イヤホンのカナル型って何?おすすめ人気機種と付け方ご紹介!
カナル型のイヤホンの特徴や付け方、インナーイヤー型のイヤホンとの違いをご紹介してみました。おすすめの機種も沢山ありますが、カナル型イヤホンは今主流と言っても良いほど人気がありますね。ぜひカナル型イヤホンで、音楽と一緒に外出を楽しみましょう!
目次
カナル型イヤホンってなに?
イヤホンには大別して、カナル型とインナーイヤー型というのがありますが、最近人気なのがカナル型イヤホンです。カナル型が人気が出ている理由は、外で聞いても音漏れが少ないことです。スマホの普及に伴い、イヤホンも数多くの種類がありますが、カナル型にもおしゃれなタイプが増えました。それぞれ付け方と音質の違いがありますので、以下にまとめてみました。

カナル型のイヤホンの特徴
カナル型のイヤホンは、別名「耳栓型イヤホン」などと呼ばれますが、インナーイヤー型と比べると、付け方はぴったり耳にはまる感じです。イヤーピースを耳に押し込むようにする付け方から、耳栓型なんて呼ばれるんですね。耳にはめるタイプなので、遮音性が高く音が耳から漏れるのも少なくて済みます。特に屋外で良く使われるタイプのイヤホンと言えそうですね。
カナル型イヤホンの魅力
カナル型イヤホンの魅力は、遮音性が高いことです。外で音楽を聞いていても周りに音漏れがしにくく、周りにも迷惑をかけずに済みます。音漏れが非常に少ないので、通勤や通学中にも便利で、中にはノイズキャンセリング機能が付いたものもあり、音漏れしにくく、かつ自分で音を聴く時には、周りの音が気にならないというメリットがあります。

周囲の雑音が気にならない?
カナル型イヤホンのメリット
前述もしましたが、カナル型イヤホンの魅力は、遮音性に優れている点です。周りに音が漏れにくく、しかも周りの音をある程度シャットアウト出来るので、音楽の世界にどっぷりと浸かれます。通勤通学中の移動時間も、音楽を聴いてリラックス出来るんですね。ただ、それが逆にデメリットになり、電車やバスの車掌さんの声が聞こえないという欠点もあります。

付け方がちょっと難しい?
カナル型イヤホンのデメリット
カナル型イヤホンは、非常に使いやすいイヤホンなのですが、初めての場合に付け方がちょっとコツがいります。インナーイヤー型に比べると、特殊な付け方になり、付け方が悪いとせっかくの遮音性が発揮できないんですね。耳栓型とも呼ばれるくらいで、耳に蓋をする感覚が苦手と言う方もいます。付け方が悪いと、音も良く聞こえなくなるので、それが欠点でもあります。
装着後の音がノイズとなる?
カナル型イヤホンの場合、耳に埋め込むようにして付けますが、付け方がうまくいっても、服とこすれることでそれがノイズ音になったりもします。ケーブルの材質にもよりますが、ケーブルと服がこすれる音は聞いていても不快なものです。コードをしっかりと回したり、付け方に慣れてしまえばかなり快適なのですが、そのひと手間が苦手な方も少なくありません。

カナル型とインナーイヤホンの違い
インナーイヤホンの特徴
カナル型イヤホンが耳に埋めるタイプだとしたら、インナーイヤー型のイヤホンは耳に乗せるタイプです。「イントラコンカ型」などとも呼ばれ、カナル型のイヤホンよりもやや大きめのタイプが多いです。こちらは遮音性が高くないので、通勤通学時に使うと、音漏れが激しく、周りに迷惑をかけることもあります。ですので、屋外よりも屋内向きのイヤホンと言えます。
インナーイヤー型イヤホンのメリット
インナーイヤータイプは音漏れがすると書きましたが、メリットもちゃんとあります。それは高音質という点です。アコースティック系の音楽でも、臨場感溢れる高音質さが魅力で、音質に拘る方に人気があります。ちょっと低音が弱いのがデメリットですが、それでもカナル型に比べると、高音質の部類に入るでしょう。カナル型と違い大型ドライバーを使えるのも魅力ですね。
カナル型よりも付け方が楽!
インナーイヤー型のイヤホンのメリットをもう一つ挙げるとすれば、カナル型のイヤホンより付け方が簡単で、装着しやすい点があります。密着性がカナル型よりも低いため、そのため遮音性に難ありなのですが、耳に付けても痛くなりにくいというのもメリットの一つです。イヤホンを初めて付ける人にも違和感がないので、カナル型よりも初心者向けと言えます。

カナルイヤホンの選び方のポイント
イヤホンが断線する可能性
カナル型イヤホンを選ぶポイントは、まず断線の可能性を考慮することです。カナル型イヤホンだけの話ではないですが、使っていくうちに断線したり、接触が悪くなっていったりするのは避けようがありません。使う頻度にもよりますが、機種の違いでも、断線しやすいイヤホンというのが存在します。いざ断線したらどうするかを考えた上で、カナル型にするかも選びましょう。
接触不良は避けられない?
どんなに丁寧にカナル型イヤホンを使っていたとしても、使っていくうちに前述したように断線や、イヤホンジャックの接触不良は起きます。質の良いカナル型イヤホンを買えば、接触不良なども起きづらいですが、高いイヤホンが良いということでもないんです。コスパも考えると、安いイヤホンですぐに壊れるよりは、多少高くても断線しにくいものを選ぶのがポイントです。

人気のタイプを選ぼう!
人気のあるカナル型イヤホンとは?
カナル型イヤホンには、人気の機種もあり、どれを選ぶかによって、前述したような断線の可能性などもある程度回避できます。もしカナル型イヤホンの知識がないのでしたら、とりあえずは人気機種を選んでおけば、失敗する可能性も低くなります。売れているイヤホンには、売れている理由があり、粗悪品はそもそも人気が出ません。迷った時には人気機種を選ぶのがおすすめです。
カナル型イヤホンがおすすめな人
イヤホンの種類も多い
カナル型とインナーイヤー型の違いは、前述した通りですが、その上でカナル型のイヤホンがおすすめな人は、機種を自由に選びたい人です。安価なタイプから高価なタイプ、音質も高音質なものもあり、更にはデザインなども豊富に揃っているのがカナル型イヤホンの特徴でもあります。人気があるイヤホンなので、種類が沢山あり選ぶ幅が広いのも魅力ですね。
カナル型イヤホンは機能も充実!
カナル型イヤホンは、機能面でも充実したラインナップになっています。ワイヤレスのタイプもあれば、ノイズキャンセリングの機能が付いていたりと、本当に選ぶのが困るくらいの豊富なラインナップです。最近話題のハイレゾを楽しみたいなら、カナル型はおすすめです。スマホなどとも連動してくれているので、カナル型は機能面でも人気がある商品なんですね。
カナル型イヤホンでも高音質タイプが!
カナル型イヤホンは、決して高音質ではありません。遮音性には優れていますが、空間表現力が苦手な機種だからです。ですが、高価なカナル型イヤホンでしたら、例えばハイレゾタイプなら、音質の弱点をカバーできます。付け方がちょっと面倒なカナル型イヤホンですが、音質面では、高価にはなりますが、ハイレゾタイプを買っておけば間違いないでしょう。
インナー型イヤホンがおすすめな人
カナル型が苦手な人でも?
カナル型のイヤホンは付け方が難しく、また高価な商品でないと、高音質とは呼べない一面がありますが、その中でもインナーイヤー型がおすすめな人もいます。それは、カナル型のイヤホンの密閉感が苦手な方です。どうしても耳を密閉するような感じのカナル型に比べ、付け方も簡単で、音漏れさえ気にしなければ、とても使いやすいイヤホンがインナーイヤータイプなんですね。
インナーイヤー型は高音質?
インナーイヤー型のイヤホンは、音質はまぁまぁなのですが、若干低音が弱めの設定になっています。ただ楽器の音を聴き分けたい方や、臨場感を楽しみたい方にはおすすめのイヤホンです。カナル型に比べると、遮音性が低いと書きましたが、屋外で使うのが目的でなく、自分の部屋などで音楽を聴くタイプの方には、インナーイヤー型のイヤホンをおすすめします。

カナル型イヤホンの正しい付け方
うまく付ければ装着感アップ!
カナル型イヤホンを耳に付けていると、ポロポロと耳から落ちる経験をなさった方もいるでしょう。そのような方におすすめの付け方が「シュアがけ」という付け方です。イヤホンを耳の後ろから持ってきて、耳たぶにひっかけるようにして付ける方法です。この方法の特徴は、ノイズが減ること、装着感がアップすることです。付け方一つで装着感がアップするのでおすすめです。
シュアがけの正しい付け方
シュアがけというのは、耳タブにひっかけるようにして付ける付け方ですが、語源は音響メーカーの「SHURE」から来ています。こちらのメーカーでは、シュアがけを推奨しています。プロ用のイヤホンも手掛けるSHUREですが、シュアがけをする芸能人が多いことで話題にもなりました。動画でも付け方を解説しているみたいですので、ぜひ見てみて下さい。

コスパを重視するなら?
カナル型でもおすすめは?
コスパで選ぶなら「フィリップス」のカナル型イヤホンがおすすめとなります。特にこちらのタイプのイヤホンは、テレビ番組の「マツコの知らない世界」で報道され、一躍話題となった商品でもあります。口コミ評価も高く、一番売れているカナル型イヤホンと言っても良いかもしれません。売れているからこそ、品質も保証されています。初めての人はこちらを選ぶのがおすすめです。
フィリップスのイヤホンが売れている理由
フィリップスのイヤホンの特徴は、世界でも75名しかいないトップのエンジニアが関わっていることです。本体に「ターボバス孔」なるものが実装されていることで、低音域もカバーしていて、高音質に拘りたい方向けとも言えます。安いイヤホンにありがちな重低音を強くして、高音質に見せるということもしていません。音質に拘り、かつコスパに拘るならおすすめです。
高音質に拘りたいなら?
Audio-technicaの音質は?
高音質に拘る方におすすめなカナル型イヤホンは「Audio-technica」から出ているシリーズです。音楽のジャンルが例えロックであろうともジャズであろうとも、はたまたJ-POPであろうとも、聴いていて疲れることなく、存分に音楽を楽しむことが出来ます。コスパ的にも素晴らしいのですが、とにかく高音質に拘りたい方なら、「Audio-technica」はおすすめですね。
強調音域がないのも特徴?
音質に拘る 「Audio-technica」 では、強調して音質を上げる方法は取っていません。音質の派手さを取り払い、本当に音質に拘っているのもまた、「Audio-technica」の特徴の一つと言えます。価格帯も安いタイプと高いタイプがありますが、例え低価格だったとしても音質に拘りがあるので、最初はグレードが下のタイプから始めてみるのも良いかもしれません。
コスパ最大のカナル型イヤホン?
コストパフォーマンスが最高?
アマゾンでは2000円台とも言われるコスパが最高なイヤホンなら、「Creative」もおすすめです。「チルトパイプアコースティックチャンバー」という機能が付いていることで、高音質な音を楽しむことが出来ます。特に低音が重視されていて、クラシック音楽などを聴くのにも向いています。ドライバー径が9mmあり、それで低音がすごいんです。コスパで選ぶならおすすめです。
繊細ではないけれど?
「Creative」 の音質は贔屓目にみても、バスドラムなどの低音が強く、音の繊細さはありません。ですが、コスパから考えれば、十分に高音質と言えます。またケーブルが細めに作られているので、ノイズの軽減にもなり、そこも魅力の一つと言っても良いでしょう。「Creative」 はシンガポールの会社ですが、世界中で人気のあるメーカーの一つなんですね。
1万円台の一番おすすめのカナル型イヤホン!
SHUREシリーズがおすすめ
1万円台で人気のカナル型イヤホンと言えば、前述した「シュアがけ」の語源となった「SHURE」も外せない所です。SHUREのイヤホンは5千円台のイヤホンは実装されていないものの、1万円を超えてくる辺りの商品では、ケーブルが着脱出来るようになっています。ケーブルが着脱可能ということは、断線の危険がぐっと低くなります。断線しにくいケーブルは嬉しいですね。
アクセサリーが豊富!
「SHURE」のイヤホンの特徴は、ケーブルだけでなく、様々なアクセサリーも豊富に揃っていることです。ケーブルやチップなど、本当にアクセサリーが豊富なので、初心者でも安心して使えるのも嬉しいですね。また海外メーカーにも関わらず、日本並みのアフターケアが充実しているのも魅力です。低音が響くタイプですが、音質はレビューを参考にすると良いかもしれません。
補聴器と同じユニット搭載?
カナル型イヤホンの双璧
「Westone」は「SHURE」と双璧をなすメーカーで、補聴器と同じユニット「バランスド・アーマチュア」を搭載しているのが特徴です。一万円台のイヤホンで、この駆動方式を採用している商品は稀で、高音質を楽しめる作りとなっています。特に中高音域の再生能力が高いので、音質に拘る方にもおすすめです。加えて、省電力と軽量化もされているのが魅力ですね。
プロに向けての入門機
Westone UM Pro20
— まりりんe☆イヤホン秋葉クリニックDr. (@eear_maririn) December 3, 2017
内部断線修理承りました。
イヤホン内部での断線の場合、目視上わからないと本体を開け点検致します。こちらの修理費用は5000円でした。
本体を開ける必要のある作業の場合、音のバランス確認のために両側お預かりさせて頂きます。お持ち込みの際はなるべく両側お持ち込み下さい。 pic.twitter.com/ggQC52Jlms
「Westone」は「SHURE」に技術提供もしているそうで、老舗かつ信頼のおけるイヤホンメーカーとも言えます。前述もしましたが、「BA(バラウスド・アーマーチュア)型」という駆動方式は、補聴器にも使われている技術なので、音質もかなり期待出来るんですね。1万円台のイヤホンなので、ちょっと値段は高いですが、それでも人気があるのは、音質が良い証拠でもあります。
ウォークマンだけじゃない!
スマホにも便利!
SONYと言えば、ウォークマンが有名ですが、音響メーカーとしてイヤホンも外せません。2000年代の初めまでは、SONYの主力はインナーイヤー型でしたが、カナル型の人気が出たことを受けて、着手始めたそうです。ソニーのすごい所は時代の流れにすぐ乗って、高音質なカナル型イヤホンを連続で出している所です。その成果もあり、カナル型のトップの流れに乗りました。
ハイレゾにも対応
SONYのカナル型イヤホンは、高性能のハイレゾにも対応していることで、人気急上昇中です。1万円未満のカナル型イヤホンで、ハイレゾというのはなかなかありません。また本体も小型化されているので、スマホなどにも利用しやすくなっています。高音質と軽量化を兼ね備えているあたりが、流石にウォークマンを出した会社ですね。様々なユーザーに愛されている商品です。
カナル型イヤホンの元祖?
歴史のあるメーカー
カナル型イヤホンの元祖ともいわれる「ETYMOTIC RESEARCH」では、多少高価な面はあるものの、品質で注目を浴びています。遮音性の高いカナル型にいち早く注目し、初めてバランスド・アーマーチュア型のイヤホンを開発したメーカーでもあります。補聴器の開発のノウハウを生かした高音質のイヤホンは、今世界中で注目を浴びています。
圧倒的なリアル感が特徴
付け方に難があるものの、それはカナル型イヤホンの宿命なので、気にならない方は本当に気にならないと言います。大型のヘッドホンに似たスケールの大きさと、豊富な情報量で、音質も確かです。装着が他のイヤホンと比べると多少は難しいですが、それも慣れてしまえばどうということもありません。目の前で演奏されているかのようなリアルな音質が特徴です。
カナル型イヤホンで音楽を楽しもう!
今回はカナル型のイヤホンの特徴や付け方、またインナーイヤー型イヤホンとの違いなどをまとめてみました。カナル型の良い所は、遮音性が高い所なので、外出時に、例えば通勤通学にも周りに迷惑をかけず、音楽を楽しめる所が素敵ですね。おすすめのカナル型イヤホンもご紹介しましたが、カナル型のデメリットも合わせて押さえて、使ってみましょう!