寝る前に音楽を聴いてリラックス効果!おすすめのジャンルは何?
寝たいのになぜか妙に目が冴えてしまって眠れず、気がづけば布団の中で何時間も経っていたという経験はありますか?気持ちのいい入眠方法として寝る前に音楽を聴くことがおすすめです。リラックス効果のある音楽を寝る前に聴いてゆったりと眠りに就きましょう。
目次
なぜ眠れないの?
1日疲れてベッドに入ったのに、なかなか眠れなくて何時間もごろごろしてしまった経験はありませんか?眠ろうとすればするほどよけいに目が冴えてしまって、ますます眠れなくなってしまい、困ることもありますよね。
そんなときの脳は、眠ろうとする意識とは反対にまだ活発に活動している状態にあります。そのため、眠ろうとしてもなかなか寝られないという状態になってしまうのです。そんな脳をリラックス状態にし、快適な睡眠を手に入れるためには、寝る前に音楽を聴くことが良いとされています。今回は寝る前に聴くおすすめの音楽についてご紹介します。

α波の脳波で快適な睡眠導入

まず、快適な睡眠と脳波の関係についてすこしご説明します。α波という言葉はきっとどこかで聞いたことがあることでしょう。人の脳は電気信号で情報をやり取りしていますが、その電気信号、いわゆる脳波は周波数によって5つに分類されます。
デルタ波は深い睡眠の状態、シータ波はうとうとしている状態、アルファ波はリラックスしている状態、ベータ波は通常の活動状態、ガンマ波は興奮している状態の5つです。なかなか寝付けないという時には、寝る前の脳波がこのベータ波の状態のままなのです。寝る前にアルファ波からデルタ波へかけての脳波にもっていければ、快適に入眠できると考えられています。
寝る前には音楽を聴くことがおすすめ
寝る前に脳をリラックス状態に持っていけば良いのですが、その方法はいくつかあります。なかでも有名なのが、音楽を聴くことです。リラクゼーション効果のある音楽を寝る前に聴くことにより、脳にアルファ波を流してリラックス状態に持っていくことができるのです。
どのくらいの時間音楽を聴けばいいの?
やばい、寝れない
— りんたろ🐳💭4/18横アリ参戦 (@rin_rin_0327) April 6, 2015
音楽聞いてるのに
眠気が全然こないよ
ただただひたすらに音楽を聴けばいいというわけではありません。音楽をずっと聴いていると、リラクゼーション効果のある音楽を聴いても、逆効果になってしまう場合もあるのです。時間にしておよそ30分~1時間ほどが最適とされています。インターネット上で安眠におすすめの音楽を検索すると、だいたいこの時間帯の音楽がヒットするのはそんな理由もあるのかもしれませんね。
寝る前に聞く音楽に最適なのは
寝る前に聴く音楽は、好きなものならなんでもいいというわけではありません。アップテンポな音楽や、ビートが激しい音楽などは、脳をリラックス状態にもっていくのは難しいと考えられます。脳にα波を流さなければいけないので、寝る前に聴く音楽はリラックス効果がある音楽の方が最適と言えるでしょう。そんなリラックス効果のある寝る前に聴くおすすめの音楽のジャンルをいくつかご紹介します。

リラックス効果絶大
寝る前におすすめの音楽:ヒーリング
マッサージ店やヨガをする時などによく流れている音楽は、ゆったりとした気分にさせてくれ、まさにリラックス効果抜群と言えます。ヒーリングミュージックというジャンルにカテゴライズされる音楽は歌が入っていないため、歌詞に集中してしまわずに、脳をリラックス状態にもっていくことができます。
ヒーリングミュージックにはほかにも、疲労回復や自律神経の安定を促す効果もあることがわかっています。なかでもこの音楽に入っている水のせせらぎ音が、脳をリラックス状態に持って行ってくれる効果があります。
このように深い呼吸を促してくれるような、ゆったりとした一定のテンポの音楽が、寝る前にはおすすめの音楽です。
定番の音楽でリラクゼーション
寝る前におすすめの音楽:クラシック
クラシックが寝る前におすすめのジャンルであるという話はよく聞きますよね。なかでもおすすめの1曲をご紹介します。
この曲は、バッハが作曲した「ゴールドベルク変奏曲」という曲です。この曲は当時、不眠症に悩まされていたカイザーリング伯爵のために書かれた曲だといわれています。この逸話を知ると、この音楽を聴くと眠れそうな気がしてきますね。

ほかに寝る前に聴くおすすめのクラシックは、モーツァルトの音楽です。モーツァルトの音楽にはα波を促してくれる作用がある音楽として有名です。胎教に良いとされる音楽もモーツァルトの音楽が多いのも、その理由のひとつです。
なかでもこの「ヴァイオリン協奏曲第4番K.218」の第3楽章に、小川のせせらぎに近い周波数が盛り込まれているといわれています。リラクゼーション効果が多く期待できます。
クラシックは聴いたことがあるという音楽も多いでしょう。適度に耳慣れたメロディは特にあまり集中することなく、聞き流すことができるため、寝る前に聴く音楽としてはおすすめのジャンルといえます。
馴染みの曲で癒しの時間
寝る前におすすめの音楽:洋楽
これまでは歌が入っていないジャンルの音楽を紹介してきましたが、歌が入っていてもリラックス効果が得られる音楽もご紹介しましょう。邦楽と違って洋楽は歌詞が日本語ではないため、歌詞の意味を深く考えることなく聴くことができるので、寝る前に聴いても入眠への妨げにはなりにくいのです。
世界的に有名なEnya(エンヤ)は、アイルランドの音楽家です。Enyaの声には、人としては珍しい1/f揺らぎという周波数が含まれているそうです。1/f揺らぎとは、ロウソクの火や、木漏れ日、月の光、電車の揺れや、小川のせせらぎ、小鳥のさえずりなど、自然界にあふれる不規則な揺らぎのことです。
この予測できる規則的な音でありながらも、不規則的なものが調和した状態が「1/fゆらぎ」です。聞いているとなんだかリラックスしてきて落ち着いた状態になるのです。この1/fゆらぎを含んだEnyaの声は寝る前に聴く音楽として、おすすめなのです。
いかにもリラクゼーションミュージック、という音楽だけではなく、ポップスでもリラックス効果のある音楽はたくさんあります。ここでご紹介するのは、テレビCMでたびたび耳にするColdplay(コールドプレイ)の「Up In Flames」という曲です。
ロックバンドであるColdplayですが、この曲は規則的に刻まれるビートがまるで心臓の音のように心地よく響き、どこかもの悲しいメロディは、心をしっとりと落ち着かせてくれるような雰囲気です。
同曲のピアノアレンジバージョンの動画もたくさんアップされているようです。さきほどの原曲はちょっとポップス過ぎる、という場合にはこのように原曲をピアノアレンジした音楽も、寝る前には良いでしょう。ポップスの音楽でも、このようにローテンポのものや、すこししっとりとしたメロディラインのものは寝る前に聴く音楽として最適です。
オシャレな夜を演出
寝る前におすすめの音楽:ジャズ
ジャズと言ってもその曲調は様々ですが、寝る前に聴く音楽としておすすめなのは、カフェやバーで流れているような、落ち着いた雰囲気のモードなジャズです。
心地よいジャズの音色は、音量を少し抑えめにすることで、よりリラックス効果が得られます。いかにも寝るぞ、というヒーリング曲よりも、オシャレでしっとりと落ち着いた雰囲気を演出して、心地よい睡眠へといざなってくれそうです。
ピアノで演奏されるジャズもまた、寝る前の音楽としては最適です。夜のバーやホテルラウンジで聴くような雰囲気ですね。とても耳に心地よく、かつ睡眠を邪魔しない程度のBGMなので、入眠には効果的といえます。
赤ちゃんにも効果あり
寝る前におすすめの音楽:オルゴール
赤ちゃんが寝るときによくおすすめされている音楽のひとつに、オルゴール曲があります。赤ちゃんはずっと眠っているイメージがりますが、実は眠気を不快に感じる時期で、眠るのが苦手な状態なんだそうです。
寝る前と早朝に息子がぐずりまくって、添い乳拒否で苦労したんだけど、息子も私も知らん間に二度寝したらしく、起きたらこんな時間。娘までまだ寝てる。息子の乳拒否ぐずりには、YouTubeで「赤ちゃん 寝る」で検索したオルゴールの曲が効いた。
— ロボ子 (@roboko96) September 30, 2015
そんな赤ちゃんが寝る前に聴いてリラックスできるのが、オルゴールです。なかでも、単調なメロディラインがずっと続いているような、複雑でない音楽が良いでしょう。
このオルゴール曲は、聴いているとだんだんと眠気を誘うようなシンプルなメロディが繰り返されます。自然と耳に入ってくるようなメロディラインなので、音楽に集中することなく訪れた眠気に自然と身をゆだねることができます。
赤ちゃんだった頃ディズニーの曲のオルゴールアレンジしたの聞いて寝てたなぁ…
— メガキリンリキ|FES (@kirinriki0101) March 1, 2018
オルゴール曲は、有名なジブリやディズニーの曲をオルゴールにアレンジしたものも数多くあるので、お気に入りのものを探して選曲するといいでしょう。
寝る前にはリラックスできる音楽を聴こう!
寝る前に聴くおすすめの音楽をいくつかご紹介しましたが、いかがでしたか?音楽とひと口にいっても、ジャンルは実に様々です。好みも人それぞれなように、リラックスできる音楽もまた、人それぞれ合うものがあるでしょう。いろいろな音楽を寝る前に聴いてみて、自分に合った音楽を探してみてくださいね。