新玉ねぎの旬の時期はいつ?産地ごとの特徴や選び方を解説!

玉ねぎには様々な種類がありますが、その中でも短い時期にだけ存在する新玉ねぎという品種をご存知でしょうか。水分が多く甘味が強いので生のまま食べられる新玉ねぎですが、産地や時期でその特徴は異なってくるので美味しい新玉ねぎの選び方や特徴などを勉強してみましょう。

目次

  1. 新玉ねぎとは
  2. 玉ねぎの歴史
  3. 普通の玉ねぎと新玉ねぎの違いとは
  4. 玉ねぎの種類
  5. 涙が出ない玉ねぎがある?
  6. 新玉ねぎの栄養価
  7. 新玉ねぎの旬の時期
  8. 玉ねぎの有名な産地
  9. 旬の時期に購入できる新玉ねぎの選び方
  10. 旬の時期の新玉ねぎを食べるといいことがある?
  11. 玉ねぎの保存方法や時期はどのくらい?
  12. 新玉ねぎの美味しい食べ方
  13. 丸ごと使っても美味しい新玉ねぎ
  14. 新玉ねぎは冷凍してもいいの?
  15. 新玉ねぎを使ったレシピを紹介!
  16. 新玉ねぎを使ってアレンジ料理に挑戦!
  17. 新玉ねぎの美味しい時期を選んで楽しもう!

新玉ねぎとは

玉ねぎはスーパーや八百屋さんなど色々な所で見かけることの多い野菜です。カレーや肉じゃがなど煮込んだ料理に使われていたり生のままサラダに使用したりと使い道は様々ですが春頃になると新玉ねぎと呼ばれているものが店頭に並べられるので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。そんな新玉ねぎの知識や旬の美味しい時期の食べ方などの情報を見ていってみましょう。

玉ねぎは野菜なので国内だけでなくもちろん外国でも多くの品種が販売されています。ホワイトオニオンやレッドオニオンなどは日本でも売られているので目にする機会も多いのではないでしょうか。イエローオニオンと呼ばれているものは日本の玉ねぎに味や食感などが近く煮込み料理に使っても美味しく食べることができるといわれ、エシャロットという品種はヨーロッパ産の玉ねぎなのです。

玉ねぎの歴史

玉ねぎは中央アジアが原産国となっていますが玉ねぎの存在していた時期を調べると古代エジプトでも食べられていたことが分かりました。当時のピラミッド建設の際に多くの人が働き暑く体力が落ちやすい地域のためスタミナを補う為に使われていたとされています。

その後日本にはアメリカから伝わった玉ねぎは主に北海道で栽培され春頃だけではなく秋などの涼しい時期に見作ることができると分かり、そこから大量生産されていき現在のように一年中買うことができる玉ねぎへと繋がっていったとされています。

普通の玉ねぎと新玉ねぎの違いとは

玉ねぎは一年中手に入りやすい野菜なので旬の時期などを気にして購入されている方はあまりいないのではないでしょうか。新じゃがのように収穫される時期がはやいから新玉ねぎと呼ばれていると思っている方が多いのですが、実は玉ねぎと新玉ねぎは品種の違う野菜なのです。

玉ねぎの品種には日本にあるだけでもおよそ4種類ほどが流通し、黄玉ねぎ類に白玉ねぎ類に紫玉ねぎ類と分けられていてひとまわり小さいものは小玉ねぎ類と呼ばれています。さらにそこから甘味と辛味という二つのグループになり切っていると涙が止まらなくなるのが辛味に分類される玉ねぎなのです。

玉ねぎと新玉ねぎの収穫時期は違う

通常の玉ねぎは黄玉ねぎのことをいい、新玉ねぎと呼ばれるのは白玉ねぎを収穫したもののことを指しています。普通の玉ねぎは3月~9月頃に収穫し乾燥させてから販売されていますが、新玉ねぎは4月~5月頃の春の時期に十分に育った白玉ねぎを収穫して乾燥させずに市場に出回ります。

玉ねぎの種類

1年中スーパーなどで簡単に買うことが出来る玉ねぎですが、お店で売られているものには外国産もあり、国産だけでも様々な種類があります。適している調理法なども違うのでそれぞれの特徴と一緒に見ていきましょう。

お店でよく見る品種は時期を問わずに買える

1番メジャーなのは黄玉ねぎと呼ばれ店頭に多く並べられている品種です。皮が付いていて収穫後に乾燥させているので保存も長い期間置いておくことが出来るしどんな料理にも合うのでとても使いやすく美味しいです。玉ねぎの選び方に迷ってらとりあえずこれを選べば間違いはないというほど一般的な玉ねぎとなっています。

甘味の強い白玉ねぎは春の時期におすすめ

新玉ねぎとして使われる白玉ねぎは辛味よりも甘味が強く出る品種です。水分を多く含み生でも食べやすいのでサラダなどにしてそのまま食べることができます。春の寒さが和らいできた旬の時期にぜひ食べたい品種ですね。

赤玉ねぎは夏の時期に沢山収穫される

赤玉ねぎは表面の皮が赤く、切ると円状に中も赤い色を残した見た目にとても特徴がある品種です。紫玉ねぎやレッドオニオンとも呼ばれこの品種も辛味より甘味が強く出るのでサラダなどに向いています。紫色にはアントシアニンという成分が含まれとても抗酸化作用が強いので体の中から錆を防止してくれます。

フルーツ玉ねぎは4月頃が出荷時期

淡路島が産地の一風変わった玉ねぎとしてフルーツ玉ねぎという品種があります。食べるととても柔らかく水分もたっぷりで辛味がほとんどないのが特徴的です。生のままで食べることができるので1度試してみてはいかがでしょうか。

小さい品種も時期に関係なく楽しめる

ペコロスと呼ばれる3~4cmのとても小ぶりな玉ねぎがあります。旬の時期は普通の玉ねぎと同じで非常に甘いので煮込み料理などに適しています。選び方も玉ねぎと同じで皮が乾燥していて傷がなく、持った時に重いと感じるものを購入することが大事です。

涙が出ない玉ねぎがある?

玉ねぎを切った時に涙が出るのは硫化アリルのせいですが、この成分を根本的に抑えることに成功した品種がスマイルボールと呼ばれる玉ねぎです。水にさらす必要もなく小さめなのでそのまま食べる事が可能です。スマイルの名の通り辛味をほとんど感じることなく玉ねぎ本来の美味しい甘味を感じることができるでしょう。

地域によっては入手しずらい可能性もあるので、そういった場合は通信販売などを利用しましょう。自分の目で見れないので選び方は販売先に任せる形になりますが、悪い品が届くことはあまりないので積極的に活用してみましょう。

新玉ねぎの栄養価

玉ねぎというと調理の際に切ると涙が出て止まらなくなるイメージが強いですが、実はこの辛味成分には私達の体にとてもいい効果を与えてくれる成分が含まれているのです。硫化アリルとよばれているこの成分は加熱することで別の物質へと変化する性質を持ち、水の中にも簡単に溶け出しとても揮発性が高いのが特徴です。

硫化アリルを体の中に取り入れると消化液の分泌が促され消化能力が上がり新陳代謝を活発にしてくれます。これにより体を巡る血液がサラサラになるので糖尿病や高血圧の予防に効果的とされ積極的に摂りたい野菜のひとつであるといわれています。さらに肉や魚と一緒に調理すると臭みを取り除いてくれる効果も期待できるのです。

新玉ねぎの旬の時期

普通の玉ねぎは旬とされる時期は特に決まりがなく通年手に入る野菜ですが新玉ねぎの旬は4月~5月の春の暖かい時期となっています。この時期にしか手に入らないので新玉ねぎを購入したいという方は旬の時期を忘れないようチェックしておかないと見逃がしやすくなってしまいます。

新玉ねぎは通常白玉ねぎという品種のものですが、実は夏に旬の時期を迎える玉ねぎも存在しています。その玉ねぎは赤玉ねぎの品種で湘南レッドという名前が付けられていて中身も赤紫色をしているのが特徴的です。生食用なので主にサラダなどにして食べることが多く煮込み料理などにはあまり向きません。

玉ねぎの有名な産地

玉ねぎの主な産地は北海道が有名です。国内の玉ねぎの6割が北海道で栽培されたものでここから各地の店舗などへ広がっていきます。9月~10月にかけて収穫され貯蔵しておく分を除いて残りは出荷に回され収穫と同じ時期の9月~翌年の4月頃まで続けられるようです。

北海道に続いて生産が多い産地は佐賀県と愛知県です。4月~6月や7月頃に収穫され丁度北海道から出荷されている玉ねぎが少なくなってくる時期と重なるためこのような地域で作られている玉ねぎもとても大事な役割があるのがわかります。

新玉ねぎは旬の時期に静岡県から始まる

新玉ねぎの産地としてだけではなく、旬の時期に1番早く出荷されるのは静岡県です。1月上旬のとても寒い時期に出荷が始まりそこから熊本県や愛知県などへと広がりこの作業は6月頃まで続けられていきます。

旬の時期に購入できる新玉ねぎの選び方

新玉ねぎはそれぞれの産地で収穫した後に乾燥させずに出荷されるので傷が付きやすくなっていることが多いです。通常の玉ねぎの場合は出荷時に乾燥させているのでそれほど気にすることなく購入することができますが、新玉ねぎはキチンとチェックして買わないと後から腐っていたなどトラブルに繋がりやすいので選び方に気を付けて美味しい新玉ねぎをゲットしましょう。

新玉ねぎの選び方は産地のチェックも大事ですが、まずできるだけ丸い形をしていて持った時ズッシリと重いものを選びましょう。楕円形だと痛みが早いといわれていてあまりおすすめできません。表面の皮がキチンと乾燥していて触った時にぐにゃっとせず硬いかどうかも厳重にチェックするのが美味しい新玉ねぎの選び方です。

旬の時期の新玉ねぎを食べるといいことがある?

新玉ねぎは普通の玉ねぎと違い食感がとてもみずみずしいのが特徴的です。しかし食べた時の硬さや味だけで特に変わりがないのではないかと考える方は多いのではないでしょうか。わざわざ短い旬の時期を狙って食べるなんて面倒なだけだと思ってしまいがちですが、新玉ねぎにはこの旬の時期をチェックして食べるだけの価値があるのです。

玉ねぎに含まれる硫化アリルは体にいい成分ではあるのですが熱にとても弱いので煮込み料理などに使ってしまうと栄養が溶け出し揮発性も高いことから食べる頃にはほとんど残っていません。そこで生食として使える新玉ねぎに変えることでサラダなど冷たい状態でも沢山食べることが可能になり、栄養成分を破壊することなく丸ごと摂取することができるので選び方に気を付けて美味しい新玉ねぎを食べてみてはいかがでしょうか。

玉ねぎの保存方法や時期はどのくらい?

北海道などの産地から出荷された普通の玉ねぎの保存方法は風通しのよい冷暗所に置いておけばすでに乾燥しているので持ちも長くそれほど気を付けるポイントはありませんが、水分の多い新玉ねぎを同じ様に保存するとすぐに腐ってしまいます。せっかく美味しい玉ねぎの選び方を実践したのに無駄になってしまっては悲しいですよね。そこで新玉ねぎの上手な保存方法をご紹介します!

まず新聞紙をクシャクシャに丸めたもので新玉ねぎを包みますが、これはクッションの役割をしてくれ新玉ねぎがぶつかって傷が出来るのを防いでくれるのです。包んだ新玉ねぎをそのまま野菜室などに入れれば保存はバッチリですが、できれば表面が触れない様に吊るしておいた方が傷も付きにくく腐りにくいのでスペースに余裕がある方は紐などで吊って地面から離しておくのがおすすめです。

新玉ねぎの食べられる時期は短い

水分が多い新玉ねぎは冷蔵庫で保存した場合は3日~4日ほどしか持ちません。そのまま置いておくとさらにその期間は短くなりすぐに腐ってしまうことが多いので、少しでも長持ちさせたい場合は吊るしておくと1週間ほど保存期間が延びるので新玉ねぎは吊るして保存するのが最も適しています。

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新玉ねぎの美味しい食べ方

新玉ねぎは旬の時期に静岡県や愛知県などの産地で収穫され、新鮮な状態で出荷されてくるので水分を多く含み柔らかく甘味があります。玉ねぎは煮込み料理にとても合う野菜なのですが新玉ねぎは火を通しすぎると崩れやすくなってしまうのであまりおすすめできません。

旬の新玉ねぎの美味しさを十分に味わうにはやはり火を使わない料理に使うのが適しています。サラダやマリネなどは切った後にそのまま食べる事ができますし、水分が多く実が柔らかいことを利用してドレッシングにしたり思い切ってオニオンスープなどを作ってしまうなど方法は色々あります。

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丸ごと使っても美味しい新玉ねぎ

柔らかい新玉ねぎは丸ごと使ったレシピに挑戦するのも旬の時期を楽しむひとつの方法です。中にひき肉や野菜を細かく切ったものを詰めて煮込むと疲れている時などに体に優しいスープが出来上がります。噛む力も少なくて済むので風邪を引いている時にもおすすめの料理です。

カレーに玉ねぎを入れる家庭は多いと思いますが、思い切って新玉ねぎを丸ごと一緒に煮こんでも玉ねぎの甘みが広がる美味しいカレーが出来上がります。じゃがいもも同じように丸ごと使ったりすれば贅沢な味わいを楽しむことができるでしょう。

変わり種としておでんの具に丸ごと新玉ねぎを入れてみても出汁が染み込んだ美味しいおでんが食べられます。不足する野菜も沢山摂ることができるので1度は試してみてはいかがでしょうか。

新玉ねぎは冷凍してもいいの?

玉ねぎは生のままでも調理した後でも冷凍保存しておくことができます。みじん切りにしたものやスライスした状態なら空気を入れない様に密閉容器に詰めて冷凍庫に置けば大丈夫です。炒めた状態でもいいですし、あめ色になったものでも同じように保存しておけるので、料理の時短に役立ちます。

新玉ねぎの旬の時期に沢山買っておきたい

新玉ねぎは普通の玉ねぎに比べて腐るのがはやいので購入した後はできるだけ早く使い切りたいところですが、沢山買って保存しておきたいという場合もありますよね。そのような時も冷凍保存すると通常よりも長持ちさせることができるのでぜひ試してみましょう。

新玉ねぎを使ったレシピを紹介!

生で食べるのに向いている新玉ねぎを使ってポテトサラダにするとシャキシャキとした食感も味わうことができてとても美味しいのでおすすめなレシピです。産地やいい玉ねぎの選び方が分かれば様々な料理にチャレンジするのが楽しくなりますね。

玉ねぎを使ったレシピで有名なのはオニオングラタンスープですね。あめ色になるまで玉ねぎを炒め塩コショウで味を調えます。耐熱容器に玉ねぎを入れ上に薄く切ったフランスパンとチーズを乗せてオーブンで焼けば完成です。新玉ねぎの優しい甘さで体の中からじんわりと温めてくれるので寒い時期にピッタリです。

使い道のなさそうな玉ねぎの茶色い皮を使ってお茶を作ることができます。よく洗った皮を天日干しにし1週間ほど乾燥させてから使い、煮出して皮からエキスが十分に染み出たら完成です。血液をサラサラにして動脈硬化などを防ぐ効果があるので飲んでみてはいかがでしょうか。

新玉ねぎを使ってアレンジ料理に挑戦!

旬の時期の美味しい新玉ねぎの選び方は簡単に見分けることができるので、その玉ねぎを使ってアレンジレシピに挑戦してみましょう。生食として使える新玉ねぎですがお酢に漬けてピクルスを作るという方法もあります。薄くスライスした玉ねぎを蓋が閉まる容器に詰め、全体が沈むくらいのお酢を投入し冷蔵庫で一晩ほど寝かせたら完成です。2週間ほど保存がきくので常備野菜にぴったりですね。

新玉ねぎの甘さを利用してフライにしてみるのはいかがでしょうか。半分に切った玉ねぎを水を加えてといた小麦粉にくぐらせパン粉をまぶします。その後油でキツネ色になるまで揚げれば出来上がりますが、玉ねぎの中にチーズなど様々な食材を入れて揚げるのもおすすめですよ。

見た目がお好み焼きそっくりの玉ねぎを使ったレシピもあります。お好み焼き用の粉に卵を入れ生地を作ります。その中にひき肉と好みの薄さにカットした玉ねぎを加え混ぜ終えたらフライパンなどに油をひいて両面をこんがり焼いていきます。焼き上がったらお皿に乗せ上からお好み焼きソースやマヨネーズなどをトッピングすれば玉ねぎの甘みを感じるお好み焼き風の料理が完成です。

新玉ねぎの美味しい時期を選んで楽しもう!

玉ねぎには産地や旬の時期によって選び方が沢山ありますし、食べることで血液をサラサラにしてくれる私達の生活には欠かすことができない食材です。北海道などの有名な産地の玉ねぎだけでなく、淡路島などの限定の品種なども存在するのが興味深いですね。

新玉ねぎにも静岡だけでなく熊本や愛知などの様々な産地があり、美味しい新玉ねぎの選び方を知っているとお店で自分に合ったものを探す楽しみも生まれます。サラダなどの生食だけでなく揚げたり焼いたりとレシピも沢山あるので、新玉ねぎの旬の時期にはぜひ購入して色々な料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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