ラテアートの作り方&コツ!初心者もハートやリーフが簡単にできる?
ハートやリーフなど綺麗なラテアートが施されたドリンクが提供された時、思わず感動してしまいますよね。難しそうに見えるラテアートですが誰もが簡単にできる作り方があります。その簡単な作り方や初心者でもできるコツをご紹介していきます。
目次
ラテアートの作り方やコツを知ろう
おしゃれな喫茶店でラテアートが描かれたドリンクを提供された時、なんだかあたたかい気持ちになりませんか?店員さんの愛がたっぷりつまったラテアートは素敵ですよね。そんなラテアートをなんとか自分でも作れるようになりたいと思ったことはありませんか?難しそうな印象もありますが、実はラテアートはコツと作り方さえ覚えてしまえば初心者でも簡単にできてしまいます。
繊細なラテアートを描くようになるまでには確かに時間がかかるかもしれません。しかし初心者向けのハート型のラテアートやリーフ型のラテアートであれば、誰でも気軽に練習して描くことができるようになります。ラテアートを作るコツと、その作り方をご紹介していきます。ぜひ参考にして、素敵なラテアートを描いたドリンクを作ってみてください!
ラテアートとはいったい何か
ラテアートはその名前の通り、ラテとアートが混ざった造語です。少量のエスプレッソとスチームで泡立てた牛乳でアートのような模様を描いていくドリンクです。つまりカフェラテやカプチーノをそのまま出すのではなく、アートな絵柄を描いて一手間加えたものをラテアートと言うのです。ちなみにラテアートは2種類のタイプがあります。
フリーポアタイプ
フリーポアタイプはラテアートの主流の方法です。何か小道具を使うことなく注ぎ方などを工夫して作るラテアートの技法です。今回ご紹介するハートやリーフなどもこのフリーポアタイプを用いて描かれます。
エッチングタイプ
エッチングタイプは爪楊枝やスプーンなどを用いてラテアートを描く手法です。今話題になっている飛び出てきそうな3Dラテアートや、うさぎちゃんねこちゃんなどのアニマルを緻密に描く時に使われます。
ラテアートに用意すべきものリスト
ラテアートのためのアイテム
ラテアートに必要なものは「エスプレッソマシーン、グラインダー、ピッチャー、スチーマー、コーヒー豆と牛乳」です。自宅で本格的にカフェラテやカプチーノを作るとなると、それなりにお金もかかります。自宅用だと業務用に性能は劣るものの、比較的料金が安い機会も販売されています。
ラテアート向けのコーヒーと牛乳の選び方
エスプレッソはなるべく深煎りの豆を使うのが主流です。特に初心者の方が簡単にラテアートを作る時には、深煎りの豆をチョイスしておくのがおすすめです。ミルクに馴染みやすく、どんな作り方でもあまり失敗しにくいです。簡単に綺麗なラテアートを作りたい方は、深煎り豆を購入しましょう。また牛乳は乳脂肪分が3.5%以上の無調整牛乳がおすすめです。豆乳や無脂肪牛乳はやりにくいとされています。

ラテアートの作り方で重要なスチーマーの使い方とコツ
スチーマーの使い方を覚えて作り方をマスター
スチーマーの使い方さえ覚えてしまえば、初心者の方もハートやリーフのラテアートの作り方も簡単にマスターできます。まず、奥までぐっとスチーマーの先をミルク入りピッチャーに差し込みます。そしてスイッチを入れ、容器を傾けながら泡立たせましょう。沸騰直前でスチームの電源を切ってください。
スチーマーから外した後のコツ
スチームから外したピッチャーは机にトントンと叩きつけて泡の粒を細かくするのが綺麗に作るコツです。トントンと叩いてはぐるぐると回しての作業を3回から4回ほど繰り返しましょう。この作り方で簡単に綺麗な泡を作ることができるのです。そして注ぎ方を工夫してラテアートを描いていくのです。
100円ミルクフォーマーでのラテアートの作り方とコツ
実は100円均一にもミルクフォーマーが販売されているのをご存知ですか?このミルクフォーマーは100円だからとなかなか侮れない優れものです。かなり濃密な泡を作ることができます。
100円ミルクフォーマーでの泡の作り方
初心者でも簡単にできる100円均一のミルクフォーマーでのラテアートの作り方をご紹介します。まずミルクを温めて、マグカップやピッチャーに注ぎます。そしてこのミルクフォーマーをしっかりと奥まで入れます。電源を入れて容器を傾けてだいたい1分程度泡立てましょう。最後にトントンと机などにマグカップを叩きつけて泡を潰すと、より泡の濃密度が高まります。
100円ミルクフォーマーでラテアートの作り方
まずはクリーミーにフォーマーで泡立てていきます。そしてエスプレッソを抽出したコップに注ぎます。注ぐ時は上から注ぎ、徐々に近づけて行くのがコツです。これだけでもハートを作ることができますが、爪楊枝などを器用に使ってエッチングを用いたラテアートの作り方もおすすめです。簡単にいろいろな絵柄を試すことができますよ。
初心者でも簡単なハートラテアートの作り方
ラテアートの上手な作り方は、ミルクフォームをいかに工夫して注ぐかにかかっています。まずはハートのラテアートの作り方をご紹介します。
ハートのラテアートの作り方
エスプレッソの入ったカップをまず傾け、ミルクが入ったピッチャーと距離を縮めます。そしてカップの中央からミルクを注ぎ始めましょう。液面のエスプレッソの割合を維持しながら注ぐように心がけましょう。維持させながら、ミルクを全体になじませるように注ぎましょう。カップの3分の1くらい注いだら一旦注ぎ終えましょう。
再び注ぎ始めますが、今度はカップの中央よりやや手前の飲み口付近から注ぎ始めましょう。丸い模様が浮かび上がってきたらピッチャーの底をどんどん上に上げていきましょう。そしてミルクフォームの残りを使って、この浮かび上がった丸の真ん中を断つように反対のカップの飲み口に向かって注ぎましょう。丸い模様をはみ出すまでミルクフォームを注いで行くとハートのラテアートの完成です!
初心者でも簡単なリーフラテアートの作り方
リーフのラテアートの作り方はフォームミルクの注ぎ方が要です。マグカップとピッチャーを離して注ぎ、近づけていきます。高い位置の時は中心に注ぎ、低い位置の時は左右にピッチャーを揺らしながら模様を描きます。模様が浮かび上がってきたら軽く左右にピッチャーを揺らし続けましょう。そして徐々に手前に揺らしながら引いていきます。
外側の最初に作り上げた模様が内側に入り組んできたら、どんどんカップもピッチャーも、傾け度合いを垂直に戻していきます。手前まで完全にピッチャーを引いてカップの飲み口付近まで引けたら、高い位置にピッチャーを再び持っていきます。そして描いてきた模様の真ん中を切るように奥にミルクフォームを注ぎましょう。逆の飲み口付近まで注ぎ終われば綺麗なリーフが描かれたラテアートの完成です!
バリエーション豊富なラテアートの作り方
3段チューリップラテアートの作り方
3段になったチューリップの可愛いラテアートの作り方をご紹介します。ハートやリーフ同様にカップを傾けてピッチャーのミルクを注いでいきます。そして丸を描くように丁寧にフォームミルクを注ぎます。描くときはピッチャーを降らないように注意が必要です。
丸が浮かべば注ぐのをやめ、また注いで丸を作っていきます。これを合計3回繰り返すと大きさの違う丸ににた形が3つできます。そして最後の丸を置くように注いだら、カップの反対側に向かってフォームミルクを注ぎ、丸を断ちましょう。3段チューリップのラテアートの完成です!
3Dラテアートの作り方
3Dラテアートは、フォームミルクをさらにもこもこに仕上げて描く手法です。まるでマシュマロが浮かんでいるかのようなドリンクですよね!
✨✨かわいい3Dラテアート pic.twitter.com/cp0eNu5EGr
— 激ウマ料理 (@gekiuma_d) February 15, 2018
3Dラテアートを作る時はいつもより多めの牛乳が必要になります。かなり濃密な泡を使う必要があるので、泡立てる時間も長くするのがポイントです。フォームミルクを作ると液体と泡が分離します。3Dラテアートでは、この泡だけを利用します。小さめのスプーンと長めのスプーンを器用に使用して、クマの形を作って、チョコレートソースで目や顔のパーツを描いて完成です!

作り方とコツを知ってラテアートに挑戦しよう
友人や家族にラテアートを描いたドリンクを提供したり、恋人にとびきりのいっぱいを注いであげたり、あなたの愛をラテアートで表現してみませんか?作り方やコツさえ知っていれば簡単に初心者でも作ることができるラテアートは、どこでもカフェ気分を味わえるのでおすすめです。材料と機械を揃えて、これをきっかけに素敵なラテアートを作り出してみませんか?
最初はやりやすい3.5%以上の乳成分の牛乳を使ってやったり、深煎り豆を選んだりと、初心者向けの材料を使うのが無難ですが、慣れてくれば豆乳や低脂肪牛乳を使ってみてアレンジを加えましょう。何度かチャレンジするうちにだんだんとコツを掴んで、作り方にもバリエーションが広がってきます。自分なりの素敵なラテアートの作り方を模索してみてくださいね!
