3層ハイブリッド構造の本格設計!

おすすめインシュレーター2:audio-technica AT6098[ハイブリッドインシュレーター(8個1組)]

3層ハイブリッド構造の本格設計で小型スピーカ―に適しています。上下に特殊防振ゴム「ハネナイト」、ベース材として真鍮削り出しを採用しているゴムと金属複合型のインシュレーターです。付属品としてスペーサーがついていて、床に汚れが付くのを防ぐことができます。軽い機器でも滑りにくいように設計されているので安心して使えます。

耐荷量がインシュレーター1個当たり5キロのため小型スピーカー、ミニコンボの4点支持に適しています。明確な定位と抜けの良い低域を実現できるインシュレーターです。

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強度の高いアルミ合金を使用

おすすめインシュレーター3:AET SH-3009B(G)

こちらのインシュレーターは高強度アルミ合金を主体とし、工業用炭素鋼を組み合わせて、極めて強度の高い仕様となっています。この素材は、ハウリングが少なく、粒立ちがはっきりとした伸びた音が特徴です。スパイクにおいては、強度を保ちながら、低重心化し、高音質を実現しています。

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家電につかうこともできるインシュレーター

おすすめインシュレーター4:AET VFE-4005U [振動吸収アイデム高品質ハイレゾ対応4個入り]

非常に粘性のあるジェル素材を発砲させたVFEマテリアルを使用しています。振動吸収に優れる「粘性」と「発砲」を組み合わせることで2重の振動吸収性能を実現しています。振動吸収性能が優れていて、音響機器だけではなく、家電製品にも使用でき、優れたコストパフォーマンスを発揮します。もともとは軍需、工業分野で開発された素材で、機能性と耐久性に優れています。

長期間使用しても劣化の少ない品質を確保しています。高音質を追求していて、強度も大変高いので、音質の変化が大きく出ることも特徴です。

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4層ハイブリッド構造で本格防振

おすすめインシュレーター5:audio-technica AT6099[ハイブリッドインシュレーター(6個1組)

こちらは4層ハイブリッド構造のインシュレーターです。特殊防振ゴム「ハネナイト」と「ソルボセイン」を効果的に配置しており、不要振動を効果的に抑制したつくりになっています。ベース材として、サウンドチューニングに最適な真鍮削り出しを採用しています。軽い機器でも滑りにくい安全設計ですし、3点支持から6点支持まで幅広いチューニングが可能です。

「ソルボセイン」は医療目的に開発された粘着弾性をもったゴム状の高分子化学重合品です。固体と液体の両方の特性を兼ね備えていて、衝動に対する吸収効果が大きく、経年変化がないのが大きな特徴です。

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高分子振動吸収材「ソルボセイン」を使用

おすすめインシュレーター6:エクセルサウンド ESI-200[大型重量物用インシュレーター]

理想的な高分子振動吸収材「ソルボセイン」使用のインシュレーターです。衝動に対する吸収効果が大きく、温度の変化に強いのと、長期間の使用でも劣化が少ないのが特徴です。こちらは耐荷量が120キロということで大型、重量物用インシュレーターとなっています。DVDプレーヤ―、CDプレーヤー、スピーカーユニット、TVなど大型、重量級の防振に最適です。

エクセルサウンド/ソルボセイン インシュレータ ESI-200
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響きに定評のある黒檀使用!

おすすめインシュレーター7:山本音響 PB-22[アンプ・スピーカー用セッティング・ベース4個1組]

素材は木製なのですが、その中でも特に固く強度も高い黒壇材を使用しています。この素材は、ギターのネックやバイオリンの駒に使われる素材で、響きの良さに定評があります。三角形というユニークな形ですが、安定感があり、4点支持でも3点支持でも設置できます。

山本音響工芸 PB-22 (黒檀製三角ベース/4個一組) (PB22)
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低域が引き締まる!真鍮合金を使用

おすすめインシュレーター8:DALI CONES/BC (ブラッククロム)[[インシュレーター4個]]

材質は真鍮合金を使用しています。低域をタイトにする円錐形スパイクと、コーンの先端から接地面を保護するスパイクバースの2ピース構成になっています。アジャストがついていて好みの高さに調節が可能なので、好みの音質によって高さも変えられます。

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上部で深い音質が特徴のアフリカ黒檀使用

おすすめインシュレーター9:山本音響 PB-9[アフリカ黒壇製ピン型ベース4個組]

こちらのインシュレーターはオーボエなどに使用されるアフリカ黒檀を使用しており、深い音質に定評があります。木材ですが、非常に重く丈夫な材質のため、ピンポイント支持効果で音を引き締める効果が大きくなります。

山本音響工芸 アフリカ黒檀製ピン型ベース (4個1組) PB-9[PB9]
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組み合わせて使用できるインシュレーター

おすすめインシュレーター10:山本音響 PB-10 [インシュレーター]

こちらもアフリカ黒檀を材質としたインシュレーターです。単体としても使用できますし、組み合わせて使うことも可能です。スパイクピンの付いたスピーカーやアンプのピンの下に敷いて受けベースとしても使用できます。金属製のスパイクピンと組み合わせることで、金属特有の共振音を防ぎ、耳に心地よく澄み切った再生音を得ることができます。

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身近にあるものでインシュレーターは作れる

もちろん、本格的な音質を手に入れるためにはインシュレーターを使用するべきですが、簡単に手を出せる金額ではありません。初めて使うという方は少し不安ですよね?そこで、身近なものでインシュレーターを作る方法をご紹介します。是非試してみてください。

100均で手に入るアイテムでインシュレーターを手作り

ではおすすめの簡易インシュレーターの作り方をご紹介します。用意するものは10円玉16枚、耐震マット、両面テープです。10円はもちろんですが、耐震マットは100均で手に入れることができます。100均にはゴム製やゼリー状の耐震マットがありますが、今回はゼリー状の耐震マットを使用します。

1個ごとに3枚の10円玉を使います。3枚の10円玉を重ね、その下に耐震マットを置きます。両面テープで10円玉とマットを固定します。これをスピーカーそれぞれ3つずつ固定すると、簡易インシュレーターの完成です。手軽な材料でできるのでおすすめです。好みの音楽に合わせて、材質も変えてみるといいでしょう。

インシュレーターは奥が深い!

おすすめのインシュレーターやスピーカーの音質効果やその使い方をご紹介しました。インシュレーターはあるのとないのとでは格段に音質が違い、その材質やタイプによっても音質が変化してきます。是非、ご自身の好みの音質、音楽に合わせてカスタマイズしてみてはいかがでしょうか?

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