部屋の湿度の理想は?上げる&下げる方法を知って最適に管理
部屋の湿度は健康やお肌にさまざまな影響を与えます。理想的な部屋の湿度を管理することで、夏の暑い日や冬の寒い日でも快適に過ごせるようになるんですよ。そこで今回は部屋の湿度を上手に上げる方法や下げる方法をご紹介します。湿度の上手な管理方法で最適に管理しましょう!
目次
部屋の湿度を最適に管理する方法をご紹介!
部屋の湿度の高い低いによって、快適に感じたり不快に感じたりします。湿度によって実際の室温よりも涼しく感じたり、逆に暖かく感じたりもするので、部屋の湿度管理は室内で快適に過ごすためにはとても重要なことなんです。でも部屋の温度ならともかく、湿度を最適に管理するのはとても難しく感じる方も多いのではないでしょうか?
部屋の温度はエアコンなどの空調機器が自動で判断してくれるのでわかりやすいですが、部屋に湿度計を置いている方はそれほど多くないでしょう。ですが、湿度を管理して最適にすることは、美肌や健康に欠かせないので、これまで部屋の湿度をあまり意識したことがないという方も、意識してみると良いでしょう。今回は、部屋の湿度を最適に管理し、快適に過ごす方法をご紹介します。
湿度とは
そもそも湿度とは何なのでしょうか?湿度は空気中に含まれている、水蒸気などの水分量を示すものです。湿度は同じ場所でも、季節や時間帯によって変わってきます。湿度が高い日本ですが、湿度が高くなるのは梅雨の時期や夏場で、冬場はグンと湿度が下がってしまいます。
一口に湿度といっても実は「相対湿度」と「絶対湿度」という2種類に分けられます。相対湿度はある温度による空気中に含まれる水蒸気の上限に対して、どのくらいの水蒸気が含まれているかを示すもので、絶対湿度は1kg中の空気中に含まれる水蒸気の量を示すものです。一般的に湿度といえば、相対湿度のことを指します。
湿度が高くなったり低くなったりすると、同じ室内の同じ温度でも感じる温度が違います。湿度が高ければ暖かく感じますし、湿度が低ければ寒く感じます。1年中快適に過ごすためには、湿度を上手に最適に管理するのがポイントです。
理想的な部屋の湿度は?
理想的な部屋の湿度は50%~60%です。ところが、平均的な一般住宅の湿度は、30%~80%です。ちょっと理想的な湿度とはいえませんね。1年を通して部屋の湿度が50%~60%になるように、湿度を上げる・下げるといった方法をとるようにしましょう。湿度を上げる・下げるといった方法は、特別な家電は必要なく、身の回りにあるもので十分対応ができますよ。
50%~60%というのが、理想的な部屋の湿度ですが、女性にとっての理想の部屋の湿度は60%です。お肌が乾燥するとシワやシミ、肌荒れといった肌トラブルの原因になります。梅雨時期や夏場は確かに湿度が高いですが、室内でエアコンを使っていると湿度が高くなる季節でも、室内の空気は乾燥しています。美肌に最適な湿度60%を意識して美肌をキープしましょう。
理想的な部屋の湿度を保たないとダメな理由
理想的な部屋の湿度は50%~60%で、女性にとって理想的な部屋の湿度は60%です。この理想的な部屋の湿度を保たないとダメな理由があります。まず、肌や体に与える影響としては、部屋の湿度が40%を下回ると、お肌や目、そして喉の乾燥を感じるようになります。
昨日先輩に「この部屋乾燥してるよね。お肌ガサガサ。あ、あなたもでしょ?目の下シワシワだよ❗」
— haru (@harunoumi39) February 6, 2018
て……💧 お水ガブガブのんで化粧水バシバシつけて身も心も水から水水しく水も滴るナントカ…ムリカ😝水曜日 ファイト👍 pic.twitter.com/QvHV6qvb7f
お肌の乾燥はシワやシミ、毛穴の開きの原因になり、メイクのノリも悪くなってしまいます。また目が乾燥することで充血したり、痛みを感じたり、ドライアイの原因になります。そして喉などの粘膜が乾燥することで、ウイルスに対する免疫が下がります。
特に湿度が下がって乾燥しやすい冬になると、風邪だけではなくインフルエンザが大流行しますが、インフルエンザウイルスは気温と湿度が低い環境で活発になるので、喉などの粘膜が乾燥していると感染しやすくなります。
湿度が下がることでも健康や美容に影響がありますが、逆に湿度が上がりすぎることも良くありません。部屋の湿度が60%を超えると、カビやダニが発生しやすくなります。そのため、加湿のし過ぎも良くないんです。湿度は50%~60%になるように、上げる・下げるといった管理をすることが大切です。
湿度を上げたり下げたりすると快適な部屋に!
同じ室温でも湿度を上げたり下げたりするだけで、快適に過ごせます。例えば気温や湿度が高くなる夏場ですが、外気温が高くなると当然部屋の温度も上がりますよね。そんなときは、湿度を下げることで実際の室温よりも涼しく感じることができるようになります。
逆に気温も湿度も低くなる冬場ですが、夏場と同じように湿度を上げることで実際の室温よりも温かく感じることができるようになります。冬場は部屋の空気を温めるためにどうしても電気代が高くなってしまいますが、湿度を上げると室温設定を高くしなくても温かく感じるので、暖房費の節約もできますよ。
湿度計を置くベストな部屋の位置は?
ついに #湿度計 が導入された!\(^o^)/
— 岩崎 仁 (@mushikabu) February 13, 2018
乾燥してるとか分かりやすくて良い! pic.twitter.com/CpOMtABCw8
部屋の湿度を最適に管理するには、湿度計を使うのがおすすめです。湿度計は部屋のどこに置いても良いというわけではありません。きちんとした部屋の湿度をはかるには置き場所も重要です。湿度計を置くベストな部屋の位置ですが、「直射日光が当たらないこと」、「エアコンなどの冷暖房器具の近くに置かないこと」、「加湿器の近くに置かないこと」です。
直射日光が当たったり、冷暖房器具や加湿器の近くだと、その部屋の正確な湿度をはかることができません。そしてこれらを避けうえで、置く高さも重要です。床から1.5mくらいの高さに置いてください。ちょうどいい高さの棚などがない場合は、壁掛け用の湿度計を取りつけましょう。
湿度計を置く予定がない場合は、正確な湿度をはかることはできませんが、グラスに氷水を入れてその水滴ができる状態で、部屋の乾燥具合を知ることができますよ。氷水を入れて2分~3分くらいで水滴ができていれば良いですが、そうでない場合は部屋の空気が乾燥しているということになります。
身近なものでできる部屋の湿度を上げる方法
洗濯物を部屋干しする
部屋の湿度を上げるのは、加湿器を使う以外にもいろいろな方法があります。まずは洗濯物の部屋干しです。湿った衣類を室内に干すことで、室内の湿度が上がります。洗濯物の室内干しは、紫外線によって生地を傷めない、柔軟剤の効果が発揮される、花粉やPM2.5などの付着を防げるといったメリットもありますよ。
霧吹きを使う
霧吹きを使うのも部屋の湿度を上げるのに効果的です。水の中にお好みのアロマオイルなどを数滴たらすと、湿度を上げるだけなく、良い香りに包まれてリラックス効果も!家電などに直接吹き付けると故障の原因になりますので、注意しましょう。
観葉植物を置く
観葉植物をインテリアに取り入れている方も多いですが、観葉植物は水やりをすると葉っぱから水分を放出し続けます。葉っぱの大きな観葉植物を置くと、加湿器代わりにもなりますよ。

簡単にできる部屋の湿度を下げる方法
エアコンの除湿・ドライ機能を使う
梅雨時期や夏場など、部屋の湿度を下げるのにおすすめの方法は、エアコンの除湿やドライ機能です。エアコンの除湿やドライ機能は、室温を下げずに部屋の中の湿気だけを取り除いてくれる機能なので、温度を下げ過ぎて体が冷えてしまうことを防ぐこともできます。
除湿器を使う
洗濯物の部屋干しをするときに使われることが多い除湿器ですが、部屋の湿度を下げるのにも効果がありますよ。除湿器は電気代が高くなりがちなのが難点ですが、コンプレッサー式の除湿器なら電気代が抑えられますよ。
換気する
道具もお金もかけずに部屋の湿度を下げるなら換気が1番です。「湿度が高い時期に窓を開けて換気しても意味がないのでは?」と思われがちですが、室外よりも室内の方が湿度が高くなりがちなので、窓を開けて換気をすればちゃんと湿度を下げることができますよ。窓は2ヵ所以上開けて空気の流れを作りましょう。
部屋の湿度を最適に管理して快適に過ごそう!
部屋を理想的な湿度に保つことは、健康やお肌、そしてダニやカビから守るためにも大切なことです。乾燥m良くありませんが加湿のし過ぎもいけません。湿度計などを置いて部屋の湿度を最適に管理し、快適に過ごしましょう!