味噌の種類まとめ!地域ごとの違い・特徴や用途について解説!

日本の食文化の代表といえば種類がたくさんある「味噌」ですよね!味噌には地域ごとの違いや特徴があるってご存知でしたか?たくさんの種類がある味噌を、各地域の特徴をまとめながら、用途などをまとめましたのでひとつずつご紹介していきます。

目次

  1. 日本の文化!味噌は種類豊富でおいしい
  2. 米味噌は材料の種類によって味が変わる
  3. 出回ってない味噌の種類の麦味噌もおすすめ
  4. 豆味噌には赤味噌や八丁味噌などの種類もある
  5. おかず味噌の種類がありすぎて数えきれない!
  6. 東北地方は米味噌の種類が豊富でちょっぴり辛口
  7. 関東地方は米味噌と麦味噌の種類が出回っている
  8. 北陸信越地方は甘口と辛口味噌の種類を使い分ける
  9. 信州長野地方は比較的辛口味噌の種類が多い
  10. 東海地方といえば豆味噌!種類は赤味噌が主流
  11. 飛騨地方は朴葉みそが大人気
  12. 関西地方といえば白味噌!それ以外の種類もある
  13. 中国地方は甘口と辛口味噌の種類が豊富
  14. 四国地方は米味噌も麦味噌もどちらの種類も食べる
  15. 九州地方の麦味噌と米味噌の種類を食べ比べよう
  16. 麹の種類を選んで手作り味噌を作ろう
  17. 地域ごとの味噌を楽しんで食べよう!

日本の文化!味噌は種類豊富でおいしい

味噌は、日本の代表的で伝統的な食品のひとつです。大豆を蒸すか茹でたものに、塩・麹(こうじ)を加えて約1年発酵させることによって作られています。近年、発酵食品は美容と健康に良いという研究が進み、注目を集めている味噌は、海外でも「MISO-SOUP」として人気が出ている食品です。パンやパスタなどの洋食が増えてきた日本ですが、昔ながらの味噌などの日本の食品を大事にしていきたいですね。

日本の発酵食品には、味噌以外にも、日本酒、食酢、漬け物、醤油、焼酎、泡盛といった食品がありますが、いずれも麹(こうじ)が用いられています。麹菌を最大限残したまま食べたいときは、火を通さないほうが良いでしょう。ここでは、発酵食品の中の「味噌」についてご紹介していきます。味噌の種類や、種類別の特徴や違い、用途や、地域別の味噌などを参考にしながら、用途に合わせて味噌を選ぶのも楽しいですね。

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米味噌は材料の種類によって味が変わる

味噌の種類の「米味噌」は、大豆・米麹(こめこうじ)・塩が主原料なのが特徴です。米麹(こめこうじ)にも種類があり、白米麹・玄米麹・有機白米麹・有機玄米麹・自然農白米麹・自然農玄米麹など、お米の栽培方法の違いなどがあります。

味にもそれぞれ特徴や違いがありますが、塩の分量や米麹の配合率によっても大きく変わってきます。好みの味の味噌を探す楽しみにもなるので、色々なメーカーの味噌を買ってみるのも良いでしょう。「手前味噌」という言葉がある通り、昔は各家庭で作られていた味噌作りにチャレンジしてみるのもおすすめです。

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出回ってない味噌の種類の麦味噌もおすすめ

全国各地域で流通している味噌の種類の中で、断トツの流通量はやはり「米味噌」です。麦味噌は全体の5%ほどではありますが、麦味噌が好き!というコアなファンが多いのも特徴なんです。米味噌と同じ用途で使えますので、米味噌との違いを楽しみながら、日々の料理に使ってみましょう。

麦味噌を使う際は、用途は米味噌と同じように使えますが、味噌汁などに入れると黒いものが残ります。それが米味噌との違いなのですが、麦味噌を使う際は、味噌こしするようにしましょう。味噌こしすることによって香りが立ってきます。米味噌と麦味噌の大きな違いは、その香りにもあります。

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豆味噌には赤味噌や八丁味噌などの種類もある

米味噌は米麹(こめこうじ)、麦味噌は麦麹(むぎこうじ)を使っているとご紹介してきましたが、豆味噌はなんと「豆麹(まめこうじ)」が使われているんです。大豆・豆麹(まめこうじ)・塩が主原料なのが特徴。こちらも流通量は少なめなので、あまり食品スーパーで見かけることはできませんが、豆味噌を主に食べる地域では一般的です。

豆味噌には、赤味噌・八丁味噌などの種類があり、独特の風味があるのが特徴です。好みがわかれる風味ですが、一部の地域では主に使われていたり、ファンも多い味噌となります。材料が少ないので、味噌作り初心者でも安心して作ることができる味噌の種類であるのが特徴です。

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おかず味噌の種類がありすぎて数えきれない!

おかず味噌といえば、金山寺味噌や、ふきのとうを使ったふき味噌が有名です。味噌はどんな食材にも合う食品ですので、ゆず味噌やにんにく味噌なども大変おいしいのでおすすめ。いろんなおかず味噌を探して食べ比べながら、特徴や違いを味わってみましょう!

かき味噌もおいしそうですよね!海の幸と畑のお肉の大豆のコラボレーションは格別です。おかず味噌があれば、ご飯がすすみますので他のおかずがいらなくなります。ただし、塩分を気にしている方は、食べすぎないように注意が必要ですね。減塩タイプの味噌もありますので、食品スーパーなどで探してみてください。味噌汁などの用途には使いにくいですが、おかず味噌だけあれば他のおかずがいらないのが大変便利です。

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東北地方は米味噌の種類が豊富でちょっぴり辛口

東北地方は昔から味噌作りが盛んな地域です。冬の気候が大変厳しい地域ですので、飢饉に備える用途もありました。種類によって麹(こうじ)の量に違いはありますが、主に使われているのは米麹(こめこうじ)の米味噌です。色は赤いものが多く、甘口辛口の違いは、麹(こうじ)の量によって違ってきます。

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青森県で有名なのが「南部味噌」です。青森県にはせんべい汁など有名な郷土料理が多くあり、南部味噌もそのひとつです。大変寒い地域ですので、あたたかい汁物の料理が特に有名ですね。毎年8月には「ねぶた祭り」が開催されていますので、観光の土産にぜひ南部味噌を買ってみてください。南部味噌は、きゅうりにのせたり、おかず味噌としての用途でも大変人気です。

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関東地方は米味噌と麦味噌の種類が出回っている

関東地方は、比較的過ごしやすい気候ということもあり、味噌文化はそれほど深くない地域です。とはいえ、味噌作りは行われており、東京の甘口の米味噌は有名です。北関東の辺りでは麦味噌も普及していますが、関東はおおよそ、赤い色味の米味噌が主流と言えるでしょう。

江戸甘味噌の、風味良い甘みは一度試していただきたい味噌のひとつです。東京以外の地域でも根強いファンがいるほどです。こちらの味噌は、麹(こうじ)が生きている味噌になりますので、味噌汁に入れる際は、沸騰させないように注意してくださいね。用途は、どんな料理にでも合うのが特徴です。

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北陸信越地方は甘口と辛口味噌の種類を使い分ける

北陸信越地方は、東北地域と関西地域の両方の味噌の特徴をあわせもっているんです。大豆・米麹(こめこうじ)・塩の3種類の材料しか使わないのに、こうも違う味噌が生まれるのが不思議ですよね。富山県や能登の地域では白っぽい味噌、石川県の地域では赤い色の味噌が主流です。

越後味噌も大変おいしいですので、一度試してみましょう!味わい深く、香りが豊かなのが特徴です。各地域でいろんな特徴のある味噌を、いくつも種類を楽しんでみるのも良いですね。また、味噌は贈答品にも大変喜ばれる高級食品ですので、自宅用の用途以外でも、お歳暮などにおすすめです。

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信州長野地方は比較的辛口味噌の種類が多い

長野県の味噌生産量は、全国の約4割を占めているんです。長野県の工場で作られた味噌が、全国に流通しています。寒い気候の地域ですが、比較的、温度差が安定しているため味噌の生産には向いている地域といえるからでしょう。

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信州麹(こうじ)味噌は、地域によって多少材料は異なりますが、米麹(こめこうじ)で作られる米味噌が主流です。食品スーパーなどでも長野県産の味噌は見つけやすいですので、ぜひ一度、味を確かめてみましょう。手に入りやすくクセが少ないのが特徴の味噌になります。

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東海地方といえば豆味噌!種類は赤味噌が主流

東海地方といえば、赤味噌、八丁味噌というイメージが強いですよね。赤味噌、八丁味噌は、東海地方での消費率が大変高いのが特徴で、東海地方ではあらゆる用途で使われています。原料は大豆と塩の、豆味噌ですので、タンパク質含有率も他の味噌に比べると多いです。栄養価が高いのが特徴で、他の味噌に比べて、味わいが独特です。

味噌カツや、味噌煮込みうどんを作る用途でなくてはならないのが、名古屋の味噌です。ひとつ冷蔵庫に入れておけば、料理の際に重宝します。比較的お手頃な価格の味噌が多いですので、ぜひ一度、試してみましょう。赤だしの味噌汁も大変おいしいですので、いつもの味噌汁に飽きたら、作ってみましょう。

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飛騨地方は朴葉みそが大人気

飛彈味噌は塩分が少なめで、甘みが大変おいしいのが特徴の味噌です。また、飛彈の地域では、朴葉味噌(ほうばみそ)という郷土料理が有名ですよね。朴葉(ほうば)の上に、味噌をのせて焼いていただくのですが、飛彈味噌に薬味やきのこなどをからめているんです。やみつきになる味なんですよ!

飛彈味噌を買って、朴葉味噌(ほうばみそ)を作ってみたいですよね!飛彈には専用のコンロがありますが、朴葉味噌(ほうばみそ)を作るだけの用途で買えませんし、普通のコンロで代用しましょう。朴葉(ほうば)も手に入りにくいですので、具材を合わせてフライパンで焼いて食べてみるだけでも、じゅうぶんおいしいのでおすすめのレシピです。

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関西地方といえば白味噌!それ以外の種類もある

お正月のお雑煮で、すましか白味噌か、関東や関西では論議になりますよね。京都を中心に、白味噌が盛んな地域が、関西地方なんです。お雑煮は白味噌ですが、日常の味噌汁などの調理には、一般的な米味噌を使うことが多いですので、いろんな味噌の種類が出回っています。大阪は天下の台所とも呼ばれていますし、味噌文化の広がりも頷けるものがありますよね。

白味噌仕立てのお雑煮を食べたことがない方は、ぜひ一度作ってみましょう。白味噌は米麹(こめこうじ)の量が多い味噌ですので、甘みが強めです。その甘さが人気の秘訣です。また、白味噌はマクロビオティック料理などの甘味料の代替食品にも使われています。ひとつあると便利ですね。

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中国地方は甘口と辛口味噌の種類が豊富

中国地方は、日本海側と瀬戸内海側で味噌文化に違いがあります。日本海側は辛口の米味噌、瀬戸内海側は甘口の米味噌です。広島県だけが独特の味噌文化をもっており、米味噌・麦味噌の両方が作られているんです。どちらも楽しめるのがいいですね。

瀬戸内味噌は、白っぽい色の味噌が多く、味も甘口です。甘口の味噌が好きな方にはぜひ味わっていただきたい味噌です。米麹(こめこうじ)の自然な甘さは、ほっと心が安らぎます。瀬戸内海産のあさり入りの味噌汁で、二日酔いの朝も元気に気持ちの切り替えができます。

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四国地方は米味噌も麦味噌もどちらの種類も食べる

四国地方の味噌は、米味噌・麦味噌どちらも食べられていますが、どちらかといえば米味噌が主流です。米味噌・麦味噌どちらも共に、麹(こうじ)の割合いが多いので、甘口の味噌になります。優しい甘さの味噌ですので、どんな料理の用途にも、素材の邪魔をしないので合うでしょう。

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讃岐と言えば、讃岐うどんが有名ですが、実は讃岐うどんも有名なんです。贈答品としても喜ばれますが、自宅用にしてもいいですよね。いろんな味噌の味を楽しみながら、いろんな用途で使ってみましょう。

九州地方の麦味噌と米味噌の種類を食べ比べよう

博多ラーメンなどが有名なので、こってりとしたイメージのある九州。味噌文化は、麦味噌が主流です。福岡の一部地域では米味噌も作られていますので、どちらも楽しみたいですよね。あたたかい地域なので、味噌の熟成期間は本州よりも短めで、味も甘口が多いです。

熟成期間の短さから、九州の味噌は色味も淡いものが多いのが特徴的です。寒い地域で作られた味噌と食べ比べると、味の違いが分かります。どちらもおいしいことに変わりはありませんので、ぜひ一度食べ比べしてみましょう。料理の用途には決まりがありませんので、何にでも使ってください。

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麹の種類を選んで手作り味噌を作ろう

味噌は、大豆・麹(こうじ)・塩だけで作られていると、何度かご紹介しましたが、昔は各家庭で味噌作りが行われてきました。簡単に手に入る材料で作れますので、手前味噌作りを冬の恒例行事にするのも楽しいですね。子供のいるご家庭だと、喜んで参加してくれますので、家族の一大イベントにしてしまいましょう。味噌を自分で作ることは、食育にもなるので、最近は地域イベントで味噌作り講座なども増えてきています。

味噌の作り方を簡単にご紹介しますと、大豆を茹でて、塩きり麹とあわせる。その後、味噌団子を作って、容器に入れて、空気が入らないようにつめていき、約1年寝かせて完成!簡単な説明ですが、作業内容も簡単なので、誰にでも味噌作りはできるんです。また、一度作ってみたら分かっていただけますが、自分が作った味噌が一番おいしい!と感じるところから「手前味噌」という言葉が生まれました。

地域ごとの味噌を楽しんで食べよう!

作り方は同じなのに、材料や配合、地域が違うだけでこんなにたくさんの味噌の種類があるんです。米味噌・麦味噌など好みがわかれますが、味の違いを楽しみながら、美容と健康のためにも味噌を積極的に食べていきましょう。お住いの地域以外の味噌を食べてみると、新しい味が新鮮に感じますので、定期的にいろんな味噌を買うのがおすすめです。

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